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このページを開いていただきありがとうございます。
今年も皆様お世話になりました。

今年を振り返ると、思い出す場面がいくつもあります。
8月に留萌でライブをした翌朝のすっきりとした涼しい空気。
羊蹄山を下山した後の温泉の気持ち良さ。
クロスバイクで浦臼町まで行った帰り道、
クロスバイクのカギを紛失し、
土曜日の夕暮れに当別町内を自転車をかついで歩きまわったこと。

その他、良かったことも、良くなかったことも、
思い出される場面はいくつもあります。
しくじったこと、ただただ耐えたこと、
どうしてそのことで俺が責められなきゃならない?と
不信感に苦しんだことなど、
今も、ふと油断をすると、灰色の雲が心の中を覆いそうに
なったりもします。
しかし、誰しもそうした部分をお持ちでしょう。

だんだん自分というものがわかってきたようで、
実はあまりよくわかっていなくて、
来年もまた、今までに知らなかった自分に出会えそうです。

今年も、あらゆる場面で、多くの方々に助けてもらいました。
改めて感謝です。
来年もまたヘルプ・ミーでお願いします。
ひとりでは生きられません。

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27日、仕事で東京を日帰りした。
何日か前に急遽決まった出張だった。
仕事が忙しい中での出張で、テンションは低く、
しかも、航空機は、事故に遭ったら終わりという恐怖感が常にある。
何度乗っても、その恐怖感は消えない。
ただ、事故に遭う確率は、車に乗るより極めて低い。

出張前日の日曜日も仕事をし、
出張当日は朝5時に起床。
前日の夜、アリオで30%OFFの値段で買ったアップルパイと
ちくわパンを食べ、たばこを吸い、歯を磨き、6時に自宅を出発。
外は真っ暗だった。
心も身体も生まれ変わった一日の始まりなのに、
外は完全に夜だった。
しかし、空気は澄んでいて、夜のそれとは違う。
この不思議な感じは、嫌じゃないと思った。

地下鉄に乗る。
スカスカかと思いきや、意外に乗客はいる。
JR駅から新千歳空港行の電車に乗る。
これまた思いのほか混み、座れない客もいた。
恵庭駅と千歳駅で多くの客が降りた。

電車の窓の外は、青みがかった暗さで、
次第に空が白んでいく気配だった。
いつもならば、夜明けを目の当たりにするのはワクワクする。
ところが今回は違った。
夜が明けることに消極的で、
なんとなく、このまま夜の中を電車で走っていければと思った。
何も見たくないような、何もさらされたくないような、
今はまだ夜に紛れていたいのです、そんな心境だった。
こんなふうに思うということは、休みが必要だということだ。

航空機には生死をかけて乗らなければならないので気が重い。
ただ、航空機ならではの良さもある。
例えば、窓側の席から見える雲のじゅうたんや霞ヶ浦は、
何度見ても素晴らしい。
羽田から千歳へ向かっている時、苫小牧上空まで来ると、
なんともいえず安心した気持ちになるのも悪くない。

また、すべての乗り物の中で、航空機内で眠るのが一番気持ちいい。
航空機の振動というか、引っ張られる感じは、
自然に睡眠を誘い、心地よく眠らせ、
妙に目覚めもすっきりしている。

結果的に、何も問題なく札幌に帰ってきた。
出張翌日(28日)は、年内の仕事最終日だった。
しかし、色々と立て込んでおり、夜11時過ぎまで働いた。
全て継続中のまま、年末年始の休みに突入した。
何も区切りをつけられないでいる。

しかし、区切りがついていないのは仕事だけの話。
真剣に休まなければいけないし、
せっかくの年末年始の休暇だから楽しもうと思う。
それでいいのかもしれないし、
それじゃよくないかもしれない。
どちらでもいい。

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2010・ブック・オブ・ザ・イアに向けて大詰めとなってきた。
今回のほか、もう一度ブックレヴューをしたら、
ノミネート作品が出揃う。
今年読める作品は、現在読んでいるのも含めてあと2冊だろう。
ちなみに現在読んでいるのは、村上春樹「1Q84」。

それでは今回も3冊紹介。
よろしくどうぞ。

■湊かなえ「往復書簡」(2010年)
湊かなえ/往復書簡
三作の短編で構成されている。
いずれの作品も、手紙のやり取りを通じて、
過去に起こった事件の真相が明らかになっていく内容。

少しずつ真相の紐がほどけていくタイミングや加減は
相変わらず上手で、話に入っていきやすいし引きつける。
ただ、大ヒット作「告白」をはじめ、
筆者の作品を何冊か読んでいる者としては、
別々の人から交互に語られ、事の真相が明らかになっていく手法には、
ちょっと飽きてきたかなと。
基になっている事件ありきではなく、真相を解明する過程がまずあって、
後から事件が形づくられたような気がしてしまうのが惜しい。

「十年後の卒業文集」という短編は、高校卒業から10年が経った今、
ある女性が、当時のクラスメートに手紙を書き、
女子同士、仲良くしていたが、実は的な本心を描いている。
設定に無理があるし、結末が軽く、ちょっと肩透かしな印象。

他の二作は、ストーリーとしては面白い。
展開の妙があり、静なる劇的さもあり、どんどん読める。
「二十年後の宿題」は、定年退職した小学校の女性教師と
当時の生徒(現在は30歳くらい)の手紙のやり取りによる作品。
切なくも温かいオチが待っており、途中ほろっとくる場面も。
ところが、生徒側の手紙の記述が、いくらなんでもリアリティが無さすぎ。
手紙ではない手法で描いたら、もっと良い作品に思えたかも。

やや辛めの書評となったが、湊かなえビキナーならば、
すんなりと入り込め、面白いと思えるだろう。
希望としては、読ませる技術は高いだけに、
もう少し世界の広さを感じられる長編を読んでみたい。

■今邑彩「ルームメイト」(1997年)
   今邑彩/ルームメイト
2か月近く前だっただろうか。
札幌ステラプレイス内にある三省堂書店で、
コーナーを設けて、この作品を大々的にプッシュしていた。
今はやや縮小したものの、まだそれなりのスペースを確保している。

三省堂書店の店員が発掘した過去の隠れた名作みたいなことで、
日本経済新聞に大きく取り上げられたのがプッシュの要因のようで、
増刷された文庫のキャッチコピーが「騙される準備はできましたか?」。
こうした書店のやり方に、まんまとはまり、読まずにいられなくなった私。

ただ、三省堂さんには申し訳ないが、
文庫はブック・オフで買ったのさベイベー。
だって、この作品の文庫の新品は820円なのに対して、
ブック・オフだと350円だぜ。
でも、現在最も書籍を買う店は三省堂書店であり、
2011年の手帳もカレンダーも、三省堂書店で購入したんだぜ。

さて、あらすじだ。
大学進学で東京に出てきた女性。
住まいを探しに不動産屋へ。
そこである女性と知り合い、意気投合。
家賃を安く抑えられるからと、二人で住むことに。

住むことになったマンションでは、それぞれ自分の部屋を持ち、
お互いのプライベートには一切干渉しないことにした。
何日も顔を合わせないこともあった。
そうやって、同居者がいながら、気楽に自由に暮らしてきた。

ところが、ある時から、何週間もルームメイトが帰って来ない。
不安になり、失踪したルームメイトの実家などに連絡を取り、行方を探る。
そのうち、ルームメイトは、あるサラリーマンと同棲している女性、
夜の店で働く女など、いくつかの顔を持つ多重人格者であると知る。
そうした中、ルームメイトは遺体となって発見された。

やるべきことがあるのに、この作品を読むことを優先してしまうほど、
どんどん先を知りたくなる展開だった。
ルームメイトの様々な生活が次第につながり、
全く別の人物だと思っていたのが、
実は同一人物だと判明していく過程は、読み手を引き込むし、
脇を固める登場人物が皆、微妙に怪しい気配があるのも効果的。

ただ、この人とこの人が同じ人というのは無理があると、
ちょっとしたやり過ぎ感をおぼえるところがある。
また、非常に残念だったのが結末、つまりオチ。
何がどうなったのか、さっぱりわからない。
今でもわからない。

出版社もチェックしているので、
理解できる書き方になっているはずだが、
私には、どういうことなの?としか思えず、完全に消化不良。
最初からずっと強く引き込まれて夢中で読んだだけに、
結末の不明瞭さに驚いてしまった。

どんでん返しに驚かされるところなのに、
なんでこうなのか、全く理解できず。
だって、そんな伏線などなかったじゃないか。
いきなり取ってつけたようで不可解。
騙される準備をして読んだが、
騙されたのか騙されていないのかすらよくわからない。

■道尾秀介「月の恋人」(2010年)
道尾秀介/月の恋人
派遣社員としてぱっとしない日々を送る20代半ばの女性。
定職につかずに、ぶらぶらと過ごす腐れ縁の恋人に愛想をつかし、
職場では、身に覚えのないミスの責任をなすりつけられ、
全部嫌になってしまい退職。
やけくそになり、なけなしの貯金をはたいて中国を旅行。
そこで偶然、新進のインテリア会社の若き社長と出会う。

とはいえ、中国で親しくなったわけではなく、
帰国後、インテリア会社のCM製作を通して再会し、仲を深めていく。
そんな二人に、そのCMのモデルに抜擢された中国人女性や、
主人公の女性の新しい就職先などが絡み、思わぬ展開に。

いわゆる恋愛小説だろう。
事態はすんなりとはいかず、絡み合う様は、それなりに面白く、
筆者らしい滑らかな文章のせいもあり、すんなりと読める。
ところが、余韻がない。
なんというか軽いのだ。
恋愛面も、ストーリー面も、心象面など掘り下げが中途半端というか。

終始気になったのは
、主人公の女性のキャラクター。
恋も仕事もいまいちで、お金もなく、目標もない。
弟と安いマンションに暮らし、
たまに行きつけの居酒屋で生ビールを飲むのが贅沢。

そんな、さえない女性を描いていながら、とにかくモテる。
社長に気に入られ、その部下からもデートに誘われ、
新しい就職先でも、年下の社員が彼女にぞっこんになる。
居酒屋の店主もにとっても気になる存在である。

その理由が、文面からは読み取れず、何か違和感が拭えなかった。

道尾作品だけに、怪しさや不吉さ、心地よくチクチクとした感じを
期待してしまい、その点ではもの足りない。
読んでいる途中で、これ誰の作品だっけ?と考える瞬間もあった。
とはいえ、きちんとまとまった面白い作品ではあるのは確か。
道尾氏の作品とわからなければ、逆にもっと評価されるかも。

こういう捉え方は、決してよろしくはないだろう。
そもそも人は人を、ある一面からしか見ない。
本質ではなく、イメージでしか見ないことも多い。
そして、外側優先より内側優先で物事をした方が評価される。
たとえそれが社会の不利益になったとしてもだ。
そんな葛藤の中で生きている皆さんへ。
静かに淡々と耐えましょう、待ちましょう。
わかってくれる人は必ずいますよ。間違いなく。

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ライブが終わり、目指すもの、というか、
楽しみがなくなったような感じがして、
何をしたらいいのかわからないとともに、何もする気になれず、
それでいて、何もしないと、それでいいのかと妙に不安になる。
軽い燃え尽き状態かもしれない。

世間的にみると、クリスマスという、なんだかわからないイベントが
間近に迫っている。
世の中のクリスマス至上主義ぶりには辟易している。
事実、クリスマスにチキンとケーキを食べる人は、
盆に墓参りに行く人より圧倒的に多いだろうし、
もしかしたら年賀状を出す人より多いかもしれない。

12月になると、何かを買うたびに、
いちいち「プレゼントですか?」と聞かれるのも、
なんだかなぁと思う。
「プレゼンテーションですか?」と、言い間違ってほしいとさえ思う。

別にクリスマスが良くないわけではない。
あってほしいイベントだし、皆、楽しめばいいと思う。
私が愚痴っぽくなっているのは、単に比較の問題かもしれない。
クリスマスばかりが特別な感じになっているのが腑に落ちないのだ。

例えば私は、クリスマスより夏至の方が興奮する。
一年で最も日が長い日が来ることにわくわくし、
夏至前後の日は、できるだけ遅くまで外にいてやろうと思う。
午後7時を過ぎても外が明るいなんて、
すごくエキサイティングなことだと思う。
同様に、冬至の時期は午前7時でも外が暗いことに欲情し、
朝なのに夜にすることをしたくなったりと、もう大変だ。

クリスマス・イブは、職場においても早く帰宅することに寛大である。
この日だけは、とにかく配慮が施される。
それはそれでいい。
無駄にだらだら職場に残ったり、
付き合い残業状態を激しく嫌う私にとってはラッキーなことだ。

問題なのは、クリスマス・イブだけ寛大だということだ。
クリスマス・イブに、それほどの価値を感じていない人もいる。
例えば、夏至だとか、配偶者や恋仲にある異性の誕生日だとか、
ライブを見に行くとか、古くからの友人と飲むとか、
そういうことの方が重要だという人も、それなりに多いはずだ。
もっといえば、イブは寛大でも、
クリスマスはいつも通りだったりするのだ。
そんな世の中はあまり好きじゃない。

クリスマス・イブ以外も寛大になってはくれまいか。
間違いを見つけた時に喜ぶ人間ではなく、
真実を見つけたときに喜ぶ人間になろうではないか。

とはいえ、クリスマス・イブは全てに寛大だという風潮に便乗し、
さっさと帰宅したい。
のだが、なんてこった、パンナコッタ、仕事が忙しい。
私生活では、ライブ後の虚脱状態につき、何をしていいのかわからないのに、
仕事は、やらなければいけないことだらけだ。

この巡りあわせの悪さは何に例えられよう。
手帳にはさんであったクーポン券を提示したら、
店の人に「期限が切れている」と言われたような感じか。

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12月17日、ライブが終わった。
おそらく、技術的にも、精神的にも、
これまでで最も充実した状態でライブに臨めたと思う。
メンバー全員が、そう感じていたのではないか。
それをステージで示すことができたか。

久しぶりのステージだったせいか、
ボーカルも演奏も、なんとなく上滑りしているような感覚があった。
良い状態で臨んだにもかかわらず、
まだまだ実力が足りないことを痛感した。
しかし、足りないことも含め、今の実力を出せたともいえる。

20101217ライブ1
今回の演奏曲は次のとおり。
1 夏は終わった
2 はかない季節の太陽
3 遠い空の向こうに
4 ロックンロールナイト
5 人生

1曲目「夏は終わった」をライブでやるのは2回目。
2曲目「はかない季節の太陽」、4曲目「ロックンロールナイト」は初披露。
3曲目「遠い空の向こうに」、5曲目「人生」は十何年かぶりに演奏。
なので、事実上、すべて新曲のような感覚だった。
でありながら、どれも今こそやるべき曲だという思いは強かった。

20101217ライブ3  
ライブでは、次のようなことを語った。
「40代も半ばを迎え、あらゆる点でピークを過ぎたと実感している。
 年末を迎え、今年を振り返ったとき、
 今年も一歩も前に進めなかった、何も変わっていない、と嘆く人がいる。
 しかし、この年齢になると、
 去年と変わらない状態にあることが、なんてすごいことかと思う。
 現状維持で十分。
 現状維持どころか、一歩下がる程度に収まれば御の字だとさえ思う」


「努力すれば夢が叶うとか、あきらめたらそこで終わりとか、
 若者達に言ってやれない。
 なぜなら、決してそんなことはないから。
 成功者のそういう言葉が、自慢にしか思えないこともある。
 ただ、夢は叶わないとか、あきらめるしかないとか、
 それがわかると、そこから人生が面白く感じるというか。
 下り坂にあっても人生を楽しめるというか。
 そこからなんだと思う」


なんとも中年の悲哀のようなトークである。
しかし、これが実感であり、本心なのだ。
若者にはまだ負けないなどと、私が言うわけがない。
元気な中年などとも言われたくない。
むしろ枯れていきたいとさえ思う。
大事なのは、いかに枯れていくかだ。

最後に演奏した「人生」は、27歳の時に作った曲。
うまくいかないことばかりで、さえないことばかりで、
このまま歳をとっていくのかな。
でも君だけは人生が素晴らしいものと教えてくれる、
という内容の曲である。

枯れていく中で、音楽活動は、自分達にとって
なんて貴重なものかと感じながら練習してきた。
メンバーも同じ思いだっただろう。
この「人生」という曲をやろうと決めて、
その思いが、より一層強くなり、良い状態で臨めたのだと思う。

20101217ライブ4
ライブでは、ミスもズレもあった。
それはそれとして割り切り、ライブという空気感を大事に楽しくできたし、
自分で言うのもおこがましいが、
バンドとしての充実ぶりは表せていたのではないかと思う。

そして、音楽活動をできていることも嬉しいが、
それを見に来てくださる方がいること。
こんなに素晴らしいことは、それほどない。
観に来てくださった皆さん、ほんとにどうもありがとう。
観に来られないまでも、気にしてくださった皆さんもありがとう。

ライブが終わり、何をしていいのかわからない。
というか、何もする気がしない。
はたから見れば、変哲のないただのライブに過ぎない。
流れていく一瞬の景色のごとくだ。
しかし、当事者は、10月からライブに照準を合わせ、
気持ちをそこに向け、色々なことを断りつつ、生活してきた。
それだけにライブが終わった今は、虚脱感でいっぱいだ。
この先どうしていいかわからない。
でも、こんな気持ちになるほど夢中になれることがあるのは、
とてもありがたいことだ。
人生は素晴らしい。
皆さんも素晴らしい。

テーマ:バンド活動♪ - ジャンル:音楽


12月17日(金)のライブの出演時刻が変更になりました。
我がバンド、ザ・ハート・オブ・ストーンの出演時刻は
19時45分
です。
よろしくお願いします。

今回はブックレヴュー。
読み応えのある良い作品ばかりです。
よろしくどうぞ。

■伊坂幸太郎「マリアビートル」
伊坂幸太郎/マリアビートル
東京発盛岡行の東北新幹線の車内。
大金が詰まったトランクを運ぶために乗車している怪しい男二人。
そのトランクを奪うことを命じられた男。
中年男を人質にして盛岡へ向かう狡猾な中学生。
そんな彼らが車内で微妙に絡み合い、
そんな中、邪魔者が現れ、殺人が起こり、事態は混乱していく。
果たして、新幹線は無事、盛岡に到着するのか。
そして、最後に生き残るのは誰か。

久しぶりに伊坂氏らしい面白さと気高さにあふれた作品だった。
キャラクターの設定、伏線の仕掛け方、例えの巧みさ、
哲学的な表現とユーモア性。
まさに伊坂ファンが待っていた、伊坂氏らしい作品といえる。

とにかく誰も物事が思うように進まない。
上手くいきそうなところで裏をかかれピンチの連続。
状況はどんどん深刻になっていく。
ところが、その状況をスタイリッシュなロジックを用いて表現し、
その一方、妙にとぼけた雰囲気を醸し出し、
伊坂氏独特のヒネクレぶりが炸裂している。

例えば、トランクを運ぶ男の一人は、機関車トーマスの大ファン。
何かにつけ、機関車トーマスに登場する機関車になぞらえて話す。
最初は、煩わしく思えるが、次第にいい味を出してくる。
生死の境の場面でも、トーマスのシールを使って
絶妙のオチに結びつけている。

中盤、面倒くさい理屈でこねくり回すあまり、
スピーディでスリリングな展開が鈍る感じはあるものの、
映像を想像しやすく、ぐっと入り込んで読める。
また、車内販売員、車内の電光掲示板など、
新幹線という狭い空間にあるあらゆる設定を

ほんとに上手に使っている。

「人は周囲の影響を受けて行動する」ことのロジック。
人間は理性じゃなくて、直感で行動する。
そして、自分の意思で何かを決断しているように見えても、
まわりの人間から刺激や影響を受けている。
しかし、「自分の好きなように行動していいですよ」と言われると、
なぜか他人を気にする。
特に「正解がはっきりしなくて、重要な問題」ほど、
人は他人の答えを真似する。
そうした筆者の現代社会への警告みたいな思いが
随所にあるところも良かった。

■熊谷達也「銀狼王」
熊谷達也/銀狼王
時は明治20年。舞台は北海道、日高地方の新冠。
主人公は、ヒグマやエゾシカの猟をする50歳の男。
彼はある日、アイヌの老人から、日高山脈には、
銀色の毛並をした巨大な狼が生き残っているという話を聞く。
その狼を狩りに、初冬の日高山脈に出かけるという話である。

当時、狼は、人間が飼育している馬や羊を襲うことから、
ヒグマとともに、狩りの標的だった。
その甲斐あって、明治中期までに狼の数は激減。
一方、狼の数が減ったことにより、エゾシカが増えた。
狼の食事の中心となるのが、エゾシカだったからだ。

このことは、現在にも通じることである。
現在、北海道には60万頭以上のエゾシカが生息していると言われている。
自然とエゾシカと人間がバランス良く成立するためには、
エゾシカは20万頭が限界らしい。
つまり、その3倍以上が生息していることになる。

増えすぎたエゾシカは、人間の近くに現れることが増え、
農作物の被害のほか、交通障害にまでなっている。
一方、ハンターの数は激減し、狩猟がおぼつかない状態である。
私も、今年の登山中に、3、4回はエゾシカに出会った。
「見た」というより、「出会った」だ。
なにせ20m手前をゆっくり横切られたり、
左横30mくらいのところで、しばらくじっと見られたりして、
近い距離だと、それなりの恐怖があるものだ。

主人公は、仙台藩から北海道に開拓移民として渡ってきたという設定。
東北戦争で敗北した仙台藩は路頭に迷い、
日高方面をはじめ、現在の伊達市や当別町、
さらには、札幌の白石区、手稲区に移住をした経過も書かれており、
なかなか興味深かった。

狼を追って、入り込んだ日高山脈の山中における行動が凄い。
凍死しそうなほど寒く、寒さから逃れるため、穴倉を探す。
見つけた穴倉の中にはヒグマがいた。
そのヒグマを銃で仕留めた後、
ヒグマの腹部に密着して寒さをしのいで、夜を明かしたり、
食事は、狼を追う途中に仕留めたヒグマやエゾシカの肉だったり、
狼に人間が近づいていることを気づかせないために、
手が切れるような冷たい川に入って体を洗って、人間の匂いを消したりと、
とにかく、いちいち壮絶で、これが集中して読めた大きな要因ともなった。

ただ、あまりに壮絶すぎて、ちょっと笑ってしまったのが、
狼を見張るために、木の上で夜を過ごすことにした主人公が、
睡魔に襲われ、意識が遠のくたびに、
木に額を打ち付けて意識を引き戻すシーン。
何度もそれをするうち、額が割れ、血があごへと伝い落ちる。
終始、実直で、それでいて破天荒で、物語に引き込まれていくものの、
さすがにこのシーンは、やり過ぎかなと。

また、一頭の狼を仕留めるために、ひとりで極寒の山中へ向かい、
命がけで狼を追う、その動機がちょっと見えにくかったかと。
しかし、目標だった狼を発見。その狼は二頭を引き連れていた。
つまりは三頭いた。
それを追っているうちに、いつのまにか二頭になっていて、
おかしいなと思っていたら、挟み撃ちにされていたり、
そうした狼の頭の良さ、巧妙さを、随所に淡々と、
それでいて生き生きと描いている。
狼と人間との駆け引きの緊張感と面白さは読み応え十分。
実に骨太で、力感のあふれる作品である。

■中村文則「悪と仮面のルール」
中村文則/悪と仮面のルール
主人公は財閥の息子。
父はアルコールにおぼれ、常に不気味な雰囲気を漂わせている。
この家には、主人公と同じ年の養女がいた。
父は、中学生になった養女を、
夜になると頻繁に部屋に呼ぶようになる。
それに耐えかねた主人公は、誰にも知られずに父を殺害する。

しかし、それ以来、主人公は、父を殺した苦しみと恐怖に襲われ続ける。
学校へはろくに行かず、就職もせず、魂が抜けたように生きていく。
それでも財閥の息子であるため、お金の心配は不要だった。
20代後半になり、彼は整形手術をし、戸籍を買い、全くの別人になる。
そして、かつて一緒に住んでいた養女に会おうとする。
ところが、養女の周辺には、巨大な悪の影が…。

夢中になって読めた。
スピーディに展開し、サスペンス的面白さがあるとともに、
筆者独特の、どうしようもないこの世界に暗澹としている雰囲気は、
きっと自分に潜む感覚と重なるものがあるのだと思う。

見方によっては、理屈っぽいし、観念的である。
具体的な現実ではなく、頭の中の想像を飛躍させて語るところが
随所にあるため、ちょっと面倒に感じる方は多くいると思うし、
設定の非日常性も含めて、広く一般にウケる作品ではないだろうし、
好き嫌いがはっきりするタイプかもしれない。
私はこの作家の文体や世界観を非常に魅力的に思う。

例えば、こんな箇所がある。
「中学生のカップルを振り返ると、彼らは手をつないでいる。
 僕はそれを無表情で眺めている。
 何か汚れたことをしたいと思い、公園から道路に出て、
 タクシーを拾った。自分の不意の欲情は、
 彼らのせいだろうか、そうではないだろう、思う。
 僕はこれから帰って一人で寝てもよかったし、
 このまま歩いてもよかった。
 手に持っている缶コーヒーを誰かに投げてもよかったし、
 なげなくてもよかった。
 欲情してもよかったし、しなくてもよかった。
 何でもよかった」

こうした、どっちつかずの陰鬱な気配がたまらない。
そして、どことなくロックな感じがする。
前記の伊坂幸太郎氏も、原理を追究したり、ロジックを多用するが、
伊坂氏の場合は、気高く、スマートである。
それに対して中村文則氏の世界観は、泥臭い孤高感がある。

前作「掏摸(すり)」も刺激のある作品だったが、今回の作品も良い。
文学的サスペンスとでも言おうか、
これまでの作品より、ぐっとエンターテイメント性を増したので、
読者の底辺が広がるのではないだろうか。

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ライブまで、あと10日となった。
出演時刻が決まったので、まずはお知らせを。

■日時 2010年12月17日(金)
■場所 ホール・スピリチュアル・ラウンジ
     (札幌市中央区南2条西4丁目)
■出演(敬称略)
   18:30 岡まこと
   19:10 苦虫噛潰対
   19:45 The Heart Of Stone
   20:20 BAD SIGN
   20:55 ワタナベマモル
   21:40 D.O.G
   22:15 Dann And The Rhythm Jerks
■料金 前売1,500円 当時2,000円

我がバンドの出演時刻は、19:45です。
よろしくお願いします。

ライブに向けて気持ちが高まっている。
これまでのライブも、もちろん気持ちの高まりはあったが、
今回はちょっと質が違う。
ここ数回のライブは、ライブができる喜びや、
継続的に活動できている安定した気持ちの中で、
楽しんでやることを第一に考えていた。

今回は、初披露の曲が2曲、10年以上やっていなかった曲が2曲あり、
新たなアプローチへの始まりのような心境だ。

久しぶりに披露する曲のひとつがこれだ。

遠い空の向こうに

通い慣れぬ道 眠り足りない人達
立ち並ぶビルが やけに悲しく見える

渇いた喉に押し込んだ水の味は
不自然に感じ 何も満たされない

寂しい気持ちが また押し寄せてくるな
心の中を君が通り過ぎて行った

探し出すのさ 遠い空の向こうに
新たなる旅は 今始まったばかり

寂しい気持ちが また押し寄せてくるな
鏡に向かって サヨナラ告げて歩き出そう

階段をひとつ上ってまた笑えるように
僕らは変わってゆくのかもしれない

探し出すのさ 遠い空の向こうに
遥かなる旅は 今始まったばかり


1998年の作品である。
それまで6年間住んでいた倶知安から札幌に転勤し、最初に作った曲だ。
あらゆる面で生活環境が変わった時期で、毎日気持ちは浮ついていた。
自分に欠けた何かを埋めようと、とりあえず何でも積極的にやらねば
という気持ちで過ごしていたが、内心、上滑りしているなと感じていた。

そんな気持ちの中で、変わっていくことを恐れてはいけないこと、
早く慣れようと無理に自分を変えていくこともないことを歌にした。

歌詞の3行目からの、水の味が合わない部分はリアルな話である。
引っ越ししてからの違和感の原因のひとつは、
間違いなく札幌の水道水だった。
美味しい倶知安の水道水に慣れた私は、
札幌の水道水とうまく付き合えなかった。

そこで、それ以来、定期的に羊蹄山麓に水を汲みに通うようになった。
それは、現在も続いており、少なくとも2か月に一度は通っている。
その手間、時間、ガソリン代は気にならない。
あの水なしに生きていくことに不安さえ感じており、
今後も、あの水を汲みに通えない環境に身を置くことは
拒絶するのではないかと思う。

この曲を今回演奏することになったのは、
以前から、ドラムのダーオ小田氏からも、ベースのミチからも、
この曲をやりたい気配を、ほのかに感じていたのが基本になっている。

それでも私がこの曲をやろうと強い気持ちになれなかったのは、
1998年当時、この曲を思うように歌いこなせない実力不足が
ずっと尾を引いていたからだと思う。
歌に力がないため、演奏も芯をつかみ切れないところがあったかと。
しかし今は、まだ荒いものの、芯が通ってきたのを確信している。

そして、何かかみ合わなかったり、
抜け出せないような感覚になることが増え、
足元が揺らいでいってるような漠然とした不安を感じながら
過ごしたこの2か月余り。
音楽活動を充実させなければ、自分が埋もれていくような気がした日が
何度もあった。
そんな時、ふと心の中にやって来て、住みついたのがこの曲だった。

おそらく、またこの曲をやるに相応しい時が来たと、
私だけではない。メンバーも、そう感じていると思う。
だから、ライブでも、これまでで一番良い「遠い空の向こうに」を
披露できるはずだ。
きっとそうだ。
それを聴いていただきたいし、見ていただきたいのだ、皆さんに。

こんな私のミュージック・ライフなど、
この広い世界の中の、小さな街のほんの小さな夜の出来事に過ぎない。
しかし、そこには男の嫉妬や、お付き合いなどは無い。
小さな世界で自分のポジションを必死で確保しようとする彼等とは
全く違う。
そういう彼等は、ジョン・レノンの曲を聴いても何とも思わないだろう。
ほんとに何も感じないだろう。
丸いメガネでしかジョン・レノンを思い出さない、
そんな貧相な想像力しかないだろう。
そういう人たちが社会を動かしている。
果たしてそれでいいのか、12月8日。

この社会と付き合っていくためには、我慢と努力が不可欠だ。
我慢していれば、うまくいかなかったことが、
うまくいくようになることもある。
取り戻すことに囚われて、やったことがないことに手を出したり、
リスクを負った勝負に出たり、無闇に活動的になったり。
そうした場合、まずうまくいかない。
もっと深みにはまるだけだ。

そんな時は、何もせず、ただ大人しく我慢することだ。
ただ単に何もしないのではない。
何もしないという行動をするのだ。

我慢し、努力しなれければ何も生まれない。
ただ、我慢することは結構大変だ。
我慢することにエネルギーを費やし、
努力すべきことまでエネルギーが回らない。
何も努力できていないことにストレスがたまる。
そこで、我慢することに努力することにした。

矛盾した理屈であることは承知している。
しかし、こうやって気持ちのバランスをとり、
あらゆる意味でステージに立つ日に向けて準備をしている。
心配はいらない。
なぜなら、私はジョン・レノンの曲で何かを感じられるからだ。
ジョン・レノンは、遠い空の向こうにいるのだろうか。

テーマ:作詞・作曲 - ジャンル:音楽


古いパソコンに入っていたデータが復旧した。
パソコン専門店「ドスパラ」店員の経験と技術が、
データ取り出しを実現させた。
過去のデータを消失したことで、けっこう憂鬱な気分になっていただけに、
結局は諸々で2万円近くかかったが、ほんとに良かった。

パソコンが故障し、当初は大手電機店へ持ちこんだ。
しかし、話していくうちに、意思疎通に不安をおぼえ、
こじれる予感がして、店を変えた。

実際、対応、価格、日数など全ての面で「ドスパラ」の方が良心的で、
最初から、こちらの店に持ってきていたら、
もっとスムーズに解決したのかなと思った。
とはいえ、今後に向けて、貴重な経験ともなった。

過去のデータが消失していたことにより、
自ら撮影した写真をブログに使うことができなかった。
その影響を最も受けるのが食べ物記事だった。
写真なしでの食べ物解説では、伝わる度合いが相当低い。

しかし、写真も全て復旧した。
というわけで、今回はラーメン記事だ。
よろしくどうぞ。

■鴇の家/しおらーめん 720円
(札幌市中央区南8条西4丁目 駅前通り沿)
鴇の家/しおラーメン
鶏ダシが嫌味なく、しっかりと旨みを表現している。
塩カドがなく食べやすい。
麺は固めで、スープと合っている。
ススキノという土地柄なので、飲んだ後に食べる人も多いだろうが、
むしろ酒を飲んでいないときに食べたくなるような味に思えた。
美味しいと思います。

迫るようなタイプのスープではないため、
ちょっと記憶に残りにくいかも。
ただ、仮にこのラーメンが、地方で地味な店構えで営業していたら、
大絶賛されると思う。

■熊猫/加里麺 750円
(札幌市東区北24条東1丁目 南向き)
熊猫/店
店名は「パンダ」と読む。
「加里麺」は、「かりぃめん」と読む。
カヒミ・カリィの「かりぃ」である。
加里麺の実態は、カレー味のあんかけラーメンである。

麺は細め。具はとにかく玉ねぎが多い。
カレールーとは違うし、スープカレー味とも程遠い。
なんとも不思議な味である。
おそらくこの味は、ライスと食べるには弱く、
ラーメンスープと合流してこその味だと思う。
熊猫/加里麺
ちなみに、こちらの店は、中華の定食が豊富。
大衆的な優しい味で食べやすく、量も多め。
あんかけ焼きそばは確実に美味しい。
そのあんかけ焼きそばを経験している者としては、
率直に言って、加里麺は無闇な冒険だったような気がしている。

■今人/みそラーメン 700円
(札幌市東区伏古10条1丁目 札幌新道沿い)

店に入ると、「ヘイ・ジュード」が流れていた。
店内を見ると、ジョン・レノンがらみのポスターが複数。
店名の「いまじん」は、やはりジョンに由来するものだった。

以前から、ずっと気になっていた店だが、
ジョン・レノン好きなら、まさか「イマジン」に漢字はあてないだろうし、
漢字をあてるにしても、「今人」はないだろうと思っていた。
ところが、正真正銘のジョン・フリークだった。
今人/みそラーメン
ラーメンは、いたってノーマルな、いわゆる札幌ラーメンだった。
白みそで、ややこってりの優しい味のスープで、
苦みや雑味がなく、飽きずにぺろっと食べられる。
何かが出すぎていることがなく、まとまっているなと。
店名のエキセントリックぶりが嘘のようである。
また、具がすごく美味しいことも申し添えたい。

ジョンの曲だと、冬になると「OH MY LOVE」を聴きたくなる。
なお、この記事は、ビートルズの傑作アルバム「ラバーソウル」を
聴きながら書いた。
「THE WORD」、「RUN FOR YOUR LIFE」など、
ほんとに素晴らしい曲だと思う。

■山次郎/らーめん 750円
(札幌市北区北13条西4丁目 南向き)
山次郎/使用前
いわゆる二郎系のラーメンである。
2010年の札幌におけるラーメン・ムーブメントのひとつが、
二郎系ラーメンを提供する店の増加だろう。
極太麺に、背脂とニンニクがたっぷりの強烈スープ。
そして、もやしを中心にした野菜タワーで彩られている。

札幌における二郎系の中で、最もベーシックのような気がする。
今年は、冬に琴似の「てら」、春に伏古の「ブタキング」、
夏に東区本町の「阿修羅」にて、二郎系ラーメンを食べたが、
こちらが、最もベーシックで食べやすいかも。
山次郎/使用後
もやしの柔らかさは丁度いい。チャーシューは柔らか赤身系で美味しい。
ただ、麺はかなり堅め。
極太ということもあり、「すする」ではなく、完全に「噛む」感じである。
スープは醤油味が前に出ており、塩気が強めか。
ニンニクの強烈さも手伝い、中盤からはちょっときつくなる。
食べ終わった後は、しばらくラーメンはいらない気分になる。

場所は微妙にわかりにくい。
位置的には、秀岳荘の斜め向かい辺りのビルなのだが、
ビルに入って1階の奥に店がある。
道路を歩いているだけでは見つけるのが難しい。
ビルの中に入って確認すべし。
山次郎/店
店内はなんとも雑然としている。
メニュー表があるような、ないような。
というのが、段ボールの裏に「らーめん」と書かれたものが
カウンターの真上の壁に掲示されているが、落書きっぽいため、
信ぴょう性に乏しく、どうしていいのかわからなくなる。
というか、実際、ごちゃついた表記のため、
何を書いているのか、よくわからない。
初訪問ならば、まず戸惑うと思う。

メニューが、「らーめん」しかないからなのだろうか、
オーダーの際は「麺アップにしますか?」(麺大盛りの意味と思われる)と
だけ聞かれる。

そして、ラーメンが出される段階になり、
「トッピングはどうしますか?」と聞かれる。
そう聞かれても、メニューに関して店内に表示されているデータはごく僅か。
しかも落書きチックであり、
トッピングなど全くアイ・ドン・ノーだぜ。
そのため、「トッピングもオーダーの仕組みもわからないので、
なんとも答えようがありません」と、率直に言った。
すると、カウンター席に座っていた客全員が一斉に私をじろっと見た。

土曜日の午後2時に訪問したが、ほぼ満席。
その後も客が途絶えることはなかった。
つまりは人気店である。

皆、訪問は初めてではないようで、オーダーの仕方が慣れていた。
そのため、オーダーの仕組みがわからないと発言した私が
異端派のように映ったのかもしれない。
まあ、慣れてるけどね。

テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ



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