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先週、サザンオールスターズが活動を休止する
というニュースが報じられた。
サザンへの敬愛の念が非常に強い私であるが、
それほどショックではなかった。
「それにしても涙が止まらない どうしよう」と
いうことはなかった。

なぜなら、1985年にリリースされた名作「KAMAKURA」以降、
アルバムリリースの感覚が大きかったため、
「リリース→休止」を繰り返しているイメージが
強かったからである。

とはいえ、わざわざ「休止」と発表したことは気になる。
とりあえず、解散ではなくて良かった。
これまでも、たくさんの名曲とパフォーマンスを
見せていただいたが、解散では寂しすぎる。
そこにあなたがいないのが寂しいのじゃなくて、
そこにあなたがいなと思うことが寂しいからだ。
それが大事である。

余談だが、「それが大事」という曲は、
負けないこと、投げ出さないことなど、
一番大事にしなきゃならないことが多すぎて、
あの歌詞のとおりに生きていたら疲れてしまうだろう。

サザンがデビューしたのは1978年。
当時中学1年生だった私は、大変ありがたいことに、
サザンのデビューから今に至るまで原体験している。
いつの時代の曲を聴いても、サザンの曲のクオリティは高く、
今もなお、時に興奮し、時に癒され、時に切なくなる。

ただ、「隠れサザン」の時代もあった。
高校時代からバンド活動を始めた。
当時は、ザ・モッズやアナーキーのコピーをし、
その後は、オリジナル曲ばかりをやってきた。
速い8ビート系の性急なロックをやっていたことから、
バンドのメンバーも、周りのバンド仲間も、
サザンを聞いている人などいなかった。
「えっ!まじにサザン聴いてるの?」、
「クグエさんは、サザン聴いてるからなぁ…」と、
軽く揶揄された記憶もある。

7年前に出張で東京へ行った際、半日ほど時間を作れた。
その時、鎌倉や江ノ島へ一人で行ってきた。
江ノ電に乗って外の景色を見ていたら、江ノ島が見えてきた。
すると、心の中では自然に、
「♪江ノ島が見えてきた~」(勝手にシンドバッド)と歌っていた。
江ノ島からは、烏帽子岩(えぼしいわ)が遠くに見える。
すると、心の中では自然に、
「♪烏帽子岩が遠くに見える~」(チャコの海岸物語)と歌っていた。

鎌倉と江ノ島で過ごした何時間かは、
ずっと頭の中で、サザンの曲が流れ続けていた。
途中で、「はらぼー」と叫んだし、
帰る時には、「アリガトねー」と江ノ島に向かって言っていた。
今でも、とてもいい思い出である。
必ずや、もう一度行きたいと思う。

足寄に行った時も、
「おまえさぁ~」、「そうだべ」
、「なが~~い」など、
気づいてみると松山千春口調になっていた。
しかし、函館に行っても、GLAYの曲は歌わなかった。
なぜなら曲を知らないからだ。
さらに、私の場合、
絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼ぶことができないからだ。

留萌でFM放送を担当していた2006年5月には、
「サザンオールスターズこの10曲」という特集を
やったことがあったし、
エンディングに「素敵な夢を叶えましょう」を流していた
時期もあった。

サザンは、ここでは語り尽くせないほど名曲が多い。
メロディの良さ、桑田佳祐氏のボーカル力は言うまでもない。
私が特にすごいと思うのは、桑田氏独特の言葉を
メロディに乗せるセンスである。
桑田氏の詞はわからないとか、適当だとか、
英語を多用する、などと言われてきたが、
きちんとストーリーがあるし、かなり計算されている。
実は、字足らず字余りのような部分がほとんどなく、
メロディと歌詞が芸術的なほどに一体となっている。
その点では世界一といっていいだろう。

私はミスチルも大いに認めているが、
この点が、サザンと決定的に違う。
ミスチル桜井氏のメロディと言わんとすることは素晴らしいが、
歌詞がメロディに心地よく乗っていなくて、
いまいちしっくりこない場合がよくある。
ミスチル桜井氏は、歌詞を詰め込み過ぎるタイプではないか。
そのため歌詞に無駄が多く感じるし、
面倒くさい表現をしたり、どこか無理矢理感が強い。
いずれミスチル桜井氏についても語りたいと思う。

桑田氏のメロディと歌詞の一体感。
「くどかれたいならそう言いな
 なにゆえ恋する二人なんだもの」(涙のアベニュー)、
「2月26日にはささやかな二人の絆」(素顔で踊らせて)、
「ねえどうしてなの なぜに泣けるの」(栞のテーマ)、
「彼氏になりたきゃどう言うの」(ラチエン通りのシスター)。
ふと思いついただけでも、名フレーズだらけである。
しかも、メロディとピタッと合っている。

前奏だけでやられる曲も多い。
「ミス・ブランニュー・デイ」の前奏の高揚感、
「C調言葉に御用心」の前奏の心地よさ、
「愛の言霊」の前奏の興奮。
ふと思い出しただけでも、聴きたくなってしまう。

前奏だけではない。
「シャララ」という曲は、私の中では隠れた年末ソング、
かつ、実は最もデュエットしたい曲だが、
歌部分が終わった後の最後の演奏部分(30秒くらい)は、
「今年も終わるんだねえ」という感じで、じーんとくる。

私にとってサザンは、歳をとるごとに、素晴らしさを感じている。
現に10代から40代まで、稀に50代まで通用する音楽である。
おそらく、それぞれの世代で、好きなサザンの曲があるだろう。
「TSUNAMI」であったり、「真夏の果実」であったり、
「メロディ」であったり、「希望の轍」であったりするだろう。
素晴らしい。
私の中では、サザンは日本におけるビートルズ的存在だと
言っても言い過ぎではないと思っている。

サザンを語ると尽きないので、この辺りで終えるが、
私の今の心境を、サザンの曲で表すならば、
「愛する女性とのすれ違い」だろうか。
未だに悩ましき私の毎日。
情けない大人にしかなれなかったが、
サザンの素晴らしさを理解できる大人になれて良かった。
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テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽





どうもです。
デビューです。
サザンもいいけど、
REMもいいです。
新譜よかったです。
【2008/05/29 20:21】 URL | fulltuneguitar #-[ 編集]

フルチューン氏、どうもありがとう。
REMの新譜は、かなりロックですね。
彼ら独特の、ちょっとセンチメンタルなメロディが
少し影をひそめている気がしますが、
いい作品ですね。
【2008/05/30 00:46】 URL | クグエSW #-[ 編集]















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