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11日水曜日、札幌ドームへ日ハム-巨人戦を見に行った。
その帰り道、中央区南3条東1丁目の「のれん横庁」にある、
STARMAN(スターマン)」なる店へ一人で行った。
その店は、いわゆる「バー」である。
バーに一人で行ったのは初めてである。
一人にもかかわらず行きたくなったのには理由がある。

私が留萌に住んでいた頃(H1618)、
仕事上で関わった方々の一人に、
当時、苫前町役場に勤務していた
佐々木亮(ササキ・アキラ)氏がいた。
その彼が役場を退職し、今年の4月に始めた店。
それが、「ウヰスキー酒場 BARSTARMAN」だった。

STARMAN-1

この日の午前中、ロック知人であるスミス西野氏と
久しぶりに会話をした。
UK
ロックの現状と課題や、
スミス妻とスミス妹夫婦との確執について議論した。
そんな議論の合間、スミス氏が、
「そういえば、苫前町役場にいた佐々木さん、
 
退職して、今、札幌でバーをやってるんですよ」と、
唐突に情報提供をしてきた。
スミス氏も私と同じ時期に留萌にいたため、
佐々木氏のことを知っているのだ。

さらに、バーの営業日記的なブログがあることもわかった。
昼休みは、そのブログをずっと見ていた。
2月の開店準備に始まり、4月の開店、
そして現在までの約4か月間のことが、ほぼ毎日書かれていた。

役場に勤めていた頃から、実はバーをやってみたかったこと、
2年前に心不全と脳梗塞を患い長期入院したこと、
1年前に役場を退職、その後さすらい、
今年に入って開店準備を始めたこと、
デビット・ボウイの大ファンであること、
カウンター6席のこの店が自分の最高の居場所であること、
そして、いい店にしたいという真摯な思い。

最初、スミス氏から店の存在を知らされた時は、
「そのうち行ってみよう」と思った。
しかし、ブログを読み始めると、「今月中に行こう」と思い始め、
読み終わる頃には、「今日行こう」になった。

前半で、「佐々木氏とは仕事上で関わった」と書いた。
が、実は、ほとんど会話をしたことがなかった。
すれ違う際に挨拶程度は何度もあったが、
5分以上連続して会話をしたことはなかった。

にもかかわらず、なぜ、その日に行こうとまで思ったのか。
やはり「興味」や「好奇心」みたいなものなのだと思う。
失礼とは思いつつ、そのことは正直に佐々木氏に告げた。
変につくろうと、ほころびだらけになるので、正直に告げた。

地方公務員を40歳目前にして退職した男が開店したバー。
病に倒れ今に至るまでの苦難、
実はすごく音楽好き、
「ウイスキー」ではなく「ウヰスキー」と表記している
ただならぬウヰスキー愛とこだわり、
スミス西野氏がたまたま情報提供した偶然、
苫前町に対する親しみと情、
そして、酒好きな私。
その全てが重なり合い、私の心を動かした。

STARMAN-2

22時30分頃、「STARMAN」に入店した。
私は、ベースボール・キャップを目深にかぶっていた。
佐々木氏は、私だとは全くわからないようだった。
私は、キャップをとり、「ご無沙汰してました、クグエです」と告げた。
佐々木氏は、「ああ、どうも」と、
照れたような、恥ずかしそうな、
そんな微笑みを浮かべながら、小さく丸まったような礼をした。

他にいた客は1組のカップルだったので、
佐々木氏は、ほぼ私の相手だけをしてくれた。
彼の朴訥とした人柄に触れ、とても美味しい酒を飲めた。

実際、「これ、アメリカで一番飲まれているバーボンなんですよ」
と言われて飲んだバーボンは、
「これ酒か?」というくらい、ひたすらにまろやかで豊潤。
これまでに飲んだウヰスキーの中で、最も美味しかった。
その銘柄を全く覚えていないのが悔しい。

彼は安定した生活を捨て、やりたいことに全てをかけた。
私はこれまで、「やりたいことができていいね」
と言った人に何人も出会っている。
すごく嫌な言葉だ。
「ザ・ベスト・オブ・妬みワード」だ。
むしろ、やりたいことをやれる強さと覚悟に敬意を払うべきだ。

店の経営、これからの生活、
そうした不安や心細さは、常にあるだろう。
しかし、彼は前向きである。
「一人で店をやってるから、誰のせいにもできない。
 それは苦しいけど楽しい」、
「やりたいことをやってるから、病気も良くなった」。
素晴らしい言葉である。
そして強い。

↓「のれん横丁」は、二条市場の一角にあります。もろ昭和な佇まいです。
のれん横丁

時計を見ると0時20分。
私は帰宅することにした。
水崎杏美さんが出演するHTBの「ワンサカ」を
どうしても見たかったからだ。
そのことを佐々木氏には、さすがに言えなかった。

「ワンサカ」の放送開始時刻直前に帰宅。
急いでテレビをつける。
この日を、ずっと楽しみにしていた。
しかし、水崎杏美さんは一切登場しなかった。
うまくいかないものだ。
けれども、楽しみが先につながった気もする。
そんなふうに思えたのも、佐々木氏との出会いのおかげだろう。

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テーマ:お酒全般 - ジャンル:グルメ





 こんばんは。稚内から転勤してきた迷犬チーズです。
 とある筋から情報を入手しまして、拝見しておりました。
 気になるラーメン屋などのグルメ情報も満載ですし、存じ上げている方のことが書かれていたりで、早速、お気に入りに登録させていただきました。
 特におもしろかったのが、「内閣発足」。爆笑しすぎて、涙が出てきました。
 これからも、よろしくお願いします!
【2008/06/12 22:51】 URL | 迷犬チーズ #-[ 編集]

コメントありがとうございます。
クグエ内閣の記事まで見たということは、
かなり遡っていただいたようで、
大変嬉しい限りです。

迷犬チーズさんのブログも拝見しました。
「LOVE THE 稚内」たるスピリットを感じました。
2年前、「青い鳥」のラーメンを食べるために稚内に行ったのに、
なぜか雰囲気で「間宮堂」のラーメンを食べました。
「青い鳥」訪問は、今年の懸案のひとつです。

【2008/06/13 00:32】 URL | クグエSW #-[ 編集]

どーもつす。
俺もデヴヰッド・ボウイ大好きで、
10数年前の自分の結婚式のBGMに
スターマンを選曲したことを思ひ出しました。

他にはコレクターズとか(妻選曲)、
タル・ファーロウ(当時JAZZ GUITARに
はまつてたんすね)とか。

俺と同い年ぐらゐの方なんですね。
行つてみたいな~御店。

趣旨に合はせ、あへて歴史的仮名遣ひに
(丸谷才一マナーで)
してみましたよ。
・・・・趣旨を誤解してゐたら、すみません。
【2008/06/13 21:42】 URL | FULLTUNEGUITAR #-[ 編集]

太美駅前の居酒屋、飯場屋!!新十津川からJR鈍行に乗ってでも行きたい。札幌以北に住んでて良かった!
【2008/06/14 10:13】 URL | タピオカ鈴木 #-[ 編集]

フルチューン氏のノリは正しい。
というか素晴らしい。
どうもありがとう。
スターマンのマスター佐々木氏は、
デヴヰッド・ボウイは父のような存在と言ってました。
機会があれば足をお運びください。

タビオカ氏ご推奨の「飯場屋」は知りませんでした。
検索してみましたが、「飯場屋」の生情報がありません。
週明けに、当別ピープルにリサーチしてみます。
情報どうもありがとう。
札幌以北在住で良かったですね、ほんとうに。
【2008/06/14 23:49】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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