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昨日、地下鉄を待っている時、
「腹減って死にそうなんだけど」とぬかす、30代とおぼしき男がいた。
「腹減った」と「死にそう」を何度も言うので不愉快になり、
私は乗り場を移動した。
今この時代の日本で、空腹で死ぬ人はほとんどいない。

空腹は、なんでもない食べ物を劇的に美味しくする最大の要素だろう。
しかし例年8月の私は、空腹でもラーメンを欲しない。
熱さのせいだろう。
事実6週間、カップラーメンも含めて、ラーメンを食べていない。
ただし、食べていないのは、熱いスープの入ったラーメンであり、
ラーメン・サラダやつけ麺は食べている。
そして、約10年ぶり食べたのが「冷麺」である。

■くだら(札幌市清田区美しが丘2条6丁目)
くだら/店 

知人のN美(エヌミ)が大絶賛していたので訪問。
濃厚甘辛スープで美味しい。
というか、すごい。
スープというより、タレに近い濃厚さであり、
極端にいえば「あん」のような「とろみ」のあるスープである。
見方を変えると、スープに麺を入れたのではなく、
麺にスープをかけたようにも見える。

◇ビビン冷麺 850円
くだら/ビビン冷麺 
麺も非常に特徴的。
そば粉が練り込まれているため、完全にグレーの色合いの極細麺である。
これにとろみの強いスープが激しく絡み、
出てくる感想は、「すごい」という言葉ばかり。

かなり果汁的な甘みのあるスープである。
しかし、辛さも相まって、非常に立体的な味である。
食べていくほどに、様々なものがスープに含まれているのを感じる。
とにかく強烈である。
麺にスープが絡みつく度合いがハードなため、
麺を食べ終わると、スープもかなり減っている。
その残ったスープを持ち帰り、豆腐にかけて食べたい気持ちになった。

◇まぜる前              ◇まぜた後
くだら/石焼きビビンパプ前 くだら/石焼きビビンパプ後
石焼きビビンバ(メニューには「石焼きビビンパプ」と書いてあった)は、
ビビン冷麺に比べるとノーマルである。
ライスに比べて具の量が多いのが特徴か。
どんぶりのパワーのせいか、焦げ目は強くコーティングされる。
香ばしく、あっさり味なので、よろしいのではないかと。

カウンター8席くらい、小上がりテーブル5つくらいの
こぢんまりとした店である。
訪問したのは土曜の夜だったが、なかなか賑わっており、
空いたなと思うと、別の客がくるなど、なかなか回転も良かった。
なにより女性率が高いと感じた。
客は、カップル、女性同士、家族連れのいずれかで、
男性のみの個人・グループはなかった。
なんとなく、いつもそんなような気がする店だった。
なお、店の方も全員女性である。

■トトリ(札幌市中央区南5条西7丁目)
トトリ/店 

約10年前に食べたのは、トトリの盛岡冷麺である。
当時トトリは、電車通り沿いにあったと記憶していたが、
電車通りではないところに移転していた。
店内は、こざっぱりときれいで、少し高級感もある感じになっていたので
少し戸惑ったほど。

土曜日の13時過ぎに行ったのだが、けっこうな混雑だった。
というか、席は空いているのだが、片付けが追いつかないせいで、
席を案内できず、行列待ちができている状態だった。
とはいえ、予想以上の混みように少し驚いた。

◇盛岡冷麺 735円

トトリ/盛岡冷麺 
トトリの冷麺は、やはり麺のパワーがすごい。
透明、やや太、堅めストレートで、食べ応えがある。
スープは濃厚キムチスープ味で、
バランスが良く、手堅くまとまっているが、さすがに後半は飽きてくる。

オーダーの際、辛さは何番にするかと聞かれ、
反射的に最も辛い「5番」を選択したが、あまり辛くはなかった。
それよりも、とにかくキムチ味が濃いと感じた。
他の客の冷麺を見ていて、
辛さが1番だと透明っぽいスープであることがわかった。
しくじった。この冷麺は、低い辛さをチョイスすべきだった。
しかし、後(あと)のフェスティバルだった。

約10年間食べていなかった冷麺だったが、
前記の「くだら」で衝撃を受け、その影響でトトリにも訪問したのだが、
またしばらくはグッバイしてもよさそうだ。
それと、冷麺はサイド・メニューとして、
1人前を何人かで分けて食べた方が美味しく感じる。
そのベッドがひとりじゃ広すぎるのと同様、
冷麺1人前を1人で食べるにはきつい、のであります。

■千太(札幌市中央区大通り東1丁目 中央バスターミナルB1)
千太/店 
中央バスセンターの地下1階にあるラーメン店。
複数の人から、美味しいという話を聞いており、
ずっと行きたいと思っていた。
ネックは営業時間だった。
営業時間が11時から16時で日曜定休。
職場からはちょっと距離があるため昼休みは無理。
よって、土曜日の昼食しかチャンスはない。
ところが、店が街中にあるため、車を使って訪問する場合は、
パーキングにインしなければならない。
それなら、いっそ平日に、と思い立ち、
軽い二日酔いにより麺類を強く欲した平日の昼休みに、
ほとんどジョギング状態で行ってきた。

当初は、塩ラーメンか醤油ラーメンをオーダーするつもりだったが、
真昼のジョギングによる暑さのせいで、
思わず「つけそば(正油)」をオーダーしてしまった。

◇つけそば(正油)800円

千太/つけそば(正油) 
麺は道産小麦かつ自家製麺で、白色・ほぼストレート・やや細め。
歯ごたえはやさしいが、しっかりと香りのある麺で美味しい。
そして、麺の量が意外に多く、昼食としては限界ラインである。
スープは、鶏ダシ+煮干し系の和風ダシ。
きりっとしていながらも、程よい甘みと旨みがあり、非常に美味しい。
鶏ダシ+煮干し系の和風ダシのスープは、意外とカドが立ってしまうが、
ここのはまろやかで、レベルの高いしっかりスープだと思う。

それでも、二日酔い気味の日は、和風ダシとはぶつかり合ってしまう。
どうしても、あっさり・ダシ系よりは、こってり・コク系の方が
アルコールで傷んだ身体を癒すような錯覚を起こす。
そう、錯覚なのだ。
こってり・コク系のスープは、二日酔いにしみ入るような感じがして
満たされ気分になるのだが、食べ終わると、胃のむかつきが倍増する。
身体のメカニズムは複雑だ。

それはそうと、千太のスープは、和風ダシと旨みのバランスが絶妙だ。
惜しむらくは、「つけそば」ではなく、
塩ラーメンか正油ラーメンにすべきだった。
つけそばのスープを味わって、すぐにそう感じてしまった。
またしても、後のフェスティバルでした。
もちろん、つけそばは美味しかったが、
塩ラーメン、正油ラーメンは、もっと良さが出ると思う。

■佳(札幌市豊平区月寒西1条7丁目8-19)
いやいや、もう参ったね。
年明け早々に、私の選ぶ「2009・ラーメン・オブ・ザ・イア」を
発表する予定だけど、1位は「佳」(よし)で決まりだね。
だってほんとに美味しいんだもん。
食べてると、「やっぱ、すげえな」って感心するしかないんだもん。

というわけで、ここからはキャラを普通に戻そう。
7月上旬のある日、同僚・山下MSTと外勤中に昼食時間となった。
移動経路の中で、美味しい店は?と考えたとき、月寒の「佳」が浮かんだ。
佳は、「2008・ラーメン・オブ・ザ・イア」で第2位。
第1位は、eijiのつけ麺だった。
1位と2位の差は事実上なく、2008年が私のつけ麺ブームだったから
この順位になったものであり、ラーメンに限れば、ダントツで佳だった。

そんな佳が、つけ麺を始めたという噂を耳にしていた。
外勤中の通り道で、佳のつけ麺を食べられるなど、
願ってもないチャンスである。
高ぶるテンションのまま席につき、メニューも見ずに、
「つけ麺、お願いします」とオーダー。
すると帰ってきた言葉は、「すいません。つけ麺は夜だけなんです」。

下調べをしていなかった私のミスだった。
今回の記事3回目の「後のフェスティバル」である。
佳のメニューは、「らーめん」と、
らーめんに玉子がインした「味たま」しかない。
しょうがないので、と言ったら失礼だが、それしか選択肢がないため、
テンションが下がりつつも「らーめん」をオーダー。

◇らーめん 650円
佳/らーめん0907 
ところが、ひと口、スープをすすって、いやいやいや参ったね。
ほんとに美味いっす。
つけ麺ショックはすぐに忘れた。
人それぞれ好みはあるが、私にとって佳のらーめんは、
他の美味しいと認めるラーメンより、首ふたつくらい抜け出ている。
ラーメンの域を超えているといってもいい。
つけ麺ショックはすぐに忘れた。
肉系ダシと和風ダシのバランスと濃さが絶妙である。
コクがあるのに、なぜかすっきりしており、
食べ始めたらもう、ドント・ストップ・ミー・ナウである。
同僚・山下MSTも絶賛。
ゲット・サティスファクションな一杯だった。

その日から約40日後の暑い夜、つけ麺を食べに訪問した。
夜8時近かったのだが、7人が席につけずに待っていた。
佳は、カウンター7席のみ。作り手はひとり。
そのため、客の回転はあまり良くはない。
つけ麺にありつけるまで30分くらい待っただろうか。

◇つけ麺 750円
佳/つけめん 
私は、つけ麺の麺は、縮れ普通の太めが好みである。
佳のらーめんは、縮れ弱めの普通の太さのため、
つけ麺は、自分に会うかなと少し不安だった。
しかし、目の前に現れた麺は、縮れ普通の太めだった。
期待が膨らむ。

そして、一口。
もう嫌になった。
すごく美味いっす。
スープは、らーめんスープの味を濃くした感じだが、
決してしょっぱ過ぎることはなく、それでいて、きちんと麺に味が絡む。
麺とスープの折り合い方が最高である。

スープにインされている具も充実。
チャーシューも最高の出来である。
これまでに食べたつけ麺のなかでトップ1といっていいかも。
ほんとに素晴らしい。
後のフェスティバルが続いたが、
佳のつけ麺は、あまりに美味しすぎて、
店を出た後、満足感とともに、祭りの後のような寂しささえ感じた。


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テーマ:ラーメン - ジャンル:グルメ


先週の土・日は、両日とも丸一日、仕事だった。
そのせいか、曜日の感覚がなくなってきた。
変な疲れが出てきたり、このところ良くなっていたヘルニアが再発し、
2日前から合法ドラッグを服用している。

ヘルニアの調子が良くない時は、
放っておくと、すぐに患部付近が堅くなってくる感覚になる。
ロウソクのろうのようなものである。
その解決策として、ストレッチが最も有効な手段なのだが、
職場の自分の席のところで、頻繁にそれをやるわけにはいかない。

そのため、気づかないようにストレッチをすることが多い。
例えば、机の下にある書類を探すかのようにして、
頭を膝に近づけ、手をつま先に持って行く。
しかし、そんなストレッチは気休めにしかならない。
真剣にストレッチをしなければもたないと感じたら、
執務室を出て、向かいにある書庫の中でストレッチをする。

あの雰囲気の中では、隠れストレッチをせざるを得ない。
ストレッチがどんな場所でも自由にできる世の中になればいい。
それが今回の選挙の争点でもよかったのではないか。
それがマニフェストにのってないのは、庶民感覚がないということです。
それでも私は投票に行く。

私は選挙権をゲットして以来、選挙は皆勤している。
今回の衆議選にしても、早く投票を済ませて落ち着きたい。
なぜ、まだ行ってないかというと、
国民審査の対象者の略歴をきちんと見ていないため、
まだ国民審査において、自分の意志をきちんと示す自信がないからだ。
私は、選挙に対して変態なのかもしれない。

そんな私だが、投票所へ行き、いざ氏名や政党名を書く段階になると、
ほんとにこう書いていいのかな、と直前まで迷う。
仕事からの帰り道に、誰に投票するかを考えて決まらず、
イライラする時もある。
投票した後に、あれで良かったのかと反芻することもある。

やはり私は選挙変態なのです。

そういうわけで、このまま選挙ネタで押し通したいのだが、
タイミング的にナーバスな時期なので、この程度にとどめるしかない。
最後に一言。
この1、2年、政治家の「ぶれ」を指摘するマスコミが多かったが、
マスコミの方がぶれてる気がしてなりません。


テーマ:衆議院選挙 - ジャンル:政治・経済


私は自分自身、何かの場で100%の力を出すのは不可能だと思っている。
うまくいって90%。80%を発揮できれば御の字だろうと思っている。
このことは、性格や個性や生きてきた経過や環境によって、
人それぞれ考え方が異なるだろう。
私が申し上げたいのはそういうことではない。

例えば、「70」のことをやるときに、
持っている実力が「60」の人がやる「70」のことと、
持っている実力が「90」の人がやる「70」のことでは
味わいに差がある。
私は後者になりたいと思う。
要は、余裕を持って、力を抜いて、70のことを楽しんでやれればと。
むきになって、全部出し切らなきゃ気が済まないという気持ちで
70を表現しても、自分ではがんばったという達成感はあるかもしれないが、
周りの受け止め方は違うだろう。

だから、使える引き出しを増やし、使える力を蓄え、
状況に応じて、相応しいものをチョイスできればと。
しかし、それは難しいことだ。
結局、私は弱いのだ。
限界を見せるのが怖いのだ。
身の丈以上のことをやっていると思われるのが痛いのだ。
そのためには、まず絶対量を増やすことである。
なんらかんら言っても、絶対量
の多さは大きなアドバンテージである。

さて今回はCDレヴュー。
まず最初は、100の力がありながら、
50くらいしか見せていないような作品。
力を抜いて、気の向くままに演奏している雰囲気なのに、
おそらく先天的な資質やセンスによって、
背景にある音楽的容量の大きさとロック偏差値の高さを感じさせる作品から。

■レーナード・スキナード「レーナード・スキナード」
レーナード・スキナード/レーナード・スキナード 
レーナード・スキナードというバンドの存在を私は知らなかった。
知ったのは、豊平のスープカレー店で流れていた「オールマン・ブラザーズ」に
いたく感動し、CDをバイしたことをブログで書いた際に、
bullさんから「レーナード・スキナードもいい」と
コメントをいただいたことによる。

この作品は、1973年にリリースされた彼らのファースト・アルバム。
彼らは、オールマン・ブラザーズとともに、
「サザンロック」の代表バンドと言われている。
「サザンロック」とは、
アメリカ南部の土着性を前面に出したロックを総称して言うのだが、
私の解釈としては、ブルースとカントリーが融合したような
ヨコノリ・ロックである。

これがロックなんだなあ、としみじみ感じさせるアルバム。
リズムに丸みがあり、心地よく転がる。
ギターのリフは、これぞロックのスタンダードたる安定感があるとともに、
3本のギターの絡みバランスが素晴らしい。
そこにスモーキーなボーカルがのっかって、
乾いた荒野に吹きすさぶ風のような雄大なサウンドになっている。

ファーストアルバムにして、そして20代にして、
この渋さ、この円熟ぶり、この泥臭さ、この放浪感はすごい。
そこに感心させられ、圧倒されているうちに、
アルバムを最後まで聴き終えている。
ロックとは何か?のひとつの答えが、このアルバムだと思うし、
自分はまだまだロックをあまり知っちゃいないのだと気づかされる。

収録されている彼らの最大の代表曲「フリーバード」は、
聴けば聴くほど感動的。
荒野を突っ走るオンボロ車のようであり、
砂漠から青い空に飛び立つ鳥のようであり、
全てをひっくるめると「アメリカだぁ!」という一言に行き着く。
日本のアーチストなら、奥田民生氏や斉藤和義氏あたりは、
レーナード・スキナードの大ファンだろうと想像できる。

■ソニック・ユース「THE ETERNAL」
SONIC YOUTH/THE ETERNAL 
私はこれまで、ソニック・ユースをきちんと聴いたことがなかった。
少し耳にしてみたことはある。
しかし、ノイジーなサウンドや、オルタナティヴ系の大きなつくりが
いまひとつ肌に合わず、リピート意欲がわかなかった。

今年6月にアルバムがリリースされたものの、素通りする予定だった。
ところが、ロック知人・スミス西野氏が
「今回のソニックユースはぜひ聴いてみたい」と期待を寄せていたり、
バンドのメンバーであるTNKタナカは、バイ&リスンして絶賛。
そこで私も、とりあえずi-tunesにインしておいた。

先入観を除き、ニュートラルな気持ちで、なにげに何度か聴いてみた。
これが結構良い。
最初はハートと擦れるところはあるが、
次第に折り合い、最終的には気持ちがハイになっていく。

すごくロック。洋楽らしいロックである。
タテノリのタイトなサウンドながら奥行きがあるため、
聴く度に、コクのようなものを感じ、美味しくなっていく。
意外にメロディが親しみやすく、メロウだと感じた。
そしてサウンドがフレッシュである。
ただ単に若々しいのではない。
25年以上のキャリアにより熟練されたフレッシュさである。
年齢により枯れた部分が、洗練された渋さとなっている。

肌触りはオルタナティックではあるが、
90年代、00年代の洋楽ロックを総括したような幅があり、
それでいて寄せ集めではなく、軸がしっかりとしている。
ロック容量の大きさがあってこそ為せる技だろう。

タイプは違うが、ブランキー・ジェット・シティや
プライマル・スクリーム、レディオヘッドなどが好きな人も
十分にいけるのではないだろうか。
長年のソニック・ユース・リスナーには大変失礼な言い方だが、
掘り出し物の1枚だった。

■ジ・エネミー「MUSIC FOR THE PEOPLE」
THE ENEMY/music for the people 
イギリスの若手バンド、ジ・エネミーの2年ぶり2作目。
ザ・ジャム直系といえる歯切れのいいギター・ロック・バンドとして、
ファースト・アルバムは高い評価を得た。
で、期待されたセカンド・アルバムであるが、「う~ん…」という感じ。

アルバム前半の、重厚で広がりのある大きなサウンドが
しっくりこなかった。
サウンドのつくりや構成力がアップしたのは十分に伝わるが、
器以上のことをやり、自分のものになっていない気がした。
そのため、聴き手のハートに入っていけないのかと。
音楽知識は得たものの、それを昇華しきれなかったというか、
血や肉になるところまでは達しなかったという印象。

アルバム後半は、ザ・ジャムやザ・クラッシュを彷彿とさせる曲が並び、
知っている者は、思わずにやりとしてしまうだろう。
事実、器用なバンドだと思う。
ザ・ジャムのような曲は、ギターも歌い回しもポール・ウェラーのようだし、
ザ・クラッシュのような曲は、メロディへの言葉の乗せ方など、
ジョー・ストラマーの特徴をよくつかみ、しかも自分のものにしている。
2000年代のオアシスのバラードのような曲もあり、
それもよくまとまっている。

それだけに、アルバム前半の冒険的楽曲とのバランスが残念。
2枚のアルバムを1枚に収めたようでもあり、
そうした混在ぶりが、「バラエティに富んでいる」のではなく、
「一体感がなく、ぼやけている」と感じてしまったのが残念。
一つひとつの楽曲は決して悪くはない。
しかし、アルバムという固まりとしての勢いや強さが足りなかったかなと。

今は、新しい試みをし、幅を広げていくステップの時期かもしれない。
次に期待したいところ。
なお、アルバム・タイトルは、ちょっと大きく出過ぎちゃったかなと。
そもそもバンド名が無粋なので仕方ないかもしれないが。

■ロバート・ジョンソン「ザ・コンプリート・レコーディングス」
ロバート・ジョンソン/ザ・コンプリート・レコーディングス 
ロバート・ジョンソンは、1938年に27歳で亡くなったブルースマン。
彼が生涯に残した作品は、1936年と1937年にレコーディングした
29曲(41テイク)のみである。
「ザ・コンプリート・レコーディングス」というアルバム・タイトルどおり、
このアルバムには、その全曲が収録されている。

29曲で41テイクである。
したがって、同じ曲の別テイクも複数盛り込まれている。
レコーディングされた1936年は昭和11年である。
つまりとんでもなく古い。
そして、使われている楽器はギターのみ。

「バディ・ガイを聴いたら、次はこれですね」と、
このアルバムを推奨したのが、
時々ブログにコメントを寄せてくれるフルチューン氏。
ただし、彼はこうもつけ加えた。
「ロバート・ジョンソンに、はまったら危険ですよ。
 抜け出せなくなってやばいですから、気をつけてください」
確かにそれも理解できるほどの泥臭さと黒っぽさに溢れている。

アコースティック・ギターで、基本3コードの似たような曲が延々と続く。
一聴して受けつけられない方は多いだろうし、
聴いたとしても飽きてしまう方が多いだろう。
大雑把に言えば、ブルース好きの人のための作品と言ってもいいくらい。

私も10年前なら、無理だったと思う。
前記のレーナード・スキナードにしても、
10年前なら絶賛できなかったと思う。
しかし、年齢を重ねて嗜好が徐々に変化するとともに、
しばらくバンド活動をやらない期間があり、
その間に、それまで聴いてこなかったアーチストの曲を聴いたり、
ラジオやブログを通して、様々な方に情報をいただいたり影響を受けたり。
そうした経過があったからこそ、今こうしたルーツ・ミュージックを
すうっと受け入れられるのだと思う。

フルチューン氏のコメントのとおり、危険なアルバムである。
泥臭いサウンドもそうなのだか、
歌詞にしても希望や未来を全く感じさせない。
ひたすら、狂おしい情念や、荒んだ日常を歌っている。
古い音と鬱々とした雰囲気に、1曲目の途中で退場する方も多いはずだ。
とにかく、どうしようもない人生を、声とギターで延々と奏でているのだ。
しかし、それがブルーズなのかもしれない。

ほんとにギター1本なのか?と驚く。
何かがのり移っていたと思わせるような天才的なプレーである。
彼なら、三味線一本で歌わせても素晴らしいものになっただろう。

泥臭く、暗いサウンドではあるが、
このアルバムがBGMで流れている店は、
意外と居心地がいいような気もする。
何気に車内で流れていたら、どこまでもドライブできそうな気になるだろう。
しかし、何気に社内で流れていたら、全く仕事をする気がしなくなるだろう。
しゃーないわ。


テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽


この世の中に、キュンとなる言葉は数あれど、
ライト感覚にほんのりキュンとなるのが、
女性からのメールの最後に綴られる「ではでは」である。
この言葉ひとつで、恥ずかしながら、私はにやけているはずだ。

「ではでは」は、男からのメールでやられたら気持ち悪い。
また、女性であっても、近すぎる間柄や、
逆にビジネスライクな関係の人だと、違和感をおぼえるはずだ。
「単なる知人」という枠からちょっとはみ出た、
近い関係の人だとマッチする。
つまり、「ではでは」を使うのに適した距離感が存在する。

なお、距離感に関係なく、見た目や日頃の言動、雰囲気からして、
「ではでは」が似合わない人もいるので注意である。
ただし、私は決して「ではでは至上主義者」ではない。
「ではでは」が似合う人を、お気に入りに追加するわけではない。
ただ単に「ではでは」は、お姉さんっぽさと可愛さが同時に漂い
本文に彩りや香りを与えるような気がしていいなあと思うだけだ。
サンマにかける「かぼす」のごとくであり、
洗濯機に洗剤とともに入れる「レノア」のごとくである。
あくまで、サンマあっての「かぼす」であり、
洗剤あっての「レノア」であり、本文あっての「ではでは」なのだ。

また、メールにおいて、ほのかにキュンとなる他の例として、
基本、「です・ます」体の文章なのに、
不意に一カ所だけ「ため口言葉」が登場すると、たまらなくなる。
○○したい、のです」、「でも、いっか。と思います」のように、
ため口と見せかけて、「です・ます」で閉めるのもたまらない。
この「ため口」と「です・ます」の使い分けが上手な人は、
メール美人になれる。

なんて、携帯メール評論家のような書いた私だが、
現実は、携帯メールなどほとんどこない。
それに、送る側からすれば、
「ではでは」には、なんらの深い意味や意図はないのだ。

同僚のM美(エムミ・20代)に聞いた。
「ではでは、っていいよねえ。M美も使うの?」
彼女はこう答えた。
「どうやって終わっていいかわからない時とか使いますね。
 あと、文章が短すぎるときに、ちょっと添えるみたいな感じで」

「ではでは」にキュンとなる私は、つくづくおめでたい奴である。
ではでは。


テーマ:今日のつぶやき - ジャンル:日記


本日8月20日で、このブログを始めて丸2年となった。
私の勝手で主観的な思いを綴っているにもかかわらず、
今日までのアクセス数、27,250くらいは、
実に重みのあるものだと感じており、
お付き合いをいただいている皆様に改めて感謝です。
ありがとうございます。

ブログを書くのが面倒だと感じることもあるが、
見てくれている人がいることが、
いいプレッシャーにも、モチベーションにもなっている。
怖いのは、無理をし過ぎてパンクすることである。
今後も、無理せず持続していける状況の中で、
楽しんでやっていきたいと思う所存です。
今後とも、よろしくお願いします。

さて、今回は、中華である。
ある日、南1条西9丁目あたりの電車通りを歩いていたら、
やけに中華料理店が集中していることに気がついた。
いつも激混みの店もあれば、こんなとこに店あったの?という発見もあり、
いずれまとめて紹介したいと思っていた。
そして、その日が来た。
それが今日だ。

今回は、「中華」という大雑把な括りではない。
「麻婆豆腐」に限定してみた。
ただ、麻婆豆腐+ライスが、店によって、
麻婆丼、マーボー飯、マーボー定食など、表現も表記も様々である。
それと同様に、味も見た目も様々な麻婆豆腐があるわけで、
よろしくどうぞ。

■秀宝(札幌市中央区南1条西10丁目)
秀宝/店 
席は、直線に近い緩やかなS字型のカウンターのみ。
それが店の入口から店の奥まで伸びており、
20人くらいが横一列に座るつくりになっている。
訪問した日の客は、すべて中年スーツ男だった。
年齢層としては、50代が中心といった感じ。
女性はとても連れて行けない、どんよりとした雰囲気である。

マーボー飯のあんは、まともに正油味だった。
ラーメン・スープ的な旨みやコクのある正油味だとか、
隠し味に正油が利いているとか、そういうものではなく、
正油以外の味つけが想像できないほどストレートに正油味である。

秀宝/マーボ飯 
幅や奥行きがなく、ひたすら正油味。
たどり着いたら正油味、振り向けば正油味。
なので、品名はマーボー飯だが、実態は正油あんかけ豆腐ごはんである。
しかも、かなりしょっぱい。
脱・塩分控えめ主義を推奨しているのだと思う。

ただ、とても安い。
マーボー飯は530円。
最も多くオーダーされていた、日替わりの中華定食が550円。
ラーメンは三味とも500円である。
来店した日の12時20分、9割方、席は埋まっていた。
根強いファンがいるのは間違いない。

■当八軒(札幌市中央区南1条西9丁目)
当八軒/店 
南1条の、地味な仲通りにぽつんとある。
人通りもほとんどない通りだけに、
こんなところに店があるということに、若干の驚きがある。

ここは中華料理店というよりは、中華メニューが中心の食堂である。
マーボー丼、中華丼、ギョウザなどの中華ベーシックメニューのほか、
各種ラーメンと定食が5種類くらいある。

当八軒/マーボ丼 
そんなメニュー構成が物語るとおり、
マーボー豆腐は、本格中華というよりは、大衆的な和風の味わい。
ニンニクの芽と青ネギが、見た目にも味的にもポイントになっている。
特別感はないが、「上手な家庭料理」という感じで、
すんなり受け入れられる味である。
切り盛りしているのが全て女性であることも、
味に反映されているのかもしれない。
ただ、マーボー豆腐のあんは、かなり固めで、
ナイフで切れるのではないかと思った。

客は30代後半から40代が中心。
秀宝に比べると、明らかに客のジェネレーションは2段階くらい下である。
なお、マーボー丼についてきたスープが意外に美味しい。
酸味のある、あっさり正油味で、なんとなく懐かしい感じがする。

マーボー丼は630円、定食は680円など、値段はそこそこ手頃。
仲通の気づきにくい店だが、
近所のスーツ男には重宝している店なのだと思う。

■吉林飯店(札幌市中央区南1条西8丁目)
吉林飯店/麻婆飯 
本格中華の味わいの麻婆飯。
でありつつも、柔らかな甘みが食べやすくさせ、スプーンが進む。
麻婆豆腐にしては珍しく、細かく切られた人参がたくさんインしている。
あんとの色彩的バランスが微妙で、全体にオレンジーになっているが、
歯ごたえがよく、いいアクセントになっている。
小さく切られた「きくらげ」も、多めにインされているのも特徴。

ごはんの量が多めなのに加え、
麻婆豆腐が惜しみなく盛られているのが嬉しい。
それで値段は680円。
本格中華のわりに、かなり割安・手頃ではなかろうか。
満足のいく間違いのない麻婆飯である。

欲をいえば、あんの味に、もう少しクセがほしいところ。
本格的でありながら、大衆キャッチーな旨みがあるのだが、
まとまりすぎて、逆に記憶に残りにくい。

吉林飯店/店 
平日の12時台は、ほぼ満席。
客はスーツが多いが、30代から40代が中心で、
前記の「当八軒」よりも、1段階下のジェネレーションが中心。
また、女性客も目立つ。
店の雰囲気からして、それも十分に理解できる。

なお、12時台くらいは禁煙にしてはいかがか。
あるいは、せめて分煙にしてはどうかと思う。
食事の直前にタバコを吸う女と、
衆目の面前で当たり前のように信号無視をする女はアウトである。
私の主観に過ぎないことだが、数ある主観のなかでも、
譲れないことのひとつである。
もちろん、そういう男性も残念に思っている。

■布袋(札幌市中央区南1条西9丁目)

布袋/店 
フェイマス、かつ、非常に人気のある店である。
平日の昼間、午後1時を過ぎても行列ができていたり、
土曜の夜8時台でも、入れ替わり次々と客がやってくる。
この店の客層は、前記の3店よりさらに下で、20代も多い。

布袋の一番人気メニューと言われているのが、マーボー麺。
マーボー飯ではなく、マーボー麺である。
正油ラーメンに、ふんだんにマーボーをかけたものである。
私はこれを試してみるモチベーションが生まれない。
なぜなら、マーボーがスープに飲み込まれ、
あんが破壊されるような想像しかできないからだ。
実際は、あんとスープが融合しているのかもしれないが、
私はまだマーボー麺へと続くワインディング・ロードの途中にいる。
そんなしがない男に過ぎないことは自分がよくわかっている。
ようで、わかっていない。

実は、前記の吉林飯店にも当八軒にも、マーボー麺なるメニューがある。
この界隈では大メジャーな一品なのだろうか。
と思いながら、他の中華店のメニューを気にして見てみると、
意外とマーボー麺や麻婆ラーメンなるものがある。
これは、いずれ試してみなければならない。

布袋/マーボ飯 
ということで、マーボー飯(763円)である。
あんは、甘みはさっぱりとしていながらも旨みは強く、
青ネギの香ばしさや、さり気なくも存在感を示す辛さなどが相まって、
非常に美味しい。

コク加減が、あっさりとして抜けがいいので、くどさがない。
と同時に、食べ進んでも旨みはしっかりとついてくる。
一口、二口食べて、「これは人気メニューになるわな」と感じ、
食べ進むと、「これはまた食べたくなるわな」と思い知らされる。
人気に違わぬ実力を兼ね備えた、見事なマーボーである。

布袋/ザンギ定食 
なお、布袋において、マーボー麺に続く人気メニューは
「ザンギ定食」(783円)だろう。
大きめのザンギが6つくらいあり、食べ応えがある。
見ておわかりのとおり武骨で、衣が堅い。
そのため、勢いで食べると、口の中の上あご部分を切るので注意。
肉と皮と衣が複雑に絡み、どの部分を食べているのか
よくわからなくなるタイプのザンギだが、
熱々ジューシー、あっさり塩味で香ばしく、
大ファンが多いことが十分頷ける一品である。

なお、こちらは基本的に中華食堂系である。
「豚肉とイカの炒め物」や「卵ときくらげの炒め物」など、
本格中華系のメニューはない。
また、マーボーとザンギは秀逸ながら、中華飯と餃子は普通。
でも、それでいいんじゃないかね。
人にしても、優れた部分と、崩れた部分のバランスが
魅力のポイントになるように。

テーマ:中華料理 - ジャンル:グルメ


何かを失った気がして寂しくなる時があるだろ。
でも、冷静に考えてみると、
ある、と思っていた何かは幻想に過ぎず、
実はなかったのかもしれないぞ。

自分はどれほどのものなのかを知ることだな。
自分を見失っていたと、あいつは言ってたが、
そもそも見失うほどの「自分」はあったのか?

この世の中で最も怖いのは、金か女か権力か、
酒か妬みか裏切りか。
それより怖いのは、己を知らないことかもしれない。

自分を探すために旅に出られるなんて幸せなことだよ。
というか、「自分」というものは探さなきゃ見つけられないものか?
多くの人は、旅に出るお金も時間もなく、
忙しいのに何もつかめた気がしない毎日を繰り返す。
そこで困難にぶち当たったら、すぐに自分に出会えるよ。


テーマ:今日のつぶやき - ジャンル:日記


盆ウイークが終わった。
私は仕事の関係で夏休みが取れない状況にあり、
ゆっくり休んだり、どこかに遊びに行ったりはできなかった。
しかし、普段のウイークとは明らかに違った。
違ったものになったのは、二人の山中(ヤマナカ)氏に会ったことだ。

その一人は、20年くらい前に共に活動していたバンド「ローゼンフェルン」の
メンバーだったヤマナカ氏である。
東京在住の彼が里帰りをし、「手羽屋」(南1西5)にて飲み行為をした。
久しぶりであるのを感じさせない変わらぬ雰囲気に、
とても楽しく有意義な時間だった。
彼は有り難いことに、このブログを頻繁に見ていてくれる。
そんな優れたセンスの持ち主である。

私は、このブログにおいて、これまでいくつもの店を取り上げてきた。
そのなかで、ラーメンとカレー以外で、特に絶賛したいのは、
小樽の「五香(ウーシャン)」の餃子と野菜炒め、
札幌市北24条の「鳥一(とりいち)」のレバ刺しと豚串、
東千歳バーベキューの鶏の半身焼き、の3つである。
この3つは、別格に美味しい。

ヤマナカ氏は、あまり北海道に帰ってくる機会はないし、
帰ってきても、それほどの時間がないにもかかわらず、
東千歳バーベキューに行ってきたという。
彼は美味しいものをかぎ取るセンスも持ち合わせている。
彼は既に、「五香」の餃子は何度も食べている。
ということで、「今度飲む時は北24条の鳥一に行こうぜ」と
プロミスをして別れた。
我々には未来がある。

ヤマナカ氏とは、もうひとつの未来を描きたい。
それは、音楽における共演である。
二人で、ギター2本でライブに出演したいと思っている。
今回は、私の仕事の都合で時間がとれず、実現できなかったが、
来年は20年ぶりの共演を実現させたい。

もう一人の山中氏は、日本のロック・バンド、ザ・ピロウズの
山中さわお氏である。
喫茶「ミルク」(北20東1)で偶然に出会った。
ミルクには、バンドの練習スタジオがあり、
私は、20年前も現在も、そこに通っているのだが、
山中氏も、札幌にいた約20年前は、そこで練習していた。

練習で顔を合わせることもあったし、ライブも何度か一緒にやった。
山中氏が、ザ・ピロウズを結成するため、東京に出て行く直前、
引越の準備が進んでいる彼の家へ行ったところ、
「これ、荷物になるから、あげますよ」と、
ザ・ルースターズのLPレコードと、古いギターを頂戴したことを思い出す。

その後、2、3回、会う機会はあったものの、
この20年近くは、ステージに立つ彼を客席から見ることはあれど、
直接、話をする機会はなかった。
バントの練習の後、スタジオ代を支払うため、ミルクに行くと、
山中氏は、まるで普通に座っていた。

彼は激しい競争の中、今や20年間の永きにわたって、
プロのミュージシャンとして生き続けている。
日本のロック史にもその名を刻む作品も残してきた。
素晴らしいことである。
手の届かないところにいるような人である。
ところが、不思議なものである。
いざ、久しぶりに会うと、
20年前と同じような口調なり、雰囲気になるのだ。

変化といえば、会ってすぐ、思わず自然と握手するようになったとことか。

彼は、プロのミュージシャンとして、
私には想像できない苦悩や試練もあっただろうし、
私とはレベルの違う戦いをしていることだろう。
にもかかわらず、20年前と同じように接してくれる。
有り難いことである。
嬉しいことである。
この感謝の気持ちは、ザ・ピロウズのアルバムを購入することで
表すことにしたい。

山中氏は、ライジング・サン出演のため、札幌に来ていたのだが、
こうして、かつてバンドの練習したスタジオ(というか、喫茶店)に
顔を出すというのは、素敵なことだと思う。
これは、「ミルク」のおじさん、おばさんが、
何年経とうが、どういう立場になろうが、
あの当時と全く変わりなく、ナチュラルに接してくれることも
大きな要因だろう。
ミルクは、ある意味、故郷といえるのかもしれない。

山中氏には、帰り際、「からだに気をつけて」と告げた。
ミルクのおじさんは、「これから引越して、遠くへ行くわけでもないのに」
という感じで
苦笑していた。
そこで私は、こう付け加えた。
「この20年で、オレは見た目も環境も考え方も変わった。
 でも一番変わったのは内臓かもしれない。
 だから、お互いからだに気をつけよう。じゃあ、また」
山中氏は、苦笑して小さくうなずいた。

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽


盆の入りである。
サマー・ホリデイに突入された方もいるだろう。
私の2009年8月は、暦どおりに仕事をする。
夏休みをとることはままならない夏である。

しかし、土曜日には墓参りに行ってくる。
私はどうやら、墓参りが億劫なタイプではないようで、
むしろ、墓にインしている亡き者達に、
生かしてもらっている感謝を定期的に述べる必要があると感じており、
今年は既に3、4回、墓参りをしている。
ただ、線香も花も持参せず、真狩で汲んだ水を墓にかけて、
手を合わせてくるという、簡易なものである。

さて、今回は本の紹介である。
前回の記事でご存じのとおり、現在、私は検閲恐怖症である。
そこで誤解やチクリを受けないための安全策として本ネタにした。

まずは、ポップで奇想天外でありながら、
根底にある「父と子のつながり」にちょっと感動し、
墓参りに行きたい気持ちを高めた作品から。

■万城目学「プリンセス・トヨトミ」
         万城目学/プリンセストヨトミ 
万城目学(まきめ・まなぶ)の2009年3月発刊作品。
主役は、大阪の中学生2人と東京の会計検査院3人。
会計検査院とは、国民から集めた税金が適正に使われているのかを
チェックすることを業務とする国家公務員である。
例えば、国が都道府県や市町村、社団法人などに、
補助金という形で交付されたお金の使い途を検査するのが仕事である。

3人の会計検査院が大阪府庁に検査に出向いた。
そこで、とある社団法人に多額の補助金が流れていることを発見。
その実態を追求していくうち、200万の大阪人が
400年にわたって共有してきた秘密に行き着くというストーリー。

万城目学の代表作「鴨川ホルモー」にも共通するが、
物語の根幹が非現実的な架空の設定である。
そのため、イメージがしずらく、なかなかしっくりこない。
しっくりこない、といえば、
この時期、高校野球番組に登場する長嶋三奈の声と滑舌は、
未だに何かひっかかりがあるように感じている。

この作品は、映像があるとわかりやすいのに、と感じてしまった。
そう、万城目学の書きぶりは、映像を文章にしたような雰囲気なのだ。
文章自体のパワーが乏しいのだ。
また、必要以上に修飾語が多いため、逆にイメージがぼやけたり、
それがテンポの悪さにもつながっている。
妙に中だるみをして退屈になったかと思えば、
突然、展開が変わったりと、とにかく私のリズム感と合わない。

ところが後半は、ほのぼの、あるいは、じんわりとする箇所を作り、
エンディングに向かって、どんどん清々しくなっていく。
前半から中盤過ぎまでは、噛みごたえのない漫画を読んでいるようだが、
最後の70頁は完全に引き込まれ、ちょっとした感動と涙まで誘う。

最初に書いた、大阪人が400年にわたって共有してきた秘密は、
父から子に受け継がれていく。
受け継ぐ場所は、大阪城の地下を走る秘密のトンネルの中である。
このトンネルは歩いて1時間を要する長さがあるという設定である。
男は一生で二度しか、このトンネルを歩くことはない。
一度目は秘密を父から受け継ぐ時、
もう一度は秘密を自分から息子へ引き継ぐ時である。
では、どんなタイミングで受け継ぐのか。
そのあたりの真相が、この物語のハイライトだろう。

「あなたは大人になってから、1時間でも、父親と二人だけの空間で
話し合ったことがあるか?
 男は普通、そんな時間を一生持たない。
 父と子が二人だけで歩むトンネルでの往復の時間は、
二度と持つことができない二人だけの記憶になる」
こうした文章をはじめ、なかなか泣ける言葉が連発する箇所である。

それと、ハーフで長身で美貌の会計検査院の女性が、
物語の終盤に、お好み焼き屋で関西弁で話すシーンも良い。
素朴で暖かくて、ジーンとくる場面である。
特に、女性になりたい男子中学生に秘密を話すシーンは、
受け入れてくれることの優しさに触れ、感動して、はっとするほど。

全体的にみれば、だらだらとしたストーリー展開である。
前に戻って読み返しても、よくわからない部分さえある。
しかし、最後の70頁で、すべてはオールライトな気分にはなれた。
ただ、504頁のこの長編を、300頁くらいにして
テンポ良く緩急をつけてまとめたら、手放しで絶賛したと思う。
漫画、実写いずれでもいいので、映像で見たくなる作品だった。

■本多孝好「チェーンポイズン」
チェーン・ポイズン 
30代の元OLが薬物自殺をした。
その前後に2人の有名人も薬物で自殺した。
この3人の間に関連性はなく、この連続性は偶然に思われた。
しかし、この薬物の裏には大きな何かがあると疑問を持ったのが、
ひとりの週刊誌の記者の男。

この作品は、元OLの自殺前後の状況について、
それを調査する週刊誌の記者の視点と、元OL自身の視点で
交互に綴られている。
主に語られているのは、自殺をしようと決めてからの1年間である。

どんどん展開していくし、文章も読みやすい。
中だるみもあるが、真相は何か、という興味は最後まで持たせてくれた。
そして何より、終盤、「えっ、そういうことだったの?」と、
作者のトリックにまんまとはまっていたことを知る。
種明かしも鮮やかで、ページを戻して確認し、なるほどと納得する。

しかし、設定に無理が多かった。
記者はなぜ、2人の有名人ではなく、元OLの取材をしたのか。
自殺をしようと決めてから、1年間という期間を置くものだろうか。
薬物で楽に死ぬことは、自殺志願者にとってそんなに魅力的なものか。
こうした違和感が尾を引き、ミステリー部分に感情移入ができなかった。
また、全体として、迫ってくるような文章の強さがなかったかなと。

むしろ、物語の本筋とはずれるが、

自立支援施設を巡る行政のあり方や、
施設経営者の息子の不誠実さ、子供達の苦悩などの方が、
面白く読めたような気がする。

知人の女性が絶賛していた作品だったので読んでみた。
失礼ながら、それまで本多孝好という作者を知らなかった。
札幌市の図書館に予約したところ、200件くらいの予約があり、

5か月も順番待ちをした作品である。
そのわりには…、という気持ちは残ったが、
確かに、女性、特に20代後半から30代の女性には
高い評価を得られる雰囲気がある。

■今野敏「疑心」
今野敏/疑心 
堅物の警察官僚、竜崎を描いたシリーズ3作目。
シリーズ2作目の「果断」は、
私の選ぶ「2008・ブック・オブ・ザ・イア」における
入賞作5作のうちの1作である。

竜崎は、アメリカ大統領の来日に伴い、
羽田空港を中心とした区域の警備本部長に任命された。
しかしそれは、現在の役職を超えた抜擢であり、
周りの罠にはめられているかのような怪しい雰囲気が漂う。
そこに、羽田空港をターゲットにしたテロ情報が入る。
それに立ち向かう竜崎の姿を描いている。
と思いきや、ストーリーを展開させていくのは「恋」である。

相変わらず面白かった。
展開に淀みがなく、テンポがいいため、とにかく読めてしまう。
心の動きの描き方がリアルなので、話の中にどんどん引き込まれた。
ところが、読み終わってみると、
羽田テロ疑惑の捜査は、偶然が重なって、都合良く解決したように思え。
もう少し厚みと緊張感が欲しい気がした。

というか、羽田テロ捜査の核心が薄らぐほどに、
部下の女性への恋心に揺れる場面の比重が高く、
ユニーク警察官僚のユーモア小説のように思えた。
とはいえ、「恋をすると苦しむ。問題は嫉妬なんだ。嫉妬が苦しいんだ。
それさえなけりゃ、恋はそれほど苦しいものじゃないはずだ」
という一節など、納得できる部分も多々あり、
堅物男の恋愛ものとして読んでも、しっかりと面白いかもしれない。

シリーズの1作目、2作目ともそうだったが、
最後の10頁程度の、竜崎夫妻のやり取りが良い。
特に妻の大人ぶりがいい。
仕事のことで、夫にあれこれ言わず、
どんな大仕事を終えようが、いつもと変わらない態度で接する。
それが逆に夫の救いになっている。
私もそれが理想です。

テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌


非常に残念である。
8月7日の記事「地方のスープカレーを侮るな」に関して、
しゃれにならないクレームをいただいた。
スープカレーの部分ではない。
その前段の部分である。
先に結論を言うと、クレーム対象となった問題の箇所は削除した。
それが双方の協議の落としどころだった。

クレーム対象となった問題の箇所に関して、
こちら側の表現と、相手方の受け止め方の間に
とんでもない誤解と勘違いがあった。
それを説明し、理解に努めるも、
相手方にもやもやしたものがあるようだったので、
それならば削除した方がすっきりするだろうと思い、
私から削除を申し出た。
なので、結果的には自主規制である。

それ以上、詳細は述べられない。
それ以上、詳細を述べれば、この記事にクレームがついてしまい、
2回連続の削除対応となってしまう。

札幌の片隅の小さな部屋での小さな夜に、
しがない一人の中年男が書いたちっぽけな記事である。

本名、職業をはじめ、大部分の基本情報は非公表である。
アクセス数など、1日で100には到底届かないわずかなものである。
また、読まれている方は、私と普段会うことがない方が圧倒的であり、
私のアイデンティとパーソナリティとジョーク・テイストを
許容されている方だろう。
そして、娯楽として捉えていただいていると思っている。
そんな素晴らしい方々の理解の上に成り立っているブログである。

しかし、例えば仮に私の基本情報を知っている人に、
監視の目で読まれるときつい。

なぜなら、いくらだって、いちゃもんをつけられる。
難癖をつけて、嫌がらせをする道具にだってなり得るだろう。
そう考えたら怖くて、これまでのようには書けない。

書く内容については、ここまでならセーフ、これはアウトだな、
という感じで、常に気にはしていた。
しかし、もっと注意しなければならないということだ。
結構ショックですよ。
残念だし、悲しいですよ。
誤った捉え方をされ、それで事を大きくされる恐怖にやられています。
とりあえず、ブログ名のマイナーチェンジや、
プロフィールの修正を検討中。
けれども下を向くな。
遠くを見るのだ。
広く見渡すのだ。
とはいえ、テンション下がってます。
でも、君はわかってくれるだろ。


テーマ:日記 - ジャンル:日記


説得というのは話の内容よりも語り口が重要である。

(この後書かれた11行は、8月11日削除。
 その事情は8月11日の記事に掲載)

こうして愚痴ってる私も、誰かの愚痴のネタになっていることだろう。

そう思えて気持ちが滅入った時は、酒ではだめだ。
負のテンションで酒を飲むと、負が膨らむだけだ。
そんな時は、理由はないが、スープカレーが一番である。

今回は、札幌市以外にあるスープカレーを集めてみた。
問題点のある店もあるが、いずれの店も美味しく、
問題点が改善されたかも含めて、再訪したい店ばかりである。
地方のスープカレーを侮るな。

■SEIZE THE DAY(岩見沢市7条西5丁目)
SEIZE THE DAY/店 
岩見沢にクロスバイクで行こうと思っていた日が土砂降りになった。
気持ちは完全に岩見沢にあった私は、恨めしげに何度も空を眺めた。
雨によって、思いがけず時間ができたが、気持ちが落ち着かない。
その気持ちを静めるために、車を走らせた。
雨のドライブもたまにはいいものだ。
気づいたら岩見沢に向かっていた。
そして、「SEIZE THE DAY」なるスープカレー店を訪問した。

スープカレーの要点をおさえており、ベーシックに美味しい。
スリランカ狂我国のカレーのスパイスを柔らかめにして、
コクを増させたようなスープで、スプーンが進む。
派手さはないが、具も全て普通以上に美味しく、
特に、スプーンでほぐれるチキンの煮込み具合と旨みは理想的だった。
ライスまで美味しかった。

事前情報を調べていなかったため、何も先入観がなく、
また、訪問した時は土曜日の午後2時頃で、先客がなかったことから、
正直、あまり期待はしてなかった。
それが高レベルのベーシック・スープカレーだったことで驚いてしまった。
タイミング的に不謹慎な表現だが、うれピー誤算だった。

◇ちきんカレー800円+辛さ10番(50円)
SEIZE THE DAY/チキン 

ナンプラー味や和風味がほんのりとする程度なのがいいし、
コクがあるのにシャープで、すっきりとしているのがいい。
この店が北区東区にあるならば、何度も通うことだろう。

駐車場の位置が全くわからなかった。
店の入口に、駐車スペースの表示があるのだが、
どういうわけか駐車できないスペースの表示ばかりが目立ち、
どこに駐車できるのかが、さっぱりわからなかった。
この表示は改善をお願いしたい。
改善されなければ、空知支庁の駐車場が、
このカレー店の駐車場にならざるを得ないことを申し添えておく。

■アバンティ(小樽市新光2丁目21-25 朝里IC近く)
アバンティ/店 
まず店に入って気になったのは、食べ終わった皿をさげていないこと。
混んでいて、さげられなかったのかと思ってしばし傍観していたが、
いつまで経ってもさげない。
その間に、店員のおばさんは、他の客にカレーを出していく。

私の席の隣の隣にも、前の客が食べた皿がそのままだった。
いつさげるんだろうと思っていたら、私がオーダーしたカレーがきた。
少しでも早くカレーを提供しようとしているのかもしれないが、
5分遅くてなってもいいから、前の客の皿をさげてから、
持ってきていただきたい。

しかも、私にカレーを出した後、
横にある前の客の皿は持っていかなかった。
これは他のテーブルも同様。
感覚の違いどころか、神経の有無の違いとしか思えない。

とにかく、店のおばさんはあたふたし過ぎ。
客の席の横や後ろをかなり早足で歩いていくので風が起こるし、
トイレに立とうにも、突進してきそうで、安易に立てない。
裏路地を暴走する自転車のごとくである。

◇チキン980円、辛さ:激辛(0円)
アバンティ/チキン 
で、カレーなのだが、スープも具も、もろにアジャンタ系。
渋みのある薬膳的スパイシー系で、表面の油の層もアジャンタっぽい。
ところが、全ての面で、アジャンタより弱い。
強さがないため迫ってくるものがない。
迫ってくるのは、早足で店内を歩き回る店のおばさんのみ。

具も全体的に味が抜け気味。
特に鶏肉は、もう少し肉の旨みを残してほしい。
スープのライスへのあたりが弱く、否定的な意味で後に残らない。

とはいえ、まとまりのあるスープではある。
あっさりライト感覚の薬膳カレーであり、食べやすい味ではある。
おとなしいものの、料理としては整理されている。
整理されていないのは、前の客の皿である。

休日の午後2時くらいの訪問だったが、それなりに客はいた。
また、駐車場には、北見ナンバー、函館ナンバー、
札幌ナンバーのレンタカーなど、遠隔地から訪問したと見られる車がありつつ、
常連客も複数来店しており、店のおばさんと親しげに話したりしていた。
地域の客が来ることは望ましいし、近況を話すのもいい。
しかし、その時間があるならば、前の客の皿をさげるべきだろう。
何を書いても、「前の客の皿」に帰結してしまう店である。

■ビートル(恵庭市大町4丁目1番地
ビートル/店 
4年くらい前に一度訪問したことがあった。
その当時、店は旧国道36号線沿いにあり、
和テイスト満載の落ち着いた店だった。
それが、いつからか移転し、現在は、
恵庭市街地の中心を流れる漁川(いざりがわ~をはさんで、
恵庭の超有名そば屋「思君楼」と向かい合うような位置にある。
千歳までクロスバイクで行った時に訪問してきた。

店は、リゾート地にあるペンションのようである。
店内は明るい木目調で、窓から見える緑と川が印象的。
清潔感ときれいな穏やかさがあり、これはこれでいいのではないかと。
なお、住宅も兼ねているようで、写真の右側にある私のクロスバイクは、
あたかも、この家の人の持ち物のようである。

◇チキン880円、辛さ:激辛(0円)
ビートル/チキン 
スープは、サボイのカレーからどぎつさを取った味。
あっさりマイルドで、女性的なやさしい雰囲気のカレー。
具は全て、嫌みがなく素材の味がして美味しい。
鶏肉やじゃがいもも、サボイのそれと似ている。
ライスはサボイより美味しい。
特に、堅めのライスが好きな人にはたまらないライスである。

スープも含め、しっかりと基礎を固めつつ、
やりすぎず、見せすぎず、いい意味で控えめなのが良い。
物足りないのではなく、見せどころが謙虚でクールで好感。
やみつき性には欠けるが、大事にしたい気持ちになる店である。

店内は、ずっとビートルズが流れていた。
店名はダテではなかった。
嬉しいのは、後期のビートルズの曲も織りまぜられていること。
ビートルズの曲を流す店の多くは、
初期の曲が中心で、中後期のものは有名曲しか流れない。
「たいしてビートルズを好きでもないのに、雰囲気で流してんだろ」と、
幻滅することもしばしばあるが、この店は、
「これ、ホワイトアルバムに入ってる曲だけど、タイトルがわからない」
というような曲も、しっかりと流れていた。
その点においても、応援したい店である。

■ZION(留萌市花園町1丁目4-2 留萌信金本店近く)
ZION/店 
ビートルズの次は、ボブ・マーリーである。
店名の「ZION」(ザイオン)は、
ボブ・マーリーの名曲、「IRON LION ZOIN」
から取ったとしか思えない。
トイレには、ボブ・マーリーの巨大ポスターが張られているし、
古い家を改装したようなウッディな店内は、
茶色が基調だが、赤や緑が要所で目に入り、
ボブ・マーリーの母国、ジャマイカ・チックになっている。
いずれにしても、すごくイカした店名である。

スープは、どこかのカレーに似てそうで、どこにも似ていない。
どことなくまろやかなのだが、甘ったるさはなく、
独特の旨みとキレはボブでマーリーなこと、この上ない。
この店には20回くらい訪問している。
その証拠に、20個の欄があるスタンプカードはいっぱいである。
しかし僕はいつも、初めて来たかのような振る舞いをしていた。
また、帽子を目深にかぶったり、ダテ眼鏡をして訪問していた。
店の方とは何度か話したが、僕はほとんど目を見ずに喋っていた。
こんな僕を、店の人は覚えているだろうか。
こんなにもボブ・マーリーが好きなジャミングな僕を。

ZION/ポーク 
スープカレーは、基本的にチキンばかり食べるのだが、
ZIONは、ポークがオススメである。
巨大な豚の角煮がスープにインされており、
臭みもくどさもなく、ライスを導く旨みにあふれている。

最も最近訪問したのは、昨年の9月である。
食べに行きたいぜ。
もちろん、またしても初めて訪問したかのような振る舞いをするぜ。
顔見知りなのに人見知り。
常連なのに低姿勢。
そんな人になりたいと、心のどこかで確実に思っていた。
そんな人にさせてくれる店である。
札幌市の北24条よりも緯度が高い位置にあるスープカレーの中では、
最も好きなカレーであり、最も好きなスープカレー店である。
留萌は奥深いぜ。
それと、「IRON LION ZOIN」は、ほんとに良い曲である。


テーマ:北海道のグルメ - ジャンル:グルメ



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