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2017年を後から振り返った時、
帯広から岩見沢に引っ越しした年だったと思うだろう。
そして、「岩見沢にいた頃は、ほんとに鳥もつ食べたよなあ」と、
鳥精肉をつまみに瓶ビールをしみじみ飲みながら、
しみじみと思い返すことだろう。

未来に身を置いてみて、今を振り返ってどうなるのだ。
思い出作りのために今を過ごしているわけではないし、
未来のために生きているのかと問われれば、
そうだとも言えるが、言い切れるものではないし、
どらかといえば今を生きている、と
判然としない回答をするだろう。

それはそれとして、鳥もつ文化との出会いは幸運だった。
元々外でお酒を飲むときの最も理想的なつまみは焼き鳥だった。
しかし、3年間住んだ帯広では焼鳥店が極めて少なかった。
鶏肉は串に刺すものではなく、大きめに切って
から揚げにするのが帯広・十勝のスタンダードだった。

こうした経過もあって反動が生じたのか、
岩見沢・空知では、鳥もつ串を相当食べた。
少なくとも100本は食べた。
ここまでくると反動というよりはリバウンドだ。

というわけで、岩見沢での今年の外飲みの締めは
「鳥勢」(とりせい)にした。
そうしなければ収まりがつかないような気がした。
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仕事関係の飲み会があったが、
その後、閉店まで残り時間45分の鳥勢へ向かった。
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メニューはこれが全てだ。
瓶ビールと鳥もつ串(5本500円×2人前)をオーダー。
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何度も見ているのに、やはり旨そうだ。
一週間前も食べたのに、そして一次会でそこそこ食べたのに
旨そうだ。
軽い依存症状態にあるのか。

食べるとほっとする。
今となっては、旨いなあ、というよりは、ほっとする。
中途半端に酒を飲み、なんとなく刺身やなべを食べて、
ぼやけ気味だった飲み会が、
鳥勢の鳥もつによって、飲み会としての輪郭ができ、
外飲みをした達成感に包まれた。
やはり軽い依存症状態にあるのかもしれない。

小粋でクールであるために、
閉店時刻の午後9時ちょうどに店を出た。
店を出る直前に店内を撮影。
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無粋であり、まるでクールじゃない。
去り際こそスマートにあるべきなのに。

帰り道、今年岩見沢で一度もライブができなかったことを
残念に思った。
その理由は整理できている。
つてを作る努力と熱意が足りなかったことと音楽的な実力不足だ。

音楽活動において空知デビューはできなかった。
しかし、鳥もつ活動に関しては、
メジャーデビューをして、アルバムも2枚リリースし、
三笠と美唄に鳥もつツアーをするくらいブレイクした。
鳥もつを食べ過ぎたせいなのか、別の原因なのかわからないが、
秋以降、二度痛風にもなった。
鳥もつをより美味しく食べるために昼食を抜いた日もあった。
これほど鳥もつに魅了された、というか翻弄された年はない。
今年は酉年(とりどし)だったことを、
一年前に年賀状を書いた日以来に思い出した。
 

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今回は毎年恒例の、
私の選ぶ「2017・アルバム・オブ・ザ・イヤー」。

などと書いてみたが、頻繁に音楽を聴いているわけではない。
音楽活動をしている人の中では間違いなく聴いていない方だ。
車中は基本ラジオ。
つまらない番組をやっている時に音楽を聴く程度。

歩いている時は何も聴かないことが多く、
聴くとしたらラジオ、音楽の順だ。
誰かの音楽を聴いている時間より、
自作の曲の歌詞とメロディとアレンジを考えている時間の方が
明らかに多い。

それでも毎年、心に残る音楽に出会ったり、発見したりする。
ただ、下記の解説にもあるが、
ラジオをきっかけにして音楽に出会うことが多い。
そのうち「ラジオ・オブ・ザ・イヤー」に
変わっているかもしれない。

しかし、音楽なしには生きていけない。

■太田裕美「心が風邪をひいた日」
 2017_太田裕美

昨年の年末、帯広市のすずらん大橋を渡っている車中。
ラジオ・パーソナリティは、
太田裕美さんの「袋小路」にリクエストをいただいた、と言った。
私には「袋小路のブルーズ」という曲があるのだが、
私以外に「袋小路」という言葉を曲のタイトルにした人が
いたことに驚きつつも、興味をもって耳を傾けた。

なんという切ないメロディだ。
ノスタルジックでありつつ心地良い。
家に帰り、youtubeでこの曲を歌う太田裕美さんをチェック。
さらに感動が深まり、amazonにてCDを購入した。

彼女がデビューした頃から「木綿のハンカチーフ」までの時代、
特にファンだということもなく、かつ小学生だった私は、
原体験として彼女の記憶があまりない。
ただ、アイドルではなく、フォーク・ニューミュージック寄りな
シンガーだというイメージはあった。

このアルバムを聴いて、そのことを再認識した。
太田さんは裏声をよく使うタイプだったが、
ちょっとハスキーで独特の滑舌が活かされる中低音域の
歌声も魅力的だ。
「木綿のハンカチーフ」以外の曲でもっと再評価されていい方だ。

■スティング「THE BEST OF 25YEARS
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これまでスティングのソロ・ワークは、
アダルトでジェントルマンな雰囲気が壁となり、
熱心に聴くことはなかった。

きっかけは、ある日の車中、ラジオから流れてきた
「イングリッシュマン・イン・ニューヨーク」だった。
荒みそうな心にすぅっと入ってきて、穏やかな気持ちになれた。
私もやっとスティングを受け入れられるキャリアに達したのだと
少し嬉しくもあった。

ベスト盤ではあるが、じっくりと聴いてみると、
非常に個性的なベースラインを奏でることを再認識するとともに、
ボーカリストとしての才能、そして偉大な音楽家であることを
思い知る。

■T字路s「T字路s」

 2017_T字路
パンチのあるボーカルもセミアコの音も実に生々しい。
しかし、ひりひり感やとげとげ感はなく、
エネルギーとパワーがハッピー感覚で伝わってくる。

楽曲的にはベーシックなロックンロールでありブルースだが、
歌う人、演奏する人の個性によって、
こんなにイキイキするものかと衝撃的だった。
ミュージシャンになるべくしてなった人の自然体の音楽であり、
音楽は生き物なのだということを実感するアルバムだ。

8月に観た札幌でのライブも素晴らしかった。
目に耳に脳に様々な刺激を受けた。
想像した以上にハイコードを使用してストロークをしていたのも
印象的で、ベースとの絡み方も含めて、
セミアコの可能性を感じたライブだった。

■ショッキング・ブルー「THE BEST OF SHOCKING BLUE
 2017_ショッキング

岩見沢で初夏を迎えた頃、車中のラジオから流れてきたのは、
邦題「悲しき鉄道員」だった。
一瞬にしてラブ・サイケデリコみたいだと思った。

憂いのあるロマンティックなメロディと、
コード感がはっきりとれるギターのストローク。
すごくいい曲じゃないか。
他の曲も聴いてみたい。
早速amazonにてベスト盤のインポートCDを購入。
20曲入りで1,200円くらいだった。

1970年前後のロック特有のまろやかなグルーヴ感にあふれ、
それでいてちょっとサイケデリックだったりする。
私が好きになるオールド・ロックの典型だ。
これまでなぜ巡り合わなかったのだろう。

それにしても、日本人なら「悲しき鉄道員」という
タイトルの曲は作らないだろう。
「悲しき」は、かつてよく使われた実績もあるが、
「鉄道員」はあり得ない。
原題もすごい。「NEVER MARRY A RAILROAD MAN」。
直訳すると「鉄道員との結婚はあり得ないわ」だ。
素敵だと思います。

                    ◆

ラジオから聞こえてくる音楽の良さのひとつは、
自分で選んだのではなく、一方的に聴かされることだ。
何度も聴いた曲であり、いまさら自分で用意してまで聴かないが、
一方的に流れてくると、いい曲だと再認識したりする。
飲食店でも、雑貨店でも、洋品店でもそういうことがある。
自分で髪を洗うより、
理美容師に洗ってもらった方が気持ちいいのと同じだ。


岩見沢、美唄など南空知エリアの焼き鳥は鳥もつがベーシックで、
鳥もつを提供するお店には蕎麦がメニューにあることが多い。
そういう蕎麦が好きな方も多い。
ただ、私にとっては鶏ダシの効きが弱い感じがして、
周りが絶賛するほどの特別感がない。

というか、ビールを飲み、鳥もつを食べ、
焼酎を飲み、また鳥もつを食べていると、蕎麦を欲しない。
蕎麦で満腹になってしまうのが怖くてオーダーできない。
同行者がオーダーしても食べない。
蕎麦はアルコールなしの食事として楽しみたいタイプだ。

南空知には、鳥もつに関係なく美味しい蕎麦屋が幾つかある。
そのひとつが美唄市にある「匠庵(しょうあん)」だ。
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先日、札幌から来た仕事関係者を連れて行った。
私にとっては二度目の訪問だ。
国道12号線を岩見沢から美唄方面へと北上する車中、
彼らに昼食のリクエストを聞くと、
「蕎麦にしておこうか」との返答があり、
美唄-砂川間にある別の蕎麦屋の店名を2つ、3つ挙げたが、
「匠庵の方が美味しいですよ」とプレゼンし、
そのまま押し通した。

ローリング・ストーンズのファンだとか言いながら、
ベスト盤しか聴いたことがない人に、
「“山羊の頭のスープ”はほんとにいいアルバムで」と説明し、
聴かせるような心境で、匠庵に入店した。
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「とりめしとかけ蕎麦のセット」をオーダー。
美味しい蕎麦に、美唄名物のとりめしがついて790円。
なかなかいいじゃないか。
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蕎麦は細目。
手打ちであることがわかる食感であり、
生まれたてのようなフレッシュ感がある。
きちんと繊細さを保っている。
つゆも、カツオダシが強めながら上品でまろやか。
何より蕎麦とつゆがよく合っている。
研究を重ね、丁寧に作られた感が満載だ。

とりめしは薄味。鶏はほとんど入っていない。
ただ、これも品のあるテイスト。
とりめし単体ならば、もう少しパンチが欲しいところだが、
蕎麦とセットで食べるなら丁度いい。

仕事関係者も旨い蕎麦だと感心していた。
ローリング・ストーンズのファンだとか言いながら、
ベスト盤しか聴いたことがない人に、
「山羊の頭のスープ」を聴かせたら、
「ずっと聴いていられるアルバムだ」と
気に入ってもらえたような
気持ちになった。
しかしそのことが私の明日に影響するわけではない。
それにしてもカツオのボディのつゆは美味しかった。

これが私にとっての年越しそばだったかもしれない。
2017年も残りわずかだ。
この一年で、麺類とライスをセット食べると
胃もたれ気味になるようになった。
経年変化を楽しみたい。
 


今日ラジオから流れたニュースの中で、
あるNPO法人が調査したところによると、
シングルマザーの3人に1人が、
「クリスマスなんてなければいい」と考えたことがあるという
調査結果を明らかにしたという。

シングルマザーじゃなくても、
3人に1人くらいは考えたことがあるのではないか。
というか、3人に2人はそう思ったことがないことに驚く。
お金と手間ばかりかかる面倒なイベントだと感じる人は
少なくないのでは、と思うのだが。

決してクリスマスのキラキラ、ワクワクは否定しないし、
クリスマス・ソングも抵抗なく、というか心地よく聴けるが、
クリスマスに特に何かをするわけではなく、
全く通常ベースで自然体で過ごす私は、
惑わされることも、もめることもなく、
それはそれで幸せなのかもしれない。

むしろクリスマスの後の大晦日までの、
26日から29日が好きだ。
ちょっと静まり、宙に浮いたような感じがいい。
逆に何かできるような期待感を抱く。
しかし現実は、職場の飲み会などのせいで何もできない。
クリスマスの後は完全フリーになりたいっすね。

                    ◆


今回はブックレヴュー。
読んでいて嫌な気分になるものの、
読み切らずにはいられなかった4作品を。

■雫井脩介「望み」(2016年)
  望み
高校一年生の息子が無断で家を出て、そのまま戻っこない。
携帯電話に連絡するも応答しない。
そんな矢先、息子の遊び仲間の一人が殺害され、
他の仲間は行方不明だというニュースが飛び込む。

行方不明になっている者も生きているのかどうかわからない。
息子は加害者なのか、被害者なのか。
母は被害者であってほしくないと願い、
父は加害者であってほしくないと願う。

どっちに転んでも喪失が待っている状況で揺れ動く
親の心情を丁寧に描いている。
ただ、内容的に常に息苦しい。
結末を曖昧にせず、しっかり書き切ったところは好感。

■小林由香「ジャッジメント」(2016年)
  ジャッジメント
20××年、「復讐法」なる新しい法律が生まれた。
凶悪犯罪の場合、通常の裁判を経ての判決によるか、
加害者から受けた被害内容と同じことを
被害者遺族が加害者に対して執行するかを
選択できるようになった。

この公的な復讐に立ち会う応報監察官(公務員)なる女性の
目線を軸に、5つの執行が短編連作の形で構成されている。
被害者側、つまり復讐する側の苦悩、葛藤、恐怖、絶望・・・。
読んでいて憂鬱になる。しかし早く読み終えてしまう。

「復讐」は誰しも考えてしまうことでありつつも、
いわばタブーの位置づけだろう。
にもかかわらず、そこに踏み込んだことに興味を持ち読んだが、
結末に行き着くまでの転がりがあっさりしているというか、
ちょっと薄いかなと。
ただ、先へ先へと読ませます。

■伊岡瞬「代償」(2014年)
  代償
小学生の時、家族を火事で亡くし、遠縁の家族と暮らすことに。
その家族がひどかった。
親はろくに働かず、息子は相当のワルで、かつ主人公と同級生。
食べ物も満足に与えらず、疎外され、恩に着せられ、
嫌みを言われ続ける。

大人になった主人公は弁護士になる。
かつて一緒に暮らした同級生は犯罪を犯す。
そして弁護人として主人公に依頼する。
恨みしかない相手の弁護を引き受け主人公は何をするのか。

とにかく主人公に対する虐待ぶりが惨く、えげつない。
その悪態ぶりに気分が悪くなるし、
やられっ放しで反抗も逃亡もしない主人公にイライラする。
一言でいえば、すごく嫌な話。
でも読み切ってしまう。
読後感はモヤモヤだったが、読まされてしまうというか。

■中山七里「追憶の夜想曲(ノクターン)」(2013年)
  追憶の夜想曲
依頼人に高額な報酬を要求することで有名な一匹狼の弁護士。
彼は、夫殺しの罪で裁判にかけられた女性の弁護を担当する。
高額の報酬を支払えるとは到底思えないにもかかわらず、
自らの申し出によって弁護する。

検察側との法廷での戦い、事件の真相、弁護を申し出た理由、
どれも迫力をもって、濃密に描いている。
言葉の使い方に厚みがあり、積み重ねが着実かつスマートで、
展開にも淀みがなく、読み応え十分。

弁護士界のブラックジャックっぽい雰囲気があり、
ピノコをモデルにしたような女の子も登場するが、
コミカルさは一切なく、ドロドロの内容をクールに語っている。
読書の面白さを存分に味わえる。

                    ◆

先日、小樽市の定食屋「おちゃわん」にて飲んだ
麦焼酎「青鹿毛(あおかげ)」を手に入れたく、
札幌市内の酒店を数店まわったが、どこにも売っていなかった。
売っていなければ何も買わずに帰るつもりだったが、
売っていなかった寂しさに屈し、
久しぶりに見かけた「中々」を買って帰った。
これから飲んでしまうだろう。
最初はロックで、やがてお湯割りで。
メリークリスマス。



2017年12月9日土曜日、
小樽市ゴールドストーンで行われたライブに、
ザ・ハート・オブ・ストーとして出演した。
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ゴールドストーンは建物自体が石造りの倉庫。
内装も豪華で、安定感があり、
また、スタッフの方々も皆さんきちんとしていて、
いい感じの余裕があり、非常に気持ちよく過ごせた。

セットリストは次のとおり。
1 準備はいいか
2 今夜ブルースを
3 すわりのいい夜
4 不眠の歌
5 わりきって
6 潮時
7 魔法のブーツ

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環境は申し分なかった。
問題は、私がギターアンプとうまく打ち解けられなかったことと、
リハがなかったせいでもあるが、
ステージで聞こえてくる音のバランスを修正できなかったことだ。
私の知識と経験の不足と、勘の悪さが原因だ。
まだまだ修行が必要だ。

しかし、客席にアウトされた音はそれなりのバランスだったらしく、
迫力がありつつクリアで聴きやすかったようだ。
2017年に作った曲オンリーで、
バンドとしてライブができたことも良かった。
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ライブ後、私を除くメンバーは早々に帰った。
私はロック知人と小樽市内で打ち上げた。
スケジュール的に小樽で打ち上げをする時間を確保できそうだった
ので、ちょっとした旅気分を味わいたく、
岩見沢からバス、JRで小樽を往復するのはやや難儀ではあったが、
こんな機会は滅多にないと思いきった。

私のリクエストにより、「おたるの台所 おちゃわん」へ。
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こちらは基本的に食事処であり閉店時刻も早めだ。
それでも行ったのには理由がある。
私の古くからの音楽仲間であるY氏がやっている店だったからだ。

彼が小樽でお店をやっていることを知ったのは4年ほど前だが、
その後帯広に勤務したり、その他なんやかんやで
なかなか訪問できずにした。
この日会えたら8年か9年ぶりだった。

ただ、彼は料理に忙しく、接客はしていないだろうから、
もしかしたら会えないことも想定していた。
会うとしても、帰り際に「店長の古くからの知り合いです」と
恐縮気味に店の方に伝え、少し話をできればいいと考えていた。

しかしそれは杞憂だった。
入店してすぐ、たまたま彼がホールに現れた。
思いがけないタイミングでの再会。
ほんとうに嬉しかった。
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オーダーした食べ物はどれも丁寧なつくりで、優しい味だった。
それもあってか、来られるお客さんは
「女性がひとりで」パターンの連続だった。

Y氏ともそれなりに話ができたし、
私の同行者とも話が盛り上がり、
ビールも料理もより一層美味しく感じた。
そして、私の同行者が気づいたのだが、
店内にさり気なく流れている60年代、70年代の洋楽の
チョイスがすごく良かった。

Y氏は音楽だけではなくお酒のチョイスも素晴らしかった。
焼酎をお湯割りで飲みたいね、と話したら、
「青鹿毛(あおかげ)」なる宮崎県の麦焼酎を用意してくれた。
これが旨かった。
とにかく香ばしい。
それでいて柔らかな甘みがあるのだが、落ち着きがあるというか。
こんな旨い麦焼酎は初めて飲んだ。
彼は20歳そこそこの時点でかなりお酒には詳しかった。
それから25年ほど経った今も、きちんとお酒を追及している。
素敵だぜ。

気持ち良くお酒を飲めたせいで、閉店まで居ついてしまった。
酒とトークに夢中になり、上記の写真以外は撮影できなかった。
Y氏とも撮影しようと思っていたが、それも忘れた。
しかしそれでいい。
また行けばいいだけだ。

小樽からJRで札幌へ。
札幌でも飲み、岩見沢行の最終バスに乗り遅れ、
ぎりぎりで岩見沢行のJRに間に合った。
珍しく電車の中で眠った。
岩見沢駅に着いて、そこからはタクシー。
札幌・岩見沢間のJR料金より高かったが仕方ない。

たくさんの荷物を抱えてのバス・JRによる移動、
ライブ、理解者との楽しい酒とトーク、古い仲間との再会。
素晴しい一日だった。
こんな日はあと何回あるだろう。
これだけ揃うのは滅多にないことだ。
音楽が連れて行ってくれる旅とお酒は大切にしたい。

それにしてもY氏は、いい意味で変わっていなかった。
見た目も、接し方も、距離感も、リズム感も安定していた。
偉そうにも、卑屈にもならず、
自然体で堂々としていて誠実だった。
色々と苦労があったと思うし、生活でも様々な変化があっただろう。
でも、昔と変わらずに接してくれる。
ほんとうに嬉しいし、ありがたい。
山中くんは、いい歳のとり方をしている。



岩見沢は雪の中だ。
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日中は気まぐれに時々晴れるが、途端にひたすら雪が降る。
この3日間で1mくらい降った。

今年の春まで住んでいた帯広では、
1シーズンに5回くらいしか雪かきをしなかった。
しかもマンション共有の雪かきスコップを使用。
個人で雪かき道具は所有していなかった。
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岩見沢では今シーズンもう5回くらい雪かきをした。
雪かき道具も一種類では足りないこともわかった。

ただ、この大雪は岩見沢から三笠や美唄あたりまでの
狭い範囲に集中している。
岩見沢から約40km離れた札幌では積雪ゼロ。
そんなレベルではない。
岩見沢市街地から苫小牧方面へ、10kmほど南にある「栗沢」。
ほぼ積雪はない。

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岩見沢駅から2駅しか離れておらず、
ここも岩見沢市のエリアなのだがこの違いだ。

栗沢からもう少し南下してみる。
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まだ秋だ。
同じ平野の中にありながら、これほど違うとは。
標高にして500mくらいの差がありそうなほど景色が異なる。

岩見沢駅から南へ3駅目が「栗丘(くりおか)駅」。
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ここまで来ると、全く雪がない。

雪の中の岩見沢に戻るのが恐ろしくなる。
このままじゃ家に帰れない。
何かご褒美がなければ、
雪かきをするモチベーションが生まれない。

というわけで、天狗まんじゅうを食べることにした。
岩見沢を代表する、いや象徴すると言ってもいい和菓子だ。
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岩見沢駅前の本店も雪の中。

天狗まんじゅうでは、基本商品である
天狗まんじゅう(白・茶・ピンク)のほかに、
肉まん、大福、揚げまんじゅう、べこもちなど、
20種類くらい売られている。

これまでそれなりの種類をいただいたが、
やはりノーマルな天狗まんじゅうをリピートしてしまう。
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買ってすぐの時点では、まんじゅうが温かい。
ほっかほっかだ。
なので、「あんまん」みたいな食感である。
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私は冷めてから常温で食べるのが好みだ。
あんの密度が濃く、安定感と安心感のする味。
日持ちしない商品であることも、気分的に美味しくさせる。
ただ、冷凍保存からの解凍でも、それなりに美味しい。

天狗まんじゅうの店舗は本店のほかにもう一店ある。
本店からそんなに離れていないところにある。
工場併設の店舗で、この建物を見るたびにいつも疑問に思う。
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窓の位置がおかしい。
何階建てなのかよくわからない。
中はどういう構造になっているのか。

竹野内豊が好む天井の低い部屋があるのか。
そして、そのことを知っている妻がいるのか。
そんなことを考えている今も雪が降っている。



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