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今年に入ってから、大人の遠足ができず、
すっきりしない気持ちがあった。
用事があったり、時間ができても別のことを優先したり、
目的とする飲食物やテーマがなく、
モチベーションが上がらなかったりで、
ずっと遠ざかっていた。

遠足力が消滅したのではないか。
長距離を歩かざるを得ない場面が来ても
即座にギブアップするのか。
それでも支障なく生活していけるだろう、
遠足は一般的な日常生活を送る上でなんら必要なことではない。
単なる趣味だ。

意味も目的もメリットも愛もない。
一方、誰にも迷惑をかけないし不快にもさせない。
歩いていけるもんかね、
歩いたらどんな気持ちになって、
身体にどれほどのダメージがあるかね。
それを確認するだけだ。
そう考えたら俄然遠足をしたくなった。

というわけで、岩見沢市から、とりあえず美唄市を目指し、
無計画状態で歩き始めた。
計画は歩きながら考えればいい。

それが甘かった。
歩き始めた時、気温はそこそこ高かったが完全に曇りで、
ラジオの天気予報では南空知は雨の降る時間亭もあるかも、
などと言っていた。

ところが15分ほどで太陽が顔を出し、
30分もしたら、みるみる雲は消え、青空にとってかわった。
1時間近く経った頃から、
明らかに首の後ろが日焼けし始めているのを感じた。

美唄までならば4時間近くは歩く。
何か対処しなければと、三笠の道の駅にあるセブイレブンで
フェイスタオルを買い、
首に巻いて水田ロードを歩き進めた。
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5月には池のようだった水田も稲が育ち、
緑のじゅうたんのようになった。
景色は良い。
しかし今度は腕の日焼けも放っておけなくなってきた。

10時を過ぎて30度が近づいてきた頃、
腕の日焼けを防止するため、ウインドブレーカーを着用した。
暑さに強い(鈍感な)体質で良かった。
特に支障もなく長袖状態で歩き、
約3時間30分で美唄市(岩見沢市から約18km)に到着。

時刻は昼時。
とある店でカツカレーを食べようと歩きながら予定を決めたが、
大して空腹でもなく、むしろまだまだ歩ける状態だったので
さらに北を目指すことにした。
20180729_02.jpg
水田ロードは続く。
力のある青空が広がり、太陽はぎらついてきた。
ここで予測できなかった日焼けに気づいた。
ハーフパンツ姿だったのだが、
後方からの日差しをもろに受け続けたせいで、
ふくらはぎから膝裏がヒリヒリし始めた。

これはまずい。
長いパンツは持ってきていない。
直射を免れない。
少しでも脚の露出を食い止めようと、
ソックスをいけるところまで上げ、
ハーフパンツをいけるところまで下げて歩いた。
ダサいぜ。
でも自体は深刻だ。

太陽は容赦なかった。
美唄市から奈井江町までの国道12号線はひたすら直線で、
道路沿いには建物も木もほとんどない。
つまり日かげがない。
膝裏からふくらはぎの上部はまともに日光を浴び続けた。
ヒリヒリが増し、やけど感覚になってきた。
これは奈井江町て打ち切るしかない。
脚も腰も元気なのに、日焼けのせいで歩けなくなるとは。

奈井江町は岩見沢市から約30km
奈井江町のセブンイレブンで熱さまシート・幼児用を買い、
JR奈井江駅で膝裏に張り付ける。
全く効果がない。
20180729_03.jpg
それにしても天気が良すぎる。
太陽は遠慮も配慮もなかった。
早く家に帰って保冷剤というか、冷凍ジェルみたいのを
患部にあてたい。

岩見沢行きの普通列車は2両編成くらいかと思ったら
5両か6両もあり、座ることはできたが、結構な乗客数だった。
20180729_04.jpg
6時間ちょっと歩いた行程が、
普通列車ではたった25分だった。

自宅に到着し、シャワーを浴び、患部を冷やそうとした。
しかし、冷凍ジェルみたいのを冷凍していなかった。
冷凍庫の中でスペースをとるし、
使用する機会がないので、用意していなかった。

どうやって患部を冷やす?
何を思ったか、カレーを冷凍したタッパーで片方の脚を、
もう片方を冷凍した豚ロース肉で冷やした。
患部は膝裏とふくらはぎ上部だったので、
膝を折って冷凍豚ロースをはさむようにした。

日焼けによるリタイアがなければ砂川市まで歩き、
美唄で食べられなったカツカレーを砂川市で、と思っていた。
しかし達成できなかった。
その思いが心のどこかにあったから、
冷凍カレーと冷凍豚ロースで冷やしたとしか思えない。

やがて、豚ロースは解凍され、
冷凍カレーもふちから解凍され、
冷凍部分がタッパーの中で浮き始めた。
私の膝裏は電子レンジか。

その流れで、豚ロースを焼き、カレーを温め、
ポークがふんだんのカレーを食べた。
今回の大人の遠足は結局のところ
過程はともかく、カレーを食べるためのものだった。
日焼けは世話が焼けるぜ。


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クロスバイクを車に積んで地元へ。
積丹半島の西側の海岸沿いの道でペダルを漕いだ。

クロスバイクを購入して10年近くになるが、
その時は札幌に住んでいて、
その後は帯広、岩見沢と転勤し、
内陸部ばかりを走っていた。

小樽、石狩、留萌、大津(豊頃町)など、
海のある場所まで走ったことはあったが、
行っただけであり、海外沿いをぶらつくことはなかった。

走ったのは、いわゆる「岩宇(がんう)」地域。
神恵内村、泊村、共和町、岩内町だ。
これらのマチは、海岸と田園風景が魅力なのだが、
写真ではどこにいるのかわかりにくいため、
工夫が足りないとは思いつつも、役場を用いて伝えると、

まずは神恵内村役場。
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国道229号線沿い、海岸がすぐ近くにある。

そこから12kmほど南下すると、泊村役場。
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国道229号線沿いの、
海岸沿いの街並みを一望できる小高い場所にある。

ここから共和町役場へ向かう。
海岸から離れ、周囲の景色は水田とスイカ畑などに変わる。
共和町役場。
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再び海を目指して西へ向かうと、岩内町役場。
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どうだい、役場オンリーの写真は面白みがないだろ。
しかし、無礼講の飲み会がこの世にはないように、
刺激的でアバンギャルドな役場など無い。

神恵内村には、「稲葉屋」さんという和菓子屋がある。
私はここの甘く濃く重たいあんがつまった中華まんじゅうが
大好きで、私にとっての
オールタイム中華まんじゅうランキングの第1位だ。
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しかし、積丹半島の先端に近い人口千人未満の村の和菓子屋だ。
常時商品が店頭に揃っていることはない。
中華まんじゅうは予約による受注生産のみの対応だ。
写真でも、営業しているのかどうか、というか、
和菓子屋なのかどうかさえわからない店構えだ。

この日、店頭で売っていたものは、あんドーナツのみ。
6個買った。
実家に置いたまま、そのまま忘れて岩見沢に帰ってきた。
写真も撮り損ねた。

                        ◆

2週間前に帯広に行った時は、
生い茂った草木と野菜畑のせいで、
緑の面積、体積とも圧倒的で、むせそうなほどだった。

積丹半島はとにかく青い。
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海中もきれいだ。
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一言で「青い」と言っても、色々な青色があるものだ。
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NHKの朝の連続テレビ小説「半分、青い。」は、
出会って1週間で結婚を決め、
満足に働かない夫に苦労している中、妊娠し、
迷走というか、逆にありがちというか、
先の見えない転換となっている。

キムラ緑子さんらおばさん3姉妹の存在意義と、
舞台での芝居のような演出がやや食傷気味だ。
このドラマにおける位置づけに関して、
そろそろひとつの答え、あるいは結論が欲しいところだ。
20180727_06.jpg
夏の積丹は「半分、青い。」どころではない。
ほとんど青い。
内陸部で見る青は空だけで、
それはそれで草木とのコントラストは映えるが、
海岸線で見る青は、空と海がつながっている。
何度も見ている景色なのに毎年感動する。
それだけのことだが、それだけで十分だ。



パソコンの不具合が続き、
買い替えが近づいている話を前回の記事で書いたが、
テレビは3年ほど前から限界と戦っている。

通常のモードでは見られず、
DVDレコーダーを介して見るしかない。
なので、dボタンは使えないし、
録画をしている最中に別の番組を見ることができない。

DVDレコーダーもまた限界が近づいており、
4、5時間連続でテレビをつけていると、
音声が消えたり、画像が止まったりする。
予約録画が機能しなかったことも珍しくない。

ところが、テレビの不具合にストレスを感じない。
見られないならそれでいいと思えるのだ。
完全に壊れたら、しばらくテレビ無し生活に
トライしてみようかと思っている。

とはいえ、ほぼ毎日見ている番組がある。
NHK朝の連続ドラマ「半分、青い。」だ。

NHK朝の連続ドラマで半分以上見た作品はない。
最も見たのは「あまちゃん」で、
それも終盤の2か月くらいだ。
「半分、青い。」は90%くらい見ているだろう。

なぜそうなったのか。
主人公である「すずめ」の小学生時代を演じた子役の演技が
素晴らしかったことが始まりだ。
その流れで、高校生になった「すずめ」も見続けた。
そこから新たな面白さを見つけてしまった。

すずめの
天然で、率直で、奔放なところが、
ちょっとイラっとすることに気づいのだ。
悪く言えば、無神経で、勝手で、鈍感で、
台本上、意図的にそうしているように思えてきたのだ。

高校3年生の時、家族の口利きで決まっていた就職先が
ありながら、
突然、漫画家になると言い出し、就職をキャンセル。
それを大して悪かったとも思っていない。

19歳の誕生日のシーンはひどかった。
幼馴染の男性の住むマンションへ行く。
そこには男性の彼女もいたのに、家にあがり込み、
あげく、幼馴染の男性は私のものだ!と絶叫。
あまりの愚かさに衝撃だった。

その幼馴染は27歳で結婚する。
何年も連絡をとっていなかったにもかかわらず、、
その事実にすずめはショックを受けて泣き明かす。
つながりが途絶えていたのに、なんでそうなる。
しかも、結局、幼馴染の新居にまで行き、
奥さんと会話までしてしまう。
 

とんでもないキャラだ。
朝ドラの主人公というポジションにいながら、
これほど共感や応援をできないキャラに仕立てていることが
逆に興味深く、この先の展開が楽しみになってしまった。

無神経キャラを継続して30歳を迎えるのか、
いつか自分の不謹慎さや軽率さを反省するのか、
なんだかわからないがハッピーになるのか、
いずれにしても、浮ついた主人公の方向性が見えない。
それが気になってしまう。
私は脚本家の思惑にはまっているのかもしれない。
それならそれでいい。

脇を固める役者の良さもある。
岐阜の田舎の古い食堂で働く松雪泰子の風貌が
アンニュイで憂いが強いため、違和感が激しいのを除けば、
個性と存在感がちょうどいい役者が揃っている。

先週から、すずめは漫画家をやめ、
100円ショップの店員になった。
新たな展開に突入し、登場人物も一気に変わった。
しかし、すずめは相変わらず自分中心で無神経。
悪い人ではないのだが。

ちなみに主人公のすずめとは関係ないが、
悪いことをして、迷惑をかけたり、困らせたりするのは、
「悪い人ではないのだが」と言われてる人が
ほとんどだと思う。
 


空知は田植えの季節になった。
水田には水が張られ、順番に植えられている。
空知は北から南まで水田が連なっており、
管内を走る国道沿いは、さながら水田街と呼びたくなる。

水が張られた水田景観は壮大で美しい。
岩見沢に住むまでそれに気づけずに生きてきた。
とはいえ、気づくまで生きていられたことはラッキーだ。
その幸運を活かすため、中空知から北空知へと
水田見学のドライブに出かけた。

深川市から秩父別町へと向かう国道233号線。
遠くまで水田が広がっている。
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空知は以前から平野に鉄塔がたくさん立ち並んでいる印象が強く、
水田街にも鉄塔が走っている。
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秩父別町から北側の沼田町へ向かう町道は四方が水田に囲まれ、
逆に水田ではない異空間にいるような感覚になる。
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もうほぼ湖だし、四捨五入をしたら海だ。
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水田は線路の近くにもたくさんある。
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この風景の中に身を置くことは、
カレールーとライスが出会ったかのような組み合わせであり、
カレーライスができあがったら、自然な流れでトンカツを欲する。
この状況におけるトンカツは「無人駅」ということになる。
やはり行ってしまう。
行かざるを得ない気持ちになり、その気持ちから逃れられない。

深川市から留萌本線を沼田町方面へ。
最初の駅が「北一已(きたいちやん)駅」。
20180523_07.jpg

写真にはないが、駅の手前一帯は水田だ。

国道からはずれた水田地帯の中にひっそりとあるのが
「北秩父別(きたちっぷべつ)駅」。
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待合室の戸は開かなかった。
つまり使われていない。
そういうことだ。

「真布(まっぷ)駅」。
すぐ近くに道道が走っているが、周りに建物はほぼない。
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周囲の風景や駅舎の形状などからして、
私にとって、留萌本線の中で最も秘境感のある駅だ。
こちらは雪の中の閑散ぶりも素晴らしい。
マニアが訪れるせいか、待合室の戸は開く。
駅ノートもきちんと備え付けられている。

沼田町の恵比島(えびしま)駅まで行った後、
国道275号線を、沼田、北竜、雨竜と南下。
12号線よりも、233号線よりも、
275号線の方が間近に、そして広大に水田が展開している。

鉄塔までが水田の中にある。
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というか、ここは水田なのか。
しかし、鉄塔のあるところに、
水田でもないのに水を張るとは思えない。

275号線の水田街の中でも雨竜町は特にすごい。
国道から少しはずれると、民家が小舟のごとく
水田に浮いているかのような立地になっている箇所が少なくない。
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これはもう観光として通用する風景ではないか。
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そんなにギリギリまで水田にしなくても、と思うが、
ギリギリまでやるから人は感動するのだ。
そしてやりきった感じが最も美しい。

こちらは、雨竜町にある「イナカフェ」という店名のカフェ。
20180523_12.jpg

この写真は店の裏側から撮影したもの。
正面からだと、まともに逆光で真っ暗になってしまった。

このカフェで食事をする予定だった。
「焼きカリー」を食べるところまで決めていた。
ところが臨時休業だった。
よくあるパターンだ。

水田を巡りながら、頭の中は「焼きカリー」でいっぱいだったので、
少なからずショックだったが、また来ればいい。
それだけのことだ。

稲穂がたわわに実った頃もいいだろう。
カフェが稲穂に囲われている風景も見てみたい。
その季節なら、たとえ店がまたしても臨時休業で
「焼きカリー」に出会えなかったとしても、
稲刈りには出会えるだろう。
 


まずは次のライブのお知らせを。

■日時 2018年4月29日(日)18時
■場所 アフターダーク・カフェ(札幌市中央区南2西7)
■料金 前2,500円、当3,000円(要ワンオーダー)
■出演(出演順・敬称略)
       綿内克幸(DJ)/KAGE稲荷/46°halo
            THE HEART OF STONE
/綿内克幸(ライブ)

当初は私がソロで出演する予定だったが、
バンドで出られることになった。嬉しい。
THE HEART OF STONE
の出演は20時頃です。
よろしくお願いします。

                  ◆

さて今回は、岩見沢の理容店について。
理容店(美容院も含めて)は地方の小さな集落にも
きちんと存在する業種だ。
地方の町を車で通ったり、歩いたりしていると、
商店や飲食店はあまり見かけないのに理容店はいくつも見かける、
と感じたことが皆さんもあるのではないか。

理容店の需要は根強くある。
年齢に関係なく定期的に訪問するし、基本、近所の店に行く。
わざわざ都市部の店に行ったりはしない。
それにあまり店を変えない。
なので生活スタイルや行動範囲が変わっても、
他の業種に比べたら保っていけるのかもしれない。

岩見沢でも理容店を日々よく見かける。
ある日ふと気づいた。
店名が実にバラエティに富んでいることに気づいた。
岩見沢に住むまで気にしたことがなかった。

「理容〇〇」、「BARBAR・〇〇」を基本に、
あとは「カットイン・〇〇」、「ヘアサロン・〇〇」くらいしか
イメージになかった。
それは20世紀の思考だった。
理容界のネーミングは進化していた。

というわけで、私の家から歩ける範囲で、理容店を巡ってきた。
まずは昔からある定着したネーミング。
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自宅から一番近所にあるベーシックな床屋さんだ。

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ネーミングはノーマルだが、昭和後半を感じる入口のアーチ。
素敵です。看板を変えたら、スナックとしてもいけそう。

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実は「BARBAR・〇〇」や「理容の〇〇」は少ない。

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「カットイン・〇〇」タイプも今はわずか。

私が岩見沢で理容店のネーミングの多様さに興味を持ったきっかけが
この店。
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「ヘア」に「サポート」をくっつけているのが新鮮だった。

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「ヘア」に「ガレージ」もユニークだ。
ガレージロックが好きな方なのか、それとも車好きなのか。
文字の雰囲気からして、ロックに無関心とは思えないが、
立ち止まって店内をのぞくわけにもいかない。

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「ヘア」に「ワークス」。スタイリッシュだ。
店名の「FAB」はファビラスの略なのだろうか。
こちらはガラス張りのなので店内が見えるのだが、
店内もスタイリッシュ。
少なくとも「FAB」はファブリーズの略ではないことがわかる。

ファブリーズついでの余談だが、
洗濯洗剤や柔軟剤の強い香りは苦手です。

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アンティークでイカしているのがこちら。
こだわりのある趣味を持っていそうなデザインだ。
なお、お客さんはごく普通の中高年しか見たことはない。

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なんとも言えない良さ。

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「ユニセックスサロン」。
初めて見た時、ドキッとしました。

                        ◆

ここまでは、曲で言えば、イントロとAメロだった。
ここからがサビだ。

私の住む岩見沢市美園の住宅街は、
一本の市道で明確に区切られてる。
その市道を超えると、住宅はほぼ無くなり、
畑あるいは未利用地が続くエリアになる。
そんなエリアにあるのが、こちらの店だ。
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店名の表示はない。
しばらくは、こちらが理容店だと気づかなかった。
薪がたくさん置かれている民家としか思わなかった。
何度か通っているうちに、ふとサインポールを発見した。
しかも回転していた。
床屋なの?と、かなりの衝撃を受けた。
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営業している時間は、このように表示される。
火曜日が休みか。組合に加入しているということか。
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店の前はこんな景色。
手前は草原。
遠くに住宅地が見える。
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お店の前から西側の景色。
郊外というよりは、平野のど真ん中の農道のよう。

どんな方がお店をやっているのか?客層は?料金は?
色々なことが気になる。
とにかく秘境感が高い。

野次馬風情で恐縮だが、
土日にここの前を通り、サインポールが動いていると、
なんとなく安心するし、
ここを知っていることが嬉しくなる。
岩見沢での生活を楽しんでいる。


まずは次のライブのお知らせを。

■日時 2018年4月14日(土)19時
■場所 161倉庫(札幌市東区北16東1)
■料金 1,000円+1オーダー
■出演(出演順・敬称略)
    おばけトンネル(19:00)/THE HEART OF STONE19:30)/
    ポレポレブラザーズ(20:00)/おーろらそーす(20:30)/
    Boo Foo Woo21:00)/giingoo21:30

THE HEART OF STONE
の出演は19時30分。
「朝をぶっとばせ」と「水路の街」という2つ新曲を
初めてやります。
よろしくお願いします。

                    ◆


さて、あらゆる場所で、様々な人たちとライブをしていると、
色々な場面に出くわす。
ライブ中のトークで言えるわけがないことだが、
言っておきたいことがある。
かなり厳しい話もするが、私の本音を聞いていただきたい。

ステージに上がっている方から、
振り付けやコーラスなどのレスポンスを求められることがある。
黙って見ていたいのに、自由であるべきなのに、
しつこく求めてくる方がいる。

私は大ファンのアーチストでも振り付けには参加しない。
というか、そういうことを求めるアーチストのファンには
なっていない。

最後まで見るし、拍手もする。
しかし、振り付けやコーラスは勘弁していただきたい。
協力したくないのではない。
協力できないのだ。

別のことなら協力できる。
例えば、ライブ中にステージで倒れた人がいたとして、
女性看護師がステージに上がり応急処置をしようとしたら、
「女性はステージからおりてください」と
ライブハウスのスタッフがアナウンスした。
そしたら別のマイクで
「ステージからおりる理由がありません」と言うだろう。

振り付けを求める方のなかには、
「やってもらえない人もいましたけど」と
不満を口にする方もいる。
振り付けに参加しないことが悪いことのように言われる。
「ライブ・ハラスメント」と名付けたくなる。
振り付けなどの押し付けが苦手な人は実は少なくないのでは。

これに似た例として、
「今日はじめて僕たちを観た人います?
はじめての人、手をあげてもらってもいいですか」など、
挙手を求める人。
なんか
つらいです。
20代後半から30代の女性が
姪っ子又は甥っ子の話を熱心にするのを聴くのを
超えるつらさだ。

                    ◆

つらい話のつながりで恐縮だが、
NHKの朝ドラや大河ドラマが苦手な件について話そう。
苦手な理由は2つある。
ひとつは、時代が古すぎると興味がわかなくなること。
もうひとつは、主人公の幼少期や10代前半の時代が長く、
まどろこしくなって飽きてしまうためだ。

そんな私の壁に風穴をあけたのが、
今月から始まった朝ドラ「半分、青い」にて、
主人公の小学生時代を演じている女の子だ。

自然体の子供らしさがあるというか、
いい意味で垢ぬけていなくて、ひょうひょうとしている。
演技をしてああなっているのか、
そもそものキャラクターがああなのかはわからないが、
素朴さが微笑ましく、実に魅力的だ。

左耳が一生聴こえなくなったことを告げられ、
自分の部屋で天井を見ながら、
「ババンバ・バンバンバン」とザ・ドリフターズの曲を
ぼうっと口ずさむ場面は感極まるものがあった。
この女の子の出演期間は、そんなに長くないだろう。
私の朝ドラ・ウォッチャー生活はいつまで続くか。
どうでもいいことだ。

                    ◆

1か月ほど前から、バスタオルの使用をやめた。
風呂上がりもフェイスタオルで済ませている。
それで十分いける。
バスタオルを干していないと、
部屋も気持ちも思った以上にスッキリするものだ。

もちろん今週末のライブで、
「バスタオルを使うのをやめて、
全部フェイスタオルで済ませている人います?
ちょっと手をあげてもらっていいですか」
などとステージから問いかけることは100%ない。

「バスタオルを使うのをやめて、
全部フェイスタオルで済ませています」と
必要性のない報告だけをして、
お客さんは「ふ~ん」と心の中で反応する。
それが私の求めるスタイルだ。


職場における当番業務により、
1月1日の午後から岩見沢市内で過ごした。
職場がらみの事故や事件などが発生したら
職場に行かなければならないので、
自宅から半径3km以内で過ごした正月三が日。

箱根駅伝を見て、AMラジオを聴いて、読書をして昼寝して、
昨年12月にリリースされたローリングストーンズの
アルバム「ON AIR」を聴きながらイオン岩見沢店に
片道25分を歩いて行ったりして、早い時間に夕食を食べる。
そうやって休暇が終わる。

しかし2日間職場に行けば3連休となり、ライブもある。

■日時 2018年1月7日(日)19時30分
■場所 LEGENDS
       (札幌市白石区栄通18丁目6-16 日北ビルB1)
■料金 1500円・ワンドリンク付き
■出演 19:30 Toyohira cats
       20:10 激しい雨
       20:50 ふじこ・M・ふじこ
       21:30 政村悦啓

新しい刺激を受けてきます。

                     ◆

さて、1月1日の午後からは岩見沢市内に拘束状態だったが、
2017ラスト3デイズはフリーだった。
30日から地元に帰ったのだが、あまりにフリーだったので、
倶知安町から蘭越町ある冬の無人駅を訪問してきた。
函館本線だ。

蘭越町には3つの駅がある。
そのうち黒松内町寄りにあるのが「目名(めな)駅」
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木造の古い建物に見えるが、
駅舎の中は新しめのログハウス調で、
日差しが入り、よく整理され、清潔だった。
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目名に行ったのは20年ぶりくらいだ。
国道5号線から1kmくらい奥に入るので、
目的がなければ訪れない地区だ。
普段来ることがない山間の小さな集落。
地元から近いのに、ちょっとした旅気分になる。
ここから倶知安まで約40km、無人駅を訪問する。

続いては「蘭越駅」
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蘭越市街地は田園に囲まれた丘に広がっている。
周辺は平坦で直線の道路が多いのに、
市街地は小さな坂道とカーブが連続する。
水田にしずらい場所が市街地になったかのようだ。
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駅からの景色はニセコ連峰が広がる。

蘭越町からニセコ町へ向かう途中にあるのが「昆布駅」
小さな集落だが、温泉施設が隣接していたり、和菓子屋もある。
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「渓流堂」の看板商品である「渓流焼」は、
六方焼きを厚さ1cmに圧縮したような形状をしており、
皮はやや硬めで、あんはやや乾燥気味。
そうした風情がたまらなく良い。
田舎っぽくもあり、都会の老舗っぽくもある。
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あんはしっかりと甘い。
アンチ甘さ控えめ路線を支持する私にはもってこいだ。
羊蹄エリアの和菓子の中で最もフェイバリットだ。

昆布駅の次は「ニセコ駅」
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残念ながら、というのは不適切だが無人駅ではない。
でありながら、電車が到着しない時間帯ならば
ホームへの出入りは比較的フリーだ。
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それにしても、このあたりの雪はほんとにきれいだ。
汚れていない、というか、いつもフレッシュだ。

最後に「比羅夫(ひらふ)駅」
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国道と比羅夫スキー場を結ぶ位置にあるのだが、
車が交差できないほど細く曲がりくねった道を行き、
さらに細い横道に入ったところにある。
車が走りにくいところにありながら、
徒歩移動だと遭難するような山の中にある。
20180103_11.jpg 20180103_12.jpg

駅舎には民宿が併設されている。
まさに山小屋だ。
どんな人が、どんな時に泊まるのだろう。
20180103_13.jpg

そして、とんでもなく雪が美しい。

比羅夫駅から国道5号線に向かって、
曲がりくねった細い坂道を上りきると、
突然、羊蹄山が目の前にどーんと現れる。
20180103_14.jpg

素晴しい形状だ。

で、倶知安駅に到着。
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岩見沢は雪が多いところだが、倶知安はその比じゃない
ただ、除雪の頻度が高く、流雪溝が多いので、
車道はすっきりしていて走りやすかったりする。

短い時間、短い距離だったが、
久しぶりの無人駅巡りによって、心が掃除された。

思い返せば、岩見沢に住んでから遠出をしなくなっている。
というか、できなくなっている。
ライブがあったり、その準備をしたり、疲れていたり、
出かけるならまず空知探訪を優先したくなるからだ。

また、年々外泊するのが面倒になっている。
帰れるならば自宅のベッドで眠りたいという気持ちが
強くなっている。
その結果が岩見沢ステイ路線だ。
なるべくしてなっている。
望んでそうなっている。

ただ、結構歩けて、結構食べて飲んでができるうちに
色々なところへ行きたい。
10年ぐらい先に定年退職をしてからでは遅いのではないか。
あの時、多少無理してでも行っておけば良かったと
後悔するのではないか。
そんな気持ちになることが増えてきた。
でも、自宅のベッドで眠りたいし。

結局、何かを犠牲にしなければ、
新たな展開は生まれないということだ。



まずはライブのお知らせを。

■日時 2017年9月24日(日)18時30分~
■場所 帯広市「HIPSTER
■料金 1,500円(ワンドリンク付き)
■出演(出演順・敬称略)
      激しい雨/のひさたくま/KEI/hopesign
      TMユニット/DAYTS/二二六華/こっしー/

      あめり健クニ

「激しい雨」の出演は一番目です。
日帰りです。
日付が変わる前に、清水インターから高速道路に乗れるよう
帰るため、最後までいられないのが残念ではあります。
また新曲をやります。
よろしくお願いします。

                 ◆

さて先週末の岩見沢はフェスづくしだった。
神社の例大祭と、観光協会が主催する
「百餅祭り」(ひゃっぺいまつり)がほぼ同じ日程で開催された。
岩見沢のナンバー1、ナンバー2のフェスが別々の会場で、
同じタイミングで開催されるとは驚きだ。

なんとなくダブルブッキングっぽいが、
相乗効果を狙ってのことらしい。
私としては、祝日が土曜日にあたり、 祝日メリットが消滅したような、
シャンプーとリンスをそれぞれ買おうと思ったら、
リンス・イン・シャンプーしか置いていなかったような印象だ。

とはいえ、せっかく住んだ町だ。
そこの祭りは体験しておきたい。

百餅祭りの会場は、岩見沢の市街地の中心。
札幌で言えば、駅前通りと狸小路が交差する地点、
帯広で言えば、ますや本店とセブンイレブンがある交差点、
みたいなところだ。

メインイベントは餅つきだ。
重さ約200kgの杵で、約60kgの餅をつく。
このように餅つきのステージがある。
20170916_01.jpg
写真ではわかりにくいかもしれないが、
杵が上に吊るされたような状態にある。
これを一気に降下させると下の写真のようになる。
20170916_02.jpg
これを見物客の掛け声とともに何度か繰り返す。
200kg
の杵は一般住民が縄を引っ張ったり放したりすることによって
操作している。
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この餅は、おしるこになり、ふるまわれる。
おしるこ行列は100m以上あった。
全く並ぶ気にならない。

餅つきのステージの周辺は、広場や路上に地元の店がたくさん並んだ。
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岩見沢のワインを飲んだ。
800円もした。
行楽用のコップだったことと、そのタイミングで知り合いに 声をかけられ、
友好的かつ円滑に会話をすることに気をとられ、
ワインを味わう雰囲気にならず、
ただ胃袋に移動させただけになってしまった。

そこから神社の祭り会場へ。
徒歩にして20分程度離れた場所だ。
途中のセブンイレブンで缶入りのウイスキー水割りを購入。
岩見沢神社に到着と同時に空になった。
誰にも声をかけられなかったので、きちんと味わえた。

神社の境内では歌謡ショーをやっていた。
20170916_06.jpg
そこらのライブハウスで歌っている我々と比べるのが失礼なくらい
歌が上手だ。
集客力の差も歴然としていた。
どうやって発声しているのかと、身体の使い方をしばらく観察した。
さっぱりわからなかった。

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神社近くの市道には多くの露店が。
こちらは地元ではない、一般的な旅周りの方々の露店だ。
イカ焼きが1,000円もした。
イカはいまや高級品だ。

歩いているのは中高生と子供連れの家族がほとんど。
百餅祭りでは10代の若者をほとんど見かけなかった。
フェス同時開催でも棲み分けができているということか。
ならば相乗効果はないじゃないか。
そんな岩見沢文化に触れられて良かった。


まずは、ライブのお知らせから。

〈とかちマルシェ音楽フェスタ〉
■日時 2017年9月2日(土)10時~21時
■場所 JR帯広駅北口特設ステージ
■料金 無料
■出演 15組(「激しい雨」の出演は19時~19時30分

このイベントは、JR帯広駅前の、普段は通路と広場になっている
スペースを埋め尽くすほど地元の飲食店が出店する。
帯広は地元フェスが多い地域だったが、そのなかでも屈指の熱さがある。

ただ、雨が心配される状況になってきた。
屋外の屋根無しスペースでのイベントだけに、
雨が降れば中止になるだろうし、やむを得ない。
無事イベントが行われることを願いつつ、
新曲をやることもあり、いつもよりは練習している。
よろしくお願いします。

                                                ◆

さて、前回に続き、クロスバイクによる札沼線の無人駅訪問である。
終点新十津川駅まで行く予定だったが、強風とエナジー不足により、
残り3駅を残して浦臼町の於札内(おさつない)駅で引き返したところ
までが前回の記事。それが6月中旬。
それから2か月を経過して、やっと残り3駅に行けた。

新十津川町のエリアに入って最初出てくるのが「南下徳富駅」。
「みなみしもとっぷ」と読む。
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待合室はない。
ホームの後ろはひたすら水田。
後ろだけじゃない。
手前も左右も水田だ。
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緑色の紙の上に、グレーのペンキを一滴落としたのが駅であるかのよう。
民家は駅を遠巻きに見る形で点在している。
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国道からストレートに行ける道はあるが、
国道に駅案内の表示はなく、そこそこ離れているとともに、
線路の雰囲気を感じられないため見つけにくい。

それでいて、さえぎるものはない場所に平然とある。
ひっそりというよりは、はっきりと存在している。
20170828_05.jpg
時刻表や料金は、こういう形で掲示されている。
ガラス窓の中には駅ノートも筆記用具もあった。

この景色なら電車が映えるだろう。
一日一便しか走っていない電車の走っている姿を見るために、
また来ることになるだろう。

続いては、「下徳富(しもとっぷ)駅」。
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前出の南下徳富駅と同様、周囲は水田なのだが、
近くに民家がある程度あり、集落を形成している。
しかしながら、南下徳富駅よりもひっそりしている感がある。
周りに人やモノがあるから、逆にひっそりするのが無人駅だ。
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駅舎から盛り土で作られたホームへ。
階段、ホーム、田園風景。
平野の真ん中にある田舎の無人駅を象徴するような景色だ。
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ところで、駅名にある「徳富(とっぷ)」は、
なかなかの開運地名ではないか。
漢字も読みも上昇機運がある。
20170828_09.jpg
ちなみに、現在は廃止されているが、
かつては「上徳富(かみとっぷ)」、「北上徳富(きたかみとっぷ)」という
駅があったらしい。
「下徳富」、「南下徳富」ときれいに対照的な駅名だ。

そして最後に、終点「新十津川駅」。
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終点なので、駅名看板は前の駅しか表示されていないし、
時刻表も「石狩当別方面」しかない。
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もちろん、線路もここで寸断されている。
JR敷地ではなく、私有地で線路が終了しているような雰囲気だ。
20170828_13.jpg
札沼線は、浦臼駅から新十津川駅までの区間は一日一便のみ。
浦臼に向かう便も、新十津川に向かう便もともに午前9時台。
一日で両便は乗れない。
片道だけだが必ず乗りに来ようと思う。
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新十津川駅で無人駅巡りを終えた時は午後1時をまわっていた。
この後、隣町である滝川市へ向かった。
JR滝川駅近くに、気になっていた古い食堂があり、
そこでカツカレーを食べたかったからだ。

JR滝川駅までは4kmちょっと。
20分ほどで「高田屋」に到着。
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昔から外観をほとんどいじっていないのがいい。
屋外に向けてメニューのディスプレイがあるのも魅力だ。
長年、風雪に耐え、流れ者達の胃袋とハートを支えてきたのだろう。

北島三郎氏の代表曲のひとつ、昭和55年にリリースされた
「風雪ながれ旅」では、津軽、八戸、大湊、小樽、函館、苫小牧、
留萌、稚内と、風雪が厳しい港町が登場する。
そんな中、なぜか海を全く感じない滝川も歌詞に出てくる。
これは高田屋のディスプレイが関係しているに違いない。

店内に入る。メニューが豊富だ。
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ラーメン、そば、うどんがメインではあるが、
定食と洋食系も充実しており、麺類では「ひやむぎ」まである。
ピンクフロイドとピンクレディのアルバムが並べて置かれた喫茶店
のようなレンジの広さだ。

店に入るまでは、カツカレーを食べるつもりだった。
しかし、卓上メニュー表や壁には、チャップ丼が名物だとして
相当にプッシュしており、
さらに、隣のテーブルのお客さん3人が、
3人ともチャップ丼を食べていたことで、
それに引きずられるように、私もチャップ丼をオーダーした。

店が混んでいたこともあり、
20分ほどかかってチャップ丼(750円)登場。
20170828_20.jpg
タレを絡めて炒めた、というより煮た感じの薄い豚バラ肉が
ふんだんにオン・ザ・ライス。
チャップの定義は知らないが、ここのチャップはケチャップ味がしない。
ちょっと酸味と甘みがある正油ベースのタレだ。
チャップというよりは豚丼寄りだが、
豚丼にあるような旨みと甘みと香ばしさはない。
ありそうでないような独特のタレだ。

私より後から来たお客さんのオーダーは、
「カツカレー」、「かつ丼」、「カレー」だった。
初志貫徹でカツカレーにすればよかったと思った。
しかし、ノリと空気にまかせて気まぐれにオーダーするのも
小さな旅のひとつの形だ。ゆえに後悔はない。

昼食後、岩見沢へと帰路につく。
岩見沢に着いたら、クロスバイクの後輪を交換するため、
自転車屋に直行しようと思っていた。
タイヤは溝が減るとともに、柔らかくなったような、膨らんだような、
限界近しの質感になっていたからだ。

砂川、奈井江、美唄と順調に通り過ぎ、岩見沢市街地エリアに入った。
赤いリボン本店の前で、 突然、足許で「パーン!」という
発砲音のような乾いた音がした。
同時に、ふくらはぎの下の方に、ムチで叩かれたような痛みを感じた。
何が起こったんだ。

足許を見つつ、周囲を見つつ、20mほど進むと、
ペダルの反応に違和感をおぼえた。
後輪が破裂し、空気が抜けたのだった。
20170828_21.jpg 20170828_22.jpg

タイヤの内側から、なんだかよくわからないものが吹き出していた。
タイヤ破裂は初めてだった。

岩見沢市街地まで戻ってきてからでよかった。
好みの自転車屋まで歩いて20分程度の距離だ。
また、クロスバイクのタイヤは細く、サイズも色々ある。
そういうタイヤの在庫がある店まで歩いて行ける場所だったのは
極めてラッキーだった。
20170828_23.jpg
この「サイクルショップひらの」さんは、
これまでに利用した自転車屋の中で一番しっくりくる。

小学生の頃から、自転車店は無愛想というか、
上からの対応をする印象があり、
札幌でも帯広でも嫌な気持ちになったことがある。
「サイクルショップひらの」さんも愛想がいいとは言えないが、
必要な対応をスピーディに集中してやってくれるし、
雑談のキャッチボール感も良い。リズムが合うのかもしれない。
岩見沢で優れた自転車ドクターに出会えて良かった。

タイヤを替えたら、ペダルの感触というか、路面からの返りが向上して
明らかに走りやすくなった。
日常生活においても、更新すべきものがありそうだ。

一方、更新しなくていいものを買い、モノが増えていく。
しかし、何かが足りないと思う。
無人駅は、人はもちろん、駅舎も案内表示もないところは珍しくない。
しかし、足りないものはない。


まずはライブのお知らせを。

■タイトル とかちマルシェ音楽フェスタ
■日時 2017年9月2日(土)10時~

■場所 JR帯広駅北口特設ステージ
■料金 無料

ライブは10時から21時頃までに行われ計15組が出演。
「激しい雨」の出演は19時から19時30分
アコースティックギターで臨みます。
初披露の曲も準備中。
よろしくお願いします。

                        ◆

さて、今回はクロスバイクによる無人駅探訪シリーズ。
行ってきたのは札沼線の石狩月形駅以北。

札沼線は札幌市の桑園駅から、当別町、月形町、浦臼町を経由して
新十津川駅までの76.5kmの路線。
通称である「学園都市線」と言った方がメジャーかもしれない。
実際、ホームにある駅名看板の表示は、
札沼線ではなく学園都市線となっている。

岩見沢に住んだこともあり、スタート駅は無人駅のブルーズにふさわしく、
アイ・ガッタ・ブルースよろしく、月ガッタ駅にした。
20170826_01.jpg
ただ、月形駅は岩見沢から23kmもある。
クロスバイクだと約1時間30分だ。
そこそこ走った状態で、やっとスタートだ。
人生はスタート地点に立つまで時間がかかる。

努力してやっと夢がかなった人がいう。
「ここからがスタートです」。
そこから鳴かず飛ばずになることが多い。
現実はゴールだった、あるいは通過点だったのだ。

次に登場するのが、道内でも屈指の秘境度がある「豊ヶ岡駅」
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国道から1kmほど入った森の中にひっそりと存在する。

初めてここを訪れたのは7年前。
なかなか見つけられなかった。
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この風景の場所から、細い砂利道をくだったところに駅があるからだ。
駅フリークじゃなければノット・ファウンドだ。
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待合室は木造の小屋。
7年前に訪れたときは廃墟のような状態だった。
蜘蛛の巣や埃、汚れがひどく、
入口の戸を開けるどころか、戸を触る気さえ起こらなかった。
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今、2017年になり待合室はきれいになった。
7年前よりずっときれいになった。
存廃の検討がなされている札沼線への名残マインドにより
訪問者が増加したのだろう。
お迎え環境が整えられたことは、有り難くも寂しくもある。
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ここは紅葉の時期も雪に埋もれる時期に来ても味わい深そうだ。

続いては、「札比内(さっぴない)駅」。
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ほぼ国道275号線沿いにあるが、田舎の真ん中にいる感じがいい。
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線路沿いに咲く花も作為的じゃないのがいい。
私がガーデン巡りに興味がわかない最大の理由が作為感だ。
悪いことではないのだが、色々と整えられ、飾られて、
製品になっている感じが、逆に心を動かさないのだ。
音楽でも、手を加えたり、雑味を除くことによって、
素材の良さが消されるというか、伝わってこない場合があるのと同じだ。
プロならば製品や商品にする工夫は否定しないというか、
そうすべきだろう。
アマチュア最高。
オレは誰の手にもかからない。
しかし、誰かの助けや支えがなければ活動できない。
そこのバランス問題は永遠に続く。
それが人生だ。

続いては「晩生内(おそきない)駅」。
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ここからは浦臼町のエリアとなる。
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国道に近く、周囲に民家もあるが、
駅の周囲だけは時間の流れが遅いような長閑な雰囲気がある。

続いては「札的(さってき)駅」。
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国道から駅は見えず、駅案内の表示もなく、通り過ぎ率が高い駅。
それでいて秘境感はない。凡庸だ。
感想が出てこない。
言葉が出てこない。
感情の高ぶりから言葉にならないのではない。
感情がわかなくて言葉にならない。

この凡庸さを打開するには、
トリバゴのCMの女性がホームに立たせたポスターなどどうだろう。
それくらい想像を超えた、非現実的な対策が必要だ。
パチンコのマルハンのCMの女性社員じゃオーラ不足だ。
やはりトリバゴの女性だ。
独特の日本語はポスターじゃ活かせないが、
彼女と札的駅の親和性が無さすぎるのがポイントだ。

続いては「浦臼駅」。
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無人駅風情に乏しい環境だが、
駅のホームにいると、風の音しか聞こえてこない。
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線路と道路や住宅を仕切るものが何もない。
一般的には柵や草木などでエリアの区別をつける。
こんなにフリーでいいのか。
空き地に線路が走っているような状態だ。

浦臼町で今回ひとつの発見をした。
「発見」という表現は正しくはないかもしれないが、
浦臼町にはコンビニがないことを発見した。

昼食時だった。
欲したのは、甘いパンとコロッケと魚肉ソーセージのセット。
ザ・コンビニ・メニューだ。
しかしコンビニはない。
コンビニどころか商店すら見つけられず。
そこで、道の駅つるぬまで昼食をとることに。
迷わず、おやきをチョイス。
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「豆乳クリーム」に吸い寄せられた。

で、豆乳クリームと小倉あん(どちらも120円)を食べた。
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マイルドなあっさり味だった。
おやきに関してはワイルドな濃い味が好みの私には
あまり甘いものを食べた感じがせず、
立て続けに豆乳ソフトクリームを食べた。
これまたマイルドなあっさり味だった。

道の駅から1kmくらい北上すると「鶴沼駅」がある。
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国道から近いところにあるが見つけにくい。
駅の周囲は水田で、ホームの向かい側には水路もある。
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浦臼駅から新十津川駅までは、上り下りとも一日一便しかない。
しかもどちらも午前9時台の便。
電車で行ったはいいが、その日のうちに電車で帰れない。
この便はどのように使われているのだろう。
ヘイ!DJ、恋の片道切符byニール・セダカをお願いするぜ。

次は「於札内(おさつない)駅」。
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ここはなかなかの秘境感がある。
平野の真ん中にありながら存在を消している。
追尾が特異な刑事のようだ。

国道から細い舗装道路を入り、さらに未舗装の道へ。
駅があることの表示は全くない。
水田の中になぜだか駅がある。そんな風情だ。
たやすく見つけられないのは手間がかかるが、
それが無人駅イズムの醍醐味でもある。
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今回はここまでだ。
ここまでが浦臼町のエリアで、次の駅は新十津川町になる。

終点の新十津川駅まで行こうと思っていたが断念した。
その理由は、天気は良かったが風が強く、しかも向かい風で、
メンタルのダメージが結構あったこと。
また、昼食でのエネルギー補給が弱めだったせいで、
フィジカル面のモチベーションが上がらなかったためだ。

この訪問は6月中旬だった。
なので、水田はまだ水メインの状態だった。
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札沼線の石狩月形駅以北の駅は、
基本的に国道275号線に沿った位置にあるが妙に奥地感がある。
そのまんまな感じの駅が多いからだ。
作為的じゃないのがいい。

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私は無人駅フリークではあるが、
北海道の日本海側の方言で言えば、「なんたかんた駅を残せ」派ではない。
一日一便しかない鉄道の存在理由は説明できない。

不謹慎な理屈かもしれないが、
いつ無くなるかわからないのも魅力のひとつだったりする。
時間に余裕がなくなると必死になってしまうのと似ている。
実際、仕事でも、音楽活動でも、その他のことでも、
ちょっと時間が足りないときが、最も真剣になるし、
いいものができるような気がする。



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