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まずは次のライブのお知らせから。
20180519ライブチラシ
出演者は皆、アラウンド50歳
新鮮味はないでしょう、いい意味で。
古くからの音楽知人、鹿野ケンジ氏が
バンド形態で出演するのも楽しみだ。

                       ◆


岩見沢に住んでから、鳥もつの焼鳥をかなり食べたことに
これまでも触れてきた。
鳥もつ文化は焼鳥だけではない。
蕎麦にも及んでいる。

岩見沢市街地の西の端にある地域、「大和(やまと)」。
そこにある人気の蕎麦屋「希林(きりん)」。
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ゴールデンウイーク中の昼時は行列ができていた。
のぼりでも「もつぞは」を前面に出している。

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もつそばは800円。
看板メニューにもかかわらず、
メニュー表では中段より下にさりげなく掲載されている。

オーダーしてから7、8分でもつそばが登場。
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鶏もつがふんだんに入っている。
焼鳥に比べてやや大ぶりにカットされている。
また、焼鳥のメンバーから除外されている「もも肉」も入っている。
串にして4本分くらいの量ではないだろうか。

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太さが統一されていない田舎そば。
統一されていないことでワクワクしてしまう。
食感を楽しめるし、
食べ応えもある。

つゆが特に美味しかった。
もつのダシが濃厚で、つゆの表面は薄く油の膜がある。
醤油味はやや薄めで、ダシで攻撃してくるタイプなので、
後味はあっさりで飽きがこない。

もつ、田舎そば、ダシのきいたつゆ、
三位一体ならぬ、三味一体のバランスの良さ。
おいしかった。
ご当地名物だよなぁと思う。
もつの量はけっこうなものだったが、つゆがくどくないため、
焼鳥を食べた後のようなどっしり感がない。

なので、昼はもつそば、夜はもつ串の「もつラリー」も
できると思う。
しかし、そこまでする必要もないだろう。
ごちそうさまでした。

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まずは次のライブのお知らせを。

■日時 2018年4月29日(日)18時
■場所 アフターダーク・カフェ(札幌市中央区南2西7)
■料金 前2,500円、当3,000円(要ワンオーダー)
■出演(出演順・敬称略)
       綿内克幸(DJ)/KAGE稲荷/46°halo
            THE HEART OF STONE
/綿内克幸(ライブ)

THE HEART OF STONE
の出演は20時頃です。
よろしくお願いします。

                   ◆


岩見沢には、そうめんの専門店がある。
「めんめん」だ。
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岩見沢市街地から札幌寄りの国道12号線沿いにあり、
特に土日祝は店の前の駐車場がいっぱいになる。

そうめん専門店というのがすごい。
ラーメンでもうどんでも蕎麦ではない。
日常生活においてそんなに食べることがない「そうめん」だ。

そもそもそうめんを外食で、とはあまり思わないだろう。
しかもここは人口8万人の地方都市岩見沢だ。
また、そうめんが食べられてきた歴史や文化や風習が
あったわけではない。
なのに連日お客さんが多く、従業員も募集されている。
岩見沢及び付近の町のお客さんだけではないだろう。

店に入ると正面に券売機がある。
そして席にメニューBOOKが置かれている。
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この状況にならったルートで行動すると、
券売機でチケットを購入した後、
席についてから写真付きのメニューを見ることになる。

入店いきなりの券売機は、妙なプレッシャーがある。
オーダーを検討時間が極めて短く、決断を急がされるからだ。
検討時間も楽しみといえば楽しみなのだが、
その時間が短縮され、席について答え合わせをするようだ。

店はセルフサービスシステムで、できあがると番号で呼ばれる。
券売機に「通年人気№1」と表示されている
「とりつけ麺」780円。
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写真だとわからないが、麺はかなり透きとおっており、
見た目は冷麺っぽさがある。
乾燥そうめんではなく、「生そうめん」なのだ。
使用している小麦は岩見沢産だ。

つゆはやや甘めのやさしい味。
かといって、あっさりしているわけではなく、
色々と詰まっているコクを感じる。
ただ鶏の風味は強いわけではない。
具として鶏がインされている。
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美味しい。
食べやすい。
乾燥そうめん特有の香りがなく、
フレッシュですっきりとした独特の食感。
生そうめん体験はエキサイティングな経験だ。
リピーターが多いことも想像できる。

ただボリュームは控えめ。
それもあってか、とり天丼やからあげ丼などとのセットメニューが
複数用意されている。

若い頃ならば、そうめんを外食、と言われても、
物足りなさや家で食べるものとの固定観念に縛られただろう。
今は自然体で対応できる。
そんな年頃になったということか。

どんな年頃か。
例えば夜のススキノで待ち合わせをする際の会話。
「じゃあ7時にロビンソンの1階のベンチのあるところで」
「ロビンソンって、いつの時代のこと言ってんの?
 ヨーク・マツザカヤでしょ」
「そだね」
そんな年頃だ。


岩見沢市街地から北海道グリーンランドを通り、
平野の奥へと進むと、田園地帯の中に洒落たレストランが現れる。
「大地のテラス」だ。
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地元の農業生産法人が運営するファームレストランで、
岩見沢に住んでいる間に、なんとか一度訪れたいと思っていたが、
職場関係の送別会という形で思いがけず実現した。

レストランの裏の丘には、
使われなくなった赤い電車が展示されている。

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私のレイルロード歴において、
赤い電車が身近にあった風景の記憶がないため、なぜかしら新鮮で、
と同時に、蒸気機関車が実際に運行している記憶がない私にとっては、
赤い電車の方が蒸気機関車よりもリアルにオールドな気がすると、
リアル・ゴールドを飲みながら思った。

レストランで飲食をしたのは夜だった。
電車も闇の中にあった。
なので、上の写真は、後日、休日の昼間に別途撮影してきたものだ。

こちらのメニューは、「ビュッフェ」と「シュラスコ」のみ。
ビュッフェは、そこにあるもの食べ放題で、
サラダに肉、チーズ系に、パスタ、シチュー、スイーツなど
洋食系の基本メニューがひととおり揃っている。
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これがすこぶる美味しかった。
特に、セロリのサラダと鴨肉のローストだろうか、
この二品は絶品で、こればかりリピートでもいいと思った。
しかし、そうはしなかった。
なぜなら、シュラスコを食べるからだ。

シュラスコは、鉄串に大ぶりの肉を刺したまま焼き、
食べる分だけ切り落として提供されるブラジル料理。
私にとって初めての食体験であり、
どう考えても美味しいはずであり、
この機会を逃したらネクストはいつ来るかわからない、
そんな理由から特別な気持ちで楽しみにしていた。

事前に、大地のテラス経験者からアドバイスを受けていた。
シュラスコは比較的遅めに出される。
それまでにビュッフェの料理が美味しいからと、
本能の赴くままに食べていると、
シュラスコが出てくる来る頃にはそこそこ満腹になっていて、
シュラスコかあまり食べられない。
つまり、シュラスコが来るまでは、
大魔神・佐々木、中日・岩瀬のごとく
セーブ王にならなければ失敗する、という忠告だった。

このことは、飲み食い開始の際に、
レストランの方からもアナウンスされた。
私はそれに忠実に従った。
パスタ、ライス、シチュー、揚げ物など、
すぐに皿に名のせたくなる料理は幾つもあったが、
野菜、生ハム、鴨肉ローストだけでシュラスコを待った。
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そしてついにシュラスコが登場。
ソーセージ、ビーフ、チキンも次から次にくる。
全部で5種類だっただろうか。
臭みがなく、旨みが引き出された肉類と、
つなぎが少なく肉感の強いソーセージ、どちらも美味だった。

もっと食べたいと思った。
もう1サイクルしてくれないかと思った。
しかしそれはかなわない。
シュラスコ・タイムは終わった。
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帰りのバスで、「シュラスコの量が思ったより少なかった。
もっと食べたかった」と近隣に座っている人にこぼしたら、
「シュラスコは食べ放題だった」という複数の声が。
そうなのか。
そうだったのか。
そんな情報提供はあったか。
広報のあり方は適切だったか。
様々な疑念と後悔を抱いて、雪解けが進む夜の田園の中をバスは走った。

ビュッフェ経験値が低い私の感想ではあるが、
これまで訪れたビュッフェの中で一番美味しかった。
再訪するならば、昼間にビュッフェ・オンリーでいいかと。
ちなみにランチ料金は、ビュッフェのみで1,620円、
これにシュラスコをつけると2,700円だ。
ランチとしては値が張るが、それだけのサティスファイがある。
フィジカルだけではなく、エモーショナルな部分も
充足されるだろう。
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郊外の田園の中にある瀟洒なレストラン。
何となく
村上春樹氏の小説に出てきそうなロケーションにも思えた。
彼は私のシュラスコ失敗談をどう描くだろう。

国道12号線から岩見沢市街地へ向かう途中にある蕎麦屋で
「もつそば」を食べたかった。
しかし年上のガールフレンドは、
田園の中にあるレストランに行きたいと言った。
ミスター・タンブリンマンが流れるマツダ・ロードスター。
右にハンドルを切る、好むと好まざるとにかかわらず。
彼女の笑顔が見られる可能性に満ちているとき、
それをやり過ごして通り過ぎるのはとても難しいことだ。

シュラスコが食べ放題だと知ったのは店を出た後だった。
やれやれ、メニュー表に書かれたメモを隅から隅まで
目を通しておくべきだった。
しかし完璧なシュラスコ対応などといったものは存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね。


まずはライブのお知らせから。

■日時 2018年3月10日(土)18時30分
■場所 帯広市「hipster」(帯広市西2南10)
■料金 1,500円(ワンドリンク付き)
■出演 STEPPING/TMユニット/BABSARA/
    metabono fagencolonahe/激しい雨

約半年ぶりとなる帯広でのライブ。
十勝特有の冬の快晴に出会えるだろうか。
週に5日は快晴だったイメージがある。
そういう日になればいいが。

                      ◆


さて、私は岩見沢で、相変わらず鳥もつ串を食べている。
岩見沢から滝川のラインには、ロードサイド焼鳥店が幾つもある。
なかでも、まず行っておくべきなのが、ここ「三船峰延店」
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峰延(みねのぶ)は美唄市のエリアだが、
最も岩見沢寄りにある地域。
岩見沢市街地からは10kmくらいの距離だ。
この店はロードサイドのコンパクトな店舗だがインパクトがある。
駐車スペースが5台分くらいあるのが嬉しい。
安心して車を駐め、焼き上がりを待つことができる。

気になるのは店名だ。
「三船峰延店」。
岩見沢にある「やきとり三船」の支店かと思いきや違うらしい。
美唄市内にある鳥乃家さんの系列らしく、
三船一族の関係性がわからなくなる。

セブン・イレブンとイトーヨーカドーのような
提携・傘下関係なのか、
モーニング娘とプッチモニ(死語)のような派生系なのか、
鈴木聖美と鈴木雅之のロンリーチャップリン系なのか、
竜雷太と峰竜太の他人なのに紛らわし系なのか。

鳥もつは、三船峰延の方が三船より大きい、というか肉の量が多い。
味の違いはうまく言えない。
とにかくどちらも美味しい。
あまりに簡単な表現で味気ないが、すごくいい味がする。
そして安い。
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「もつ」と「精肉」は三船にもあるが、「すじ」は三船峰延のみだ。

違いがわかるように、全種類を並べてみた。
右から、すじ、精肉、もつ×2だ。
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鳥もつの美味しさが飛び抜けている。
というか、精肉もすじも、一般の焼鳥店のそれよりも、
活きがよく、クセがなく、十分に美味しいのだが、
鳥もつの王道感が秀でており、かすんでしまう。
マラソン選手で言えば、同時期に瀬古氏と宗兄弟がいたせいで、
オリンピックに出られなかった伊藤国光氏のようである。

鳥もつは、冷凍・解凍をしても、
見た目の復元率は98%、味の復元率は93%くらいある。
十分にいける。
なので買い置きができるし、お土産にも使える。

とはいえ、買ってすぐに食べるのが一番美味しい。
暖かくなり、日が長くなったら、
岩見沢から2時間ほど歩いて、夕
暮れに峰延に到着して焼き鳥を購入。
すぐに缶ビールとともに味わい、
JR峰延駅から電車で帰ってくるのもいい。
ロードサイド焼鳥店まで歩け!
実に空知ック(ソラチック)な過ごし方だ。


長沼町。
岩見沢市から南方へ約25kmのところにある。
広大な田園風景が美しい、人口11,000人の町だ。

この長沼町に、強気な営業時間ながら、
町内外からの熱い支持を得ている店がある。
「いわき」(敬称略、以下同)だ。
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こちらの店の看板メニューが「赤字丼」
大きな海老の天ぷらを5本もオン・ザ・ライスした逸品だ。
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存在は以前から知っていた。
ところが、どういうわけか定休日が火、土、日。
営業時間は11時から15時まで。
平日の昼間にしか行けない。
長沼町以外で土日が休みの仕事をしている人は、
休暇を取得しなければ行けない店だ。

訪問ハードルが高いぜ。
ただ、岩見沢に住んでいるのは結構なアドバンテージだ。
片道30分で行ける環境に身を置いているうちに行っておきたい。
必要なのは熱意と、休暇を申し出る勇気。
日和って近場で海老天を食べようなんて考えたらおしまいだ。
弱気になるな。
浮気をするな。
いわきを目指せ。

というわけで、いわき休暇を取得した。
取得時間は1時間。
昼休みと合わせて2時間あれば移動と食事をクリアできる。

お店に到着したのは12時45分頃。
結構な混みようだった。
最初から「赤字丼」をオーダーすると決めているのに、
一応メニューをひと通り見て、自分で自分をじらしてみる。
あえて「ため」をつくるのだ。
そして六角精児っぽいテイストでオーダーした。
なぜそうするのかは自分でもわからない。
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長沼産の米を使っているのか。
その土地の米を食べられることは、それだけでポイントアップだ。

サインの類いも多くあった。
特徴的だったのは、ほとんどが道内のテレビ、ラジオの
出演者や関係者だったこと。
地方の有名飲食店あるあるの典型的なパターンだ。

オーダーから10分程度で赤字丼登場。
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器からはみ出る5本の海老。
そこにあるのは海老とライスのみ。
ダイナミックかつシンプルであることがもたらす興奮を
わかっている人の作品だ。

食べてみる。
美味い。
まともに美味い。
見事なからっと感。そして軽い。
衣がきめ細かく、かつ少なめなので、
海老が正しく主役になっている。
タレもいい具合に薄味。
ご飯の炊きもかためなのが嬉しい。
これはいいぞ。
これは当たりだ。

大きな海老の天ぷらが5本ながら、
衣をあっさり、さくさくに仕上げているので重たくならない。
思いの外どんどん海老を口に運んでしまい、かつ
食べ飽きしないので、自然体で完食した。
1,350円という価格に感謝できる作品だった。
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海老は20cmオーバーだった(定規持参で計測した)。
ちなみに海老3本メニューもあり、こちらは1,112円。
これでも十分にハッピーな気持ちになるだろう。
ただ、9合目の景色が素晴らしく満足感はあっても、
頂上があるのなら、やはり目指してしまう。
景色も満足感もさほど変わらず、形式的であっても、
頂上に到達したという事実、経験の持つ意味は大きい。

もちろん量的な魅力は高く、
町外から訪れる方の多くはそれが目的だと思われるが、
この量の海老をきちんと最後まで美味しく
食べさせる衣のクオリティの高さは特筆すべきだ。

再訪したい。
必要なのは熱意と、休暇を申し出る勇気。
日和って近場で海老天を食べようなんて考えたらおしまいだ。
弱気になるな。
浮気をするな。
いわきを目指せ。


岩見沢の代表的な菓子といえば、
洋の「赤いリボン」、和の「天狗まんじゅう」というのが
内外ともに一般的な見方だろう。
私も岩見沢に住む前から知っていた。

もうひとつ知っていたお菓子がある。
「こぶし」だ。
岩見沢に住む前から通算して、
空知産で最も食べているお菓子だ。
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五勝手屋ようかんを小ぶりにしたような形状の菓子で、
超ミニなバームクーヘンの筒の中に粒あんが入っている。
バーム×粒あんという和洋の素敵な組み合わせ。
餅×グラタン、カマンベールチーズ×わさび醤油、
スープカレー風おでん等、和洋コラボの奇跡に
勝るとも劣らないマッチングだ。

あんが入っておらず仮に空洞だったなら、
ボトルネック奏法に使うスライド・バーと間違うギタリストも
いるだろう。
「ディス・イズ・コブシ!オー・マイ・ガッ!」
(こぶしだろうが!)と、
ノリ突っ込みをするアメリカのブルースマンもいるだろう。
一方、エリック・クラプトンならば、
こぶしでもスライド奏法ができてしまうかもしれない。

バーム生地は甘さが抑えられているが、
粒あんは練りが強く、しっかりと甘い。
そこがいい。
濃と淡が明確でありつつ調和している。
圧倒されたり、うなったりするような菓子ではない。
安定感と安心感にほっとするタイプだ。

「こぶし」の一般的、対外的な知名度、認知度はどうなのか。
和菓子好きの中では当たり前にフェイマスな存在だが、
和菓子好きは一括りにはできない。
そこにあれば食べるし、近所のスーパーで売っている和菓子を
中心に楽しむドメスティックなタイプと、
気になる和菓子は出かけたり、取り寄せたりしてでもゲットする
能動的でグローバルなタイプがいて、
「こぶし」と聞いてテンションが上がるのは後者だけだ。
そうなると人口に占める割合は非常に低い。

JR岩見沢駅のキオスクでは、
「こぶし」をこんなにプッシュしている。
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味、価格(1個110円)、バラ売り可、大きさ、
保存と持ち運びの手軽さなど、お土産としてベストな商品だ。
私はここで、こぶしを1個だけ買って食べたこともある。
大人による完全な子供買いだ。

こぶしを製造、販売しているのが「金作屋(きんさくや)」さん。
明治時代からあるお店らしいが店名がすごい。
昔の高利貸しのような、何とか工面してくれそうな、
ダイレクトにメイク・マネーな店名だ。
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店舗は岩見沢市街地の真ん中にある。
看板商品「こぶし」をはじめ、一通りの和菓子がラインナップ。
どら焼きもなかなかいい。

皮が柔らかいとか、あんが上品だとか、そういう感じではない。
そういう感じも求めていない。
ざっくり言えば普通だ。
ただ、やや大きさで、造りも味もしっかりしている。
空気の隙間のないどっしりとした皮に、きちんと甘い粒あん。
一個で満足感を得られる強さがある。
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実家へのお供えスイーツランキング2017は、
こぶしとどら焼きに何かをプラスとしてのパターンが第一位で、
金作屋さんが初のキングに輝いた。
帯広を離れた影響から、柳月の4連覇はならなかった。

柳月といえば、帯広時代は三方六の切れ端を
冷蔵庫か冷凍庫に常備し、週5日くらい食べていた。
柳月のない岩見沢に行ったら耐えられるだろうかと心配したが、
苦しむこともなく乗り越えられた。
スイーツ愛は恋愛よりも軽いのかもしれない。

ただ反動からか、札幌に行った際、
切れ端じゃない正規品の三方六を時々買うようになった。
もちろん美味しいし、完成度の高さに惚れ惚れする。
しかしジャンクな形状で、ダメージ加工を施したように
ホワイトチョコレートがコーティングされている切れ端の方が
魅力的な感じてしまうから不思議だ。

ボーカルの音域が広がり、
また、厚みのある声を出せるようになり、
安定感が増すのは素晴らしいこと。
ところが、それによって曲の香りや色が薄くなることもままある。
きちんとしていなかった頃の方が味わいがあったようで、
それが錯覚なのか、本質なのかわからなくなる。
三方六の切れ端の魅力はそれと近い。

ただ、技術は必要だが、技術ばかりに偏ると、芸術から離れていく。
調整は必要だが、調整しすぎると、個性が薄くなっていく。
しかし、技術を軽視し、調整に手を抜いて、
芸術だ、個性だと語ることは、
どうしようもなくうさん臭く、うざったい。


まずはライブのお知らせを。

■日時 2018年1月20日(土)19時30分
■場所 とまと畑(札幌市中央区南4東3)
■料金 1,500円(ワンドリンク付き)
■出演(出演順)
   19:30  Gold Tree
    20:00 
市村 猛
   20:30 激しい雨
   21:00 竹ケ原麻里

今回は10年前、20年前の曲もセットリストに盛り込む予定。
よろしくお願いします。

                      ◆


さて今回は、岩見沢の市街地にある稀有なカレー店を紹介したい。
穴場の店とは違う。
幻の店でもない。
強いて言えば、秘境だ。

なぜか。
秘境ポイントは4つある。
それをひとつひとつ紐といていこう。

まず1つ目の秘境ポイント
立地だ。
岩見沢市街の中心である4条通。
商店や飲食店が集まっているアーケード通の一角に、
「となりのカレー家さん」の看板が。
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ここを曲がったら、お店があるって?
車が通れるはずもない細い道だぜ。
まあ、のぞいてみようじゃないか。
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いきなりトンネルか。
表示のとおり、奥は細道だ。
浜田省吾氏の曲に登場する少年がいそうな通りだ。
確かに奥に店があるようにも見えるが・・・。
行ってみよう。
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確かに店はある。
そしてしっかりと営業している。

駐車場はもちろんない。
市街地のど真ん中の路地裏。
路上でキスなど許されない。
いや、路駐など許されない。
岩見沢に住んでいても、ふらっと行けない条件だ。

ここで、2つ目の秘境ポイント
営業日と営業時間だ。
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土日祝は休み。つまり平日のみの営業。
それでいて営業時間は11時から13時30分まで。
わずか2時間30分だ。

わかりにくい場所、足を踏み入れるのを躊躇する怪しさ。
この店の存在を知らずに、たまたまここを通りかかっても、
行ってみようかとは思わないだろう。
にもかかわらず、強気な営業体制。
これは何かある。

3つ目の秘境ポイント
メニューだ。
上の写真にあるとおり一種類しかない。
しかも「母さんカレー」だ。

トッピング的具材によりメニューを増やしていないのが粋だ。
ギミックなしのロックンロール。
圧倒的に強いエネルギーを感じる。
ブランキー・ジェット・シティが
イカ天に初めて出演した時に似た衝撃だ。

店に入る。
かつて小さな居酒屋であった名残が色濃く残っている。
というか、居酒屋そのものだ。
それでいてカレー専門店。
歌屋で初期のローリングストーンズの曲を歌う
JAいわみざわの30代女性職員レベルの違和感だ。
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カウンター席に着席するやいなや、
コップ、ペットボトルに入った水、福神漬けの3点セットが
置かれた。
ペットボトルは再利用しているものであり、
中の水は水道水なのか、市販されているミネラルウォーターなのかは
わからなかった。
ただ、ちゃんと冷えていた。

メニューは一種類しかない。
どういうふうにオーダーしたらいいのかと思ったその時、
店の方から「大盛りですか?」と聞かれた。
「普通盛りでお願いします」と平泉成の物まねをして答えた。

店内はカウンター6席くらいと、テーブル席が2つだったと思う。
キャパは12席くらいか。
私が訪問したときは11時55分頃だったが先客5人。
私の後に3人が来店した。

他のお客さん達を対応を見ていてわかったのは、
オーダーは、普通、大盛り、少なめのいずれかで、価格は同じ。
おかわりも可で無料。
なかなか魅力的だ。

で、カレーだ。
オーダー後、2分くらいで登場。
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まさに母さんカレーたるルックスだ。
大きく切ったジャガイモと人参。
肉はポークだ。
肉もでかい。
角煮にしてもいいんじゃないだろうかという大きさだ。

味はちょっと意外だった。
家庭のカレーとはちょっと違う。
一言で言えば、スパイシーさのない洋風の味。
ワインっぽいような、南国系果物のような、
独特の風味が後から追いかけてくる。

ひっかかりは全くない。
非常に食べやすい。
飽きない味というより、食べ進めるほどに美味しくなる感じだ。
ルーがゆるめなのも、この味に合っている。

ライスは岩見沢産のゆめぴりか。
母さんカレーなので、柔らかく炊いた米ではないかと
覚悟していたが、カレーに適したかたさだった。

ライスの量のわりにルーが少なかったので、途中でルーを追加。
それでもまたルーが足りなくなり再度追加。
もちろん追加分は無料。
とりようによっては、500円(税込み)でカレー食べ放題だ。
味、量、価格の総合バランスからして、
固定ファンがつくのも十分に納得できる。

で、最後に4つ目の秘境ポイント

この場所、この営業時間、このメニュー、この店名からして、
「母さん」たるキャラクターの方がひとりで切り盛りしているとしか
思わない。

ところがどうだい。
働いている方は男性二人だった。
「母さん」じゃなくて「父さん」か、
と思いきや、率直に言わせていただこう。
二人とも「おじいさん」だ。
75歳オーバーだと思われる。

この二人のおじいさんの子供にとっては「父さん」だろうが、
第三者から見れば、間違いなくおじいさんだ。
母さんカレーをおじいさんが提供していたのだ。

ニコール・キッドマンという名前でありながら女性であることや、
ティーンネイジャーの女子の揺れる恋心を描いているのが
秋元康氏であることや、
ちびまる子役の声優が57歳であることより衝撃だった。
だって母さんかと思ったら、じいさんだったんだぜ。
バンダナを巻いて働いてるんだぜ。
最高じゃないか。

着席するなり「大盛りですか?」と聞かれたこと、
ルーを二度おかわするたび、ライスもたすかい?と聞かれたこと、
私の後に来店したお客さんに、私にくるはずのカレーを渡したこと、
店に入った時も、店を出るときも、きちんと挨拶されていたこと。
そうしたすべてが愛おしくなる。

素敵な体験ができた。
私の岩見沢日記の1ページにはっきりと、そしてしっかりと
残るだろう。
だって、母さんカレーの店をやっているのが、じいさんなんだぜ。
 


空知は焼鳥ムーブメントが活発な地域だ。
その代表は、鶏肉に鶏レバー、砂肝、鶏皮、玉子などを
一本の串に刺して、塩・コショウで味付けしたタイプ。
空知では「もつ串」や「鳥もつ」と呼ばれ、
もっと広いエリアでは「美唄焼き鳥」と呼ばれる。

このタイプの焼鳥は岩見沢に住む前から好きだったし、
住んだらもっと好きになった。
札幌でお酒を飲んでいても、
岩見沢に帰ってもつ串食べてぇ、と思うこともままある。

空知で特に焼鳥が熱いエリアは、
岩見沢から北に向かって、三笠、美唄、砂川、滝川までだ。
それぞれのマチには美味しい焼鳥店があるし、
国道12号線沿いには、スーパーハウスのような建物で
営業している焼鳥専門店が幾つかある。

三笠の道の駅には、マイクロバスを焼鳥カーに改造して
営業している店がある。
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この写真を撮ったのが、年明けの平日の午後だったので、
バスしか写っていないが、
土日は長い行列ができるし、
ゴールデンウイークから10月くらいまでは
平日でも行列を目にする。

あまりに行列ができるので、
帰るのは一人10本までと制限されている。
焼き上がりが追いつかないのも何度か目にした。
夏場の土日はお客さんの回転率がかなり低い、
また、営業時間は17時までだが、
完売により15時過ぎに閉店していることも珍しくない。

なお、店名は「くいしんぼう」という。
三笠の市街地に店舗がある。
店舗でのテイクアウトは、本数に制限はない。

で、焼鳥だ。
売られているのは鳥串一種類のみ。
空知スタンダードであるもつ串ではない。

まずこんな感じで商品を受け取る。
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これを車に乗せると、炭焼きのいい香りが漂い、
すぐにでも食べたくなる。

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普通の焼鳥に見えるだろうか。
そうかもしれない。
ところがちょっとだけ普通じゃない
大きいのだ。
鶏肉も玉ねぎも、一般的な焼鳥の2倍と思っていただいていい。
なので、肉を一口で食べると、口の中がいっぱいになる。

一般的な焼鳥がライブハウスなら、この焼鳥はスタジアム級。
U2に例えれば、一般的な焼鳥はアルバム「WAR」の頃で、
この焼鳥は「ヨシュア・トゥリー」だ。
まあ、「WAR」の方が好きなのだが。

余談だが、イギリスのロックバンド、
オアシスにしても、コールドプレイにしても、ミューズにしても、
アルバムが売れ、スタジアム級のバンドに成長すると、
なぜかサウンドがU2に寄ってくるなと5年くらい前に思った。
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この焼鳥は大きいだけではない。
正面突破で美味しい。
炭焼き風味が丁度良く、肉もしっかりしている。
これで1本120円。
お得感が凄まじい。
リピート力の高い一品だ。

もちろん買ってすぐ食べるのがベストだ。
しかし、どうしようもなくビールが欲しくなる。
というか、ビールをお供に食べないともったいない味なのだ。

道の駅で焼鳥を買い、岩見沢に向かう車内で食べたら、
ビールとの合わせ技をかけたい気持ちから離れられず、
途中のファミリーマートでノン・アルコールビールを買い、
店の前で飲み、焼鳥を食べた日もあった。

それなりに焼鳥が好きな方ならば、
三笠の道の駅を通ることがあったら、
ぜひ試していただきたい。
路上ライブ系でこれほどクオリティの高い焼鳥には
なかなか巡り合えないと思います。



2017年を後から振り返った時、
帯広から岩見沢に引っ越しした年だったと思うだろう。
そして、「岩見沢にいた頃は、ほんとに鳥もつ食べたよなあ」と、
鳥精肉をつまみに瓶ビールをしみじみ飲みながら、
しみじみと思い返すことだろう。

未来に身を置いてみて、今を振り返ってどうなるのだ。
思い出作りのために今を過ごしているわけではないし、
未来のために生きているのかと問われれば、
そうだとも言えるが、言い切れるものではないし、
どらかといえば今を生きている、と
判然としない回答をするだろう。

それはそれとして、鳥もつ文化との出会いは幸運だった。
元々外でお酒を飲むときの最も理想的なつまみは焼き鳥だった。
しかし、3年間住んだ帯広では焼鳥店が極めて少なかった。
鶏肉は串に刺すものではなく、大きめに切って
から揚げにするのが帯広・十勝のスタンダードだった。

こうした経過もあって反動が生じたのか、
岩見沢・空知では、鳥もつ串を相当食べた。
少なくとも100本は食べた。
ここまでくると反動というよりはリバウンドだ。

というわけで、岩見沢での今年の外飲みの締めは
「鳥勢」(とりせい)にした。
そうしなければ収まりがつかないような気がした。
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仕事関係の飲み会があったが、
その後、閉店まで残り時間45分の鳥勢へ向かった。
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メニューはこれが全てだ。
瓶ビールと鳥もつ串(5本500円×2人前)をオーダー。
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何度も見ているのに、やはり旨そうだ。
一週間前も食べたのに、そして一次会でそこそこ食べたのに
旨そうだ。
軽い依存症状態にあるのか。

食べるとほっとする。
今となっては、旨いなあ、というよりは、ほっとする。
中途半端に酒を飲み、なんとなく刺身やなべを食べて、
ぼやけ気味だった飲み会が、
鳥勢の鳥もつによって、飲み会としての輪郭ができ、
外飲みをした達成感に包まれた。
やはり軽い依存症状態にあるのかもしれない。

小粋でクールであるために、
閉店時刻の午後9時ちょうどに店を出た。
店を出る直前に店内を撮影。
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無粋であり、まるでクールじゃない。
去り際こそスマートにあるべきなのに。

帰り道、今年岩見沢で一度もライブができなかったことを
残念に思った。
その理由は整理できている。
つてを作る努力と熱意が足りなかったことと音楽的な実力不足だ。

音楽活動において空知デビューはできなかった。
しかし、鳥もつ活動に関しては、
メジャーデビューをして、アルバムも2枚リリースし、
三笠と美唄に鳥もつツアーをするくらいブレイクした。
鳥もつを食べ過ぎたせいなのか、別の原因なのかわからないが、
秋以降、二度痛風にもなった。
鳥もつをより美味しく食べるために昼食を抜いた日もあった。
これほど鳥もつに魅了された、というか翻弄された年はない。
今年は酉年(とりどし)だったことを、
一年前に年賀状を書いた日以来に思い出した。
 


岩見沢、美唄など南空知エリアの焼き鳥は鳥もつがベーシックで、
鳥もつを提供するお店には蕎麦がメニューにあることが多い。
そういう蕎麦が好きな方も多い。
ただ、私にとっては鶏ダシの効きが弱い感じがして、
周りが絶賛するほどの特別感がない。

というか、ビールを飲み、鳥もつを食べ、
焼酎を飲み、また鳥もつを食べていると、蕎麦を欲しない。
蕎麦で満腹になってしまうのが怖くてオーダーできない。
同行者がオーダーしても食べない。
蕎麦はアルコールなしの食事として楽しみたいタイプだ。

南空知には、鳥もつに関係なく美味しい蕎麦屋が幾つかある。
そのひとつが美唄市にある「匠庵(しょうあん)」だ。
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先日、札幌から来た仕事関係者を連れて行った。
私にとっては二度目の訪問だ。
国道12号線を岩見沢から美唄方面へと北上する車中、
彼らに昼食のリクエストを聞くと、
「蕎麦にしておこうか」との返答があり、
美唄-砂川間にある別の蕎麦屋の店名を2つ、3つ挙げたが、
「匠庵の方が美味しいですよ」とプレゼンし、
そのまま押し通した。

ローリング・ストーンズのファンだとか言いながら、
ベスト盤しか聴いたことがない人に、
「“山羊の頭のスープ”はほんとにいいアルバムで」と説明し、
聴かせるような心境で、匠庵に入店した。
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「とりめしとかけ蕎麦のセット」をオーダー。
美味しい蕎麦に、美唄名物のとりめしがついて790円。
なかなかいいじゃないか。
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蕎麦は細目。
手打ちであることがわかる食感であり、
生まれたてのようなフレッシュ感がある。
きちんと繊細さを保っている。
つゆも、カツオダシが強めながら上品でまろやか。
何より蕎麦とつゆがよく合っている。
研究を重ね、丁寧に作られた感が満載だ。

とりめしは薄味。鶏はほとんど入っていない。
ただ、これも品のあるテイスト。
とりめし単体ならば、もう少しパンチが欲しいところだが、
蕎麦とセットで食べるなら丁度いい。

仕事関係者も旨い蕎麦だと感心していた。
ローリング・ストーンズのファンだとか言いながら、
ベスト盤しか聴いたことがない人に、
「山羊の頭のスープ」を聴かせたら、
「ずっと聴いていられるアルバムだ」と
気に入ってもらえたような
気持ちになった。
しかしそのことが私の明日に影響するわけではない。
それにしてもカツオのボディのつゆは美味しかった。

これが私にとっての年越しそばだったかもしれない。
2017年も残りわずかだ。
この一年で、麺類とライスをセット食べると
胃もたれ気味になるようになった。
経年変化を楽しみたい。
 



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