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今回は、私が選ぶ「2013・ラーメン・オブ・ザ・イヤー」。
年々、外でラーメン食べる回数が減っている。
それだけならまだしも、「これは美味い!」とエキサイトするような
感受性も鈍くなっているようだ。

決して嫌いになったわけではない。
好きなことには変わりない。
心身の老朽化によって、受け入れ体制が弱くなったのだ。
心身のインフラを更新する必要がある。
しかし、これは自然な流れでもある。
無理するな。
下降曲線に抗うことなく、いい付き合い方をしていけばいい。
その方が長続きする。

このブログを開始してから、毎年、ラーメン・オブ・ザ・イヤーを
実施してきたが、2012年版はやらずに終わってしまった。
その最大の理由は、ニューカマーが候補に挙がらなかったからだ。

「ラーメン・オブ・ザ・イヤー」とはいえ、
単純に美味しかったラーメンを並べるのではなく、
時代背景というか、その年だからこそのニューカマーの存在
というのが肝になる。

仮に「2012・ラーメン・オブ・ザ・イヤー」をやっていたら、
「彩未」、「菜々兵衛」、「佳」で決着しただろう。
そこのラーメンがすごく美味しいことはもう十分わかっています、
という3店である。
2012年とか単年ごとにランクするレベルではありません、
という、いわば対象外、言い換えれば殿堂入り状態の店である。
それをあえて、「2012・ラーメン・オブ・ザ・イア」などと、
独りよがりに銘打ってやるべきか。
そんな葛藤の中で、結局やらずに終えた。

その葛藤は残しつつ、独りよがりもそのままに、2013年は復活してみた。
2013
年に食べたラーメンで特に印象深かった3作品。
よろしくどうぞ。

■麺eiji平岸ベース(札幌市豊平区平岸2条11丁目、西友の裏)
2013_eiji
つけ麺(
800円)

ここのラーメンがすごく美味しいことはもう十分わかっています、
単年ごとにランクするレベルではありません、
という店をいきなり登場させてしまった。
数行前に書いたことは何だったのか。

夏の終わり日曜日、3年ぶりくらいに訪問した。
やっぱり美味い。というか、素晴らしい。
一口食べて、「ああ、やっぱり格が違うわ」と簡単に感嘆した。

スープのインフラ整備が完璧。
足腰がしっかりして安定している。
もーすー的に言えば、白鴎みたいなものだ。
一口目の当たりはまろやかなのに強烈。
麺のつや、堅さ加減も絶妙で、隙がなく、しばし押しまくられる。
肉系ダシと魚系ダシのバランスが良く、全く飽きない。
気づいたらまわしを取られており、あっさり寄り切られた感じだ。
まさに、ごっつぁんでしたの横綱相撲。

私が訪問した時は、ずっとローリング・ストーンズが流れていた。
ベスト盤には収録されない60年代の曲が立て続けに聴こえてきて
とても心地よかった。
それも含めていい時間を過ごせた。
本物だな、と改めて思う逸品だ。

■麺や白・本店(札幌市東区本町2条3丁目、環状通沿い)
2013_麺や白 
みそラーメン(700円)

苗穂に住んでいたロック知人、大山氏が、
地元、別海町へ帰ったのは1年前のこと。
マキシマム・ザ・ホルモンやONE OK ROCKのファンであった彼が、
一番好きだと言っていたのが、「麺や白」のみそラーメンだった。

私の自宅から徒歩20分くらいの場所にある。
このくらいの距離にあると、逆に足が向きにくいのはなぜだろう。
昼の11時から深夜3時まで営業していることも欲求を刺激しない。
つまりは、いつでも行けると思うからなのだろう。

白味噌のまろやかなスープ。濃いめである。
甘みが程よく、ほっとする感じの味わい。
何か強烈なものがあるわけではないが、
嫌味がなく、うちとけやすくフレンドリー。
こうした、ひっかかりのないラーメンには意外と出会えないものだ。

麺が固めなのも良かった。
だらだら感がなく、きりっとしている。
中井貴一っぽい。
派手さはないが、きちんと味噌ラーメンという役を演じている。
注文してからラーメンが出てくるまでが非常に早いことも
申し添えておきたい。
余談だが、映画「プリンセス・トヨトミ」の中井貴一は好演だった。

■175°DENO(札幌市中央区南1条西6丁目)
2013_175°DENO
東急ハンズ前の電車通りと大通りの間の味気ない仲通り。
古めのビルの1階。
狭い通路を奥に進むと現れる小さな店。
担々麺の専門店である。
店名は、「175度デノ」と読むらしい。

2013年に食べた麺類の中で最も衝撃的だったのが、
メニュー表示どおりに正確に言うと、「担々麺・汁有り・しびれる」。

スープはコクがあるのにくどさがなく、すっきりとしている。
麺もすこぶる良い。
麺臭さがなく、スープと非常にマッチしている。
これほどスープと麺の相性がいい担々麺は、これまで出会っていない。

これだけでも十分に美味しいのだが、やはり特筆すべきは、四川山椒。
うなぎに振りかける山椒とは全く違う。
なんだかよくわからないが、しびれるのだ。
辛いのではない。
びりびりして、じーんとくるのだ。
マイケルジャクソンの代表曲、「ビリージーン」を聴きたくなるほどだ。
それでいて、さわやか。
わけがわからないが、どうにもこれが旨く、クセになる。
中毒になりそうな刺激である。

担々麺を食べているというより、吸い寄せられている感覚になり、
気づくと、麺もスープも完食。
やや量が少なめなのも功を奏し、最後まで美味しいまま完結できる。
余韻も大きく、心の中にエンドロールが流れる。

ちなみに、「すごくしびれる」というメニューも食べたが、
ほんとに、すごくしびれた。
辛さはそれほどではないが、とにかくしびれまくる。
「これ食べて大丈夫なのか?」と考えてしまうほどの刺激だ。

食べ終わったら、もうしばらく担々麺はいらないな、と思うが、
10日も経てば恋しくなってくる。
トッピングされている海老も美味。
日清のカップヌードルに入っている海老が、さらに旨みを増した感じ。

前半は驚き、中盤は夢中になり、最後は完成度の高さに満足。
飛距離もすごいが、テレマークをきちんと入れたジャンプのようだ。

                  ◆

「ラーメンは好みだからなあ」という言葉をよく聞く。
事実、10人が10人とも美味しいというラーメンはないだろう。
おそらく、10人のうち7人がマルならば、かなり美味しい部類だろう。

ただ、「好みだからなあ」というものは、ラーメンだけではない。
というか、世の中のほとんどのものが好みである。
音楽、腕時計、カーテン、車、ライター、洗剤、ボールペン。
目にするほとんどのものは、人によって相当好みが違う。
なのにラーメンばかりが好みを強調される。
なぜなのか。
それは考えない。
疑問だけ示して、あとは放置だ。

「好み」といえば、オリンピックのメダルに関する表現で、
ずっと気になっていることがある。
今回のソチ五輪に出場する選手の多くは、「金メダルを目指す」と
正々堂々と言う方が多いなと好印象を持っている。

ただ、一部のフィギュア陣などは、「金メダル」と言えばいいのに、
「いい色のメダル」や「表彰台の一番高いところ」などと言う。
何か気持ちが乗らない。
ぼやかし感というか、すかし感というか、
覚悟が見えず本気な感じがしないのだ。

そういう私も、プロはロープー、汁はルーシーと、ほぼ100%言うし、
「つゆ」の場合は「ゆーつー」、「U2じゃないか!」というくだりまで
できあがっている。
私もまるで覚悟はない。
しかし、本気で言っている。

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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


先週から今週にかけて、様々なステージに触れた。

先週、広い範囲の職場関係者による新年会があった。
広い範囲なので、名前を知らない人や話したことがない人が半分くらい。
顔を見たことがない人も少なくなかった。

この新年会では、それぞれの部署ごとに余興をしなければならない。
本気なものではなく、面白おかしくやらなければならない。
いい意味でふざけなければならない。
ふざけなければならないが、「ふざけるな!」と言われたら駄目なのだ。
一番面倒くさい。

ほぼ全員、日常生活にはないコスチュームでプレイする。
2014011603 
偉いと思う。
こういう方々がいてくれるおかげで、
私はなんらかんら言って余興から逃れられる。
毎年のことだが、女装する男性が多い。
私は500万円もらえるとしてもできない。
除草なら無報酬でもやるが、女装だけはNGだ。

そんな女装男性の中に、女装していない男性が右端にいる。
別の写真で彼に寄ってみよう。
2014011601 
左から二人目、茶色のガウンにサングラス。
見たことがある男だ。
そう、彼こそ、当ブログのコメントにて、
強烈な謎かけをぶち込んでくるカルパッチョ田中氏。その夫だ。
普段は温和で、非常に気を使うキャラである彼が、
この古いタイプの成金ぶり。

もっと彼に寄ってみよう。
2014011602 
これはきてるぜ。
今一番熱いよね。
ブランデーグラスまで手にしている。
カルパッチョ田中氏も何かがうずくことだろう。

ちなみに、女装した方々のほとんどは、
ステージ終了後も、そのままの格好で酒席に交わっていた。
一度ああいう格好をすると気に入ってしまうのだろうか。
人ってそういうものなのだろうか。
それはそれとして、お疲れ様でした。

                         ◆

週が明けて、演劇鑑賞のため琴似へ。
劇団introの「言祝ぎ」という演劇を観た。
というか、「言祝ぎ」の読み方がわからない。
「ことほぎ」だろうか。
内容もわかるような、わからないような、だった。
20140120
原作者の持つ想像の大きさや方向が、私とは違うんだろうなと感じた。
完成度を高めようとすればするほど、
日々芝居に触れているわけではない常人の感覚とズレたような。

ただ、菜摘さんという役者を知ったのは収穫。
離婚して、現在不倫中の役だったが、
全くそういうふうに見えず、不思議と潔白な感じに見えた。
それは作り手側からすれば望ましいことではないかもしれないが、
彼女にはなにがしかの魅力があった。
別の作品で改めて観てみたい

                        ◆
そして最後にボブ・ディランだ。
ステージを観たのではない。
ボブ・ディランのステージを観る権利を13,000円で買ったのだ。

電話でもインターネットでも買えるのに、
未だに電脳社会にうまく馴染めない私は、
道新プレイガイドまで足を運んで手に入れた。
にもかかわらず、ローソン・チケットのデザインだったのはちょっと寂しい。
20140117
正直、13,000円かぁ~、とは思ったが、
私のソロ活動名義「激しい雨」は、彼のアルバムタイトルから
拝借したことを考えると、
観に行かないことは、無礼、非礼、失礼。
とにかく礼儀を欠くことになる。

というか、それ以前に、ボブ・ディランが札幌まで来てくれるなんて
夢のようなことだ。
これだけのビックネームがゼップサッポロで、というのも素敵だ。

私はディランを観る義務がある人間のひとりだと思っている。
その義務がない人が大多数の世の中で、私には義務がある。
教育、勤労、納税、ボブ・ディランだ。

行かないでどうする?
今後の人生にも関わってくる。
ボブ・ディランのステージを生で観た人生と、
生で観なかった人生は明らかに違うはずだ。

テーマ:洋楽 - ジャンル:音楽


2014年1月3週目を写真とともに振り返ってみる。

成人の日を含めた3連休、札幌は断続的に雪。
午前中に車を使ったのに、午後4時にはこんな状態に。
201401車
これなら遠出するのは控えた方がいい。
郊外に出れば吹雪、市内は渋滞。
ならば札幌市内に、いや、東区内に、
いやいや、部屋に閉じこもるべきではないかと判断。
後に、「勇気ある閉じこもり」と賞されるのではないか、
これが英断であったことを歴史が証明するのではないか。

そういうわけで年明けから読み始めた、伊坂幸太郎「死神の浮力」を読了。
201401死神の浮力
年末に、元町のBOOK-NET-ONEにて25%OFFくらいの価格で購入。
この店は、最近の作品の中古が充実している。
そのせいで、新品で買うことがめっきり減った。

                      ◆

翌日、玉林酒家(ぎょくりんしゅか・札幌市東区北4316)の
辛湯(ラータン)が食べたくなった。
玉林酒家の辛湯は、私にとっての世界三大中華のひとつ。
あとの二つは、北華飯店(札幌市東区北148)のあんかけ焼きそばと、
小樽の五香(ウーシャン)の餃子だ。

最初は、なんとなく食べたいなと、ぼんやり思っただけだったが、
あの味を思い出しているうちに、頭の中は辛湯で満たされてしまった。
雪が降り続き、片側二車線の道が一車線になって渋滞していても、
出かけるしかないと判断。
「勇気ある閉じこもり」の信念はいかに軽いものだったのか。
辛湯を想像しただけで、その信念はあっさりと崩壊した。

玉林酒家の辛湯は、年に3、4回、鍋を持参し持ち帰りしている。
なぜ持ち帰りにしているかというと、店では食べきれないからだ。
ハーフの辛湯(680円)でも結構な量で、
これだけをライスのおかずにしても、大人3~4人分はある。
また、玉林酒家のライスが私の好みと違うこともある。
柔らかめで、一粒一粒が立っているのではなく、くっつき度が強い。

で、無事持ち帰ってきた。
201401玉林酒家・辛湯
見た目だけで盛り上がる。
食べる前から拍手だ。
まさにこれはライブだ。
口には出さないが、心の中では、「イェーイ」だの、「フー」だの叫んでいる。

独特の濃さ、何層にも及ぶような深い旨み、
すっきりとした切れ味の辛さ、食べ過ぎるのは危険な脂の量。
この強烈な「あん」に絡む具材は豚肉と白菜のみ。
最高だ。
最高だぜ。
食べきれなかった分は冷凍するぜ。
解凍しても美味いのさ。

満たされた。
満たされると、なぜか少し寂しくなる。
欲望は満たされる一歩手前が一番楽しい。
人の心は難しい。


今回は、毎年恒例、私が選ぶ「2013・アルバム・オブ・ザ・イヤー」。
2013年にリリースされたアルバムからセレクトされる新作部門と、
2012年に以前にリリースされた旧作部門について、
洋楽、邦楽それぞれ、特に心に残った作品を紹介する。

ただ、「2013・アルバム・オブ・ザ・イヤー」などと銘うって
おきながら、大変恐縮ではあるが、
2013年はあまり音楽を聴かなかった。
4月からレコーディングの準備に入り、
6月から10月までレコーディング。
その期間は収録する曲のアレンジの見直しとリハを繰り返したため、
他人様(ひとさま)の音楽を堪能するには
私の音楽容量が足りず、余裕がなかった。

こうした事情から、「2013・アルバム・オブ・ザ・イヤー」の
ラインナップは、刺激よりも癒やし、興奮よりも安らぎを
感じたようなアルバムが多くなった。
しかし、そういう状況だったからこその素晴らしい作品ばかり。
よろしくどうぞ。

【新作部門】
〈洋楽〉
2013年に購入した洋楽の新譜は3枚のみ。
数少ない候補作の中から選ばれたのはこれだ。
ちなみに選ばれなかった他の2枚は、
アイルランドの新人バンド、ストライプスの「Snapshot」と
ジャック・ジョンソンの「From here to now to you」。

■ロドリゲス「Searching For Sugar Man」(2013年)
      2013ロドリゲス
1970年代に2枚のアルバムをリリースしただけで
シーンから忽然と姿を消したデトロイトのシンガー、ロドリゲス。
しかし、南アフリカでは、彼は国民的人気を誇っていた。
シンガー廃業の後は肉体労働などで家族を養っていた彼のもとに、
約30年の時を越えて、南アフリカからライブの話が舞い込む。
それを記録したドキュメントが映画化され、
2013年に日本で公開された。

4月の平日の夜、ディノスシネマに観に行った。
観客は私を含め3人だった。
こういう環境は大好きだ。
映画についての詳細は、2013年4月22日の記事にあり。

このアルバムは、映画のサウンドトラックである。
リリースされたのは2013年だが、
収録されているのは1970年から1972年にリリースされた曲ばかり。
映画を見ている最中から、これはCDも買わなきゃならないなと思うほど
心に響く音楽だった。

アコースティック・ギターをサウンドの基本とした、
カントリー、フォーク、ブルース。
陰のある、それでいて、瑞々しいメロディ。
力みがなく、語りかけるような歌はとてもやさしい。
夏の夕暮れにも、秋の長雨にも、冬の晴れた朝にも似合う。

ロープーだとかアマチュアだとか、売れたとか売れなかったとかは
どうでもいい。
音楽が人生なんだということが伝わってくる。
そこに生活があり、そこに音楽がある。
実に居心地のいいアルバムである。

〈邦楽〉
2013年に聴いた邦楽の新譜は6枚。
どれもクオリティは高かったが、それだけでは選ばれない。
新作部門ならば、時代背景やそのアーチストのキャリアにおける
アルバムの位置づけ、存在感というのが重要になる。
そういう視点からこの2枚を選出。

佐野元春「ZOOEY2013年)
      ZOOEY
大人のポップスだなと思う。
前にもこういう感じの曲あったよなと思いながらも新鮮。
長いキャリアのミュージシャンの場合、
ライブでは代表曲を中心としたセットリストにしてほしいと
オーディエンスが思うのが一般的である。
私もそう思う。
ミックジャガーでさえ、新しいアルバムの曲ばかりやると
客がひくのがわかる、と言っているくらいだ。

だが、佐野元春はちょっと違う。
一連の往年のヒットナンバーよりも、
純粋にこのアルバムの曲をライブで見たいと思う。
新しいことや変わったことをやっているわけではないのに新鮮であり、
また、アルバムとしての一体感があるから迷いがなく、間違いがない。

彼のポップスは、閉じていた心のドアをやさしくノックするような
温度のある刺激をくれる。
3月で58歳になる彼だが、ハートは相変わらず熱い。
音楽に対するモチベーションの高さに感動する素晴らしい作品。

PerfumeLEVEL3」(2013年)
      LEVEL3
2008年にリリースされたアルバム、「GAME」には衝撃を受けた。
実はその後もパフュームのアルバムはチェックしていた。
映像は口パクなので熱心に見る気はしないのだが、
音源は私にとっての癒やしミュージックとして確固たる存在である。

ただ、2009年以降は変化の方向性が、
私の志向とちょっとズレてきている感じがして、
ささってくるものに乏しくなっていた。
彼女達自身が曲を作ったり、アレンジしているわけではないので
責められないところではあるが。

9月頃、このアルバムに収録されている「1mm」という曲が
ラジオから流れてきた。
これはささった。
新しいアルバムに期待を抱かせる1曲だった。
そして実際アルバム全体を通して良かった。
奥田民生氏の新譜より聴いた。

あまりわからないかもしれないが、
パフュームの皆さんは、歌がだんだん上手になっている。
表現の加減が良くなっている。
それが聴き心地の良さにつながっている。
何にも考えたくない時なんかに聴くと実にマッチする。
特に、11曲目に収録された「Handy man」と
最後に収録されている「Dream land」は、
私の求めるパフュームが凝縮された名曲だ。

【旧作部門】
〈邦楽〉
FISHMANS「空中~ベスト・オブ・フィッシュマンズ」(2005年)
      空中
90年代の半ば頃から5年おきくらいに、
「フィッシュマンズはいいよ」と、その時々で誰かから言われてきた。
しかし、高音のボーカルとフワフワ感が馴染めず、
きちんと聴かずに過ごしてきた。

2013年になって、なぜ突然きちんと聴こうと思ったのか
覚えていない。
これまで何人かの人にフィッシュマンズを薦められたことが、
今になって貴重なアドバイスだったように思えたのだ。
おそらく私ならフィッシュマンズを好きになるだろうと思っての
薦めだったのではないかと。
確かに、「これを薦めても、この人には向かないだろうな」というときは
薦めない。

ポップ・レゲエというべきか、エレクトロ・ファンクというべきか、
浮遊感と温かみが同居した独特のサウンド。
歌い回しや節回しはキヨシローさんの影響を色濃く受けているが、
90年代の日本で、私と同じ年の人がこういう音楽を
やっていたことに驚く。

エレクトリックであり、コンピュータ的な技巧もあるのだが、
手作り感があって近くに感じる。
それでいて手の届かないところへ、ゆっくりと飛び立っていくような
儚さや虚無感や厭世観がある歌詞。

BABY BLUE」、「MY LIFE」、「忘れちゃうひととき」、
「いかれたBABY」など名曲揃い。
「宇宙」というベストアルバムも、「空中」と同時にリリースされており、
これまた雰囲気のあるアルバムだが、
ヘビーに聴いたのは「空中」だったので、こちらをチョイス。

〈洋楽〉
THE ROLLING STONES
  
「メインストリートのならず者」(1972年)
      メインストリートのならず者
なんとなくBGMが欲しい時、
古いストーンズの曲にでもしておくかとi-pod touchを操作。
そうすると、そのままずっと聴いてしまう。
「今オレはロックンロールを聴いてるんだぜ」という、
全く役に立たない自分本位の優越感に浸る。

10代の頃は、ジャンキーで粘つくように思えたミックジャガーの
歌声が、今はなんと優しく心地よいことか。
キースリチャードはなぜあんなふうにギターを弾けるのか。
シンプルでありながら深みがあり、アクが強いせいで、
あの空気感には全く近づけない気がする。

2013年の秋以降、ベガーズ・バンケットやLET IT BLEEDなど、
60年代後半から70年代前半のアルバムを脈絡もなく聴いたが、
「メインストリートのならず者」はやっぱりすごいなと改めて感激。
今にして思うことではないが、
ストーンズはベスト盤で聴くべきバンドではない。

「メインストリートのならず者」に関して、非常に気になったこと。
英語のタイトルは、「Exile On Main Street」。
「ならず者」と和訳した部分の英語は、「Exile」である。
あのユニットは、ここから名付けたわけではあるまい。
しかし私はこれからも、このアルバムのタイトルに関しては、
英語ではなく、「メインストリートのならず者」と言っていきたい。
ローリング・ストーンズの名誉のためにも。

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽


年が明けて、たまたま3日連続でCanon IXYで写真を撮った。
こうなれば、1日1枚でいいから、
毎日写真を撮ってみるのもいいかも、と思った。
忘れたらそれまでだ。
強い意志はない。
軽い気持ちで、ぬるい感覚で、ゆるい写真を撮る。
とりあえず10日間続いている。

1月6日(月)、今年初の出勤。
通勤途中に、こんな雪の壁がある。
2014010601
札幌市東区北10条東10丁目、いわゆる「ななめ通り」沿いにある
(
)食創札幌支店横の歩道にそびえ立っている。
高さは2mくらいあるのではないか。
毎年冬になると登場する。
「ななめ通り」を歩く人にとっては冬の風物詩だ。

これは手作業で作られている、と思う。
(
)食創の隣りに住むお年寄りの男性が。
壁が平らになるように丁寧に調整しているのを何度か見たことがある。
雪が降ろうが、溶けようが、壁の状態は常に良好。
相当まめに作業をしなければ維持できないはずだ。
2014010602
札幌市建設局雪対策課から委託を受けた業者が、年に何度か排雪にくる。
すると、この壁は消える。
なんとなくがっかりする。
壁を製作した方も、ちょっと残念な気持ちになるのではないか。
しかし、雪が降ればまた新たに壁が作られていく。
これは趣味ではなく、宿命と感じているに違いない。

1月7日(火)、ロッキン・オンを購入。
前年の洋楽ロックアルバムのランキングが発表される1月号だけは
毎年購入している。
トップ50のうち、聴いたのは1枚だけだった。
20140107
ロッキン・オンは札幌でもなかなか売っていない。
三省堂書店は、ステラプレイス店にも大丸店にもなく、
紀伊國屋書店も、路上店にもアピア店にも置いていなかった。
タワーレコードに行かなきゃ買えないのか、と嘆きつつ、
帰り道、近所のツタヤに寄ったら売っていた。

1月8日(水)、わけあって札幌ドームへ。
わけもなく行く場所ではない。
「ふわふわアドベンチャー」なるイベントの準備をしていた。
20140108 

順序は異なるが、1月10日(金)、朝の創生川通り、北4条東1丁目。
この日、岩見沢方面では雪で交通が麻痺。
なのに札幌市中心部はこの雪の少なさ、そしてこの青空。
20140110 

そして1月9日(木)、職場関係者による飲み会。
同僚の女性2人が、フリつきで「潮騒のメロディ」を熱唱。
公式衣装に着替えまでしての熱唱。
20140109
プライバシーに配慮し、フェイスの一部は隠させていただいが、
決して若手ではないことが感じ取れるだろう。
それがいい。
心も身体もくすぐったくなる。
興奮にも似たくすぐったさだ。
私が仕事上、道をはずさず、それなりにおさまっていられるのは、
彼女達が職場にいるおかげだと言ってもいい。

仕事でもなく、誰かにやれと言われたわけでもないのに、
自ら衣装を用意し、歌い、踊った。
照れて適当にやるのではなく、開き直って投げやりになるのではなく、
きちんと自分のやるべきことをやった。
「なかなかやるね」と感想を言えば、
「なかなかやるんですよ」と返してくることだろう。

やると決めたことを、きちんとやることの素晴らしさを改めて感じた。
私の音楽活動は、基本的に自分のやりたいことをやっている。
オーディエンスが求めることより、
自分が求めていることを優先している。
ロープーではないし、仕事ではないからだ。

ロープーのミュージャンでも、自分のやりたいことをやる、
という人は少なくないだろう。
商売として成り立つならばそれでもいい。
しかし本質的には、自分のやりたいことよりも、
オーディエンスが求めるものをやるのが正しい姿なのではないか。
それがプロであり、仕事ではないか。

音楽業界だと、「ビジネスとしてやっているから伝わらない」
という意見を耳にすることがある。
そうだろうか。
実は仕事として、きちんと誠実にやる姿こそ感動を与えるように思う。

テーマ:写真日記 - ジャンル:日記


トゥナイトROCK ME BABYにお付き合いいただいている皆様、
今年もよろしくお願いいたします。

干支は、「びーへー」から「まーうー」になった。
2014年はこれをやる、と心に決めていることは特にない。
まずは、健康で大過なく過ごせればと思う。
「まずは」などと書いてしまったが、
健康で大過なく過ごすためには努力が必要だし、
面倒なこともやらなければならない。
漫然としていて手に入れられるものではない。
落馬しないように気をつけるが、
まずは馬に乗らなければならないし、
走らせないことにはどうしようもない。

年が明けて5日経った。
意図せず5日連続でCanon IXYで写真を撮った。
こうなったら今年は一日一枚でいいから、
毎日写真を撮ってみようかと思っている。
特別な被写体がなければ、通勤時に目にする何かでもいいし、
部屋にある何かでもいい。
そしたら何かに気づくかもしれない。気づかないかもしれない。
労苦を要することでもないので続けてみようと思う。

1月1日、実家の2階から撮影。
20140101
終日暴風雪に見舞われた。
田舎らしい佇まいだろ。

1月2日、実家の裏から撮影。
20120102
海岸沿いに30mほどの高さの崖地が続いている地域である。
中央に見える建物は神社だ。

神社まで約100m
そこから港を見下ろせる。
2014010202
荒れたり、晴れたりと不安定な天候の一日。
太陽と雲がせめぎ合い、海は光の灰色。

1月3日、西友札幌元町店駐車場。
一日中雪が降っていたので、部屋で読書と睡眠を繰り返す。
まるで外には出たくなかったが、
牛乳を切らしたので、やむなく雪の中を西友へ。
20140103
ちなみに、いつも飲む牛乳は、JR生鮮市場ブランドのもの。
倉島乳業とのコラボレーション牛乳だ。
岩宇(がんう)の人間は、倉島牛乳への思いが強いのだ。

昨年12月のある土曜日、STVラジオのリポーターが、
岩宇を「いわう」と言った。
その後、しばらく聴いていたが訂正はなかった。
STVラジオにこれをただ指摘するだけでは、
ロック・ミー・ベイベーではない。
なので、「岩宇(がんう)」というラジオネームで、
メールで普通にお便りを書き、
「がんう、と読むのか」と気づいてもらおうと考えたが、
そのうち考えるのをやめてしまった。

1月4日夜、「つどーむ」へ。
20140104
メインアリーナでは、プロでも実業団でもない、
いわばインディーズのチームが軟式野球をやっていた。

そして唯一の観戦者。
2014010402
一人でも決して寂しいことはないぜ、お嬢さん。
唯一の観戦者の写真を撮り、ブログに載せている人の方が
客観的には寂しいのさ。

1月5日、突如思い立って、札幌国際スキー場へ。
2014010502
2年ぶりにゲレンデにイン。
バスに酔いやすい私は、ロープウェーでも酔いそうになる。

その帰り道、北12条東1丁目あたりで信号待ち。
前に停まっている2台の車のナンバーが同じだった。
2014010503 

こんな感じで2014年は始まった。
始まったばかりなのに、すぐに終わるものがある。
正月休みだ。
もう少し休みたいが仕方ない。
健康で大過なく過ごすためだ。

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記



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