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Hitori Kilapo Tour 2012
日時 2012年7月7日(
      open 19:30 start 20:00
■場所 lakura(ラクラ)
           
札幌市中央区南4条西9丁目1009-3 大正製薬の裏
charge 前売¥1500/当日¥2000
■出演 20:00~  激しい雨(私のソロ活動名義)            21:20~  松山和司
      
弾いて、歌って、語って、
アマチュアであることの利点を生かした生活感あふれるライブを
真剣にやりたいと思っています。
足を運んで良かったと感じていただけるライブにすべく、
見かけは気楽でアットホームでも、全力でプレイしますので、

ご来場をお待ちしております。

らくら/店
先日、ライブ会場である「ラクラ」さんの前まで行ってきた。
訪れたのは18時30分頃。
お店は18時閉店のため、インできなかった。
らくら/地図
実はなかなか見つけられなかった。
まず誤っていたのが、「大正製薬」さんの認識。
薬の小売店だと勝手に思い込んでいた。
そのせいで、サッポロドラッグストアやツルハのような店を探してしまった。
ここでいう「大正製薬」は、会社組織が存在するビルのことだった。
このビルは南4条の大きな通り沿いにある。
その一本南側の細い仲通りに「らくら」はある。

これは要注意だ。
私の出番は20時。
20時ちょうどに着くように会場に向かったはいいが、
会場を見つけられず、仲通りと裏通りをさまよい、
店を見つけた時にはライブも終盤ということも有り得る。
また、おそらくこの通りは照明が乏しく、かなり暗いと思われる。
その点も要注意だ。
店の前の通りはこのとおりだ。

らくら/店の前 

注意点は多いものの、店を見つけ、店に入り、席につけば、

そこには最高の夜がある。
来られる方はぜひご連絡を。
チャージ的な面で配慮できます。

今こそ君の力が必要だ。
実はちょっと心細いのさ。
状況は少し冷たい風が吹いている。
しかし、心の中は暖かい風が吹いている。
よろしくお願いします。

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テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽


二週間ほど前の話だ。
仕事帰りに、なんとなく札幌ステラプレイスに足が向き、
ふらっと三省堂書店に入った。
店に入ってすぐ、誰かに見られているような気がした。
見たことがある顔だが誰だったか。
ドキっとしたような、ちょっと怖いような、
何がしかの違和感をおぼえた瞬間だった。

見られているような気がした方向に目をやった。
私を見ていたのは、立てかけられた本の表紙に
アップになっている女性だった。
ああ見たことある。しかし名前が出てこない。
穏やかな女性じゃないことはわかる。
胸がざわつき、その本の方向に吸い寄せられるように近づいた。

その女性は木嶋香苗(きじま・かなえ)氏だった。
練炭を使用した自殺に見せかけて、
複数の交際男性を連続して殺害したとされている女性である。
彼女の生い立ちから地裁での裁判から判決までをルポした本が
発刊されたのだった。

佐野眞一/別海から来た女 

本を開いて、ちらっと読んでみたい気がした。

しかし、彼女の顔があまりにダイレクトになので、
本を手に取れなかった。
その場を離れた。
それでもなぜか気になる。
思わず本の方向に振り返った。
木嶋香苗氏が私を見ていた。
ぞっとして立ち去り、別の本を物色し始めた。
結局何も買わず、三省堂書店を後にすることにした。
帰り際、よせばいいのに、また木嶋本の方向に目をやった。
彼女に、「買わないで帰っちゃうんですか?」と言われた気がした。

家までの帰り道、ずっと木嶋本が気になった。
あの強烈な表紙。
「別海から来た女」というタイトルもやけにそそる。
家に着くころには、どうしても読みたい気持ちになっていた。
家に着いた途端、車のカギを手にし、
着替えもせずに、そのまま外へ出て、ステラプレイスに逆戻りした。
そして、「別海から来た女」を購入。
この作品だけでは、駐車場2時間無料の条件である二千円に達しないため、
「天地明察」という文庫まで買ってしまった。

今思うと、ダイヤ書房やツタヤなど家の近所の本屋でも買えたはずだ。
なのに、ステラプレイスの三省堂書店まで行ってしまった。
それほどに、三省堂書店という場で見た木嶋香苗氏の顔が
あまりに強烈で、私の心を揺さぶったのだ。
つまり、なんたることか、
彼女の顔の度アップでジャケ買いしたということだ。

内容も凄まじかった。
筆者は容赦がない。
木嶋氏本人はもちろん、木嶋氏の家族、被害者についても、
そこまで書くのか、というほど、かなり赤裸々に書いている。
そして誰一人、良く書いていない。
また、被害者も含め大半の人が実名で書かれ、しかも皆呼び捨て。
それだけで心がざらざらした。

裁判で明かされた木嶋氏と被害者たちのメールの内容は強烈だった。
木嶋氏の積極的なリードぶりがすごい。
それに追随してしまう男性達もすごい。
なんというか、お互い焦りのようなものがにじみ出ていて怖かった。
ただ、強引に交際を進展させ、自分のペースに持っていく女性に
楽しさを感じる男性は多くいるということだ。
だとしても、そんなに簡単に金銭的支援に応じてしまうものなのか。

木嶋氏の言葉やふるまいが上品だと書かれている箇所も多かった。
妹とのメールの言葉もお嬢様言葉だったり、
「お食事」、「お手伝い」など、「お」をつける言葉が多いのだが、
通帳にまで「お」をつけていた。
通帳といえば、彼女は子供の頃から盗み癖があり、
なかでも驚いたのが、小学生の時、知人宅から通帳を盗んだことだ。

非常に気になったのは、彼女の犯罪の数々は、
別海という土地柄と歴史が生んだかのようにとれる記述が多いこと。
別海の方が読んだら、少なくとも愉快な気持ちにはならないだろう。
筆者はそう感じたのだろうが、何か配慮があってもいいのかなと。

木嶋氏の母親のあっけらかんさ。
婚活サイトでこんなに知り合えるものなのかということ。
木嶋氏が合鍵で交際男性の家に入り、
知らぬ間に火災報知器をとりはずしていたこと。

重たい気持ちになりつつもドキドキしながら、
どんどん読まされてしまった。
恐い話だった。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


Hitori Kilapo Tour 2012
日時 2012年7月7日(
      open 19:30 start 20:00
■場所 lakura(ラクラ)
           
札幌市中央区南4条西9丁目1009-3 大正製薬の裏
charge 前売¥1500/当日¥2000
■出演 松山和司
       オープニング・アクト 外園一馬/激しい雨(私のソロ活動名義)
  「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥの女(上・下)」(2008年)
  ミレニアム1・上 ミレニアム1・下
スウェーデンの作家の作品。
30か国以上で総計800万部以上を売り上げた。
私は海外の小説をほとんど読まない。
その最大の理由は、外国人の名前にうまくなじめず、
誰が誰なのか区別ができないからだ。
そうしたもやもや感のせいで、ストーリーどころではなくなるのだ。

この作品は登場人物が多い。
ヴァンゲル家という一族が多数出演するため名前も似ている。
ところが読めてしまう。
なぜなら、一度登場した人物が再登場する際、
誰とどういう関係にあって、どんな状況にあるのかを、
改めてさり気なく触れてくれるからだ。

日本語訳がすごく良かった。
というか私の感覚に実にフィットした。
シャープな文体で短文が多く、のっていけるリズム感があった。

内容は、36年前にヴァンゲル家で起こった少女失踪事件を
調査する雑誌編集長の物語。
フリーの調査員(探偵のような感じ)の女性が協力者となる。
事実上、この二人が主役である。

事件には、ヴァンゲル一族の過去の秘密が大きく関わっている。
この一族が曲者揃い。
誰もが何かを隠している雰囲気があり怪しい。

ストーリーは事件の調査というシンプルなものだが、
ヴァンゲル一族が抱える闇が絡み、
上巻約400頁、下巻約460頁もある大長編ながら、
先を知りたくて、どんどん読めてしまう。
読み始めたら最後、しばらくはミレニアム漬けになるだろう。

それと、フリーの調査員である女性のストーリーが実におもしろい。
まず、名前がいい。「リスベット・サランデル」という。
ロック的な語感だと思う。
それと、彼女の生い立ちや、性的暴行に対する復讐劇など実に凄まじく、
引きずられるように物語の中に持っていかれる。
そのせいで、繰り返しになるがミレニアム漬けになってしまう。

ただ、最初のほうは状況がつかめない感じでイライラする。
現在売っている文庫の下巻の帯には、秋元康氏が、
「最初の数ページを読んだだけでミレニアムの世界に引き込まれる」と
コメントしている。何を言っているのだろう。
私にとっての最初の数ページは、何が何だかよくわからず、
読むのをやめようかと思ったほどだ。
このままブックオフしようかと、ちらっと考えたほどだ。

ところが、60頁くらいからリスベット・サランデルが登場して面白くなる。
150頁くらいからリスベット・サランデルと雑誌編集長が出会って
さらに面白くなる。
そしてやめられなくなる。
この大長編としばらく付き合うのも悪くないと思う。

■連城三紀彦「造花の蜜」(2008年)
連城三紀彦/造花の蜜・上 連城三紀彦/造花の蜜・下
幼稚園児が誘拐された。
犯人から電話が入るが、何も要求してこない。
犯人は誘拐した幼稚園児を電話口に出させ、親と話をさせる。
幼稚園児には特におびえた様子もない。

翌日も犯人から電話が来る。
相変らず何も要求してこない。
息子は元気だと言って、携帯電話で写真を送ってくる。
しかし子供を返すとは言わない。
しびれをきらした母親は、
「いくら支払えば息子を返してくれるのか」と申し出る。
犯人は、「身代金は要求しない。払いたいのなら金額はそちらで決めろ」
と応える。

母親は身代金を用意する。
犯人から、渋谷のスクランブル交差点の真ん中に置いていけと指示される。
そのとおりにすると、スクランブル交差点内に駐まっていた車から
息子か降りてきた。

身代金は交差点に置かれたまま。
母親と警察は、身代金を取り戻す。
身代金の中身を確認すると、1千万円減っていた。
その1千万円は、解放された息子が背負っていたリュックサックの中に
入っていた。まるで手品である。

前半は誘拐事件の経過が、
中盤は誘拐事件の原因となった犯人と被害者との関係が、
後半はこの事件をモチーフにして起こるもう一つの事件が語られる。

ストーリーが進むにつれて中心人物が変わる。
それはそれでいいのだが、前半部分で中心人物の脇役として、
伏線になりそうな発言を繰り出す怪しそうな人物が、
後半、全く生かされていないため首をかしげた。
私の思い込みといえばそれまでだが、
予想以上に伏線なしの肩透かしが多かった気がする。

とはいえストーリーは楽しめる。
非現実的で、ひねくれていて、事がうまく運びすぎるところはあるが、
妙に理にかなっているような錯覚を起こし、
物語の中に引きずり込まれていく。
こういう切り口もありだろうと納得できる。


■百田尚樹「モンスター」(2010年)
百田尚樹/モンスター 
醜い顔のせいで、小・中・高とバカにされ、
いじめられ、あるいは無視された女性が、
整形手術を繰り返し、誰もが振り向く美女になった、
そしてどうしたか、という物語。

中学時代、好きだった先輩にマフラーをプレゼント。
翌日、たまたま見かけた犬の首に、そのマフラーは巻かれていた。
高校時代、恋した同級生に対して、
自分がブスだから好きになってもらえない、
彼の目が見えなくなれば、外見ではなく中身だけで判断してもらえる、
そう考え、薬品を使って、彼を失明させようとする。
こうした壮絶なエピソードがふんだんに盛り込まれている。

追われるように故郷を出て、東京で工場に就職する。
ここでも醜い顔であるがゆえの嫌がらせを受ける。
給料は安く、ぎりぎりの生活。どんづまりの未来。
彼女は、持ち金をはたいて目の整形をする。
そこから少しずつ彼女の世界は変わっていく。

全てをきりつめお金を貯めては、整形をする繰り返しとなる。
もっと大胆に整形をしたい。しかし、お金が足りない。
迷わず風俗の世界へ。相変らずの整形三昧の日々。
とはいえお金に余裕はできた。
そこで、エステや話し方教室に通い出す。
結果、とんでもない美女になる。
そして、学生時代、自分をバカした同級生や教師に対する復讐が始まる。

とにかくサクサクとストーリーは進んでいく。
読み進めやすいし、実際おもしろい。
小説を映像にすると、文章ならではの深みや広がりが
省略されてしまうことが多い。
しかしこの作品は、映像を見ながら、それを文章にしたような感じである。
つまり、深みに引き込むような感じは薄い。
葛藤のようなものが少なく、行動に移るまでの時間が短い。
そのため毒々しさや黒さはあるのだが、全体としてカラッとしている。

エンディングも、表面上はあっけらかんとしている。
ところが、なるべくしてなった人生の終わりを、
あっけらかんと描いていることこそ、
逆に核心をついていて妙に印象深い。
心を動かすようなものはないが、ひとつの人生のあり方として、
ハードな内容ながら淡々と読めるおもしろい作品だと思う。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌


JR室蘭本線の小幌(こぼろ)駅に行ってきた。
ここは、マニアの間では極めてフェイマスな、
マニアでない方にはほとんど知られていない、いわゆる秘境駅である。
豊浦駅から長万部駅に向かうと、
豊浦→大岸→礼文ときて、次が小幌駅である。

2年前に小幌駅を目指したことがある。
ところが、車でどの道を行っても行き止まりになったり、
わけのわからない山道を登るはめになったりした。
このトンネルを抜ければ小幌駅、と思われる線路沿いの道まで
たどり着きながら、結局行けずじまいだった。

その周辺で畑仕事をしていたおばあさんに道を聞くと、
そんなところに駅があるのか?と、逆に聞き返されるはめに。
公園で草刈りをしていたおじさんにも聞いてみた。
すると、「あそこにまだ駅あんのか?」と、
またしても質問に対して質問で返された。
しかし、長くそこに住んでいるおじさんは、
車で行く道はないと教えてくれた。

ならば、どうやっていくのか。
電車に乗って行くしかないのかと尋ねると、
「だいぶ前だら国道から降りでいく道あったけどな。
今もあんだがわがんねえわ」と、正統派の北海道弁で言われた。
「北の国から」の出演者とスタッフ、それと、
あれを北海道アクセントだと思っている本州方面の皆さんに
聞かせたい、正しい北海道弁アクセントだった。

日暮れが近づいていたため、結局断念をして帰路に着いた。
道路地図だけを見て、きっと駅まで行ける道があるんだろと
確証もなく思っていた私の甘さを痛感した。
「事前にしっかり確認すべきである、433の919、道銀のラピッド」
そのCMが頭の中を何度もよぎった。

              ◆

昨年も小幌駅を目指している。
有珠山に登ったついでに行ってみようとした。
前年、公園のおじさんから、国道から降りていく道があったとの
情報を入手していたので、そこを探した。
しかし、国道には小幌駅の案内表示はなく、
それどころか、小幌駅の真上の国道は険しい峠のような状態で、
下っていけるような道はまるで見つけられず、
行ったり来たりを繰り返した。

それでも、未舗装の狭い道を発見。
とりあえず歩き出した。
鬱蒼とした森の中をさまよっているようで不気味だった。
道はあるが、普段この道を利用しているような雰囲気はまるでない。
このまま行って小幌駅につながっているとは限らない。
熊に会ったらどうしよう。
「森のくまさん」のようなメジャーコードの楽しいメロディなど
嘘っぱちだ。現実は恐怖しかない。
突然現れたのがキツネだとしても腰を抜かして立てなくなるだろうし、
リスだとしても大声を上げて震えただろう。
そんな恐怖に屈し、15分ほど歩いたところで断念。
1年ぶりに、「事前にしっかり確認すべきである、
433の919、道銀のラピッド」が頭の中をよぎった。

              ◆

こうした二度の失敗を踏まえ、
今回は最初からJRを利用して行くことに決めていた。
ただ、浅はかな方法を使った。
正しい無人駅マニアの流儀に反する手法で申し訳ないと思いつつ、
豊浦から向かって、小幌駅の二つ手前の駅である「大岸駅」から
乗ることにしたのだ。

なぜひとつ手前の「礼文駅」ではなかったのか。
それは、以前から大岸駅の雰囲気を気に入っており、
ここで乗るか降りるかを体験してみたい気持ちがあったからだ。

120602大岸駅1

国道から微妙に離れた海辺の素朴な駅である。
癒されるような寂しさと、心が温まるような侘しさにあふれた、
愛おしくなるような集落に、駅が何気なく存在する。

小幌へ向かうホームで、電車を待っているときの、
なんともいえない静かな興奮が気持ち良かった。
知らない土地の無人駅で電車を待つ快感を初めて知った。

120602大岸駅2


薄もやの中を電車がやって来た。
乗ってすぐ、整理券をお取りくださいとの放送が流れていた。
しかし、ワンマン電車慣れしていない私は、
どこから整理券を取るのかわからずにたじろいだ。
「ここから取るんですよ」と教えてくれたのは、
大きめのカメラを手にした、いかにも鉄道マニアの男性だった。

彼に礼を言って、席に着こうと車内を見る。
乗客は約10名。
そのうちの半数は確実に小幌駅狙いだろうと一目で察しがついた。

豊浦方面から向かって小幌駅で下車し、
短時間だけ滞在して反対方向からの電車で戻って来るには、
午前8時台の便と、私が乗った午後2時台の便しかない。
いわばこの便はマニア便なのだ。

そして電車は走り出した。
海沿いからトンネルを抜け、次第に山中へ。
未知の世界へレールは続く。
やがて電車とさほど変わらない大きさの
アンティークなトンネルが見えた。
2年前に行き止まりの憂き目にあったトンネルだった。

このトンネルが長かった。
いつまでトンネルが続くんだ?と思ったころ、
電車がやや減速となった。
なにゆえトンネルの中でスピードダウンなんだ?と思ったとき、
トンネルを出た。そしてすぐに停車した。
そこが小幌駅だった。

降りていきなり驚いた。
ホームに降りて電車の進行方向を見ると、
すぐそこにトンネルがあったからだ。
私が降り立った場所から進行方向を撮影したのがこの写真。
120602小幌駅1 

興奮のあまり、わけもわらず何度もシャッターを押した。

電車が去った後はこんな様子。
120602小幌駅2 

反対方向はこんな様子。
右側に写っているホームから、上の2枚の写真を撮った。
このホームはトンネルの出口にくっついている。

120602小幌駅3

そう、小幌駅は、トンネルとトンネルの間の
150mくらいのスペースに存在しているのだ。
スペースというより、山に囲まれていることもあって、
「空間」といった感じだ。
無人島に取り残されたような、あるいは、
山奥に閉じ込められたような錯覚をおぼえた。

あまりの圧倒的な隔離感に、しばらく立ち尽くした。
その後は駅周辺をぶらつきながら写真撮影をした。
帰りの電車は下車から17分後にやってくる。
14時57分に下車して、15時14分の便に乗車するのだ。
120602小幌駅4

短すぎた。
すぐに17分が過ぎてしまった。
17分間の衝撃はすさまじかった。
もっと探索したり、何もせずに佇んだりしたかった。

そして帰りの電車がやって来た。

ご覧のとおり、こちらもトンネルを出てすぐにホームである。
120602小幌駅5

この瞬間を記録するために、
マニアの方々には申し訳なかったが、写真にインさせてしまった。
ちなみに、私と同じ便で小幌駅に下車したのは7名。
そのうち、私と同じ帰りの便に乗車したのは4名。
残りの3名は17時55分の便まで過ごすのだろうか。

120602整理券
とにかく圧倒的な空間だった。
別世界に行ってきたようだった。
夢を見ていたような気さえする。

あの非日常度はなんなのだろう。
金環日食の神秘に勝とも劣らない。
再び訪れたい。

無人駅は何かを語りかけてくる。
無人駅のブルースは続く。

テーマ:北海道 - ジャンル:地域情報



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