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まずはライブのお知らせを。

日 時 2017年8月5日(土)19時
場 所 G-HIP(札幌市豊平区平岸3条9丁目)
■料 金 2,500円飲み放題又は1,500円飲み物別
■出演者 THE HEART OF STONE ほか

ライブ2日前の今日、やっとライブの基本情報について連絡があった。
ザ・ハート・オブ・ストーンの出演は19時予定。
今日言われても、という感じだが、お知らせしておきます。
楽しんできます。
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さて今回はブックレヴュー。
読み応えのある本が揃いました。

■早見和真「イノセント・デイズ」(2014年)
   
イノセントデイズ
放火殺人犯として死刑囚となった女性。
幼少の頃に虐待を受け、中学生で窃盗をして、ストーカーになった等々、
テレビ、新聞、週刊誌は、彼女の人生を面白おかしく誇大に取り上げた。

しかし、事実は違った。
かばい、助け、身代わりになるなど、自ら不幸を請け負うような生き方。
そして、彼女見殺しにした親族や同級生。
苦しく辛い物語だ。
と同時に、何ら反論せず、悪い意味で状況を受け入れてしまう彼女が
歯がゆくなる。

登場人物それぞれのキャラクターが立っている。
特に彼女に罪をかぶせておきながら、
後悔や恐怖に苦しみ、彼女との関わりを消したがる面々の心理描写は
読み応えがある。
変に後腐れのない淡々としたエンディングも良い、ちょっと切ないが。

■青島武「追憶」(2017年)
   
追憶
小樽市銭函で偶然知り合った少年3人。
彼らは楽しく夏休みを過ごすが、とある事件が発生。
3人は秘密を共有する関係になりつつ、事件後に離ればなれになる。

それから30年。
3人は、刑事、被害者、容疑者という立場で再会する。
彼らは30年前の事件に縛られ、とらわれ、大人になっていた。

舞台が銭函のほか、札幌、江別、石狩なので親近感をもって読めた。
ただ、北海道弁がよろしくない。
頻繁にある話だが、「その言葉、そういう言い回ししないから」の連発。
特に、「~っしょ」と「ゆるくない」の使い方は完全にずれていた。

物語としてはおもしろい。入り込んで読めた。
心情の掘り下げや表現の妙味などには乏しい。
また、陰の部分が多く、背景の重さがついて回る内容である。
しかし、軸がぶれずシンプルにどんどん展開させていくので、
ほぼ一気読みだった。

■伊坂幸太郎「サブマリン」(2016年)
   サブマリン
家庭裁判所調査官と調査対象である少年達を取り巻く話。
家庭裁判所調査官は、離婚などの事案や少年犯罪事案などの原因や
背景を調査する国家公務員。

書きぶりは軽妙で洒脱でコミカル。
大っぴらにはできないが心の中に潜在的に存在している正義や悪意、
解決しようのない世の中の矛盾など、
そのあたりの際どいところを気高くクールに描いている。
まさに筆者の世界観を楽しめる作品だ。

主人公の調査官は、自分勝手で面倒な存在にもかかわらず、
協力者がたくさんいて、問題をスマートに収束させていく。
簡単に言えばかっこいい。
私としては出来過ぎというか、整い過ぎな印象ではあるが、
彼の言動を楽しめる人は多いだろう。

■わたなべぽん「やめてみた。」(2016年)
   
やめてみた
漫画の単行本である。
漫画家であり妻である筆者の実話。
炊飯器、テレビ、掃除機、ゴミ箱、メイク、コンビニ、夜更かしなど
日常生活を取り巻く様々なことをやめてみたら、
結構良かったという話だ。

最も共感したのは「夜更かし」の章。
何もなかった一日が物足りなくて、なんとなく夜遅くまで起きている。
起きていたら、何か楽しいことが起こったり、面白いものに出会ったり
するのではないかと漠然と思いながら、だらだらと過ごす。
それをやめてみた、ということが描かれている。

私もこうした経験がある。
根拠も準備もなく夜に期待してもだめだ。
あきらめて、というか割り切って寝ること。
体調が良くなるし、朝の時間が効果的に使えるようになる。
ところが問題なのは、
早く寝ようとするとなかなか眠れず、
別のストレスやリスクが発生することだ。

やめたことによる隙間をどう埋めるかだ。
埋めずに済めば、それも有りだが、うまくコントロールでききるのか。
そう考えると、やめられるかどうかは精神的な部分が
大きく影響するのかもしれない。

やめる、ということは、始めることでもある。
やめる、ということを始めることなのだ。
わからなくなってきた。
早く切り上げて寝よう。
と思うとなかなか眠れない。
眠るのをやめてみるか。

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