ADMIN TITLE LIST
7月16日ライブ、楽しく終了。
見に来てくださった皆さん、ほんとにありがとう。
来られずも、気にしてくださった皆さんもありがとう。

セットリストは次のとおり。
1 Please Come Close To Me
2  熱いブギをくれ
3 夜をどこまでも
4 人生
5 ロックンロール・ナイト
6 あてのない旅

110716ライブ1 
ライブの日は、どしゃ降りレイニーデイだった。
思い返してみると、我々のライブは雨の日が多い。
そんな天候の中、ご来場くださった皆さんに改めて感謝です。

トークは、震災派遣の話、ヘルニアの話、人生についてなど、
ライブでなければ話せないことを、
またしても思いのほかだらだらと語りすぎてしまった。
しかも今回は、サンハウスやザ・モッズの森山達也氏まで
引き合いに出すほど、マニアックな内容となった。

110716ライブ2
ロックにエネルギーをつぎ込んだ夜が終わった。
決して暇なわけではないはずなのに、
ライブが終わると何もすることがないような気持ちになる。
正しくは、何をする気も起きなくなるということだろう。

広い世界の中の小さな夜だが、これがあるから、
なんとか日々持ちこたえているのだと思う。
人生は決して浪花節などではない。
というか、何を浪花節というのかがわからないぜ。
それを実証したライブだった。

スポンサーサイト

テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽


まずは、ライブが目前のため、今回もお知らせを。

日時:2011716日(土)
場所:ホール・スピリチュアル・ラウンジ
     (札幌市中央区南2条西4丁目 ラージカントリービルB1F)
出演:18:30 THE HEART OF STONE
        19:05 JIMONO
        19:40
/
        20:15
アイロニー主義
        20:50 BLACK HAIR
        21:25
バトルエンジン
料金 1000


我々、THE HEART OF STONEの出番は1番目です。
よろしくお願いします。

今回はブックレヴュー。

■西村賢太「暗渠の宿」(2006年)
西村賢太/暗渠の宿
肉体労働で生活費を稼ぎ、金の目途が立てば風俗通い。
やりきれなくなれば酒におぼれ、暴力に走る。
また、大正期の作家、藤澤清造に異常なまでにのめり込む。
そんな、どうしようもない中年男の話。

この作品は二編が収められ、いずれも主人公はこの男。
一作は、風俗嬢に入れ込み、お金を騙して取られる話。
もう一作は、同棲を始めた女の過去に嫉妬し、
何かにつけ女を責める話。

自分勝手で、思い込みが激しくて、心が弱くて、甘くて、
とにかく、だらしない男である。
もちろん魅力のある人物ではないし同情もない。
しかし、屈折ぶりや劣等感、酒や暴力に逃げ込む行動回路は、
現象としてわからなくはなかった。

物語は、そうなってほしくないという方向に転がり落ちていく。
その落ちていく際の心の動きや行動の順序など、
詳細ながらテンポよく描いている。
同棲相手に暴力をふるい、その後優しい気持ちになるところや、
同棲相手のラーメンの作り方に対してまで異常に怒り狂うところなど、
不快な気持ちになるのだが、よくこんな場面をイメージし、
書ききれたものだと圧倒された。

藤澤清造の墓標を部屋に持ちこみ、
それを保管するためのガラスケース購入に何十万もかけるところなど、
苦笑するしかない異常さや固執ぶりが随所にある。
文体が古風なところも、男の駄目さを際立たせ、
と同時にコミカルなものにしている。

■貴志祐介「ダークソーン」(2011年)
      貴志祐介/ダークゾーン
主人公は20代半ばの男性。
ふと気づくと、どういうわけか長崎県の端島(はしま)にいた。
そこには赤チームと青チームがあり、なぜか戦闘をすることに。
人間達は鳥獣などに姿を変え、ひたすら戦う。

なぜ、そういう状況が設定されていたのか全くわからない。
近年のバトルゲームのように派手に戦い、
あまりにバーチャルで、ほとんど入っていけなかった。
アニメを文章化したような作品だ。

テレビゲームを全くしない私にとっては、
終始もやの中で、何もつかめないような感覚で読んだ。
逆にゲーム好きには、たまらない描写の連続かも。

バトルシーンの合間に、現実世界のストーリーが挿入されている。
そちらの方が面白かった。
ただ、バトルとのつながりが希薄だった。
いずれにしても、なんだったのだろうと思う。
読み終えるのに二週間も要したのが悔やまれる。

■佐々木譲「北帰行」(2010年)
       佐々木譲/北帰行  
ロシア圏専門の旅行代理店を営む男が、
あるロシア人女性をアテンドすることになる。
この女性は、自分の妹を殺したヤクザに報復するため来日した。
その目的は達成するものの、すぐに舎弟のヤクザに追われるはめに。
そんないざこざに、旅行代理店の男も巻き込まれ、
挙句、男の家族にまで、悪の手が忍び寄る。

旅行代理店の男とロシア人女性は、
東京から新潟、さらには、稚内へと逃亡。
稚内は旅行代理店の男の故郷という設定である。
もっと稚内の場面や色みたいなものを出しても良かったかと。

ストーリーは、どこかにありそうで新鮮味はなく現実的でもないが、
明快であり、緊張感があり、文章に雑味がなく、
きっちりとリズムが作られているため、集中して読める。、
全体として面白い作品だと思った。

ただ、あっけなく殺害されるシーンがあったり、
意外にすんなりとパスワードがわかったりと、
もう少し「ため」というか、「じらし」が欲しい箇所がいくつかあった。

また、旅行代理店の男が、最後までアテンドする理由が弱い。
というか、わからない。
自分の家族がひどい目にあったのに、これでいいの?と、
何か救われない気持ちが残った。


■樋口明雄「ミッドナイト・ラン!」(2010年)
樋口明雄/ミッドナイト・ラン
インターネットで自殺をテーマにした掲示板。
そこで出会った自殺志願者5人が、練炭自殺をするため山の中へ。
いざ睡眠薬を飲もうとしたその時、
見知らぬ一人の女性が助けを求めて、車窓をたたく。
彼女は、どういうわけかヤクザに追われていた。

自殺志願者達は、わけがわからずも、彼女を車に乗せて逃げる。
街に戻り、彼女を車からおろし、5人でファミレスへ。
死のうとする寸前だった彼らはしらけてしまい、
どうしていいかわからない。

その時、ファミレスに警察がやって来る。
助けた彼女に対する誘拐と殺人未遂の罪で捕まえに来たのだった。
身に覚えのない罪を着せられてなるものかと、とりあえず逃げる。
さっきまで死のうとしていたのに、
逃げながら、様々な人に助けられ、応援され、
気がつけば必死で生きようとしていた。
そんな彼らの4日間の物語。

早い展開、場面設定の明確さ、整理された文章などにより、
非常に読みやすいし、面白い。
キャラクターの棲み分けも上手だし、
背後にある事件の様相もミステリアスである。
映像化しても、うまくいく作品ではないだろうか。
文章に余計なものがないというか、煩わしさがないのがいい。

ただ、脇を固めるキャラクターのせいなのか、
シリアスな内容なのに、全体的にコミカルで軽い感じがある。
意図的にそうしたのかもしれないが、賛否は分かれるかも。

作品の中盤からは、コミュニティFMの女性パーソナリティが、
警察とヤクザに追われている自殺志願者達をたまたま目撃したことで、
展開の要となっていく。
この女性のラジオ放送が、なんともいえず面白い。
都会的なクールさとノリノリの雰囲気があるのだが、
DJスタイルが古いのだ。
「どう、みんな。ディランの曲で元気になったかな」、
「今、お届けした曲は、○○××って曲。最高にクールな一発だよね」、
「ガンガン、みんなの希望に応えて、素敵な音楽を流すから、
 スタジオまでコンタクト、待ってるね」など、
どこかかゆくなるような感じがして、それが逆に面白い。
ただ、いまどきこの手の、ため口トークDJはいないだろう。

テーマ:読んだ本の紹介 - ジャンル:本・雑誌


まずは、7月16日のライブの出演時刻が明らかになったので、
お知らせを。

日時:2011716日(土)
場所:ホール・スピリチュアル・ラウンジ
     (札幌市中央区南2条西4丁目 ラージカントリービルB1F)
出演:18:30 THE HEART OF STONE
        19:05 JIMONO
        19:40
/
        20:15
アイロニー主義
        20:50 BLACK HAIR
        21:25
バトルエンジン
料金 1000

我々の出番は1番目。18時30分である。
新旧織り交ぜ、今こそやるべき曲を準備しています。
よろしくお願いします。

ところで、秋元康氏の48ムーブメントはすごいとは思う。
CDが売れないこの時代にも、相当なセールスをたたき出している。
ところが、あの世代以外の人にも印象に残るような曲がない。
特徴のないアイドル・ポップなだけで、何も感じるものがないのだ。
それは年齢や個人的な嗜好によるものではあるが、
バカ売れしているわりに、巻き込んでいないというか。

そんな中、先日、テレビから流れてきたNMB48なるグループの曲に
反応してしまった。
和テイストと80年代の洋楽が融合したような、
ちょっと気になるサウンドであり、振り付けだった。
「絶滅黒髪少女」とかいう曲らしい。

他の48系列のグループはない雰囲気の曲であり、
タイトルにしても、小手先っぽいが体制に批判的なテイストなのも良い。
歌っているメンバーのことは、全く知らないし、
知ろうという意欲もないが、曲はなかなか魅力的だ。

ちなみに、我がバンドの曲を、
際限なくお金をかけてプロモーションし、
メンバーも最大限の努力を尽くしたとしても、
AKB48よりも売れることは100%あり得ないだろう。
残念だが、この世に「絶対」はある。
だからといって、特に困ることはないぜオーライ。

テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽


暑い季節になると、不思議に思うことがある。
毎年のように、扇風機が売り切れたとか、在庫がないという
報道を目にすることだ。

なぜ毎年毎年、扇風機を買い求める人たちがいるのか。
扇風機を買うということは、扇風機を所有していないということだ。
これまで何度も何度も熱い季節はあった。

なのに、扇風機を所有していなかったのだろうか。

そもそも扇風機など、そんなに壊れるものではない。
余裕で10年はもつだろう。
私の実家など、30年くらい同じ扇風機だ。

わからない。
なぜ毎年のように売り切れるのだろう。

ところで、バンドのホームページの充実ぶりがすごい。
ホームページの作成、管理を一手に担っている
ベースのミチ氏の尽力とセンスにより、
これまでリリースした全作品を
フル・バージョンで聴けるようにしたのだ。

サウンドだけではない。
20年近く前の写真まで、ところどころにある。
ホームページはここから見られます。
         ↓
ザ・ハート・オブ・ストーンのホームページ


来年は、ザ・ハート・オブ・ストーン結成20周年である。
それを記念して、90年代にリリースした6枚のアルバムから
十数曲をチョイスし、改めてレコーディング。
2012年中に、「THE HEART OF STONE 1992-1998」なる
アルバムを完成させたいと考えている。

それに向けて、最近は古い曲を少しずつ演奏している。
そのような状況にありながら、7月16日のライブでは新曲をやる。
と同時に、93年、94年あたりの古い曲も演奏する予定だ。

「人生」という、94年リリースの曲がある。
当時は頻繁にライブで演奏した曲たが、
フレーズも技術も硬さがあり、間延びしたアレンジがネックとなり、
全く演奏しなくなっていた。

昨年、ライブで久しぶりに古い曲をやろうか、となった時、
私以外のメンバーから、必ず声が上がるのが、この曲だった。
私は、こなれていないアレンジのせいで難色を示していたが、
メンバーの思いは強かった。

そこで、アレンジを随所に変更した。
リズムを変え、構成を変え、ギター・ソロを変え、キーまで上げた。
そして、十何年かぶりにライブで披露した。
かなりしっくりくる感じにはなった。
それでもなお、ノリが出ない箇所や、なんとなく薄い箇所があった。

この曲は、これから制作する90年代ベストアルバムに
間違いなく収録される。
そこで、さらにアレンジを施し、現在試している最中だ。
つまり、曲を作って20年近く経っているのに、
いまだに結構な修正や追加をしており、完成していないのだ。

この、いつまでも完成しない状況を、ドラムのダーオ・オダ氏は、
「サクラダファミリアみたいな曲だ」と称した。
サクラダファミリアは、着工から百年以上経つのに、
まだ完成しない教会かなにかだろうと、おぼろげに思う。

上手な例えだと、ダーオ氏以外のメンバーは思ったはずだ。
ところが、いかんせん、日常生活において、
サクラダファミリアは、あまりに遠い存在であるせいか、
ダーオ氏以外のメンバーは、ぼんやりと理解しているのだが、
しっかりとしたリアクションをせず、微妙な空気となった。

「いつまでも完成しないもの」の例えで

サクラダファミリアが出てくる。
そんなダーオ氏のアカデミズムに、
他のメンバーが的確についていけなかったのだ。

私は、「いつまでも完成しないもの」をイメージして、
最初に浮かんだのは、「東橋(あずまばし)」だった。
東橋は、豊平川を渡る国道12号線にある橋である。
この橋から見える山並みや札幌の中心部は美しい。

この橋は、常に工事をしている途中のような状態に見える。
20年以上、そんな印象を持っている。
それでいて、拡幅された道路は片側だけで、歩道も片側しかない。
また、常に工事関係者がいるわけではないのに、
工事に使うようなものや、車や歩行者を防護するようなものがあるし、
道も仮の状態のように微妙なカーブを形成している。
国あるいは札幌市は、東橋をどうしたいと考えているのだろう。

ダーオ氏のサクラダファミリア事件から1か月ほど経った日のことだ。
またしても「人生」にアレンジを施し、
いつまでも完成しないという話になった。
この時、ダーオ氏は、こう言った。
「いつまでも完成しない。まさに人生そのものだ」
即座になるほどと思わされた。

ダーオ氏は、サクラダファミリアにピンとこないメンバーの
教養の浅さに見切りをつけ、
ストレートに感動するこのセリフを準備していたのではないかと
いうくらい、鮮やかにきめた。
サクラダファミリアの屈辱が、彼を成長させた。

今は、目立たず、さえない状態にあっても、
いつ機会が巡ってくるかわからない。
思いがあるならば、常に準備しておくことだ。
ダーオ氏は、そのことを教えてくれた。

テーマ:音楽を楽しもう! - ジャンル:音楽



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2011 トゥナイト今夜もRock Me Baby, All rights reserved.