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「今日はもう何もしようがない」と思うのは、「停電の日」と「歯痛」である。
昨夜は歯痛アゲインだった。
9月4日に歯医者に行き、昨日は2回目の通院だった。
歯を抜いた。というか抜かれた。

私は油断していた。
席に座ると、悪化した歯の根を比較的入念に掃除したので、
今日はこれで終わるものだと思っていた。
するとドクターから唐突に、
「治療する歯が根の方で割れている。
割れて2つになっているうちの小さい方を抜く」と言われ、即座に麻酔をうたれた。
そして歯を抜かれた。
思いがけない展開の早さに、
歯を抜かれるというより、出し抜かれたような気持ちになった。

治療する席の前の壁には、
「当医院ではインフォームド・コンセントを常に心がけています。
インフォームド・コンセントとは『説明と同意』という意味。
つまり患者さんと医師が2人3脚で治療を進めていきます」
みたいなことを書いた貼り紙があるのだ。
にもかかわらず、唐突すぎないか。
サドンリ突然すぎないか。
ラブストーリーより突然すぎないか。
「しゃかりきコロンブス」という歌詞は、何を言わんとしていたんだ?
など、様々なことが頭をよぎった。

貼り紙と現実とのギャップに戸惑っているうちに抜歯されたが、
こちらとしては「バッシング」したくなった。

しかし、歯の治療の際は何も考えないのが一番いいと
これまでの人生で学習している。
つまり、歯医者においては、
医者も患者も二つの意味で思考(歯垢)を取り除くのだ。

それにしても、歯を抜くという行為は、
歯の治療ではなく、歯の工事だと思わされるくらいハードコアな作業だと
改めて痛感した。
まさに補修ではなく解体である。

その結果が、歯痛ワンス・モアである。
歯を抜かれてからが痛かった。歯を抜かれる時より痛かった。
夜中まで、歯だけではなく、軽い頭痛のほか、
胸や手足にも違和感のある痛みを感じ、
暑いのか寒いのかわからない状態で汗がにじんだ。
自分の口の中でテロが起こったのではないかと思い、
ニュース速報をやっているんじゃないかと、
テレビジョンのスイッチを入れそうになったほどの痛みだった。

痛みで、なかなか寝付けなかった。
私はベッドの中で「ノー・モア歯痛」と心で叫んでいた。
「ノー・モア歯痛」という曲を作って、
ソロアルバムでもリリースしようかとさえ思った。

なぜ2週も続けて歯痛に苛まれるのか。
何でもないようなことが幸せだったと思えてきた。
何でもないあの夜には二度と戻れないのか?
三船美佳にそんな質問をしたくなった。
先の見えない閉塞感の中で、
酒の力を借りずにはいられなかったあの惨めな夜さえも愛おしく思えた。

そして、今も痛い。
ただ、ブログを更新できる程度に痛みは治まった。
今、思い返しても、唐突に歯を抜かれた気がする。
しかし、今日の安倍総理の辞任ほど唐突ではなかった。

なぜこのタイミングでの辞任なのか。どうして辞任するのか。
今日の彼の記者会見を聞いても、よくわからない。
最後まで曖昧だった。
「喋ること曖昧、食べるのはシュウマイ、高校野球は苫小牧」みたいなラップを
心でつぶやいてしまった。
これを曲にして、ソロアルバムでもリリースしようかとさえ思った。

もう明日になれば、「なんで、今辞めるの?」という話はめっきり減り、
ポスト安倍が話題の中心になっていくのだろう。
2、3日したら、安倍同情論さえ結構出てくるかもしれない。

以前のブログでも触れたが、

安倍総理自身は、もっと早く辞めたかったのではないか。
誰かが辞めさせてくれなかった、あるいは、
辞める時期、辞める理由をずっと探っていたのかもしれない。
しかし、そうだとしたら、彼はシナリオライターとしては三流だ。
臨時国会を召集して、代表質問が始まる直前に辞任というのは随分だろう。

私に相談してくれればよかったのに思う。
扉はいつも開いていただけに残念だ。
どうしても今日辞めたかったのなら私は、
「代表質問の答弁の場で辞任することを喋った方がドラマチック・レインだよ」と
助言しただろう。

思い返してみれば、21世紀に入ってからの総理は「森→小泉→安倍」。
「どうせ総理大臣なんて誰がやっても同じ」と感じる人は減っただろう。
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