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何か不調だ。
くすぶっていて突破できない感覚。
職場でも色々とある。
昼間は疲れているのに、夜は冴えてしまい眠くならない。
バンドはライブがなかなかできない現状。

なので、「激しい雨」名義でソロ活動をするわけだ。
やっと今日、5月21日のライブの詳細が判明した。
■日時:2017年5月21日(日)15時~
■場所:G-HIP
        (札幌市豊平区平岸3条9丁目 平岸東栄ビル2F)
■料金:2,500円
        (飲み放題+おにぎり+餃子)
■出演:激しい雨ほか(数バンド出演するようです)

初めての会場でのライブ。
レイアウト、機材、雰囲気、しきたりなど、どんな感じなのか。
私の出番は16時頃の予定です。

                  ◆

さて、岩見沢で最もフェイマスでポピュラーな焼鳥店「三船」。
4月に一度行き、今月も少し前に行ってきた。
看板メニューは鶏の「もつ」(左)と「せいにく」(右)。
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もう、美味しいです。
しっかりとした肉に、あっさりとした塩加減が絶妙。
鶏系の焼き鳥ならば、これまで食べた中で一番だ。

食べ物のメニューが少ない。
「もつ」、「せいにく」、「おしんこ」、「キムチ」、「そば」のみ。
最初に「もつ」と「せいにく」をオーダーし、次に「おしんこ」。
そしてまた「もつ」と「せいにく」をオーダーするのが
私のルーティン。

そばも大人気だが、私はお酒のお供に汁ありの麺を全く欲しないので
オーダーしない。
食べたことはある。美味しいと思う。
しかし、お酒とケンカするような感じがするため、
「もつ」と「せいにく」のリフレインがいい。
ちなみに、「もつ」も「せいにく」も一本100円。

飲み物もそんなに種類はない。
こうした状況を考えると、長居するタイプの店ではない。
ちょっと寄って、サクッと飲み食いしてザ・グッバイするのが相応しく、
野村義男氏も納得するだろう。

基本的に予約をしなければ席を確保できない。
18時台、19時台は曜日に関係なく満席。
21時で閉店となるせいか、20時頃から空席も見え始める。
これは、20時スタート、21時終了もありだ。
それが粋かもしれない。
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実に昭和な店構えだ。
たのきんトリオの時代よりも前に建てられたことは間違いない。
というか、たのきんが生まれた時代、つまり昭和30’Sかもしれない。
暖簾と看板がなければ店に見えないし、住居だとも思わない。
工場か倉庫にしか見えない。

こんなにすごい焼鳥を提供してくれる店が、
住まいから歩いて25分のところにある幸運。
お酒のお供は焼鳥が一番の私にはたまらない環境だ。
また、空知は鶏もつの焼き鳥の店が多い。
「遠足からの焼鳥」の場面は必ずあるだろう。

21日のライブの打ち上げも、
岩見沢に戻ってから三船でやりたいが、
戻ってくるのは22時頃だろうし、そもそも日曜日は休みだ。
ならば「串鳥」か「炎」だな。
それもまたいいじゃないか。
打ち上げしたいぜ、何よりも。

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5月に入りクロスバイク活動をスタートさせた。
空知は圧倒的に平野であり、
トンネルも夕張方面にしかないと思われるため、
クロスバイク活動には大変適した環境にある。

今年初の長乗りであり、この時期は風が強い。
なので、クロスバイク空知デビューは、控えめな距離にとどめた。
岩見沢市を出発し、南幌町、長沼町、由仁町、栗山町を巡るという、
小規模にぐるっと南空知ルートを選択した。

国道234号線を南下し、まずは旧栗沢町の市街地へ。
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国道から1kmほど入ったJR栗沢駅のあたりなのだが、
驚くほど静かだった。

栗沢から南幌町へ向かう。
5月4日は快晴だった。
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空知では送電線の鉄塔をよく目にするような気がする。

南幌町は人口約7,700人の町。
その規模にしては商店や飲食店が実に少ない。
また、南幌にいることを証する建築物も限られる。
なので、南幌フォトは役場を背景にしたものになった。
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ちょっと味気ない。

南幌町から長沼町までは向かい風がきつかった。
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農村景観は広大で気持ちいいものだったが、
思うように前に進まず、だらだらムードでペダルを踏んだ。

長沼町では昼食をとるとともに、
「森下松風庵」なるお菓子屋に行こうと決めていた。
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なぜならば、こちらの看板銘菓といえる「かりんとう饅頭」を
食べたかったからだ。
昼食前の、いわば逆デザートだ。
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店に入ると、いきなり「かりんとう饅頭」のディスプレイ。
それとともに、「かりんとうあんぱん」なる商品も。
迷わず両方買う。
そして、店を出て、店の前で早速食べる。
まずは「かりんとうあんぱん」(130円)
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結構小さいです。
あんぱんというよりは、ライトな饅頭だ。
穏やかな味だ。
クロスバイクで30km走った状態で野外で食べるには似つかわしくない。
居間で緑茶とともに食べたい、控えめな和菓子だ。

お店のすぐ近くに馬追運河があり、桜が満開だったので、
そちらに移動して「かりんとう饅頭」(120円)を食べる。
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フランクフルトじゃないぜ。
饅頭と名がついているが、あんドーナツっぽい味わいだ。
まさに、かりんとうのようにカリッとしていて、
生地は実際かりんとうの味がきちんとする。
これがあんこと合う。
これは美味しい。

もう一個欲しくなる。
恥ずかしさに負けそうになったが、再度お店に行き、もう一個買う。
再訪して一個だ。
器が小さいぜ。
しかし、この後昼食をとるんだ。
何個も買えないのさ。
二個目も美味しくいただいた。
この香ばしさと甘さはクセになる。

ただ、あんこ三連発によって、
食欲は完全にお菓子モードになってしまった。
うどんや天丼などを食べたい欲求が消滅した。
結局この後、コンビニでクリームぱんとスニッカーズ。
それで十分満足した。

長沼町から由仁町へ。
今年初の長乗りのせいか、いまひとつ力が入らず、
ダラダラと進んでいく。
JR由仁駅近くの広場で休憩。
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これほどの快晴は空知に住んでから初だ。

由仁町から栗山町へ。
栗山町では駅周辺をぶらついてみた。
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きれいな町だ。
道も広く、心地よい静けさがある。
住んでみたくなるような何がしかの魅力がある。

栗山町から岩見沢市までは完全に追い風。
ペダルを漕がない時間の方が長い感じだった。
走行距離は67kmで、それほど長くはなかったのだが、
意外にきつかった。
しかし、空知でもクロスバイク活動を始めることができた。
空知は広い。
行き先は幾つもある。
それはそれとして、かりんとう饅頭はリピート間違いなしだな。


岩見沢に移り住んで1か月。
空知における「大人の遠足」をスタートさせた。
第1回目は、そばとうどんとラーメンの店「かまだ屋」 全店ラリーだ。

「かまだ屋」は、岩見沢の基本、スタンダード、常識といえる、
まさに「ザ・岩見沢」な店であり、
この店から始めるのが正攻法だろうと判断した。
ありがたいことに市内に4店舗、しかも適度に分散している。
大人の遠足にうってつけの配置だ。

午前10時40分、JR岩見沢駅。
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時計が小さいぜ。
私の大人の遠足ムーブメントへの配慮がないぜ。
発着は駅にこだわっているわけではない。
その地域の要所で、時計があれば別の場所でもいい。
しかし、岩見沢歴1か月の私には、ここしか思いつかなかった。

まずは東方面の店舗へ。
岩見沢市街の主要道路のひとつ「4条通」を行く。
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ちなみに、岩見沢市街の主要道路は、
駅前通、4条通、7条通、国道12号といったところか。

最初の店は「東店」、と思っていたが、どうにも見つけられない。
行ったり来たりして、携帯電話の地図で位置を確認するも、
あるべき場所に店舗はなく更地になっている。
いきなり頓挫だ。
ホームページに載ってるいるのになぜないのだ。

その時、先日の職場の飲み会で、かまだ屋の話になった際、
ネイティヴ岩見沢のK(19歳・男)が、
「何年か前に一件なくなったんですよ」と言っていたのを思い出した。
しかし、ホームページには残っているのだし、
東店ではない別の店が閉店したのだと思っていた。
ところが違っていた。
「岩見沢 かまだや 閉店」で検索したら、すぐに判明した。

まあいい。
急ぐ旅じゃないんだ。
というか、急がなくてもいい設定にしている。
自分に甘く、簡単に妥協し、切り替えたりする。
それが大人の遠足だ。
でなければ、これほどシンプルで面倒なことはしない。

気を取り直してリ・スタートだ。
で、1店舗目、「西6条店」に到着。
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写真ではわからないが、11時25分の時点で、
15台くらい車が駐まっており店内は盛況。
地域に根ざしております。

次は、岩見沢南部にある「志文店(しぶんてん)」を目指し、
岩見沢市役所を経由し、東から南に向かって斜めに一直線に走る
道を行く。
シンプルな道のりにもかかわらず、
またも岩見沢ビギナーぶりを露呈し、軽く道に迷った。

2店舗目、「志文店」に到着。
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12時50分の時点で、車は10台以上あり、店内は満席。
お客さんの7割はオーバー55歳で、
お客さんの7割はラーメンを食べていた。

しかし、初来店の私は、初来店のこだわりとして、
その店の最もベーシックなメニューを食べる。
なので、券売機のトップにある「天ぷらそば」を迷わずチョイス。
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壁に貼られたメニューも「天ぷらそば」がトップだ。
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「メニュー」や「お品書き」ではなく、
「料金表」と表示しているのがなぜか味わい深い。
そして、添加物を使用していない自家製麺。
いいじゃないか。

ただ、先日の職場の飲み会における
ネイティヴ岩見沢の面々のコメントは、
「駅の立ち食いそばみたいな感じ」(19歳・男)、
「スーパーで売ってるちょっと値段の高いそばを
家できちんと作った感じ」(19歳・女)、
「なんか普通。外食っていう感じじゃない」(42歳・女)など、
塩辛いものだった。
なので、正直なところ、あまり味は期待していなかった。

食券を渡して1分もかからないうちに天ぷらそば登場。
まちがいなく史上最速だ。
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確かに見た目は駅そば。
特別感がにじみ出ているわけでもない。

ところが一口食べてイメージが逆転した。
きちんと整えられたダシで、カドがなくまろやか。
麺も歯ごたえが良く、すっきりした感じ。
一般的な立ち食いそばより、はるかに洗練されているし、
市販のつゆでこういう筋の通ったすっきり感は出せない。
それでいて素朴で親しみやすい。
量はやや少なめだが、これで310円は激安だ。

再訪したい。
次は多くの人が食べていたラーメンをオーダーしたいし、
ライス(100円)にトッピングのカレー(40円)を
組み合わせた形のカレーライスも魅力的だ。

麺の量が少なめなこともあり5分程度で食べ終わる。
これが普通らしい。
つまり、店に入り、食券を買い、食券を渡してから食べ終わるまで、
どう考えても10分はかからない。
真の意味のファストフードじゃないか。

志文店を出た後は、岩見沢の西部にある「大和店」を目指す。
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住宅地と農地とを明確に分ける箇所にある直線道路を北西へ。

大和地区は、いわゆる郊外店が集積しているエリア。
大型店舗に囲まれつつも、一戸建て店舗として
小さいながらも堂々とした佇まいの「大和店」
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「かまだ屋」は、色も形も信念も思惑も違うだろうが、
カレーのみよしのの郊外店と何かが似ている気がする。
店の小ささと駐車場の大きさ、コンビニエンス感、
そんな何かが似ている気がする。

「大和店」を後にし、4条通を東へ。
25分ほどで「西11丁目店」に到着。
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そしてJR岩見沢駅に戻ってきた。
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時刻は14時25分。
やはり時計が小さすぎる。
時計がどこに写っているのかわからないかもしれない。
「JR」の左側にある。
せめて針をあと10cm長くしてもらいたいぜ。

かまだ屋は地域性の濃い良い店だった。
確かに特別感は薄いが、敷居が低く、
地元民がふらっと行ってしまうような気軽さ。
すぐに料理が出てきて、すぐに食べ終わり余韻を楽しめないこと。
観光客向きではないことは明白。
それでも人口8万3千人の市に4店舗。
まさに岩見沢アイデンティティを感じる店だ。


まずはライブのお知らせを。
ゴールデンウイークに帯広に行きます。
残念ながら今回は日帰りです。

■日時 2017年5月5日(金)16時~
■場所 帯広市民文化ホール小ホール
■料金 無料
■出演 すだち/シンクロニイティⅢ/キムバンド/ジャスミン/
        G-BAND/テツ・スペシャルバンド/フラッグ/
        クロハタ/ペナルティ/激しい雨

私、「激しい雨」の出番は18時頃の予定です。
よろしくお願いします。

                  ◆

ライブでは、予定時刻どおりに始まることが少ない。
最初から30分近くずれることもある。
さらに、持ち時間を思い切りオーバーする出演者もいる。
そういう出演者はどの会場でもそれを繰り返す。
本人は気にしていないということだ。
「おいおい、まだやんのか」と思われてるとは思わないのだろう。

ただ、出演者の顔ぶれを見たとき、
この人(このバンド)は時間オーバー枠の人(バンド)だと
事前に察しがつくので、心の準備ができる。
そうやって、自分を落ち着かせ、
なあなあな感じでライブは進んでいく。

これに順応できなければライブ活動は続けられない。

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↑ 岩見沢の飲み屋街

時間にルーズなのは、職場のオフィシャル飲み会でも言える。

18時開始にして18時に始まったためしがない。
ならば18時30分開始にすればいいだけなのに、
前例を変えられないがんじがらめの脳みそのせいで、
たかが30分を遅らせることができない。
というか、30分遅らせることを考えようともしない。

さらにうんざりした気持ちになるのが、 遅れてくる人のマナーだ。
都合により遅れてくるのは何の問題もない。
問題はタイミングだ。
一杯目の飲み物が揃い、誰かが乾杯前の一言を発しているとき、
あるいは、これから一言発しようとしているときに、
会場に入ってくるという
配慮の無さにうんざりするのだ。

そのタイミングで会場に入ったせいで、
遅れてきた人の飲み物をオーダーし、運ばれてくるのを待ち、
改めて乾杯をする。
その仕切り直しまでの変な数分間にげんなりする。
全ての動きが中断し、ビールの泡が消えていく。
そのことを想像できないのだろうか。
遅れてきた者の礼儀があるだろう。
雰囲気を察して、会場の手前で待てないのか。
乾杯までの居心地の悪い時間を延長させたことの責任も問われない。
本人も何ら罪悪感をおぼえない。

ならば職場研修のメニューに入れてもらいたい。
条例化してもいい。
遅れるのはいい。
頼むから、きちんと遅れてくれ。


岩見沢に住んで3週間が過ぎた。
住まいは片付き、職場のペースもつかめてきた。
ここまで飲み会は5回あった。
飲み屋街から自宅まで徒歩で30分近くかかる。
これがちょっと辛い。
距離だけではない。
寒いのだ。

今年の4月は寒いのか。
岩見沢が寒いのか。
私が寒がりなのか。
気分的なものなのか。
いずれにしても、3月後半の帯広よりもストーブ使用時間が長い。
十勝と空知では寒さの質が違うように感じるし、
身体が十勝仕様になっており、まだ順応できていないのだろう。

十勝は食べ物がおいしいと言われる。
確かにそのとおりだが、
素材そのものだけではなく、十勝の風土がおいしさを演出している
のではないかと思う。
スーパーで売っている肉や野菜なのに、
十勝で食べた方が美味しく感じるのだ。

飲み屋で出される料理も帯広の方が総じて美味しい。
肉や野菜の見た目の鮮度も違うような気がする。
ただ、岩見沢の三船の焼き鳥(「もつ」と「せいにく」)は
すこぶる美味しかった。
帯広は焼き鳥系の店が少なかっただけに、
「焼肉よりは断然焼き鳥」の私には望ましい環境だ。
「串鳥」があることも地味にありがたい。

22日土曜日は、岩見沢市立図書館へ行き、図書カードを作った。
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図書館は事務的な建物だったり、複合施設の一角に設けられている場合
が多いが、これはなかなか厳かだ。
住まいから歩いて30分近くかかるのがやや面倒だが、
思った以上に蔵書があり、頻繁にお世話になりそうだ。

岩見沢での生活にはだいぶ慣れたが、
順応するためにエネルギーを使っているのか、
土日の朝、9時過ぎまで眠っていたことがもう何度かあった。
帯広では休日でも自然な形で6時台に起床していただけに、
ちょっと驚いている。
ちなみに、私の住まいはこんな感じのところにある。
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朝といえば、平日の朝7時45分から放送している
NHKの「おはよう北海道」を見てから出勤するのだが、
4月から新たにキャスターになった星真琴アナが良い。
親しみの持てるほんわかした空気感がある。
力みがなく素朴で、いい意味でクセがない。
朝に会うには実にふさわしいキャラだ。

前任の高橋美鈴アナも優しさにあふれた雰囲気のある方だったし、
「おはよう北海道」の前に放送されている「おはよう日本」の
和久田アナの清楚感もいいし、
天気予報士の酒井千佳さんの時折見せる
ライトなぶっ飛びぶり(コスプレをしたり、歌を唄ったり)もいい。

朝のNHKの女性陣は、願ってもない人材を配置してくれている。
色々な人に助けられて私の生活が成り立っている。


岩見沢市に住み始めて初の日曜日。
市街地の北側を流れる幾春別川に沿って、遊歩道を歩いた。
風は強かったが長閑で、晴れていたけれど寒かった。
それでも初めての道を歩くのはちょっと楽しい。
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そのうち、大人の遠足・空知編を初めてしまうだろうし、
クロスバイクで空知の無人駅を巡ってしまうだろう。
それに空知のどこかで歌いたい。
今はまだすべて未定だ。
空知デビューに向けて、足場を固め始めたばかりだ。

2時間ほど歩き、家に帰ると、携帯電話がないことに気がついた。
上の写真は携帯電話のカメラで撮った。
そこから家に帰るまでに落としたのだろう。
というわけで、家に戻ってすぐに、同じ道を引き返した。
今度は徒歩ではなく、クロスバイクを使った。

携帯電話はメールと電話以外はほぼ使っていない。
アプリも音楽も全く取り込んでいない。
家に忘れて出かけることもしばしばあるし、
メールも電話も数日来ないことも珍しくない。
それに未だにi-phone4だぜ。
けれども何の不自由もしていない。

しかし、紛失したかと思うと、どうしようもなく不安になった。
これまで携帯電話に対して冷たくしていたような気持ちになり、
申し訳なさと情けなさを抱え、少し前に歩いた経路をたどった。

君の大切さにやっと気づいたんだ。
今ならまだ間に合う。
出会った頃に戻ってやり直したい。
男女の関係は、そうそう元には戻れないが、
人と携帯電話の関係なら戻れるだろう。
携帯電話は蓄積された余計な感情を持ち出してこないから。

新しいものを手に入れる喜びよりも、
今あるものを失ってしまう悲しみの方が大きい。
私にとっての携帯電話とはそういうものなのだと思い知った。

アスファルト道路に落としていれば音で気づくはずだ。
川沿いの遊歩道で、雪を避けるため、脇の芝生に横っ飛びをしたときに
落としたというのが私の見立てだった。

で、見立てどおりの場所で携帯電話を見つけた。
芝生の上に仰向けで寝転がっていた。
芝生と携帯電話の質感の違いが異様だった。
携帯電話を手にしたときは、救助したような気持ちになった。
こんなに携帯電話が愛おしいと思ったのは初めてだ。
ミスをして勝手にマイナスを作り、
それがゼロに戻っただけでこんなに嬉しくなるのか。
ゼロからプラスになるよりも嬉しいんじゃないか。

携帯電話発見を記念して、そこで写真を一枚。
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携帯電話が手元に戻って気持ちに余裕ができ、
かなり遠回りをして、ぶらぶらしながら家に戻った。

おかげで、また少し岩見沢の街を知った。

道に迷うと道を覚えたり、
時間が足りないと思うと必死になるなど、
ちょっとしたトラブルにあったり、欠けているもの気づくと、
何かを知り、何かを見つけるのかもしれない。
それに、便利さを求めて使うお金よりも、
不便さを解消するために使うお金の方が多いんじゃないかと
さえ思う。
こうして空知ライフが始まって一週間。
よつ葉の緑パックの牛乳が売っていないのがちょっと寂しい。


何度も引越を経験しているのにいまだに慣れない。
必要なものに限って、それを入れた箱が見つからないのは
私にとっての「引越あるある」だ。
今回その対象になったのが、パソコン関係のコード類。

箱にガムテープを貼りつけ、「すぐに開ける」と
ゼブラのマッキー(赤)で書いたのは覚えていたが、
どの箱に入れたのかが全く思い出せない。

引越当日の夜中の2時までその箱を探した。
結局、約130個あった全ての段ボールを開いたが見つけられず。
引越ゴミ(荷ほどきをした後のエアクッションやガムテープ)に紛れて
引越業者が持ち帰り、既に捨てられたのではないかと
絶望的な気持ちになりながら就寝。

残る箱は靴を入れた20数個の箱のみ。
翌日の夜、 ここにコード類があるわけがない、と思いながら、
靴を取り出し、 玄関のシューズクローゼットに入れていく。
そして靴を入れた箱は残り1箱に。
その箱には、「パソのコード」、「すぐに開ける」のガムテープが
貼られていた。
つまり一番最後に見つけた。
靴箱に入れたため、他の靴箱とともに玄関に置かれていたのだった。

そして無事にパソコンは起動し、
こうして岩見沢でブログを更新できた。
そう私は岩見沢市民となった。
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国道234号線と国道12号線を歩いて職場へ行き、
JR生鮮市場岩見沢店で食料を買い、
中央バスと札幌ナンバーの車ばかりを見かけ、
新聞の地方版のページのタイトルは「岩見沢・南空知」となった。

職場ではほとんどが初めての人。
勝手がわからず、事務用品がどこに置いてあるのかも まるでわからない。
ひとつひとつのことを聞かなければならない。

かたくなっていて、なかなかほぐれない一方、
ふわふわしていて、地に足がつかない。
しかしこれも刺激のひとつだろうし、いつかは慣れるのだろう。
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全ては整わなくても前へ進むこと。
そのうち整うか、あるいは整わないままグッバイだ。
時間をつくる努力をし、いつもしてきたことをすれば、
落ち着いていくし、収まっていく。
ロックンロールも出番を待っている。


ついに帯広を去る日が来てしまった。
箱詰めなど引越の物理的な作業は、この土日で一気にやった。
段ボールが足りなくなり、土曜日にダイイチ東店、
日曜日にはフクハラ長崎屋店とダイイチ白樺店と
三度も調達に出かけた。

そんな状況でありながら、
十勝の青空に誘われて、二日連続で一時間以上も散歩したり、
金曜日の夜に新曲のギターソロを作り、
しかし一晩寝たら、ぱっとしないフレーズだと思い、
引越作業を中断して、ギターソロの作り直しに何時間も没頭したりと、
土壇場にきて、だらだらと引越の準備を進めている。
20170402_01.jpg
ブログでもライブでも何度か言ってきたことだが、
帯広・十勝は、レジャーや仕事で来て過ごすより、
住んでみて、その良さがほんとうに実感できた。

この広さ、この大きさ、そして具体的にはうまく例えられないが、
空気感も人も、大らかで生き生きとしている。
だから、歩きたくなり、走りたくなり、 弾きたくなり、歌いたくなったのだ。

私は日本海を見て育ち、働き始めてからは主に道央圏に住んだ。
十勝は遠いところだった。
延々と樹海道路を走り、日勝峠を越えていくという経路が、
時間以上に遠い場所に思わせていた。

しかし、住んでみると、心の中の距離がだいぶ縮まった。
札幌へ行っても、ほとんどが日帰りで、
夜まで札幌で過ごしても、なんとか帯広に帰りたいと思った。
夜の国道38号線を走り、翌朝は白樺通りや緑ヶ丘公園を
歩く生活が気に入っていた。

4月3日の朝に荷物を積み、同日に岩見沢で卸す。
明日の午前中には帯広で住む場所がなくなってしまう。
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毎朝、玄関に鍵をして、マンションの廊下を歩きながら見た
この景色ともお別れだ。
しかし、岩見沢で、新しい景色を見て、新たな図書カードを作り、
新たにゴミ出しのルールを覚え、初めての人に会う。
それはそれでエキサイティングなことだ。
可能性が広がるということだ。
20170402_03.jpg
音楽活動や、そしてこのブログでも、
十勝の色々な方が私に関わってくれた。
元気をもらい、励まされ、支えられた。
十勝に住むことができたのは、ほんとうにラッキーだったし、
人生における大きなプレゼントでもあったと思う。

帯広・十勝の関わってくれた皆さん、
ほんとうにありがとうございました。
こんなに素敵なところなので、この先もしょっちゅう来るでしょう。
引き続きよろしくお願いします。



「ディス・イズ・十勝」なところ、
いわゆるトカチックなところを歩いて巡る「大人の遠足」。
この中の一ジャンルとして「店舗シリーズ」がある。
これまで、いちまる、ますやパン、インデアンカレーなどを巡った。

このシリーズの中で、果たさなければとずっと思っていたのが、
「鳥せいチェーン巡り」だ。
ただ、鳥せいは十勝全域にあるため、
全ての店に歩いていくのは困難だ。

そこで思いついたのは二つ。
ひとつは、帯広市内にある鳥せい6店舗を巡り、
最後に帯広中央店で打ち上げをすること。
ただ、鳥せいの開店時刻は早い店で16時。
終了時刻は20時を過ぎるだろう。
夜のピクニック状態だ。
なので、日没時刻が遅い6月から7月にトライすることにした。

もうひとつは、清水町の本店に行くことだ。
鳥せい発祥の店だ。
いわば聖地巡礼だ。
しかし、この季節に帯広駅から33kmも歩けるのか。

問題ないぜ。
もう雪道ではないし、気温もプラスだ。
それに私には大人の遠足の経験とノウハウがある。
他の何にも活かすことができない経験とノウハウが。
これを活かせるのは大人の遠足の新たなトライしかない。
繰り返すことと継続することでしか進化しない例の典型だ。

というわけで、3月23日9時06分、JR帯広駅。
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天候晴れ、北西からの風やや強し。
向かい風の中、スタート。

JR帯広駅からひたすら西へ向かう遠足ルートは何度も経験したので、
距離感、時間経過の感覚を身体で覚えている。
休憩する箇所も、開成病院近くのセブンイレブン、
JR芽室駅、御影のセイコーマートのルーティンだ。

そのうちのひとつ、JR芽室駅、11時45分。
20170323_02.jpg
ここには、メムロックな表記がある。
「msg」だ。
英語の小文字なのが解せない。
「MSG」にしてもらいたかった。
まさしく、マイケル・シェンカー・グループではないか。

芽室駅の「msg」は、芽室ステーション・ギャラリーの略だ。
フライングVでも展示しているのか。
BGMは「イントゥ・ジ・アリーナ」か。
それくらいやってもいいだろう。
それにしても、なぜ英語の小文字なのか。

芽室駅から国道38号線に出て、西へと歩く。
風も西から吹いてくる。
20170323_03.jpg
マイケル・シェンカー・グループは聴かず、
NHKラジオで籠池氏の証人喚問を聴きながら歩く。

御影のセイコーマートに着いた頃は、寒さに結構やられていた。
気温は5度くらいまで上がったと思うが、
絶えない向かい風と、ずっと屋外に居続けることで、
歩けど歩けど身体が温まらなくなってきた。
足腰の痛みはそれほどでもなく、とにかく寒さがつらい。
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しかし、十勝の絶景が励ましてくれる。
鳥せい本店に着いたら、から揚げを食べるため、
から揚げから遠いものを食べながら進む。
芽室のセブンイレブンで大福とコーヒー、
御影のセイコーマートでよもぎ大福。
大福では満腹にならないが、空腹にもさせない。
そんなところが遠足向きだ。

で、15時48分、JR清水駅に到着。
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事前に帰りの切符を買い、ストレッチをして身体を整えて、
場全の体制でいよいよ鳥せい本店へ。
JR清水駅から徒歩3分だ。
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風格があります。
電線が乱雑すぎる。

オーダーしたのは、看板メニューの「から揚げ」(864円)。
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16時45分の電車に乗るため、オーダーする食べ物はこれのみ。
飲み物はルービー。
車で訪れたらできないオーダーだ。
歩いてきたからこそ、十勝在住だからこそ、
ここはルービーしかない。

オーダーから15分後、からあげ登場。
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このルービーは2杯目。から揚げを待っている間に1杯飲んだ。
衣がさくっと軽く、からっとしている。
しまっていながらもやわらかい肉。
できたて最高。すごいぜ本店。
やっぱり鳥せいのから揚げが一番好きですね。

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さすがにから揚げ5個となると、ややきつかったが、
最後まで美味しかった。
もっとゆっくりしたかった。
それでも本店のブランドを楽しめた。

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16時45分、清水駅から乗車。
高校生で座席はほぼ埋まり、
また、清水駅だけではなく、御影駅や芽室駅で仕事帰りらしき人が
それなりに乗った。
帯広駅に着くまで、程よい混みようだった。

17時36分、JR帯広駅。
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電車から見た帯広の街並みが名残惜しく思えた。
私の住む3階建てマンションも少しだけ見えた。
電車から、通り過ぎる我が家を見るのはなんとも切ない。
妻が私の知らない男性と、
私にしばらく見せたことのないような笑顔で話しているのを
偶然見かけたときの気持ちと似ている。
いや全く似ていない。

遠足をして、帯広駅に戻ってきたときは、いつもなぜか寂しくなる。
しかし、ちょっと心地よい寂しさだったりする。
遠足は面白い。


数日前から風の強い日が続いている。
帯広は4月、5月に西風が強く吹く。

つまり春が近づいてきたということだ。

なのに私は帯広を離れなければならなくなった。
あと2週間ほどしたら岩見沢市民になる。
新たに住むところも引越の日時も決まった。
これから引っ越しに向けて、なんやかんやとあるわけだが、
まだ頭の中が整理できず、なんやかんやをする気にならない。

〈自宅の近くも春ムード〉
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仕事がそこそこ忙しかったのに加え、
この10日間くらいは一日おきに飲み会があり、
家に帰ると、疲れと寂しさのせいで何もする気にならず、
それでいて頭の中は妙に開いている感じがして眠気が押し寄せない。
どこにも収まれない浮つき感。
地に足がつかず、どこかふわふわしている。

疲れているのに眠れず、夜中にだらだらとインターネット。
今月中に帯広・十勝で行っておくべきところはないだろうかと
ネット連鎖をしていたら、「キャデラック・スリム」との文言に 出会った。

「キャデラック・スリム」は1981年にデビューしたロックバンド。
当時10代半ばだった私は、彼らの「孤独のメッセージ」という曲を
FM放送からマクセルのカセットテープに録音し、
AIWAのラジカセでよく聴いた。
サビは今でも口ずさめる。

その「キャデラック・スリム」が帯広出身であることを 今になって知った。
てっきり苫小牧出身だと思っていた。
そのため、帯広で全くキャデラック・スリム・トークをしなかった。
「さくらまや」さんの話は何度かしたにもかかわらずだ。

そこからは、キャデラック・スリムのyoutube映像を見まくった。
10代で見たり聴いたりしていた頃のイメージと異なり、
ソリッドで切れ味があり、ザ・ポリスやザ・ナックの影響を
色濃く受けたことがうかがえる、きちんしたロックバンドだった。
このジャンルのロックバンドは今も昔も少ない。
全国的に見ても少ない。
もしかしたら、そこそこいるのかもしれないが、
商業的には成功しずらいサウンドだ。

キャデラック・スリムをきっかけにして、
80年代前半の日本のロックバンドの映像をたくさん見た。
「ロンリーハート」がヒットしたクリエーションのボーカルが、
ザ・カーナビーツのアイ高野氏だったとは。

そもそもザ・カーナビーツを知ったのは、
遠藤ミチロウ氏のアルバム「ベトナム伝説」に収録された
「好きさ好きさ好きさ」を通じてなので、
時系列で見ると、クリエーションが活動していた頃、
私はザ・カーナビーツもアイ高野氏も知らなかったことになる。
アイ高野氏の声量がすごかった。
演奏も素晴らしくクオリティが高く、
80年代終盤からのバンドブーム以前のロックバンドの演奏力の
高さを再認識した。

もうひとつ衝撃的だったのが「SHOGUN」。
当時、SHOGUNをテレビで見た記憶がなく、
もっぱらBASFのカセットテープに録音した「男達のメロディ」や
「ロンリーマン」をAIWAのラジカセで聴いていただけだった。

演奏がうますぎる。
それと芳野藤丸氏のボーカルがすごい。
スモ―キーな渋い声の中に柚子のようなさっぱり感がありつつ
声量があり、音程がしっかりしている。
ライブ演奏であれだけのパフォーマンスは考えられない。

ふと気づくと午前2時になっていた。
何かしなければいけないのに、落ち着かず、ふわふわして、
何にも手をつけられず、ただ時間を食いつぶすように過ごしていると、
時間が経つのが遅いし、と同時に、今何時何分なのかが
なんとなくわかったりする。

しかし、ひとつのことに集中すると、時間の経過の感覚がなくなる。
気づいたらかなり時間が過ぎている。
キャデラックスリムをきっかけに優れたロックバンド映像の数々を、
時間も忘れて見たことで心の重みがとれた。
エモーショナルなレスキュー作用が働いた。
ロックにまた救われた。




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