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無人駅を巡った。
今回ターゲットのレイルロードは釧網(せんもう)本線。
東釧路駅を起点に北上し、弟子屈町などを経て斜里町へ。
そこからオホーツク海に沿って網走駅まで、
約166kmに及ぶグランドファンクなレイルロードだ。

午前8時、東釧路駅からスタート。
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帯広の自宅を出発したのは午前6時前。
無人駅を巡るためなら早起きが苦にならない。

釧網本線には27の駅がある。
うち23が無人駅である。
あまり来られるエリアではないため27駅全てを訪問した。
しかし、27駅分のフォトをここに掲載すると、
このページが数メートルになってしまう。
そこで、いくつかピックアップして旅路を綴ろう。

東釧路駅から6つめの駅「茅沼駅」(標茶町)。
駅舎に「タンチョウの来る駅」との表示が。
看板倒れじゃないだろうな、と思いきや、ほんとにいた。
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しばらく眺めていたが、雪原をつついてばかりで、
タンチョウは単調な動きだったため立ち去ろうとしたら、
いきなり空に向かって咆哮し始めた。
これが「鳴き合い」というやつか。
今、ボブ・ディランの「天国への扉」を聴いたら、
「な、な、泣き合い、ヘブンズドー」と聞こえるだろうと思った。
車に乗った私は、ビートルズを聴きながら次の駅へ。

東釧路駅から7つめの駅「五十石(ごじっこく)駅」(標茶町)。
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今回このタイミングで釧網本線を巡ろうとした最大の理由は、
ここ五十石駅を訪問することだった。
なぜなら、3月3日をもって駅がなくなるからだ。

JR北海道の3月3日廃止駅は「10」。
そのうち訪問したことがないのは五十石駅だけだった。
廃止前の最後のウイークエンドになんとか間に合った。

国道391号線の近くに駅はあるが、駅前はライト感覚な森。
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見渡す限り、周囲に民家はない。
いい感じだ。
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そしていい駅名だ。
2012年のローリングストーンズ50周年の際、
この駅で公演をしてもらいたかったと思う。
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午前9時45分、運良く電車がやってきた。
ただ、上の時刻表の写真によると、
8時台から14時台、この駅に電車は止まらない。
時刻表に偽りはなく、電車は通り過ぎていった。

東釧路駅から11番目の駅「摩周駅」(弟子屈町)には
足湯が併設されていた(無料)。
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迷わず靴下を脱ぎ、ズボンをロールアップし、お湯につかる。
他の入浴客どころか、周りに全く人がいないのをいいことに、
腕まくりをして腕湯もした。
ほぐれ、癒され、かなりの効果があった。

東釧路駅から13番目の駅「川湯温泉駅」(弟子屈町)にも
足湯が併設されていた。
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こちらの足湯はインドア・タイプだった(無料)。
先客はなく、ゆったりと過ごせそうだったが、
摩周駅の足湯から45分しか経っておらず、
ボディもソウルも足湯のはしごを欲しなかった。
それに時間の余裕もなかった。

無人駅巡りは日の入りまでに終了するのがマイ・ルールだ。
網走駅には16時30分までには到着したい。
1泊2日コースなら、冬の屈斜路湖と摩周湖をダブルで、
ほのぼのとレイク観光を楽しめるし、
川湯温泉で手足以外を湯につからせることもできた。
知床(ウトロ)にも行けたし、流氷砕氷船にも乗れただろう。

しかし日帰りで釧網本線27駅巡礼をするには、
観光はスルーしてとにかく先へ先へと進むことだ。
昼食さえ車内で済ませた。
大福とコロッケだ。
途中のセブンイレブンで十勝大福本舗の大福が売られており、
反射的に購入。
私にとって大福と最高の組み合わせであるコロッケも購入した。
悪くなかったぜ。

東釧路駅から17番目の駅「南斜里駅」(斜里町)。
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この路線で唯一駅舎のない駅だった。

斜里岳を右に見たり、バックミラー越しに見たりしながら、
オホーツク海ルートへ。
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東釧路駅から21番目の駅「浜小清水駅」(小清水町)では、
珍しく二両編成の電車に出会えた。
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訪問する駅も少なくなってきて、日没前に終点網走駅に到着することが
確実な情勢になってきたので、
浜小清水駅近くのフレトイ展望台からオホーツク海を望む。
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流氷だ。
浜辺の近くはあまり氷が見られなかったが、
なかなかのスケールだった。
なお、流氷が見られたのは知床半島側のみで、
網走市側は、ほぼ普通の冬の海だった。
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流氷見物ができただけでもラッキーだった。
付加価値がついたようなものだ。
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オホーツク海沿いの駅は、駅員はいないものの、
古い木造の駅舎に食事処が併設しているところが多い。
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止別(やむべつ)駅にある「ラーメンえきばしゃ」は、
14時をまわっていたのに満席。
北浜駅にある「停車場」も結構な客入りだったし、
観光バスも立ち寄るスポットにもなっている。

15時40分、終点網走駅に到着。
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ずっと快晴だったが、網走市内に入って雲が多くなった。
網走市内を少しぶらぶらして街見物をした後、帰路へ。
20時に帯広に帰ってきた。
走行距離515km。

これで道東(十勝、釧路、根室、オホーツク)にある
全ての無人駅訪問を完了した。
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今回は体調も良く、天候にも恵まれ、
うららかな日に長閑な場所を巡り、
時間がゆっくり流れているような、ゆったりとして気持ちで、
と思いきや、時間を気にしながら結構バタバタと過ごした。
車の乗り降りは一日で40回くらいしただろう。

雪のある無人駅は味わいが深まる。
冬こそ無人駅かもしれない。

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2017年2月23日木曜日、
帯広市「SUGAR」で行われたライブに出演した。
セットリストは次のとおり。

1 ほどほどに
2 魔法のブーツ
3 あれからどうした
4 あんなに好きだったのに
5 潮時
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店に到着し、出演者表を見たとき、
全ての出演者の音楽と顔がすぐに一致した。
私も帯広アコギ業界にそこそこ踏み込めたようだ。

出演順は最後だった。
ステージに上がったのは22時30分。
これほど遅い時刻に本番のステージに立ったのは初めてだ。

待ち時間の長さ、お客さんの聴き疲れなどにより、
カウントダウン・ムードが漂う状況ではあったが、
それはリュックサックを背負わされた重みではなく、
リュックサックを背負ったら背筋が伸びたような良い刺激となり、
気力充実でステージに臨めた。
というか、単純に演奏できることが楽しみだった。

セットリストの5曲は、全て2017年に作った曲。
3曲目、5曲目は初披露。
まだ自分のものになっておらず、浮ついたところもあったが、
純度が増した感じがあり、変な話だがとても歌いやすかった。

「では、あんなに好きだったのに、という曲を」と言い、
拍手とともに「イェーイ」などと反応されたら、
気分上々にならないわけがなく、
あと1曲を残してステージからビールをオーダー。
最後の曲が終わり、ギターをぶら下げたままビールを飲んだ。
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ステージが終わった後、道東ジョンさん(仮名)と音楽談義。
バンドスコアは買わず、徹底して耳コピ―で研究する話は
共感するとともに実に参考になった。
どこを弾くかではなく、どう弾くか。
どうしたら求める音が出せるのか。
まさしく音を楽しんでいる。

23時30分になり、閉店時刻が近づいたため、
出演者もお客さんも順を追うように帰り始めた。
私は出番が終わってから30分強しか経っていなかったため、
まだアルコール&ミュージックトークをしたかったが、
ほどほどに路線を行く私には、このあたりが帰宅の潮時だ。

色々な方の音楽に触れ、色々方と話ができて良かった。
一人こもって、あれこれしたり考えたりは必要だが、
会話がもたらす刺激は明日への活力になるものだ。

帰宅して、リンゴスターのドラムに着目しながら
ビートルズとともに二次会。
家に帰るまでが遠足だと言われるが、
いつ終わったのか記憶が途切れた二次会から就寝、そして起床。
アルコールが残った状態で仕事へ向かう。
そこまでがライブです。


私はスケートがない環境で生活してきた。
なので、帯広に住むことになり、
色々とスケート文化に触れてみたいと思っていた。

冬場、小学校の校庭がスケート仕様になるのは
私には物珍しい光景だったし、
高校生のスピードスケート大会を見に行ったら、
こんなに十勝に競技をしている生徒がいるのかと驚いた。

ただ、帯広で開催される全日本クラスの大会は、
仕事やバンドの都合で日程が合わず、
これまで見られていないのが口惜しかった。

現在、冬季アジア札幌大会が開催されている。
名称は「札幌大会」だが、札幌市のほか、ここ帯広でも
スピードスケート競技が行われている。

私はこの時を待っていた。
去年の秋から待っていた。
4日間開催されるがすべて平日。
なので去年から、職場の一部の者には、
大会の日は一日休むと宣言していた。

そしてそれをほぼ実行した。
「ほぼ」というのは、終日は休めなかったからだ。
それでも競技開始に間に合う時刻には帰れた。
胸が高鳴る。
小平奈緒さんと高木美帆さんの生のレースを見られるのだ。

小平さんは今シーズン絶好調だ。
身体つきが明らかに変わった。
下半身がひとまわり大きくなったし、
首から肩、腕にかけてもほっそりしていたが力強くなった。
そのせいか、表彰台で腕をあげて観客に応える姿が
少し男性っぽくなった。
それはいささか寂しいが、 強くなったゆえのことなので良しとしよう。

高木美帆さんの素朴さは素晴らしい。
東京に住み、世界を巡って戦いながらも、
いまだに札内のコープや春駒通のサツドラにいそうな雰囲気がある。
華やかな世界にかぶれていないのだ。
インタビューで「ええと」ではなく「うんと」を多用するところも
微笑ましく見ている。

ワクワク感を携えて、競技開始時刻である13時に
帯広の森スピードスケート競技場に到着。
ところがどういうことなんだ。
長い行列ができているじゃないか。
まだ開場していないのか。
既に本日の第一種目である男子500mが始まっているというのに。
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とりあえず行列に並んだ。
周囲の行列住民の会話や大会関係者の動向から、
すぐに嫌な空気を感じた。
この行列に並んでいるのは会場に入れない人達なのだと。

13時15分頃だっただろうか。
大会関係者が拡声器でアナウンスした。
「会場は観客がいっぱいで入場できない。
観戦できるスペースができたら順次入場させる」とのこと。

まだ競技が始まったばかりしゃないか。
帰る人などいないだろう。
行列は明らかに100人以上いた。200人いたかもしれない。
無料かつ整理券無し。これが仇となった。
観客数を固定できなかったのだ。

私は地元だからいい。
地方から見に来た人はたまったもんじゃないだろう。
よく暴動が起きなかったものだ。
会場に入れなかった人が多数いたことは、
新聞の片隅にも載らないのだろう。
虚しいぜ。
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私はすぐに帰ることにした。
あみんのように、いつまでも待てない。
行ったり来たりすれ違い、さえない。

とりあえず自宅に帰り、
13時45分から始まる女子1,000mを観た。
仕事を早退し、自宅のテレビでスピードスケートを 観ることになるとは。

このままでは終われない。
せっかく手に入れた休日だ。
女子1,000mを観終えてから、
ギターを持ってライブ前の練習のためカラオケの歌屋へ。
新曲の間奏でやるハーモニカのフレーズを昨日作ったばかりで、
全く身についていないので不安のあまり練習へ。

15時の入店時は周囲にカラオケ客はいなかったが、
16時頃から徐々に周囲から歌が聞こえ始めた。
その時、隣の部屋から聞こえてきたのは、
斉藤和義「地下鉄に乗って」を歌う女子高生らしき年代の声。
メジャーヒットしたわけではない。
結構なファンでなければ歌わない曲だ。

少しすると、くるりの「ばらの花」が聞こえてきた。
“安心な僕らは旅に出ようぜ 
 思い切り泣いたり笑ったりしようぜ”
実に楽しそうに歌っている。
大げさに言えば、くるりが歌うよりいい曲に聞こえた。
これなんだ。
楽しんで歌うこと。
これが大切なんだ。

そんなことを気づかせてくれた「くるり女子」の次の選曲が気になり、
自分の練習どころではなくなってきた。
「くるり女子」は期待を裏切らなかった。
「イージューライダー」がきた。
これは「くるり女子」というより、
正しい日本のロックを理解している女子だ。
カラオケ料金を払ってあげたくなった。

それにしてもティーンズにしては随分とぶいしーな趣味だ。
彼女たちはどんな風貌をしているのだろう。
何人いるのだろう。
何かを知りたい。ちらっとだけ見てみたい。
しかし、いけないことのような気がした。
知らずにいれば完璧にトラブルも罪悪感も発生しない。

私は自らの練習に戻り、気づいたらハーモニカに没頭していた。
3日後が本番なのにフレーズを改め出した。
その集中を切り裂いたのは、やはり隣室のロック女子だった。
”もう今は彼女はどこにもいない 朝早く目覚ましが鳴っても”

キヨシローじゃないか!
ここまでやってくれるのか。
もう参った。
素敵すぎる選曲をする女子だ。
俺のDJになってくれよ。

曲のサビ、「ずっと夢を見て~」からは、
私もギターを弾きながら一緒に歌った。
部屋は別々だが、一方的に気持ちはつながった。

その調子で2コーラス目へ。
ところが私は歌詞がわからずデュエットは終了。
その代わり、曲に合わせてハーモニカを吹こうとしたが、
ハーモニカのキーが合わず、すぐにやめた。

いい一日だったんじゃないか。


「激しい雨」の次のライブが近づいてきた。
もう一週間後だ。

日  時 2016年2月23日(木)19時30分スタート
■場  所 SUGAR(帯広市西3条南10丁目 道銀南向かい)
■料  金 入店して何かオーダーすればOK
■出演者 激しい雨(その他の出演者は不明)

出演者は当日現場に行かなければわからない。
出演順も同様。
これはもう「帯広スタイル」と言っていいだろう。

このライブでは5曲やる予定だが、
全て今年1月以降に作った曲にするつもりだ。
今日現在、歌詞もメロディも手直ししている最中の作品もある。
ライブでやると決めたから必死になるのではない。
単純にいい形で誰かに聴いてもらいたいのだ。

年齢を重ねると曲を作れなくなる人は多い。
それもあってかカバー曲に移行していくパターンが増える。
単純にカバー曲の方が自作の曲よりも完成度が高いし、
演奏していて楽しいという場合も多いだろう。
それはそれで大いに結構なことだ。

実際、お客さんにしても、
いい歳をした大人が、わけのわからないオリジナル曲をやるより、
よく知っているカバー曲をやった方が盛り上がれるだろう。
それも大いに結構なことだ。
自然なことだ。

私があまりカバー曲に傾かないのは、
メロディはまだしも、歌詞がしっくりとこなくて、
言葉が歌詞にうまくのらない感覚があることや、
オリジナルのアレンジが面倒というか難しくて、
まともに演奏できないためだ。
それとバンドのメンバーにはよく話しているが、
カバー曲をやる時間があったらオリジナルの曲をもっとやりたいからだ。

年齢を重ね、曲を作れなくなった、あるいは作らなくなったという人から、
歌いたいことがなくなった、という話をよく聞く。
特にラブソングは書けなくなると。
わかる気がする。

ただ、今ある現実を歌詞にしなければならないわけではない。
若い頃のことでも、未来のことでもいいし、
想像や架空のストーリーだっていい。
年をとればとったなりの視点や考え方の変化もあるわけで、
選択肢や可能性はあると思うのだが。
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さて、今回紹介する曲は、「あんなに好きだったのに」
2月4日のスタジオレストでのライブが初演奏だった曲だ。
23日のSUGARでのライブでも演奏予定だ。

1月下旬、札幌市内を1時間くらい歩いていたら、
どういうわけか「あんなに好きだったのに」という言葉が
降りてきて、このタイトルで曲を作ってみようと思った。
そう思ってすぐ、「あんなに好きだったのに」の部分のメロディが
降りてきた。

その日、札幌から帯広に帰るJRの車内にて、
頭の中で歌詞とメロディを同時進行で考え、
トマム駅あたりでは、ほぼほぼできあがっていた。
そこで一旦睡眠し、十勝清水駅で目が覚めて復習しているうちに
帯広駅に着いた。
帰宅してからギターで合わせてみたら、すぐにしっくりときた。
いい歳をして、ずいぶんと青臭く、しみったれた曲を書いたものだ。

あんなに好きだったのに

あんなに好きだったのに なんで離れた
二人で幸せになる夢見ていた
あんなに好きだったのに なんで途切れた
今でも君の声が聞こえるよう

君が僕を見つけてくれた
何より大切にしたいと思った
二人歩いた駅までの道を
今はひとり歩いてる

あんなに好きだったのに 戻れなかった
何にも君のことをわかってなかった

思い出すと切なくなる
今ではもう届かないけど
ほんとうに好きだったんだ
元気で暮らしてるかな

あんなに好きだったのに なんで離れた
今でも君の声が聞こえるよう


クグエ・フォークロックの定番ともいえるメロディライン。
この曲を作って以来、職場以外の場所では、
毎日のようにこの曲を鼻歌テイストで口ずさんでいる。
どれだけ自分の曲が好きなのか。
まあ、外食よりも自分で作った料理の方が好き、というのと
同じような気もする。

この曲の歌詞を考えている過程で、
数年前までは中華丼や麻婆豆腐などの「あん」ものが
とんでもなく好きだったのに、
近年は「あん」が重たくて食べたくなくなった、という内容で
「あんなに好きだったのに」にしようかというアイデアも浮かんだが、
結果的にはストレートにラブテイストにした。
面映ゆいところはあるが許していただこう。


十勝管内にあるインデアンカレーの全店を、
JR帯広駅から徒歩で巡る後編。
ちなみに前編を実行したのは2月9日。
後編は2月12日。
残っているのは、音更店、札内店、みなみ野店の3店舗。
北へ、東へ、南へと、20kmオーバーとなるルートだ。

改めて今回の遠足の条件を。
1 JR帯広駅出発、到着にする。
2 インデアンカレーが営業している時間に行く。
3 昼食はインデアンカレーを食べる。

というわけで、
9時30分、JR帯広駅出発
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天候は曇りながら、風は弱く、気温はプラス3度。
冬の遠足としては非常に恵まれた環境の中スタート。

頭の中で新しい曲のメロディとギターフレーズを セットにして
考えながら歩いていく。
私の曲作りはこのやり方が一番多い。
つまり楽器なしでメロディもギターフレーズも作る。
頭の中でほぼ出来上がってから、ギターで合わせてみる。

浮かんだメロディや歌詞は一切録音をしない。
忘れてしまった場合は記憶に残らない程度のものだということ。
しっくりくるまで頭の中で何度も繰り返す。
というより、歩きながら小さな声で口ずさんでいる。

歩いている時と長距離で車の運転をしている時、 最も曲作りが進む。
自力であれ、エンジンの力であれ、
体力消耗度が少ない状態で前へと移動していると
脳の働きが良くなるのかもしれない。

10時35分、音更店到着
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音更店は、スーパー・フクハラ音更店の中にある。
インデアン巡りをしていた気づいたのが、
インデアン10店のうち3店がフクハラ店内又は隣接しており、
それ以外にも、経路の中でフクハラ4店舗の前を通った。
ただ、ダイイチの前も結構通った。
まやすパンの配置とも近い。
つまり、帯広市とその周辺で複数の店舗を構える場合、
大体同じような地区に配置されるということだ。

12時15分、札内店到着
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ここからは国道38号線を西へ。
札内橋を渡ったら左折して弥生通を道なりに南方面へ。

14時25分、みなみ野店到着
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ここからは緑が丘公園を通ってJR帯広駅へ。
雪が降る前は、何度も朝散歩をしたルートだ。

15時28分、JR帯広駅到着
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6時間近くの遠足だったが、天候に恵まれ、
また、歩き慣れた経路だったこともあり、距離感を把握できた。
そのせいか、そんなに疲れを感じなかった。
仕事の方がよっぽど疲れる。
極端に言えば、仕事の疲れをとるため遠足しているのかもしれない。

これでインデアン徒歩巡りを完了した。
ただ、疲れがあまりなかったせいか、 いまひとつ達成感がなかった。

しかし、帰宅して撮影した写真をパソコンに取り込んだとき、
達成感不足の理由が判明した。
カレーの写真がないのだ。
撮り忘れたのではない。
食べ忘れたのだ。

店舗に行くことばかりに気をとられ、
カレーを食べるという重要なミッションがとんでしまった。
カレー・ファーストであるべきところ、
店舗ファーストになってしまった。

12時15分という「ザ・昼食」たる時刻に札内店にいながら、
その直後、ダイイチ札内店で、大福2個とコロッケを食べたのだ。
その時もカレーを食べなかったミスに気づかなかった。
実は、1店舗目の音更店に着く前から、 大福を食べたいと思っていた。
その時点で無意識のうちに大福・ファーストになっていたのだ。

なんという失態だ。
バレンタインデーにチョコレートを渡すと同時に告白するはずが、
チョコレートを渡しただけだったようなものだ。

しかし、今時バレンタインデーに告白するヤングはいるのだろうか。
それより、インデアンカレー全店を歩いてまわるミドルは
おそらくいないだろうし、
カレーを食べ忘れたことを悔いて、
それをブログに書いているミドルは世界で私だけだろう。
全く誇らしくないオンリー・ワンだ。


久しぶりとなる大人の遠足シリーズ。
これまで、いちまる全店制覇、ますやパン全店を一日で制覇、
クランベリー全店を一日で制覇、などを成立させてきた。

直近では、昨年7月、帯広市内及び札内にある地元資本の
たい焼き店を巡ったが、途中から雨が強くなり、
JR札内駅から電車で帰ってきた。
いわば雨天コールドゲームとなった。
結局、2016年はこれといった遠足実績をつくれなかった。
これではいけない。
私の遠足経歴は停滞し、生気にかけた過去になってしまう。

そこで2017年、真冬にもかかわらず、
大人の遠足リターンズの運びとなった。
大人の遠足の基本は、ベーシック十勝なところに行くこと。
そこで今回チョイスしたのが、
十勝管内にあるインデアンカレーの全店制覇だ。

インデアンカレーは管内に10店ある。
帯広市街地を中心に東西南北に配置されている。
当初は一日で制覇できないかと考え、
下調べのため夏場に自転車で走ってみたが、
50kmを完全に超える距離だったことからあっさり断念。
強気に攻めないのが私のポリシーだ。
意地はあるが、意地の無駄使いはしない。

というわけで2回に分けて歩くことにした。
条件は次のとおり。
1 JR帯広駅出発、到着にする。
2 インデアンカレーが営業している時間に行く。
3 昼食はインデアンカレーを食べる。

インデアン前編は、JR帯広駅より西側の店舗に行くとともに、
余裕があれば音更店にも行く、という目標を立てた。

9時08分、JR帯広駅出発
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快晴だ。
冬の帯広は週に5日くらい晴れている。
最も早く開店するインデアン店舗が10時であるため(ほとんどは11時)、
この時間の出発となった。



1店目 10時15分 MEGAドン・キホーテ西帯広店到着
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春駒通沿いにあるように記憶していたが、新緑通沿いだった。
それによって10分くらいロスした。
しかし効率性に縛られてはエンジョイが不足する。
これもありだ。

2店目 11時35分 芽室店到着
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過去に一度だけ入店したことがある。

帯広に住み始めた頃、帯広に住んでいるうちに インデアン全店で
食べようと思った。
もうすぐ帯広歴3年になるが、入店していない店は、
ドン・キホーテ店、西18条フクハラ店、札内店、みなみ野店の4店。
まだ結構残っている。

この日の昼食は、未入店のひとつ、西18条フクハラ店にしようと
決めていた。

3店目 12時35分 西21条店到着
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白樺通沿いにある。
インデアンの全店舗の中で、ここが一番しっくりくる。
訪問回数はここが最も多いだろう。

脚が既に重だるくなっていた。
この時点で3時間以上歩いたことだけではなく、 空腹も大きな原因だ。
昼食をとる予定の西18条フクハラ店はこの次だ。
しかし、40分くらいかかるだろう。
それはちょっと辛いっすね。
意地の無駄使いをするな。

というわけで、西21条店で昼食。
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エビカレー 604円。

インデアン未体験店は4店あるが、
7種類あるメニューはすべて食べている。
最も食べているのはインデアン、次にカツ、その次がエビ。
他は一度しか食べたことがない。
この日は、冷凍むきえびがふんだんに入ったエビカレー。
安心できる美味しさです。

4店目 13時35分 西18条店到着
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国道38号線沿いにあるスーパー・フクハラ内にあるが、
外からも入店できる。
こちらのお店が一番美味しいという話を複数聞いたことがある。

昼食をとってエナジーが身体に行きわたり、
脚も重だるさも少し解消された。
しかし、予定より時間がかかっていたことから、 音更店に行くのを断念し、
帯広市中心部の店舗を回りきることに変更した。

5店目 14時35分 まちなか店到着
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何年も前、初めてインデアンカレーを食べたのがこちら。
「まちなか店」という名称は素敵だ。

6店目 15時00分 東5条店到着
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こちらのお店は、気のせいかもしれないが、
インデアン店舗の中でも特に美味しく感じる。

7店目 15時20分 長崎屋店到着
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3年前、帯広に引越したその日の夜食べたのが、 こちらのカツカレー。

15時31分、JR帯広駅到着
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無事戻ってきた。
途中、昼食や休憩をはさみつつも、 6時間30分近く歩けて安心した。
途中、道を間違えて遠回りをしたり、
フクハラいっきゅう店やダイイチ東店などを
ぶらぶらしたりしたので、25km近くは歩いただろう。
久しぶりにしては結構歩けたじゃないか。

ところで、インデアンの店舗に鍋を持参して、
ルーだけを買っていく人が多い、という話はかねて聞いているが、
二つ疑問がある。

ひとつは、ルーのみとライス付きとの価格差は100円以内。
にもかかわらず、ルーのみを買って帰る理由が判然としない。
100円の違いは大きいのか、家ライスの方が好きなのか、
北海道表現でいえば、家であずましく食べたいのか。
なにゆえルーのみなのか気になる。

もうひとつは、カレーの持ち帰りは鮮度ダウン率が高いように思うこと。
完全に気のせいだが、カレーの場合、持ち帰って食べると、
レトルト寄りの味にシフトするような感覚がある。
それでも持ち帰るということは、 やはり家であずましく食べたいのか。

まあどうでもいい。解決しなくてもいい疑問だ。
疑問といえば、帯広厚生病院のすぐ西側付近を通ると、
インデアンカレーの香りがする。
間違いなくインデアンカレーの香りだ。
工場でもあるのか、それともインデアンカレー作りに
熱狂した一般人が住んでいるのか。

これもまた解決しなくてもいい疑問だ。
どうであれインデアンカレーは美味しい。
帯広に住む前は、外食でルーカレーを食べることなど 滅多になかった。
帯広に住んでから、インデアンをきっかけにして、
外でルーカレーを食べることが増えた。
私の食生活にしっかりと影響を与えた。
インデアンカレーのパワーはすごい。
十勝の力であり、十勝の宝である。



主に若手のミュージシャンが、
「自分が経験したことしか歌詞にできない」と、
コメントしているのをよく見たり聞いたりするが、
「よく言えるなあ」と思ってしまう。
私なら、たとえそうであっても
恥ずかしくてそういうコメントはしないだろうなと。

「この人こういう経験したのか」と思われることを
想像しないのだろうか。
歌詞にした経験は、さらしたいし、商品にもしたいのか。
何も考えていないのか、あるいは誇らしい経験なのか。

もちろん経験が歌詞に反映することはある。
ただ、それでは小さな世界にとどまってしまう。
私の場合、経験を歌詞にするのではなく、
経験を土台にそこから広げ、
世界観や人生観や趣味・嗜好を色濃く出しているタイプだろう。

とはいえ私は想像やイメージだけでも歌詞を書ける。
映画やドラマを見せられて、この作品の主題歌を作れと言われたら
出来・不出来は別としてそれなりに作れるだろう。
ところが、商品名だけを伝えるCMミュージックのような、
インパクトのあるショート・ミュージックは難しい。

特に、「北大学力増進会」のあのメロディは、
100種類作っても私の中からは出てこない。
「メガネサロン・ルック」も「アップルワールド」も
私の実力では、受注があっても対応できない。
帯広の街頭放送で頻繁に流れている「鳥せいチェーン」や
「ホテル・テル・テル、大平原」のフレーズもなかなかすごい。

「温かい心と心の触れ合う住まい 土屋ホーム」や
「マイホームがよみがえる リフォームで見違える」くらいの長さなら
曲の一部を切り取ったような作りなので対応できるだろう。

曲の体をなしているCMミュージックで、かなわないと思うのは、
「なんとかしてくるうちのごはん」だ。
素人なのか、かなりのプロなのか、
あのメロディは、どう考えても出てこない。
失礼ながら、変てこりんに聞こえるのだ。
「なんとかしてくるうちのごはん」の後の
「そこでナスのみぞれ炒め」のメロディもぶっ飛んでいる。
「なんとかしてくるウチのごはん」からのコード進行が読めない。

ちょっと感覚を逆なでするような、しっくりこない感じがありつつ、
やけに耳に残り、最終的にはちょっとクセになるような。
オルタナティヴ・ポップスといってもいい。

さらに、この曲を歌いこなせるのは、森高さんしかいないだろう。
特に「ごはん」の部分の滑舌は、森高さんのためだけに作られた
フレーズだとしか思えない。
吉田美和さんやスーパーフライが歌ったら違和感だらけだろう。

また、森高さんのものまねをやる方がいたら、
「17歳」や「私がおばさんになっても」ではなく、
「なんとかしてくるうちのごはん」をやってほしい。

最近このCMをあまり見かけなくなった。
残念だ。
なので、YOU TUBEで見ている。
私は何をやっているのだろう。


2017年2月4日土曜日、
帯広市スタジオレストで行われた「アコピンナイト」に、
「激しい雨」として出演した。

観てくれた皆さん、ありがとうございました。

セットリストは次のとおり。

1 さよなら電車
2 ほどほどに
3 赤いスイートピー
4 あんなに好きだったのに
5 魔法のブーツ
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2、4、5曲目は新曲で臨んだ。
練習段階では自分の中に溶け込み、
安定感を備えてできると思ったが、なかなか甘くはない。

演奏をしながら、土台が完全に整っていないことや、
プレイの粗さを認識することになり、
まだまだなのね、と実感した。

歌詞、メロディ、構成ができて新曲完成とはいかない。
反省があり、気づきがあり、もっと試して、繰り返して、
やっと完成ということだ。

しかし、プレイには集中できたし、気持ちも乗った。
新曲の方向性は今の自分にフィットするものだと確認できたし、
歌っていて、とても気持ちが良かった。

2017020402.jpg
「ほどほどに」では、求めてもいないのに、
私が「ほどほどに♪」と歌ったら、
お客さんも「ほどほどに♪」とついてきた。
非常に驚いた。
初めてやった曲に合唱してくれたこともそうだが、
このフレーズのこの部分に入れてくるとは、ということに驚いた。
発見だったし、刺激を受けた。

それでいて、すごくフィットしていたからさらに驚いた。
そこにいたのは20人くらいだったが、
200人規模の会場で合唱されたような錯覚をした。
この曲を作っている段階でも、練習している段階でも、
全く想像もイメージもしなかったことだ。

面白いものだ。
曲の捉え方は人それぞれだ。
他者の感覚では、この部分で「ほどほどに♪」と
レスポンスするのが自然なのだ。
曲は、自分の中で試し、繰り返すだけではなく、
他者の反応も完成に向けての重要な要素かもしれない。

共演した方々の雰囲気が良く、
また、ライブの進め方、発声、歌詞のつくりなど、
皆さんのパフォーマンスを見ていて色々と参考になった。
スタジオレストの方々にも感謝です。

自然な成り行きの中で支えてもらっていることを改めて実感した。
ありがたいことだ。
不自然な状況で、支えていることを押し付けられたら、
たまったもんじゃないから、
ラッキーな日だったとしか言いようがない。


ライブまであと3日。
楽しめそうです。

■日時 2017年2月4日(土)17時30分スタート
■場所 studio REST(帯広市大通南8丁目さいかわビルB1)
■料金 前売1,000円、当日1,500円
■出演(敬称略)
        池田正樹、さざなみしおん、ナホ、野久、越田達也、
        やままさ、箱崎恵、志不人、激しい雨

このライブで演奏予定の新曲シリーズの2回目。
今回は「ほどほどに」を紹介させていただく。

AC/DCのようなサウンドメイクを目論んでとりかかった曲。
ギターのリフや展開などは、「ちょっとAC/DCっぽい」程度に
反映できたが、
メロディをつけ、歌詞をのせたら、
奥田民生氏っぽいロックになりつつある。

ドラムのオダ氏に、「とりあえずAC/DC風に叩いてみて」と伝え、

初めて合わせてみた時の彼の感想が、
「ハリー(ザ・ストリート・スライダース)みたいだ」。
メロディラインもそうだが、彼が着目したのは、
「とどのつまり」という歌詞とその部分のメロディだった。
初めて聴いた曲に合わせてとりあえず叩いたドラムで、
そこまで感じ取ってもらえるのは有り難い。

ほどほどに

おなかいっぱいは けっこうきついもの
ダメージが後をひいて なかなか戻れない
若さをアピール やり過ぎご用心
あるラインを越えたら 痛いだけだから

身の丈を知ろう 器をはき違えず
それは君には似合ってないよ

ほどほどに ほどほどに

謙遜するのも 度を過ぎてしまえば
誠実さは消え失せ 感じが悪いだけ

いい加減を知って 分際をわきまえて
そうありたいね とどのつまり

ほどほどに ほどほどに ほどほどに ほどほどに

ちょっと物足りない くらいでちょうどいい
前へ進めば自然に 埋まってゆくもの

いい加減を知って 分際をわきまえて
そうありたいね とどのつまり

ほどほどに ほどほどに ほどほどに ほどほどに

                     ◆

若い頃は、やり過ぎ、言い過ぎなどが多少あっても、
若気の至り効果で周囲の許容度は高い。
ケアしやすく、取り返し率も高い。
だから思い切りやったっていい。

ところが、ある程度の年齢に達するとそうはいかない。
楽しいことでも満たされるまでやるとなぜか不安になるし、
言い過ぎるといい気になっていたようで後悔する。
控えめすぎたらすぎたで融和感をそぎ、雰囲気を悪くする。
行動幅も感情幅も少し狭くしなければと
この5、6年、特に感じるようになった。

それを特に寂しいと感じることもない。
逆に気楽になった感もある。
確かに、「以前はもっと熱かった」と言われることもある。
でも問題ないぜ。
オフィシャルでは大人しくしているが、ハートは今も結構熱いぞ。

                     ◆

あまりビールは飲まず、最初からウイスキーを好む私は、
自宅飲酒の方が外で飲むより酒が美味く感じる。
それはメンタル的な事情もあるだろう。
ただ、瓶ビールより美味い生ビールは意外と外で出会えない。

昨年夏からあまり外に飲みに行ってない。
反面、自宅で飲む回数が増えた。
3か月近くウイスキー瓶のゴミ捨てを怠ると、この有様だ。
201702012.jpg
一週間でバーボン一本なので、とんでもなくハイペースではないが、
これまた、ほどほどに、ということだ。
でもバーボンの力を借りなきゃやってられないあれこれがあるわけで。
であっても、ほどほどに。

                     ◆
   
余計なワンポイント、キャラに合わない男の装身具、
ひと言多い言い訳、必要のないお詫び。
なぜそこにプラスワンのトッピングをしてしまうのか。
腹八分目の食事が望ましいように、
身なりも付き合いも、基本腹八分目がいいのでは。
イレギュラーな事態にも対応できる余地があった方がいい。
そう、大人はちょっとの余裕を持つべきなのだ。

ただ、腹八分目の継続はストレスを招く。
なので、ときには満腹にする。
そのバランスやローテーションが大切だ。
しかし、それを保つのは難しい。
大人になるには何十年もかかる。
一生かけて大人になるということか。



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