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本日は、「スープカレー・アワード 2007-2008」の3回目。
1回目は7月11日にAランクの店を、
2回目は8月1日に特Bランクの店を紹介した。
そして本日は、「Bランクの店・その1」である。

ここで、「スープカレー・アワード 2007-2008」の
評価基準を、改めて説明しておきたい。
評価は、特A、A、特B、B、C、Dの6段階である。

A :何度でも食べに行きたい店。
   この中でも特に素晴らしい場合は「特A」とする。     

特B:味は確かで、一般的に考えて、誰にでも薦められる店。
   A評価との違いは、中毒性とハートの部分。
   B評価との違いは、安定性と確実性。

B :この店に行かないかと誘われたら、断る理由はなく、
   私自身も、「また行ってもいいな」と思える店。
   要は、普通に美味しく、とりあえず失敗はない店。

C :味に大きな問題ないが、なんとなく印象になかったり、
   味以外の点で殊更にがっかりした店。
   あるいは、味だけが少し残念な店。

D :間違いなく、もう行かない店。

さて、本日紹介するのは、Bランクの店。
たまに食べる分には、なんら問題のない店である。
なお、私の食べ物解説は、既に感じておられるだろうが、
味以外の部分が多い。
ゆえに、店紹介とは言いつつも、
その店にまつわるストーリーと思って読んでいただけると幸いである。
では、よろしくお願いします。

■スリランカ狂我国(札幌市中央区大通り西15丁目
 スリランカ狂我国/カレー

 「スリランカ・きょうわこく」と読む。
 「きょう」に、「狂」という漢字をあてたのは、
 この店と氷室狂介(元BOØWY。現在は「氷室京介」)だけだろう。

 オープンは1984年と、スープカレーの老舗中の老舗。
 ちなみに、札幌のスープカレーは、
 「スリランカ狂我国」、「木多郎」、「アジャンタ」、「マジックスパイス」
 の4店のいずれかの味がベースになって、
 アレンジしたり、オリジナリティを加えたりして、
 店が増えたと感じている。
 その意味から、スリランカ狂我国は殿堂入りしてもいい店ではある。

 2001年前後であれば、この店はAランクだった。
 現在はなぜBランクなのか。
 年々スープが薄くなっているように感じるからだ。
 私は「チキン・ベジタブル、辛さ80番」が定番だったのだが、
 7月に食べに行った時は、90番で余裕だった。
 明らかに辛さレベルが落ち、 
 結果、パンチ力は衰え、キレがなくなったような気がしている。
 
 私は、スープカレーに関して、
 辛さの限界ギリギリラインで食べるのが美味しいと思っており、
 この店は、辛くなるほどコクと旨みが増す象徴店な味だと
 思っているため、味のソフト化は残念である。 

 初めて食べた10年ほど前は、経験したことのない味と刺激に、
 店名のとおり、自我が狂うかのようだった。
 また、スパイスの香りが衣服について消えないほど強烈だった。
 それぐらい気迫を感じるカレーだったが、今はそれが希薄になった。

 酷評し過ぎた。実は、今だって美味しいことは美味しい。
 Bランクではなく、特Bランクでも良かったとも思う。
 パンチ力復活の期待を込めて、この評価にさせていただいた。
 なお、二日酔いや体調不良の時の「回復力」部門に関しては、
 アジャンタかスリランカ狂我国であることは揺るぎない。
 スリランカ狂我国/店

 
■ベンベラ・ネットワーク・カンパニー(札幌市中央区南2条西7丁目)
 ベンベラ/カレー  
 私の印象では、女性に非常に人気がある店である。

 スープカレーに狂っている知り合い女性は2人しかおらず、
 月日とともに疎遠になっているのが寂しく感じるが、

 2人とも、この店をトップ3に入れるほど、ベンベラ支持率は高い。
 事実、これまで5回くらい訪問しているが、
 いずれも女性客の方が多かった。
 しかも、27歳~34歳、いわゆる「アラスリー」世代に
 圧倒的な指示を得ているように思う。

 味は、「あっさり旨み系」といった感じで食べやすい。
 ただ、私にとっては、和風味がやや強い感じがして、
 コクとキレを欲してしまう。
 正直、自宅で作れそうな味。
 しかし、自宅で10人に食べさせたら、
 うち8人は「店を出しても成功するよ」と本気で言い、
 そのうちの1人は出資するくらいのテクニックを兼ね備えた
 カレーといえる。

 店内は狭く(10席ちょっと)、他の客との距離が近い。
 また、店内は黄色を中心に、見える色の種類が多すぎる。
 そのため、何か落ち着かない印象がある。
 アラスリー女達は、そんなところもお気に入りなのだろうか。

 なお、店は男性一人で切り盛りしているため、
 カレーができるまでが遅い。
 結果、客の回転が遅い。
 それもあってか、通りかかると行列ができていることが多い。
 土・日は時間に関係なく行列がある。
 また、平日は午後7時が「スープ切れ閉店」の微妙なライン。
 いずれにしても、札幌スープカレー屈指の人気店であることは
 間違いない。
 ベンベラ/店 

 
■ヴェロニカ(札幌市中央区宮の森1条18丁目)
 ヴェロニカ/カレー
 職場の同僚、山下MSTから教えてもらった店である。
 3か月ほど前、飲みに行く途中に、彼はこんなことを話した。
 「去年の12月に子供が生まれる前は、
   たまに嫁とスープカレー食べに行ってたんですよ。
  宮の森のジャンプ台の近くにあった店は美味しかったなあ」

 私は当然のように興味をそそられ、
 何という店なのかを聞いたが、彼は店名を思い出せない。
 ただ、奥さん(アラスリー)は覚えているという。
 そこで彼は、その場で奥さんに電話して聞いてくれた。
 しかし、酒を飲んでいるうちに、私は店名を忘れてしまい、
 翌日、再度、山下MST妻に店名を聞いてもらったきいさつがある。

 店は
宮の森のジャンプ台の近くなので、かなり山の上の方にあった。
 外観は、少し大きめの民家。
 店内は、非常にこざっぱりとしている。
 座席以外の空間が広く、バランス的に少し戸惑うほど。

 カウンター席に座ると、微妙に札幌の街を見下ろせる。
 「微妙に」としたのは、近所の建物が微妙に景色を
 さえぎっているからである。
 つまり、一望できるわけではないので過度の期待は禁物である。
 私が案内されたのはテーブル席だった。
 テーブル席から見えるのは近所の家と山である。

 眺望を楽しむには、カウンター席確保が必須である。
 よって、行くタイミングと人数が重要になってくる。


 味はやさしくマイルド。
 「オーガニック・スープカレー」と謳っているだけあって、
 ヘルシー路線のカレーなのだろう。
 ただ、「やさしくマイルド」の裏返しとして、刺激は皆無である。
 全てに何かが足りない印象を持った。
 スープカレーではなく、カレー味にしてみたスープのようである。
 
 見た目、特にスープが安っぽい感じがする。
 野菜にしても、素材を重視しているのかもしれないが、
 もう一工夫ほしいところ。
 なかでも、ジャガイモは油で揚げない方が、良さが出ると思う。
 ただ、ライス(雑穀米)は、スープに合っている。
 
 コク、深み、キレ、刺激、覚醒、潜在意識の顕在化などを
 求める方には物足りなく感じるだろうが、
 ライト感覚で、ロケーションを楽しみながら食べるのには、
 使える店だろう。
 なお、この店がBランクになった最大の功績は
 山下MST妻であることを申し添えたい。
 ヴェロニカ/店

 
■ヒロチャン(札幌市北区北13条西3丁目)
 ヒロチャン/カレー
 正式な店名は「ガンソ・トンコツ・スープカレー ヒロチャン」。

 その名のとおり、豚骨ベースのスープカレーである。
 スパイシーではないし、ラーメン・スープのように感じる部分も
 あるが、しっかりとライスとマッチするから不思議である。

 この重たさのない、まろやかなコクは、
 行き場を失ったすさんだハートを温かく迎え入れてくれるかのよう。
 そう、このカレーは「挑戦」や「パワー」などという
 アグレッシブなものではなく、「癒し」に近いかもしれない。

 つまり、エナジー注入度やトリップ度は低い反面、
 通りかかった時に、ふらっと入りたくなるような魅力がある店である。
 実際、これまで行った時は全て、
 行こうと決めて行ったわけではなく、衝動入店ばかりである。

 これまで、店内でBECK(ベック、アメリカのミュージシャン)の曲が
 流れていたことが2度あった。
 この時、BECKは飲食の時に適する音楽であることに気づき、
 私のライフシーンにおいて、BECKを聴く頻度が増えた。
 食のみならず、ライフ・プランナー的貢献までもしてもらった気がする。

 店内は狭く、他の客との感覚も狭いこと、
 また、外から店内が丸見えなのがちょっと気になるが、
 オレンジ系照明のシンプル・モダンなつくりは好感を持っている。
 店をやっているヒロチャンは、ちょっと無愛想に感じるかもしれない。
 しかし私は、なんとなく相性が合う部分がありそうな気がしている。

 最近は、豚骨ベースのスープカレーもメニューに置く店が増えた。
 しかし、この店のまろやか具合は、唯一ムーニーである。
 ヒロチャン/店

■COODOO
札幌市中央区大通東4丁目
 coodoo/カレー
 店名は「クードゥー」と読む。

 札幌ファクトリーの南側の通りに面している。
 ピカンティか、イエローか、どこかの店のテイストを感じるが、
 見た目はまるで違うし、結果的に思い浮かばず、
 クードゥーの独自性を認識する。
 スープは煮込んでいる感じがして深みがある。
 と同時にキレもあり、食後の満足度は高い。

 また、ライスはやや堅めでありなが、もっちりしており、
 トップクラスの味わいである。
 具におけるキャベツ率がちょっと高いのが気になるが、
 総合的に見て、味だけなら十分に特Bランク。

 Bランクに甘んじたのは、店員の無愛想さである。
 特にレジのところにいるメガネの女性はすごい。
 6、7年前のオープン時から同じ人だと思う。
 見た目は、いかにもスープカレー屋女性店員の
 スタンダードともいえる格好。
 Tシャツにジーンズ。
 ジーンズはストレートかスキニー。ブーツカットは絶対にはかない。
 スニーカーは、「コンバース・オールスター」、
 「バンズ・オールドスクール」、「アディダス・カントリー」の
 いずれかである確率が非常に高い。
 この3つの靴は、このタイプの女性が世界で一番似合う。
 
そして私は、この恰好に非常に弱い。
 憎たらしいことがあっても許してしまうタイプである。

 このレジ女性は、席案内、オーダー取りなど客への反応は早い。
 減った水の継ぎ足しもマメである。
 ただ、オールウェイズ無愛想である。
 店員同士ではスマイルを見せるが、
 客にはスマイルしない
(店員全員がそんな感じ)。

 そして、トップ・オブ・ザ・無愛想な場面が、
 食べ終わった後に、「お下げしていいですか」と来る時である。
 食べ終わって1分以内に下げに来る。
 尋常じゃない早さである。
 まさに、「北の国から 84夏」における、
 「まだ子供が食ってるでしょうが!」の場面を想起せずにはいられない。
 私は、このレジ女性を、スープカレー界の伊佐山ひろ子と呼んでいる。

 そんな伊佐山ぶりのせいか、
 スープカレーを食べる特別感やワクワク感が薄い。
 まるで、コンビニに入るかのように、気楽に入店してしまう。
 私は、伊佐山ぶりを、多少むかつきながらも楽しめるが、
 単にむかつくだけの方もいると思う。
 そこが特Bランクにできなかった最大のポイントである。

 ただ、繰り返しになるが、味は良い。
 また、この店の椅子やテーブル類は、
 きっと、イームズなどのデザイナーズものだと思う。
 カウンターとテーブル席の配置の仕方も、すごくバランスがいい。
 そして伊佐山。
 ぜひ機会があれば、食べ終わった後の「下げスピード」を
 体感していただきたい。
 coodoo/店
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