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5月29日、ベッシーホールにサンハウスのライブを見に行った。
サンハウスは、柴山俊之氏、鮎川誠氏を中心とした、
博多出身のロッキン・ブギー・バンド。
精力的に活動したのは、1970年代半ばから後半。
私がサンハウスを最も聴いたのは1983年から1985年くらい。
つまり原体験をしていない。
にもかかわらず、彼らの曲は、私の胸に強く刻まれ、
90年代も、21世紀になってからも、常に心の中にあった。

このタイミングで、サンハウスが再結成されるとは考えもしなかった。
再結成はあるとしても、よもや札幌でもライブをするとは、
全く考えもしなかった。
まさに夢のような出来事なのだ。
チケットは発売初日に入手した。
チケットを見ても、サンハウスという別のバンドが来るんじゃないかと
完全には信じられなかったほどだ。

この日は、バンドのメンバーであるTNKタナカ氏も、
ダーオ小田氏も見に来た。
彼らも、25年以上にわたって、サンハウスに胸を熱くしてきたのだ。
見に行かないか?と誘ったわけではない。
皆、自発的に見に来たのだ。
バンドのメンバーの75%が見に来るという観戦率の高さ。
ちなみに、ベースのミチは、札幌ドームにプロ野球を見に行っていた。

会場は満員だった。
年齢層は40代が多かったように思えた。
1曲目は「キングスネーク・ブルース」。
サンハウス・ファンは十分承知していることだが、
完璧なお約束たるオープニング・ナンバーである。
曲の始まりのギターのリフを聴いただけで、
「ウォー」と自然に声が出たことなど、いつ以来だろう。

鮎川誠氏のギターは、これほど野太くギラギラした音だったのかと
改めて衝撃を受けた。
どうやらエフェクターは使っていないようで、
それでいて、あれほど、絡みつくような歪んだ音を出すとは、
これがロックンロールなのです、と体現してくれているようだった。

ボーカルの柴山俊之氏のエナジーもすごかった。
相変わらず、声は高音でも太く、60歳を過ぎた人のそれではない。
赤毛の長髪、着物柄のパッチワークのようなシャツ、
目の周りの紫の化粧、騒ぐ客に「うるさい!」と一括するMC。
ステージの上と下の関係だから楽しく見られるが、
同じ高さで接したら、為す術がないだろう。
そんなシガレット&アルコールにまみれたような見た目であるが、
あれだけのステージができるということは、
実は相当な節制をしているのだろと思う。

他のメンバーは、ギター・篠山哲雄氏、ベース・奈良敏博氏、
ドラム・坂田紳一氏という、1975年のメジャー・デビュー時の
ラインナップだった。
特に、篠山哲雄氏の存在感が印象に残った。
貴氏が近年どんな活動をしていたのかは存じ上げないが、
思いがけぬ久し振りの再結成により、
強引にロックの現場に引っ張り込まれた感が、いい味を出していた。

「爆弾」、「風よ吹け」、「ふるさとのない人達」、
「ロックンロールの真最中」、「レモンティ」など、
王道ナンバーを連発し、本編の締めは「やらないか」。
ファンが求めたラインナップであり、ファンが望んだ曲順だった。

アンコールで、名曲「アイ・ラブ・ユー」を演奏することも確実だった。
サンハウスの83年リリースのライブアルバム
「クレイジー・ダイアモンズ」では、「アイ・ラブ・ユー」の演奏前、
観客の「アンコール!アンコール!」の声とともに、
ところどころ、「アイ・ラブ・ユー、やってください!」という声が、
何度か聞こえる。
リクエスト、というか、懇願しているのだ。
しかも、丁寧語で頼んでいるのだ。
この声援に、大きな感動を与えられてきた。

そして私も、ついにこの懇願をできる時がきた。
「アイ・ラブ・ユー、やってください!」と、二度叫んだ。
私もやっと、サンハウスの本当のファンになれた気がした。
最後には、「札幌に来てくれてありがとう」と大きな声で伝えた。

まともに黒く野太いロックだった。
ロック人生が音に出ていた気がする。
自分など、まだまだ若造だと思った。
最近の自分の体たらくぶりや、心身の不調ぶりを重ねてみると、
若造どころか、子供だなと感じた。
そのせいで、ライブ以降、今日現在も軽い自己嫌悪に陥っている。
困ったものだ。
気持ちを落ち着け、ひとつひとつ謙虚に対応していこうと思う。
何をわざわざ、この場で真面目に決意表明をしているのか。

それはそれとして、再結成をし、札幌まで来てくれた
サンハウスの皆さんに感謝である。
かなわぬ夢どころか、夢にも思わなかったことが実現したのだ。
このことは今後も、極めて狭いサンハウス知人の間で、
語り継がれていくことだろう。
最高のブギーナイトをありがとう。

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テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽


しくじった。
怠惰な冬の飼い猫のように週末を過ごしたことが原因だ。

前回の記事「青いノートとピンクのペン」に関して、
マキシさんとタピオカ鈴木氏からコメントをいただいた。
マキシさんのコメントは5月22日の夜。
タピオカ鈴木氏のコメントは5月24日の夜にいただいた。
この二つのコメントの間は、丸二日あった。
その二日間、私は自らのブログを見なかった。

二つのコメントを発見した私は、
5月25日の午前1時にコメントをお返しした。
これが、トホホな事態を招いた。
私が返したのは、このブログにおける通算1,000個目の
コメントだったのだ。

せっかくの区切りの数のコメントであったのに、
不粋なセルフ・プロデュースをしてしまったかのようである。
本来あるべき順序は、マキシさん TPOK鈴木氏であり、
TPOK鈴木氏が、1,000個目のコメンテーターに
なるのが道理だったのだ。
ハッピーバースデイ・トゥ・ミーみたいな状態になり残念だ。
私のエラーによって、勝ち投手の権利を得ていたTPOK鈴木氏の
勝ちを消してしまったような心境だ。


それはそれとして、コメントが1,000に達したのは、
実にありがたいことである。
そのうちの半分近くは私のコメントだが、それはそれでいいだろう。

さて今回はスープカレー。
よろしくどうぞ。

■ZORA/ジャークチキンカレー 950円
札幌市中央区大通西8丁目 北大通ビルB1)
zora/店
ヤマダ電器近くの、飲食店が存在するとは思えない、
いかにもビジネスチックな狭いビルの地下にある店。
ちなみに、この店の隣は、大人気ラーメン店「千寿」である。

これまで二回訪問している。
二回とも、店内はジャック・ジョンソンの曲が流れていた。

トマト+玉ネギのテイストが前に出た、ややとろみのあるスープ。
甘めながら、コクは良い意味で抑えられており、さらりとしている。
ガツーんとくるタイプではなく、スパイス感も異国感も薄い。
しかし、野菜の旨みが引き出され、柔らかい味わい。
玄米をやや炒めかのようにパリっとした感じのライスや、
地下カフェっぽい雰囲気も相俟って、
なんとなく女性ウケするのかも、と思えた。
なお、量はライスもスープも少なめ。

zora/チキン
オーダーした「ジャークチキン」とは何たるかが、わからなかったが、
メニューの一番最初にあり、「オススメ」と書かれていたのでチョイス。
私の感覚では、形も味も、大ぶりな焼き鳥に思えた。
カレーのスープに入れないで、焼き鳥として食べたい気がした。
そう、こちらのカレーは、スープカレーというより、
カレースープに具を入れたような感じである。
紫というより赤と青というか、
ライオンキングというより、ライオンと人みたいな。
このニュアンスを、なんとなくわかっていただければ幸い。
わかっていただけなくても、
誰も不幸にはならないのでオッケイオーライ。

■LEGON/パリパリチキン(880円)+辛さ7番(70円)
札幌市西区西町南18丁目
LEGON/チキン
私の味覚では、塩気の強いスープに感じました。
チキンは、ほぐれるタイプではなく、唐揚げ的でありました。
見た目も具も、まとまりがあったと思います。
ただ、今思い出すと、塩気が強かった印象がまず最初にくるのです。
塩気を凌駕する、何らかのクセが欲しい気がしました。

LEGON/店
こんなレヴューしかできず、申し訳ありません。
上の写真をご覧ください。
車の上に雪が見えます。
そう、訪問したのは2月の始め。
既に3か月以上、経過しているではありませんか。
味のメモリーが崩壊しかかっているのです。
恐縮です。


■万屋マイキー 光星店/やわらかチキンレッグ 850円
札幌市東区北11条東6丁目 東区役所裏)
万屋マイキー/店
札幌市東区役所の裏の地味な通りにある店。
目立たない通りだけに、この店は目立つ。

トマトベースのスープながら、クセがなく、すっきりしている。
それでいて奥行きがあり、ライスが進む。
スープは熱々で、量も多い方だろう。
辛さがシャープなのも嬉しい。
個人的には好きなタイプのカレーである。

万屋マイキー/チキン
チキンは、ほんのり正油味がする柔らか系。
野菜も普通に美味しく食べやすい。
ライスは少なめ。
成人男性の夕食としては足りない感じがするだろう。

見た目は、もたつきがある感じだし、強烈さもないが、
しっかりとしたキレがあるのは魅力的。

個人的には好きなタイプのカレーである。

■キッチン・ファームヤード/チキン 1,100円
由仁町西三川 JR三川駅から2kmくらい奥地)
ファームヤード/店
まず場所だ。
由仁町の南側にある小さな集落「三川」。
国道234号線から1.5kmくらい奥に入った、
周りは畑だらけのようなところにある。

そうした奥地に、ひっそりと存在していながら、
土・日は、車でいっぱいである。
店そのものよりも、車の数で、そこに店があることに気づく。

日曜日の13時頃に訪問。
席に着くまで、8組くらいの待ち客がおり、30分くらい要した。
客層は老若男女、幅広い。
知ってる人には、よく知られた店なのだと妙に感心。
とともに、カレーへの期待も高まった。

メニューは、「チキン」とは別に、「チキンスパイシー」というのがある。
チキンスパイシーの欄には、「スパイスとコクが増す」と書いてある。
価格は、スパイシーの方が100円高い。

「チキン」は正直、スパイスとコクが弱い、というより、
これはカレーなのか?と感じるほど、野菜スープに思えた。
辛さも「大辛」をオーダーしたが、ほとんど辛さを感じなかった。
迷いなく、辛さを「激辛」に変更できないかと申し出た。
すると、辛みスパイスを持ってきてくれた。
それを入れることにより辛さは増したが、
深みに乏しく、パンチ力アップとはならず。

ファームヤード/チキン
しかし、野菜が豊富である。
種類、量とも多く、また、油をあまり使っておらずヘルシー。
ライスの量も多め。
サラダもついてくる。
私は満腹になりました。

それにしても、このような場所にしては、高い集客力である。
長閑な田園風景と、落ち着きのある洋風レトロな店内。
そして、野菜の甘みのある優しいスープ。
女性ウケしそうな要素は揃っている。
ただ、
札幌市内にこの店があったら、行列ができるだろうか。
そんな私の戯言など、どうでもいいだろう。
高い集客力が、全ての答えだろう。

テーマ:スープカレー - ジャンル:グルメ


歌詞を作るために、この2週間ほど、
仕事以外は、ほとんど家の中で過ごした。
外に出ることに対して、積極的に消極的になった。

そして、やっと1曲完成したのが5月21日。
とりあえず安心し、無駄に夜更かしをした。
翌22日土曜日は、2週間ほどのひきこもり疲れのせいで、
引き続きひきこもった。
春の暖かさが心地よい、快晴の一日だったにもかかわらずだ。

歌詞が作れないストレスの次は、
快晴にもかかわらず外に出る気がしないというストレスだった。
しかし、自分の身の周りを見てみろ。
この状況を打開するゴキゲンなアイテムがあるじゃないか。
そう、クロスバイクだ。

そこで、翌23日日曜日、クロスバイクで遠出することにした。
特に理由もなく、小樽(片道約40km)を目指すことにした。
疲れたり、どこかが痛くなったり、飽きたりしたら、
途中で引き返してこようと、
まるで、近くの図書館へ行くように気軽だった。


しかし、思い立ってから出かけるまで、すぐにとはいかなかった。
自転車に乗りながら聴くに相応しい曲をチョイスするため、
i-podに収録している曲を入れ替え始めたからだ。
銭函の空を、張碓の坂を、第三埠頭を渡る風を想像し、
この曲は入れよう、この曲ははずすべきか、など、
ちょっと聴いては、また別の曲を聴いたりしているうちに、
2時間もの時間を要してしまい、出発したのは12時近かった。

外に出て驚いた。
風が強かったからだ。
それでも、風が強くて嫌になったら戻ってくればいいと、
後先考えず、思うがままに走り出した。
すると、小樽方向は完全な追い風だった。
思っている以上に前に進み、非常に快適だった。
これじゃあ、帰りは大変だろうなと思いつつも、
帰りは風向きが変わっているかもしれないなどと、
根拠のない楽観ムードの中、気持ち良くペダルを踏んだ。

銭函と張碓に、長い登り坂があるが、
前輪3段×後輪8段の切り替えパワーによって、
それほど苦労することもなく登りきった。
張碓のトンネルを出て、朝里までの長い長い下り坂は、
煩わしいことが全て吹き飛ぶような爽快感と
ややぬるめの露天風呂に入っているような安堵感があり、
中年の最大の娯楽のひとつだと確信するほどの気持ち良さだった。

100523小樽2
向かい風効果が炸裂し、2時間ちょっと小樽駅に着いてしまった。
とりあえずラーメンを食べる。
胃袋が満たされ、体力、気力とも充実している。
小樽の街でもぶらつこうかと思う。
ただ、小樽は年に10回程度は通っているし、
これまで色々なところへ行っており、
改めて行きたいところも浮かばなかった。
それでも、ぶらつき始める。
ところが、小樽は、どこもかしこも坂、坂、坂である。
しょうがいなので、ぶらぶらしつつ、だらだらと札幌へ戻り始める。

100523小樽1
帰りはやはり向かい風となったが、許容範囲だった。
朝里から張碓トンネルまでの登り坂は予想以上に長かったものの、
トンネルを出てからの下り坂は、またしても、
幸せと呼べるものがここにもある、と思えるほどの気持ち良さだった。

100523小樽3
銭函に到着し、残りは約20km。
そこから自宅までは、ひたすら平坦な道である。
半ば、もう札幌に戻ってきたような気持ちになった。
ところが、この日最大の試練はここからだった。

銭函から国道337号線を石狩方面へ。
まともに強い向かい風を浴びた。
緩い坂道を登るくらい軽いギアに切り替えて進む。
ペダルを踏んでいるわりに進まない。
空回りをしているかのように進まない。
一気に疲れが増していく。

国道337号線を右折して新川通りへ。
右折したにもかかわらず、それまで以上に向かい風を浴びた。
暴風警報が発令されているのではないかと、
なんとか管区気象台に確認したくなったほどだ。
しかし、なんとか管区気象台の電話番号がわからないのでやめた。
というか、それ以前に、「なんとか」の部分をなんとかしなければ、
どうにもできなかった。

平坦な道なのに、前へ進んでいる気がしない。
平坦な道なのに、急な登り坂にいるようだった。
気持ちが萎え、前田森林公園の辺りからは、
ついに自転車を降りて、歩き出してしまった。
銭函の坂を、張碓の坂を、そして向かい風の朝里の坂を登りきったのに、
全くの平坦な道で、風に屈した。

その後、自転車を押して歩くのと、自転車に乗るのとを繰り返した。
途中、自転車を押して歩く人を三人追い抜いた。
うち一人には、私が歩いている時に追い返された。
けれども、悔しくなどない。
むしろ、平坦な道で、自転車を押して歩くしかなくなった仲間の存在に
喜びさえ感じた。

とはいえ、風に翻弄され、気持ちは完全にぐだぐだになった。
コンビニでシュークリームを買って休憩。
30分後には、別のコンビニでアメリカンドックを買って休憩。
家まであと3kmくらいのところでも、たい焼きを買って休憩。
帰りは、3時間半くらいを要したのではないだろうか。

帰宅してシャワーを浴び、少し横になったら、
そのまま眠ってしまい、目が覚めると深夜だった。
全てが面倒になり、そのまま朝まで寝続けた。

なんだかよくわからないが、小樽を往復した。
ただ自転車で走ってきた。
それだけのことだ。
思えば、走行中、全くi-podを使用しなかった。
出発前のあの2時間はなんだったのか。
なんでもなかったのだ。
なんでもなかったが、どうでもいい。
そんなことはどうでもいいと思えるような何かがあったからだ。
それは何かと問われれば、うまく言葉にできないが、
そんなことはどうでもいいと思えるような何かこそ、
私が探しているものなのかもしれない。

テーマ:日記 - ジャンル:日記


この10日間ほど、新しい曲の歌詞を書いている。
いや、書いていない。
というより、書けていない。

歌詞を書くべく、連日、夜な夜なノートを開く。
言葉がたくさん埋まっていく日もあれば、
一文字すら書けない日もある。
ちょっとソファに横になったと思ったら、夜明けの時刻だったり、
ちょっとテレビをつけたら、興味も関心もない番組なのに、
最後まで見てしまったりもする。

私は、日頃常に歌詞を書いているわけではない。
「さあ歌詞を作るぞ」と、完全な歌詞作成モードに入る。
普通に生活をしながらも、心の中は歌詞作成のための
ひとり合宿をしているような状態だ。

歌詞づくりが進まないと、ストレスも生じてくる。
ブログを書いている時じゃないとも思った。
しかし、このまま、あるがままに過ごしていたら、
しばらく更新しないような気がした。
それでは、いつもこのページを開いてくださる方々に申し訳ない。
申し訳ない気持ちがまたストレスになる。
ならば、あるがままの現状を報告しておこうと思った。

まだ1曲すら、歌詞は完全なものになっていない。
とはいえ、書きたい歌詞のコンセプトみたいなものは
かなりはっきりとしてきた。
ここまでくると、言葉がつながり、ストーリーが生まれてくる。

ただ、現在、最も優先して書いている曲のメロディは常に上下する。
一音に一文字をあてはめなければならないような感じである。
そのため、例えば、「7文字-5文字」にしたいところで、
「8文字-4文字」の歌詞にすると、メロディにうまく乗らなかったりする。

歌詞がないものの、メロディはできあがっているので、
バンドでは、それなりにリズムを刻み、なんとなくの形は作れている。
ところが、あるラインを超えられない。
それを超えれば、幹がしっかりとし、イメージが広がり、
そこにどんな色を落としこめばいいか、
どんな香りをつけていけばいいのかが見えてくる。

ラインを超えられないのは、私の音楽の場合、
歌詞がないことによる影響が大きい。
実は歌詞が核になっているのだ。
事実、古い曲を引っ張り出して演奏する際は、
今でも、その歌詞の気持ちになれる曲をチョイスする傾向にある。

歌詞作りのモチベーションを上げるため、
新しいノートとシャープペンシルを購入した。
少しだけ、ほんの少しだけだが、ちょっといいものを買おうと考えた。
たかがノートとペンシルだ。
ところが、ロフトやハンズに物色しに行くと、
様々なデザインのものがあり、非常に迷った。

新しいノートは、次のアルバムの曲で埋まっていく重要なアイテムなのだ。
と思うと、安易に選んでいいものか?
これから作る曲は、どんなカラーにしたいんだ?など、
頭の中で整理がつかなくなってしまい、
一度行っただけでは、どれにするか決められなかった。

で、買ったのが、青いノートとピンクのペンだ。
どちらも、400円くらいだった。

1005青いノートとピンクのペン 

ノートは、横線がひかれたものではなく、方眼紙タイプである。
紙質はもちろん、ひかれている線の色までチェックした。
ページをめくる際の感触も、入念に何度も試した。

シャープペンシルは、小さなカルチャー・ショックがあった。
世の中は、100円シャープとスケルトン・タイプばかり。
大人になった今、使っているのは、粗品でもらったものなどであり、
自ら購入することなど、しばらくなかった。
ところが、いざ物色してみると、様々なものがある。

1,000円くらいの品物になると、少し格が上がった雰囲気。
2,500円くらいの品物になると、明らかな違いがある。
これを手に入れようものなら、
シャープペンシルにこだわってますけど何か?
とでも言ってしまいそうになる存在感がある。
2,500円のシャープペンシルを使う人になるのも悪くないと思えた。

それはそれとして、買ったのは400円くらいのピンクのペンだ。
ちょっと違う感と、ポップ感と、しっかり感のバランスが良く、
最もしっくりきた。

新しいノートとシャープペンシルを購入してテンションがあがり、
「青いノートとピンクのペン」という歌詞を作った。
厳密に言うと、歌詞ではなく、20行くらいの走り書きだ。

私は、歌詞作成という、はたから見れば、
取るに足らないことに多くの時間を費やしている。
確かに、私の歌詞によって世界を変えることなどできない。
しかし、私の世界を、少しだけだが豊かなものにしている。

毎日はちっぽけなものだ。
劇的なことなど滅多に起こらない。
けれども、良くも悪くも、ちっぽけなものの積み重ねでしか、
未来は作られていかない。
ちっぽけな日々を侮るな。
世界は広い。
しかし、君には君の宇宙がある。

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽


ひとつ言わせてくれ。
この世の中には、セットメニューなるものがたくさんある。
単品を組み合わせることにより、お得になるというシステムだ。

私は、無政府主義者でも、刹那主義者でもない。
じゃあ、お前は何主義者なんだ?と聞かれたら、
迷わず、反セットメニュー主義者だと答えるだろう。

なにゆえセットメニューに批判的なのかって?
いらないものまでついてくるからさ。
いらないものまでついてきて割高な気分になるのさ。
ハンバーガー然り、レストラン然り。
幅を広げて考えれば、福袋もそうだ。

けれども、そんなことは大した問題ではない。
セットメニューをオーダーしなければ済むことだ。
それよりも神経を逆撫ですることがある。
それは、メニュー表にはセットメニューばかりが誇張され、
単品メニューは目立たないように掲載されていることだ。

ハンバーガー・ショップは、特にこうした傾向にある。
たまにしか行かないため、バーガーショップ慣れをしていない私は、
単品メニューはどこに掲載されているのかと毎回尋ねている。
それが非常に煩わしい。
ハイパー・メディア・クリエーターとは何たるかを説明するのと
同じくらいに面倒くさい。

単品メニューはどこに掲載されているのかと尋ねた時の
店員の態度も冷たい。
こちらは、行儀良く真面目に聞いているのに、非常に冷たい。
あちらは、行儀良く真面目なんてくそくらえと思ってんだろうな。
男はちょっとワルなところがいい、などとほざくんだろうな。
それなら、その悪い行いを肯定するのか。
ふざけんな。
仲良しグループでホーム・パーティでもやってろ。

そこまで思うのなら、バーガーショップなど行かなければいい。
ところが、3か月くらいに一度くらい、
どうしようもなくビッグマックを欲する時がある。
ビッグマックを食べたい気持ちが、
バーガーショップにおける煩わしい気持ちを上回ってしまう。
悔しいけれど、ギャラン・ドゥ状態になってしまうのだ。
バーガーショップでは、屈辱に苛まれるのに、
行かずにはいられない。
結局、敗北者はこのオレなのだロック・ミー。


ロッテリアでも、モスバーガーでもない。
チーズバーガーでも、ダブルマックバーガーでもない。
対象商品はビッグマック、オンリーである。
ポテトもいらない。
ましてやドリンクなど全く必要ない。
ビッグマックだけがあればいい。
それは常に一貫している。

それならばメニュー表などいらないのではないかと、今、気づいた。
いったいどうなってるんだ、このオレは。
けれどもそれが人生だ。
ほんとにそれが人生か?LIFE GOES ON。

テーマ:日記 - ジャンル:日記


4月23日に東京へ行った時の話だ。
帰りの機内で読書でもしようと、
羽田空港内の田辺書店にて文庫本を買った。

機内のみならず、航空機に乗るまでの待ち時間や、
千歳から札幌への電車内を含めると、
3時間近くも読書に費やせる絶好の機会だった。

購入した文庫は、大沢在昌氏の「毒猿」。
彼の新宿鮫シリーズの中で、面白いとの評価が高い作品である。
出発20分前に、搭乗口近くの椅子に着席。
わくわくした気持ちで本を開く。
その時だ。
何がなんだかわからなくなった。
本を開くと、タイトルが「屍蘭」(しかばね・らん)と
書かれていたからだ。

「屍蘭」も、大沢在昌氏の新宿鮫シリーズのひとつ。
数年前に読んだことがある。
ブックカバーをはずして表紙を確認する。
間違いなく、「毒猿」の表紙カバーである。
ところが中身は、やはり「屍蘭」である。
こんなことってあるのだろうか。

毒猿/屍蘭
作品によって、当然、本の厚さは異なる。
表紙カバーと中身が一致しなければ、ずれるだろう。
ところが、表紙カバーは「毒猿」、中身は「屍蘭」で、
ぴったりと収まっている。
しかし、私の心は収まりがつかない。

本屋に戻り、取り替えてもらおうかと思った。
ところが、本屋まで10分くらいは歩くだろう。
出発時刻まで、あと20分ほど。
これではちょっと無理がある。
あきらめるしかない。
しかし、腑に落ちない。納得できない。
どうせだから、屍蘭を読むことにするかと本を開く。
ところが、心がざわつき、全く集中できない。

10分くらい経った時だ。
出発が15分程度遅れるとのアナウンスが流れた。
ますます心が穏やかではなくなる。
もつと早くアナウンスしてくれれば、本を交換しに戻れた。

その10分後、さらに10分遅れるとのアナウンスが。
全くついてなかった。
札幌に戻り、翌日、本屋に連絡をとり、
本を交換してもらおうかとも考えた。
しかし、事情を説明して信用してもらえるか不安だったし、
送り返したり、なんやかんやの手間を考えると、
ひどく面倒な気持ちになった。

全てをあきらめることにした。
平常心を保て、と言い聞かせ、読書を始めた。
読んだことがあるなと思いつつ読み進める。
やはり大沢作品は引きつけてくれる。
結局、札幌に着くまでに130ページ読んだ。
しかし、その日から、栞はそのページに挟まったままだ。

そういうわけで、今回はブック・レヴュー。
今回は、ブック・オフにて105円で購入した3冊を紹介。
いずれも有名作。
それではどうぞ。

■川上弘美「センセイの鞄」
川上弘美/センセイの鞄
2001年、谷崎純一郎賞受賞作品。
70歳手前の独身男性と30代後半の独身女性。
二人は、高校の教師と生徒の関係。
自宅の近所の小さな居酒屋のカウンターで偶然出会う。
高校時代は全く親しくなかったが、
居酒屋での出会いを重ねるうちに、次第に仲が深まっていく。

二人は約束して会っているのではない。
それぞれが勝手に居酒屋に通い、たまたま会う。
何度も店で会っているのに、二人は常に敬語で語り合う。
そうした落ち着きのある距離感が心地よい。
静かで美しい時間が淡々と過ぎていく。
そんな生真面目で柔らかくほのぼのした雰囲気。
この作品が絶賛されたことも頷ける。

ところが、私にとっては、リズム感がしっくりこなかった。
展開がもどかしく、退屈な場面も随所にあり、
なかなか読み進められず、引き込まれる感じは薄かった。
良質な文学だなとは思う。
旬の食べ物や植物など、季節描写も素晴らしい。
しかし、あまりに綺麗すぎて、グサリと胸を刺すものに欠けていた。
とんでもなく歌の上手い人が、音符どおりに正確に歌っても、
なんだかつまらないものになる感覚と似ている。

ただ、この主人公の女性に思いを寄せる男を登場させたことは、
書き手として巧みであり、非常に効果的だった。
仕事ができて、女性の対応もスマートな男である。
彼女は、この男に少しずつ惹かれていく。
しかし、彼女が求めているものは、
刺激を受け、自分を成長させてくれる存在ではなく、
暖かく、全てを許してくれるような存在であることに気づく。
それをきっかけに、老人の元教師との仲が逆に深まっていく。
そうした心の揺れ動きの描写は、実に見事だった。

女性ウケする作品かなと思う。
好きな人なら、何度か読み返したくなる作品かもしれない。
素晴らしい作品であるという評価に全く異論はないが、
私は一読でいいかなと。

■筒井康隆「家族八景」
筒井康隆/家族八景
主人公は、19歳の女性。
彼女は、目の前にいる人の心の声を読み取ってしまうという
不思議な能力を持っている。
彼女は職業は家政婦。
この作品は、彼女がおつとめした八つの家族について描いている。

彼女が読み取ってしまう心の声は、その人の隠し事、悪意、嘘など。
それを軸として、家族内の確執、嫉妬、疑心など、
どろどろとした関係が浮き彫りになる。
心の醜さのオンパレードで、
「よくもまあ、こんなに問題のある家庭にばかり呼ばれるもんだ」と、
呆れてしまうところはある。

ところが、隠している本音の描写が素晴らしい。
容赦が無く、生々しいのだが、なんとなくコミカルである。
また、人の心を読むという非現実的な能力をベースにしていながら、
描いている家族の問題は、実にリアリティがある。
安易にまとめる方向へ行かず、きちんとぞっとさせてくれる。
ただ、不倫が題材になっている作品が多く、
汚れたエロチシズムでお腹がいっぱいになるところもあるので注意。

1972年の作品だというのが凄い。
40年近く経過した今読んでも、全く色褪せていない。
20世紀に生まれた古典といってもいいだろう。

■リリー・フランキー
  「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」

リリー・フランキー/東京タワー
大ベストセラーとなった2005年作品。
本が売れただけではなく、映画化され、テレビドラマ化もされた。
私は、これらのいずれも見たことがなかった。

ある日、待ち合わせ時間まで15分ほど空いていたため、
街中のブック・オフに入店。
文庫本の105円コーナーへ行き、
読みたいと思っていた、前記の「センセイの鞄」と「家族八景」を手に取る。
ついでに、なんとなく単行本の105円コーナーへ。
いきなり目に入ったのが、リリー氏の「東京タワー」だった。

それまで読んでみたいと思ったことはなかったが、
各方面で説賛された、2000年代を代表する一冊であり、
それが105円で己のものになるならば、
今が買い時、そして読み時なのだと思うに至り、購入。

内容は、リリー氏の自伝である。
最も古い記憶にある幼児の頃から、40歳くらいまでの半生を描いている。
前半の半分近くは、高校生までの話。
父親がほとんど家に帰らず、やかで両親は別居。
小倉から筑豊に移り、母の実家で暮らす。
複雑な家庭環境にあり、家は貧乏だったようだ。

でありながら、別府の美術系の高校に通うため一人暮らしをしたり、
ゲームセンターに入り浸ったり、バイクを所有していたりと、
彼とほぼ同世代の私には、かなり裕福に思えた。
そして、東京の美術大学に進学である。

さらに、リリー氏は、金がないと母に無心する。
この家庭のどこにそんなお金があったのかが、ずっと気になった。
結局、最後までわからなかった。

60歳になった母が、東京に住むリリー氏と二人暮らしを
始めるところからは、じんわりしみる箇所が一気に増えた。
母は、よく出歩き、友達を作るし、
リリー氏の友達や仕事関係者とも、家族のように付き合い、
リリー氏がいない時でも、友達などが遊びに来る。
非常にさばさばとして、バイタリティとエネルギーのある
人だったのだなと思う。

泣ける作品との評判ながら、コミカルでほのぼのとしており、
いつ泣けるのかと思いつつ読み進めた。
ところが、心配はいらなかった。
後半、リリー氏の母が亡くなるに至る過程や、
亡くなった後に知ったあれこれで、きっちりと泣ける。
母の息子に対する愛情、息子の母に対する愛情、
その両方に心を揺さぶられた。

実は、私が最も泣けたのは、
母が、「私が死んだら開けなさい」と言っていた箱の中に入っていた、
今はもう別れたリリーの彼女に対する手紙である。
非常に切ない気持ちになりました。

読みやすく、わかりやすく、感情移入もでき、
素直にいい作品だと思った。
ただ、ところどころ、文学的表現をしている箇所がある。
そんことをしなくても、十分に文才を感じる書きぶりだっただけに、
なんとなくリズムが狂い、私には余計に思えた、

また、常にあまり仕事がなかったように書かれているが、
いつのまにか仕事が増え、終盤は結構いいところに住んでいた。
その経過がほとんど書かれていないのが気になった。
それを書いていないから、本筋からはずれず、
一気に引きずり込まれたところもあるが。

この作品は、4月23日に東京へ行った翌日から読み始めた。
4月23日には、生まれて初めて東京タワーに行った。
読む前は、この作品を読んでから、東京タワーに行けたらと思ったが、
読み終えたら、東京タワーに行き、どんなところか知ってから読んで
逆に良かったと思えた。

ところで、今後、東京タワーに行くことがあるとする。
そこに偶然、リリー・フランキー氏がいたら、
驚きや感激よりも、変な感じがするだろう。
なんとなく、東京タワーにいてほしくない気がする。
同様に、森進一氏が、プライベートで、えりも岬に佇んでいたら、
「なにやってんだろうね」と、ちょっと笑っちゃうような気がする。

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌


私の聴く音楽は偏っていると思う。
「どんな音楽を聴くんですか?」と問われたら、
少なくとも、「色んなジャンルの音楽を聴きますよ」と
答えることはないだろう。

逆に、どんな音楽を聴かないかと問われた方が、
具体的に答えられるかもしれない。
ジャパニーズ・レゲエと、ジャパニーズ・ヒップホップに
カテゴライズされるような音楽は、どうも苦手である。
愛や友人や家族への感謝みたいなのことを歌っている
ような曲も多いやに聞くが、

威圧的な歌い方や、すごみを利かせた、
あるいは、チャラチャラして雰囲気の前に、
伝わるものも伝わってこない。
というか私が、伝わってくることを拒否しているといってもいい。

要は、音楽以前に壁があるのだ。
相当な先入観を持っているのは自分でもわかっている。
しかし、人は見かけで判断すべきではないという、
非現実的な眠たい理屈はうんざりだ。

とはいえ、ジャパニーズ・レゲエやジャパニーズ・ヒップホップ
というジャンルは、多数のファンがいるのも事実。
ファンも、ミュージシャン側と雰囲気が似ている。
間違った固定観念かもしれないが、
男女とも、ちんぴらチックな人の割合が高いように思うし、
ファッションの最高峰はヴィトンのバッグで、
雨の日でも、それを自転車のカゴに入れて、
透明傘を差しながら漕いでいるようなタイプを想像してしまう。

私はそれを憂いていた。
うざったいとも思っていた。
しかし、だ。
そういう人達が、ロック業界に参入されても困る。
そう考えると、そういう人達の受け皿として、
ジャパニーズ・レゲエやジャパニーズ・ヒップホップは
存在していてくれた方がいい。
むしろ、なくなったり、衰退されては困るともいえる。

そんな勝手で狭量な私が、最近聴いているアルバムを4枚、
紹介させていただこう。
よろしく、どうぞ。

■ポール・ウェラー「Wake Up The Nation」
    ポール・ウェラー/WAKE UP THE NATION
2010年4月リリースのポール・ウェラーの最新作。
思いの外、ハードでエネルギッシュな曲が並び、
50歳を超えた今も、そういうモードにあることが伝わる意欲作。
特に、2曲目収録の表題曲は、タイトルどおり、
「目覚めよ!立ち上がれ!」
というソウルが全面に出たキラー・チューン。


全体を通して、決してメロディアスではなく、
キャッチーなフレーズにも乏しい。
音を歪ませすぎかと思う曲もある。
しかし、自分の中から自然に生じたメロディやサウンドを、
無理なく大人の味つけをした感じで、
良い意味での落ち着きが見られる。

ほとんどの曲が3分以内。
その曲に馴染み、「これから」という時にフェイドアウトしていくようで、
もう少し引っ張り込んでほしいのに、という物足りなさはある。
そう感じつつも、なんとなく聴き通してしまう。
こうした、つかみどころの無さはあるものの、
やりたいことを、良いコンディションで作り上げた雰囲気があり、
ポール・ウェラーらしさにあふれた作品といえる。

■ミューズ「Black Holes and Revelations」
    ミューズ/Black Halls And Revelations
イギリスのロック・バンド、ミューズの2006年作品。
壮大でメタリックなシンセ・ポップをやっているようなイメージがあり、
これまで聴かずにいたバンドである。

聴いてみると、壮大な曲あり、メタリックな曲あり、
シンセ・ポップな曲ありで、先入観のままなのだが、
ひとつ違ったことがあった。
それは、予想に反して、気に入ってしまったことだ。

実にバラエティに富んだロックの要素を盛り込んでいるが、
基本的にはポップでメロディアスだと思う。
アタック感の強いサウンドだが、妙に癒されるような浸れる感がある。
レディオヘッドをキレ味の鋭くしたようであり、
コールドプレイをハードでドラマチックにしたようであり、
プロディジーをメロウにしたようでもある。

特に、2曲目から4曲目、7曲目から9曲目は圧巻。
しっかりと、ミューズという音楽ワールドへ引き込み、
気づくと聴き入っているような状態を作り出す。

斬新さや、意外性はない。
しかし、様々なロックの素材を持ち合わせており、
素材の使い方がクールで、調味料の使い方も過度ではないため、
非常にバランスがとれたものに仕上がっている。
そのため、幅広いジャンルのエッセンスーを盛り込んでいるものの、
雑多にならず、散漫にもならず、一貫性と一体性を生んでいる。


■ロバート・ランドルフ「UNCLASSIFIED」
    ロバート・ランドルフ/アンクラシファイド
黒人のソウル・マン、ロバート・ランドルフの2003年作品。
ほんの1か月前まで、彼の存在さえ知らなかった。
ある人から、結構気に入ると思いますよとイチ押しされ、
YOU TUBEにて、彼の「I NEED MORE LOVE」を聴いた。
1コーラスを聴いただけで気に入った。

ベースとなっているのはソウルとファンクか。
そこに、ブルースやサザン・ロックの要素を絡め、
エネルギッシュでグルーヴ感のあるサウンドを作り上げている。

最大の特徴は、ロバート・ランドルフが弾く
ペダル・スティール・ギターだろう。
詳しい構造はわからないが、ギターが琴のような形をしており、
キーボード・スタイルで演奏している。
どうやって弾いているものか、とにかくすごい。
クラプトンがファンクをやったらこんな感じか。
スティービー・ワンダーがロックギターを弾いたとしたらこんな感じか。
というような、躍動感と渋さが融合したようなノリである。

インストロメンタルの曲がいくつかあるし、
南国チックなメロウな曲もあるが、どれもこれも演奏が凄まじい。
頭ではなく、身体で感じるような、
生命力にあふれた、
実にゴキゲンなアルバムである。

■ザ・ゴリラズ「Plastic Beach」
    ゴリラズ/プラスチック・ビーチ
2010年3月にリリースされたゴリラズのサードアルバム。
人工的で無機質なエレクトリック・ミュージック。
普段の私であれば、そういう音楽は退屈で聴いていられないのだが、
この作品は、吸い込まれるように何度も何度も聴いている。

ベースにあるのは硬質なピコピコ・サウンドなのだが、
牧歌的というか、叙情的というか、
すんなりと受け入れられる、ある種の暖かみがある。

部屋に閉じこもって、ヘッドフォンで聴くのがベストだろう。
部屋を薄暗くすると、なおいいだろう。
BGMで流すべき音楽ではない。
みんなで聴く音楽ではない。

全てを遮断し、何にも邪魔されずに聴くべき。
都会の夜を泳ぐ魚のような至福感を味わえるはずだ。

アルバムでは、様々なアーチストとコラボレイトしているが、
寄せ集め的なところはなく、しっかりと統一感がある。
コラボレイトの中で特に素晴らしいのは、
ルー・リードをボーカルに起用した曲。
彼の乾いた低い声と、つぶやくようなボーカル・スタイルは、
無機質サウンドを有機的なものに感じさせる不思議なパワーがある。
実に完成度の高いポップ・アルバムだと思う。

テーマ:CDレビュー - ジャンル:音楽


私は貝類が大好きだ。
というか、愛していると言ってもいいぜ。
今週は、様々な貝を食べたのさ。
ほんとうだぜ。

5月2日にはホタテのみーさし、
5月3日夜と4日朝は、ホッキとあさりみたいな貝が
ふんだんに入ったカレーを。
5月5日には、留萌のチューオー・スーパーで、
天塩のしじみを2400円分も買ってきたのさ。

今週、貝ウィークにしたのには理由がある。
その理由を聞いてくれるかい?
オーケイ、じゃあ、話をさせてもらうぜ。

5月2日は、忌野清志郎氏の一周忌だった。
彼に多大なる影響を受けた人達は、それぞれに供養したことだろう。
私なりの供養の仕方が、貝ウィークだった。
つまり、「愛し合ってる貝」だったとうわけさ。
このユーモアを君はわかってくれるかい。

来年以降は、「愛し合ってる会」も検討していきたい。
清志郎フリークを集めて、バスをチャーターし、温泉で宴会をしたい。
もちろん、バスの正面には「愛し合ってる会・ご一行様」と、
温泉旅館の入口には「歓迎 愛し合ってる会・ご一行様」と
掲げてもらうのさ。
君はあきれてものも言えないか、
それとも、わかってもらえるか。

ほんとは、温泉に宿泊せずに、
市営グランドの駐車場にバスを駐めて、
カーラジオを流しながら

毛布にくるまるのが最も相応しいかもしれない。
けれども、車中泊だと身体が悲鳴をあげるのさ。
老化だぜオーライ。
中年ベイベー。
無理をしないのもロックンロールだ。

テーマ:音楽的ひとりごと - ジャンル:音楽


5月4日、札幌は20度近くまで気温が上昇。
薄い雲が広がっていたものの、
それがまた青空をさわやかなものにした。
そんな春らしい日に私は、
札幌の北東側の隣町である
当別町に足を運んだ。

車で行ったのではない。
自転車でもない。
ましてや電車でもない。
この足で地面を踏む方法、つまり、走って行ったのだ。

自宅をスタートし、JR
当別駅まで走った。
正確な距離はわからない。
20kmは超えるだろうが、25kmまではなかっただろう。

1年前のゴールデンウイーク。
私は、頸椎(けいつい=首)のヘルニアと、
足のつけ根の痛みのせいで、走ることなどできなかった。
横断歩道で、青信号が点滅したときにだけ、
足をひきずって10m程度を走るのが限界だった。

放っておいても快方に向かう気配はまるでなく、
これはマジやばいぞと、5月半ばに整形外科を受診。
なかなか痛みは消えなかったが、ねばり強くリハビリに通った。

9月になってやっと、明らかに快方に向かっていることを実感。
実感してくると、どういうことをしたら良化し、
どういうことをしたら悪化するのかがわかってくる。
10月末には、30分程度のジョギングをできるまでに回復。
とはいえ、30分が限界だったともいえる。

その後、劇的に症状を好転させたのは、ヨガだった。
1日5分程度なのだが、欠かさず続けることにより大きな効果があった。
外は雪道で、走ることはできなかったが、
2月、3月の段階で、60分なら走れるような気がした。
雪が溶けた4月、60分走を実現。
ゴールデンウイークには、行けるところまで走ってみようと思った。
この1年で、こんなに回復した、
まだ終わりじゃない、まだ戻れるんだと確かめたかったのだ。
それ以外の目的は、全くなかった。

100504パープルロード
「自宅スタート」と書いたが、イメージとしては、
地下鉄東豊線
・元町駅を出発したと考えていただきたい。
そこから、モエレ沼公園へ向かうパープル・ロードを通り、
あいの里で国道337号線に出る。
石狩川を渡って、太美を抜け、JR
当別駅へ向かうルートだった。

11時40分出発。
20mほど走って、思いの外、風が強いと感じた。
それでも、最初のうちは、建物が多いところを走るので、
風がさえぎられ、気にするほどのものではなかった。
ところが、パープルロードに入り、建物がほぼ無くなると、
思い切り向かい風となった。

まともに風を正面から浴びたのは、
モエレ沼近くの交差点からあいの里まで。
それと、国道337号線を左に曲がったところから太美まで。
ここを走っている時は、「全く風が強すぎるぜ」ということ以外、
何も考えられなかった。

強い風と同様、誤算だったこと。
それは、デジカメである。
デジカメケースに、デジカメと2千円を入れた。
それをポケットに入れて走ったのだが、
これが予想以上に邪魔くさく、意外に重かった。
あまりに煩わしかったので、走り始めて10分後には、
ポケットから取り出し、手に持って走ることにした。

100504石狩川を渡る
念には念を入れて、30分ごとに軽いストレッチ休憩を入れた。
水分補給も重要。
NO WATER NO RUNのスピリットで走ったが、
全く喉が渇かず、水分を欲しなかった。

風が強いことと、舗道が斜めになっていることはストレスだったが、
痛みを感じる箇所もなく、飽きてしまうこともなく、
それなりに順調に進み、太美まで1時間30分(休憩除く)で着いた。
もう完走は確実だという気持ちになった。
太美からの20分くらいは、今回のルートの中で最も快適だった。
左斜め後ろからの追い風と、広く平らな歩道は走りやすかった。

100504太美
ところが、1時間50分を超えたあたりで変化が表れた。
加速度的に、足がスティックになりそうな気配が押し寄せてきた。
当別川に突き当たるところで左折。
左斜め前からの向かい風に変わり、スピードは早足程度に激減。
さらに、ここへきて、急速に水分を欲してきた。
水分は、欲しないときから補給しておかなければ手遅れになることを
これまであらゆる場で経験していながら、
甘く見てしまったことに気づく。

そこからは、10分おきにストレッチしつつ、
当別の街中に着いたら何を飲もうかばかり考えていた。
なんとかセイコーマートに到着。
当別駅まで、あと500mほど。
ここで紅茶を購入。
店を出て、10m先の横断歩道まで歩く間に飲み始める。
信号は赤に。待っている間に、紅茶を飲み干してしまった。
またセイコーマートに戻って、ペットボトルを捨てる。

水分を補給して、微妙に回復してしまい、淡々と当別駅にゴール。
劇的でもなんでもなく、そこはかとなくゴール。
風が強かったこともあり、全く汗をかくことなくゴール。
人ひとりいない祝日の午後の駅前にゴール。
時刻は14時10分だった。
11時40分にスタートして2時間30分を要したことになる。
そのうち走っていた時間は2時間15分。
残り15分は、ストレッチ休憩とコンビニ休憩だった。

14時29分発の札幌行きの電車便があった。
切符を買おうと、料金表を見る。
札幌までの料金は620円。
その時、気づいたのが、駅によって結構、料金が違うこと。
桑園は530円、新川は440円、百合が原は350円だった。
札幌市内ならば、ほとんど料金は同じだろうと思っていただけに、
意外な感じがした。

当別から札幌までのJR線のルートは、
上の部分が長い「く」の字のようである。
「く」の字を右側に押し倒し、左右対称にする。
つまり、「◇」の形にしたとき、
右側の突き出たところが自宅の位置である。
自宅までの距離は、「く」の字の終点である札幌駅からが一番近いだろう。
5km弱であり、歩いて帰れる距離である。
ただ、「く」の字の上部に位置する百合が原駅も、
ほぼ同じくらいの距離かと思われた。

札幌まで620円、百合が原駅まで350円。
この270円の違いは大きいし、
百合が原の方が15分くらいは早く降りられる。
また、いかにもジョギングしてきましたという恰好で、
札幌駅の人混みの中にインするのは抵抗があった。
そこで、百合が原駅までの切符を買った。

電車は意外に混んでおり、あいの里公園駅からは、座れない客が生じた。
混雑客の中のジョギングスタイルは、なんとも恥ずかしかった。
しかし、乗車している客の中に、
「今日、電車に完全ジョギングスタイルの男、乗ってたよね」と、
後から話題にする人もいないだろうと思い、気にせぬことに。

14時55分、百合が原駅で下車。
ここからが
、思いの外、遠かった。
途中で、気持ちが萎えた。
距離だけではなく、風にのってやってくるバーベキューの匂いが、
乾いた私にダメージを与えた。

当別走破という基本目的は達成した。
もう自分を解放していい。
甘やかしてやっていい。

そう考えた私は、コンビニでビール&つくねを買い、
店の前で飲食することを決意。
セブンイレブンのつくねに対する私の評価は高い。

札幌新道を超えた東19丁目あたりセブンイレブンに入る。
しかし、つくねは売ってなかった。
焼き鳥もフランクフルトも売っていた。
しかし、そのことに何の意味があるのかと思った。
あくまで求めたのはつくねだった。
何にも代用はできない。

つくねが無いのならビールを飲む意味がないと思い、ビールも買わず。
また、自宅へ向かって歩き始める。

この時、自宅までの最短ルートに、セブンイレブンがないことを察した。
スーパーの近くは通るが、そこで売られているつくねじゃダメだ。
セブンイレブン製でなければ欲求は満たされない。
その強い思いにひきずられ、遠回りをして別のセブンイレブンへ。

ところが、その店にも、つくねは売られていなかった。
私はあきらめた。
もうビールだけでいいと思った。
ただ、自宅まであと1kmくらいだったため、
部屋で、くつろいだ体勢で飲むことにした。
あと1kmの距離が、ビールをより美味しくするとも思った。

残りの1kmは、ビールのことで頭がいっぱいだった。
当別まで走ったことも、昨日のことのようだった。
自宅に着いて、すぐにビールを飲む自分を想像した。
着替えより、手洗いより、まずはビールだ。
第一にビール、第二にもビールだとイメージした。

そして、自宅について、イメージどおりに過ごした。
第一にも、第二にも、ビールを飲んだ。
もちろん飲んだのは第三のビールだ。

テーマ:日記 - ジャンル:日記


こんなに寒く、こんなに雨ばかりだった4月は、
これまで経験したことがなかったように思う。
最高気温が10度を超えた日は、数える程度だったし、
15度に達した日は一日もなかった。
家のストーブをつけなかった日はない。

自然現象なので、どこにもクレームをつけられない。
話し合いで解決することではないし、
ましてや、裁判で争うこともできない。
愚痴り、泣き寝入りするしかないのだ。
そんな愚痴のひとつを言わせてくれ。
「さらば温暖化」


今回は、食事ネタ。
和洋中そろえてみた。
よろしくどうぞ。

■のや(札幌市中央区北2条東11丁目)
のや/店
JR
苗穂駅近くの、ヘンドリクスな仲通りにある。
この辺りは、苗穂駅のほか、国道275号線も近いが、
妙にシーンとしている。
そんなエリアにある、石造りの古い倉庫が、この店「のや」。

「レストランやってます!」的な明るい色彩の看板やのぼりは皆無。
見た目は、倉庫のまま、という感じ。
ところが、ただの倉庫じゃないと思わせる。
倉庫に隣接するスペースには、いつも車がたくさん駐まっているからだ。

外観同様、店内もレトロ。
洋風にアレンジメントされてはいるが、
原型重視のナチュラルさがあり、かつ、広いので落ち着く。
そのせいか、女性客が多い。
ヘンドリクスな仲通りにある目立たない店ながら、
フォクシー・レディ達が集っているというわけだ。

この店に関しては、雑誌やインターネットで、
建物のことばかり語られる傾向にあるが、
食事メニューはどれも、かなり美味しいと思う。
全体的に、あっさり味ながら、しっかり味で、
まとまりの良さは際だっている。
量は、成人男性なら、やや少なめ。
フォクシー・レディなら丁度いい感じか。

のや/アサリのおじや
アサリのおじや(700円)は、
ダシがさらりと、それでいてきちんと利いており、
食べるほどに美味しくなる。
おじやを外食することは滅多にないが、
これまで食べたおじやの中では一番美味しかったと思う。

のや/ポテトグラタン  のや/十勝あずきのなんとかパフェ
ポテトグラタン(580円)も、なかなかのレベル。
じゃがいも、チーズ、焼き加減が絶妙にマッチ。
じゃがいも自体も美味しかった。

十勝あずきのなんとかパフェは、
子供の頃、パフェにわくわくしたような気持ちを想起させるような
懐かしさと素朴さがあり、かつビー・ポップ。
量は結構ある。食事とセットにしたら、一人で食べるのはきついだろう。

雑味がない、バランスのとれた味に、
柔らかな活気と温かみのある、ゆったりした店内。
リピート力が高い店だろう。

■野々傘(虻田郡京極町更進 国道276号線沿)
国道276号線、京極町喜茂別町の中間あたり。
周りは全て畑のようなところに、ぽつんと存在する一軒家。
客の車がたくさん駐まっているから気づくが、
民家とはちょっと違う古めの建物ではあるものの、
うどん店であることを表示するアイテムが小さいため、
下調べなしで行くと、通り過ぎてしまう可能性が高いだろう。

店内は、昭和30年代ジャパンの民家風情を
ふんだんに取り入れた和風モダン。
訪問したのは、4月の雨の土曜日13時。
ほぼ満席で、中高年の客が多かった。

野々傘/ちく天うどん
一番人気だという「ちく天うどん」(800円)をオーダー。
ちくわの天ぷら、玉子の天ぷら、厚めに切られた長ネギがのっている。
うどんは太めで、ややとろけ感があり、もちもち食感となっている。
つゆは関西風の薄めの味。
ただ、ちょっと甘みが強いか。
最初はかつおダシが品良く利いてるが、
後半は甘みの方が前に出てしまったような気がした。

野々傘/ぴらぴらつけ麺 
これは、1日5食限定という、「ぴらぴらつけ麺」(950円)
みたいな名称のメニュー。
ほぼ、ごまだれの鍋と言っていいだろう。
これも、結構つゆが甘めだった。
うどんは、平打ちで、しゃきっとした感じで、もちもちタイプではない。

それにしても、閑散とした畑だらけの場所に店を開き、
人気店となっているのは、すごいこと(開店は4年前らしい)。
建物もメニューも、高級感と品があり、
ドライブ途中に立ち寄るには最適かもしれない。

丸亀製麺札幌店(札幌市東区伏古1条4丁目 環状通沿)
丸亀製麺札幌店 
全国チェーンの讃岐うどん専門店。
全国に300店舗以上あるらしい。
北海道には札幌に3店舗。その全て
が東区
にある。
紹介するのは、環状通沿にある札幌店。
ちなみに、他の2店舗は、アリオと苗穂のイオンにある。

素直に美味しいと思う。
かつおダシが利いた薄味のつゆが良い。
何かの味が出過ぎているようなことはなく、
食べやすく、食べ飽きない。

↓かけうどん(並)280円+ちくわ天・100円。
丸亀製麺/かけうどん+ちくわ天 
トッピングの各種天ぷらも、出来たて感が嬉しいし、
実際美味しい。
そして、なにより安い。
スーパーマーケットのお総菜並みの価格である。
うどんは極太で、茹でたてで生き生きしている。
ファストフードうどんとして、申し分ない味だ。
ノー・プロブレムだ。

プロブレムは、ベルトコンベア状態のシステム。
トレイを持って客は一列に並ぶ。
最初の地点で、うどんを選ぶ。
移動して、並べられている数種類のトッピング天ぷらの中から、
お好みのものを、ディッシュにのせる。
おにぎりも何種類かある。
そして会計をして、空いている席に着く。
最初のうどん選びで、いつまでも迷っている人がいると、
赤信号状態となり、一気に渋滞が発生。

↓ぶっかけ(並)280円。天かすは無料だぜ。「並」は成人男性なら完全に少ないです。
  ところで、「ぶっかけ」という商品名は、個人的には抵抗があるぜ。
丸亀製麺/ぶっかけ 
こうした流れが、せわしくなく、落ち着かない。
ライン生産方式の中に、完全に組み込まれている気分だ。
給食のようだともいえる。
この雰囲気に馴染めるかどうかだ。
ただ、ある種、バイキングのようであり、
このシステムが気軽で、楽しく感じる方も多いだろう。
実際、曜日や時間に関係なく、常に混んでいるし、
この安さと美味しさは、リピート性が高いだろうと思う。

■季香園(札幌市中央区南9条西13丁目)
季香園/じゃがいも細切り  季香園/あんかけ焼きそば
さっぱりした薄味ながら、
本格的な風味がして、なかなか奥深いテイスト。
強烈さやインパクトは小さく、
一口目は、やや物足りなさを感じるかもしれないが、
食べるほどに旨みが増していく。

ヘルシーな味わいでもあり、
毎日食べられそうな中華であるともいえる。
しかし、毎日食べたら、さすがに飽きるだろうし、太るぜベイベー。
それが現実だ。
そんなことは皆わかっている。
わかっているが、あえて書く。
その方法でしか、私は次世代に伝えていくことができない。

季香園/地三鮮 
これは、「地三鮮」(700円)というメニュー。
豚肉、じゃがいも、ピーマン、なすびの炒め物で、
非常にシンプルな味なのだが、
どういうわけか家庭では出せないテイストがあり、非常に美味しい。

季香園/大学いも  季香園/麻婆豆腐
ユニバーシティ・ポテト(630円)も美味しいと聞いたので
オーダーしてみた。
ユニバーシティ・ポテトを外食したのは初めてかもしれない。
というか、食べたのはいつ以来なのか、全く思い出せないほど
久し振りだった。
これも薄味ながら、ほんのり焦げ風味と、あっさり水飴が見事に絡み、
ちょっとハマりそうな気もした。

料理が出てくるのは、やや遅めか。
駐車場が広めなことと、23時まで営業しているのは嬉しい。
リピートしたくなる店。
結構穴場だと思います。

     
◇      ◆      ◇

今回登場した食べ物はいずれも、
あっさりしているが、しっかりした味がした。
これからは、「さらば濃厚」でいいかもしれない。
それが大人だろ。
いや、そうとも言えない。
なんとも言えない。

テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ



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