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6日水曜日、仕事で当別町へ行った。
当別町は、札幌の北東に隣接する人口約19,000人の町。

まさに石狩平野の真ん中に位置する田園タウンである。
用務は午前中で終わった。
本来なら、職場に戻り、午後から仕事をするところだ。

ところが私は、職場にゲット・バックしなかった。
当別町へ行く前日に、

「明日の午後はゲット・バックしないぜ、オーライ?」と上司に聞いた。
上司は、「オッケイオーライ」と言う代わりに、
休暇処理簿に印鑑を押した。
そう、午後からは休暇を取ったのだ。

が当別町にステイしようと思ったのは、
仕事の相手先の「サンジ後藤」氏や「ちゃん森」の、
「飲もうよ、飲んじゃおうよ、飲んじゃったりしようよ」という
「飲む3段活用」的なフレンドリー・オファーのせいだった。
「当別で飲む機会なんて、こんな日じゃなきゃないよな」と思った私は、
一期一会的発想と、巡り会いすれ違い的発想の中で葛藤したものの、
ステイすることを決意した。

関係者と昼食をとり、用務は終わった。

飲み会が始まる時間まで5時間近くあった。
「ちゃん森」は、午後の時間について、
「どこか案内しますか」と、カインドな言葉をくれた。
しかし私は、ちゃん森に手間をとらせてはいけないと思い、
「リーブ・ミー・アローンでオーライ」と告げ、
一人、当別タウンを歩き始めた。

まず私は、北海道医療大学を見学しに行った。
JR当別駅からの距離は約3.5キロ。
大学の建物に直結する駅もある。
しかし私は歩いて行った。
30度近い気温。田畑と民家が点在するだけの景色。
平日の真っ昼間に、そこを歩くワイシャツ姿の町外の男。
そんな不自然さが、旅気分にさせた。

北海道医療大学は、閑散とした国道275号線に忽然と現れる。
少し傾斜のあるところに、薄茶色の建物が集中していくつもあり、
車でそこを通るたび、何か異様な気がしていた。
私は、わくわくした気持ちで大学の中へ。

しかし、当たり前のことだが、夏休みのため閑散としており、
また、当たり前のことだが、どこを歩いても教室ばかりだった。
それでも、部活やサークル活動のためなのか、
学生は、それなりに見かけた。
そんな校内を私は、いつも来ているかのごとく、
当たり前のような顔をして歩いた。

ここで萎縮したら、不審者に思われる。
今こそ、当たり前のような顔をしよう。
でなければ、当たり前のような顔の仕方さえ忘れてしまう。
そんな小心者の裏返し的理由だった。


北海道医療大学駅 

結局、大学では、なんとなくぶらぶらして過ごしただけだった。

私は、JR北海道医療大学前から、当別駅を通り過ぎ、
太美(ふとみ)駅へ。
太美駅には、チョコレートのロイズが店を構えている。
ロイズといえば、生チョコ。
私は、ロイズの店員に、
「今、話題の生キャラメルありますか?」と尋ねたかった。
すると店員は、
「ああ、生キャラメルですか。結構、テレビでも紹介されて、
 かなり売れてるんですよ。って、ヨシタケの店じゃないから」と、
ノリ突っ込みをしてくれないかなと想像したが、思いとどまった。

太美駅界隈を30分散歩した後、「ふとみ銘泉」へ行った。
ふとみ銘泉は温泉施設である。
平日の大人料金は、1,100円。
ちょっと高いが、タオル・バスタオル・浴衣がセットになっている。
つまり手ぶらでオーライである。

事前に、ちゃん森が、ふとみ銘泉の割引券をくれた。
それを使えば、785円で入館できる。
ところが、その割引券には、
「有効期限:8月16日~8月31日」と記されていた。
ちゃん森から割引券をもらった時点で、それに気づいたが、
ちゃん森のハート・ウォーミングな配慮を壊したくなかった。
いきなり指摘しては、ハート・ブロークンになってしまうので、
「使えないだろうな」と思いつつ、ありがたく頂戴した。

それでも私は割引券の使用を試みた。
「有効期限じゃないんですけど、これ使えますか?」と
受付の女性に、真正面から聞いた。
ここで断られた話を、ブログのネタにしようかと
いやらしい思惑が働いたからだ。
しかし受付の女性は、「ああ、いいですよ」と、
あっさりオッケイだった。

「えっ!いいの?」という感じで拍子抜けし、
逆に戸惑ってしまった。

ふとみ銘泉の大浴場、露天風呂は4階にある。
そのため、露天風呂からは太美の町を見渡せる。
一切考えることをやめて、ただぼんやりと街を眺める。
空を見上げて、雲の行方を追い、風の先に目をやる。
時折、電車が奏でるレールの音が聞こえてくる。
すごく遠くの知らない町にいる気分になった。
当たり前に仕事をしている時間帯に、露天風呂から
太美の日常を眺めていることが非日常的な感じがして、
ボディ以上に、ハートが洗われる気がした。

夕方5時、ふとみ銘泉を出た私は、
当別町内のみ運行している「ふれあいバス」と呼ばれる
コミュニティ・バスに乗って、再びJR当別駅方面へ。
この「ふれあいバス」は、20人乗りくらいのマイクロ・バスである。
ローカル気分、旅気分が、さらに高まった。
ただ、バスの側面に、「ふれあいバス」を略したのであろう、
「ふれバ」と大きく書いてあったが、
必要のない省略に思えてしかたなかった。

信長/店 

バスを降りた私は、

当別町を代表する居酒屋「信長(ノブナガ)」へ。
約10人の皆さんと飲んだ。
初めて訪問したのは10年前。

今回で通算5回目くらいだが7年ぶりの訪問である。
ここの焼き鳥は全て美味しい。
「これぞ炭焼き」というべき正当派の本格的な味である。

信長/焼き鳥 

そして、それを凌ぐ美味しさなのが「モツ煮込み」。

とにかくスープが美味しい。
コクのある味噌味の甘みと、油のバランスが絶品で、
神がかり的な旨みが醸し出されている。
ラーメン・スープに近いところもあるが、明らかに違う。
まさに、モツ煮込みのためだけにある唯一無二のスープである。

モツ自体も最高である。
これほどテンダネスに噛みきれるモツを知らないし、
これほど臭みがなく、見事にコクを出しているモツを知らない。
これだけスープとモツが美味しいので、
コンニャクまで美味しく感じるからすごい。
極端に言えば、信長で注文する料理は「モツ煮込み」だけでも
いいくらいだ。
いや、ほんとに美味しい。
あまりに美味しすぎて、
ため息をついて困ったような顔をしてしまうくらい美味しい。


信長/モツ煮込み 

美味しく、楽しい時間が過ぎるのは早い。

結局、信長には4時間もいた。
チグリス瀬戸氏から貴重なバーベキュー情報を入手し、
冬場に酔っぱらって外で寝込んでしまい、
除雪に来た業者の人に起こされたF原(エフワラ)氏の話に笑った。
また、「当別の峰不二子」を拝見し、ハートを打ち抜かれた。

私が帰る時、JR当別駅まで皆さんが見送りに来てくれた。
ほんとに嬉しく、ありがたかった。
切符を買う前に、駅のトイレに入り、
出てくると、ちゃん山が缶コーヒーをくれた。
その後、切符を買って振り向くと、
サンジ後藤氏が缶コーヒーをくれた。
こうした「かぶり具合」もまた、スペシャル・サンクスである。

札幌からJRで40分くらいの田園タウンに1日出かけただけなのに、
遠くの町へ泊まりがけで出かけたような気持ちになった。
遠くへ行くことだけが旅ではない。
どこへ行くかではない。
どう過ごすかで、旅なんて簡単にできる。

連続ホリデーズに、どこか遠くへ出かけなきゃと焦る必要などない。
少ない荷物で、ふらっと出かければいい。
重い荷物を背負っては旅などできない。
物がないから自由になるし、
その土地にあるものでなんとかしようとする。
ただ、そう思えたのも、
当別の皆さんのハート・ウォーミングな対応があったからこそである。
ほんとに楽しく、有意義な一日だった。
ありがとうございました。

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テーマ:おいしい店紹介 - ジャンル:グルメ



















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